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化物語 第七話「するがモンキー 其ノ貳」

関西は世界陸上の影響で、東京から丸1週遅れの放送に変更になった。今後はずっと一週遅れになるのかな……
どこかでスケジュール調整が入るのかな。しかし関西は何だかんだでアニメの地位が低いよな。テレビ放映をしてくれる数は地方に比べれば多いが、放映スケジュールは地方より遅いことも珍しくないし。
ともあれ、まだ関西では未放送ですが視聴したので感想。

重傷を負った阿良々木暦の下に、彼の忘れた現れた忍野メメへの謝礼を持って現れた戦場ヶ原ひたぎは、いたわりの言葉をかけるでもなく、自分が渡した謝礼を忘れた事を注意する。
自転車がコンクリートの電柱に突き刺さるほどの状態にも関わらず、自分でドジを踏んだのだと主張する暦を深く追求しないひたぎ。
ひたぎとて、状況を見れば怪異が関与しているのは直ぐに察したけど、暦の事だから相手を庇ってまた助けようとしている、と気付いてるんだろう。
今は重症で動けない暦だが、不死身の体ゆえに救急車は不要で、少し休んでいれば回復する。
「そんな阿良々木くんに大サービス。
 動けるようになるまで、幸せな気分でいなさいな」
ホントに出血大サービス。
暗くて見えませんが、暦には中も見えているのでしょうか。吸血鬼の力が発揮されていれば見えてそうだけど。
シャフト作品だし、DVDになっても黒いままなんだろうね。

あれ、オープニングが変わってないわ。
するがモンキーはオリジナルオープニングないのかな。
暦は神原駿河の家を訊ねる。
駿河の部屋は本だらけで足の踏み場も無く、暦がひとまず片付ける事にする。

駿河は自分が昨晩の犯人だと気付いた暦に感心するも、昨晩の犯人が駿河だと判断したのは、身体的特徴や昨晩勉強会に行くなどの、情報により取捨選択した結果でしかない。
包帯の特徴もあるし、怪異の存在も知っているからね。そうでなければ幾ら身体能力が高くても、アレが駿河とは思わないだろう。
つーか、むしろ駿河の方はかなりの重傷を負ったはずの暦がピンピンしている事を疑問に思わないのだろうか。暦の体について知ってるとも思えないのだけど。
駿河は暦に突拍子のないもの、自分で目に見たものを信じられるかと訊ねる。
暦は目で見たものしか信じない。
ひたぎについてもそうである、と。二人が中学時代に呼ばれたいた《ヴァルハラコンビ》というのは駿河が名付けて流布したものだった。
まさかの、命名自分……

左手の包帯を解いた下から現れた獣の腕。
暦は「猿みたいな腕」だと口にする。
感心した駿河は、正真正銘「猿の手」だと語る。
三つの願いを叶えるというイギリスの小説家W・W・ジェイコブズによる短編小説に出てくる猿の手のミイラに願いを込めた駿河だが、腕は思いに反して動くことがあるらしい。
暦は猿の手の話を知らないらしい。読んだ事はなくても、話自体はかなり有名だと思うのだけどね。

腕の説明が終わり、いよいよ本題へ。
「私はレズなのだ」
「…………」
男だから判りづらいかと思い、言葉を換える。
「言い直そう。
 私は百合なのだ」
「一緒だ、そんなもん!!」
しかし印象はちょっと違うよな。レズは肉体関係ありという感じで、百合は精神的繋がりという感じがあるかな。ま、本当は同じもので日本語か英語かのちがいなんでしょうが。

ひたぎにはその気は存在せず、あくまで駿河からひたぎへの一方的な思い。
完璧だと感じていたひたぎだが、彼女は変わってしまった。
変化の内容は駿河の想像を超えるものだった。
ひたぎを助けようとした駿河だが、拒絶されてしまう。
ひたぎがそれを望むのならば、そうする事が一番だと身を引くことにした駿河だ
が、1年後、ひたぎの側には暦がいた。
それも自分が見たこともないような笑顔を見せて。
激しい嫉妬を覚えた駿河は自分が女だからダメなのかとか、ひたぎの言葉を聞いて関わらなければ褒めてもらえるなどと考えていたのかとか、ぐるぐると思考が巡り、猿の手にお願いした、と。
ひたぎへや暦に対して色々な気持ちが一気に湧き出してしまったわけだ。暦がひたぎの側にいられたのは、同じように拒絶されながらも歩み寄る事が出来なかったからで、ひたぎの望みという建前で逃げてしまった駿河は自分自身を肯定したかったのかもしれないな、と。

忍野メメのところへ向かう二人。
日が出ている間は、腕もおとなしいらしい。

駿河は、自分がひたぎの代わりになれないかと言い出す。
体には自身もある、と。
そこからスパッツの下着を履いてないとか、露出狂だのスポーツ少女だのと、暦がBLだと、脱線して言葉遊びへ。
暦は他人からからかわれ易い性格をしているのだろうか。

本題へ戻り、暦は駿河はひたぎの代わりにはなれないと応じる。
誰かが誰かの代わりになどなれる筈もないし、誰かが誰かになれる訳でもないから。
打って変わって真面目な二人。ひたぎの代わりに駿河を選択するなんて事は有り得ない、それは駿河も当然判っていた事なんだろう。てゆーか、ひたぎが身体だけが目当ての男と付き合うような人物の筈が無いし。

階段で蹲る忍野忍を見つけ、駿河は忍をめちゃくちゃ可愛かった、と満面の笑顔で語る。が、暦はアレには関わらない方が良いと忠告する。
正体は暦を吸血鬼にしたバンパイアですからね。

メメのところへやってきた暦。
忍が会談のところにいたのは、おやつのミスタードーナツをメメが一個多く食べたから、昨日からああらしい。
なんて子供な争いだ。
駿河を紹介し、ひたぎの報酬を差し出す暦。
そろそろ生活が苦しかったから助かるとかなんとか言ってますが、普段はどうやって収入を得てるんだろうか。怪異に困っている人間がそうゴロゴロしているとも思えないし。

説明しようとする駿河に、愉しい話ではなさそうだから、順番に聞くという。
腕にまつわる腕話は、いつもそうなのだというメメ。
「ましてや、それが左手ともなるとなおさらだ」
左手というのが何かキーという事なのか。右手なら少しはマシという事?

包帯をほどいた左手を見たメメは「やっぱり」と呟くと、二人の勘違いを正す。
「お嬢ちゃんの左手、それは猿の手じゃないよ」
猿の手は持ち主と一体化する事はない。
元はミイラで、一体化する事で生命を持ったという情報から、レイニーデビルという悪魔の腕だと説明する。
何でも願いを叶えてくれるのは当然。
代償は魂なのだから。
「魂と引き替えに、三つの願いを叶えてくれる。
 当たり前のことだ。
 悪魔なら……」
事態は急に大変な事になってきました。
阿良々木は悪魔の腕に対してどう行動に出るのか。今回はひたぎの時とはまた別の意味で厄介な相手になったな。
しかしひたぎが神様で、駿河が悪魔とは……

次回 第捌話「するがモンキー 其ノ參」

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Author:黒虎
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年中無休で貧乏人です
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