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大正野球娘。 第4話「これから」

小笠原晶子は練習試合の日以来、学校を休み続けて、『櫻花會』の練習も中断。
しかも尾張記子が新聞部との掛け持ちはやはり無理だと抜けてしまう。
練習試合までは良いムードだった野球同好会も、今ではすっかりと暗くなってしまいました。

再びメンバー探しが必要となるも、晶子の事が気になる鈴川小梅はお見舞いに。
小梅の着物姿が実にちゃんと描かれている事にびっくり。
お見舞いの品は商店街名物の鯛焼き。
タイ焼きなどがまだメジャーではない食べ物なんですね。しかもベッドの上で食事をするのが行儀悪いというお嬢様っぷりです。

意外と元気そうで安堵した小梅だが、送迎の車で運転手の松坂から晶子が夕べから食事を取っていない事を訊かされる。
人前で辛いところを見せようとしない晶子が、気丈に振る舞う時は……
翌日は天候不順で練習は中止。やはり晶子は休み。
更に桜見鏡子は姿を見せず、寮の部屋に閉じこもって出てこない。エラーを気にしてしまっているのでしょう。

雨でグラウンドが使えないからと、帰宅する野球部員に大口先生は他の部は校舎内で練習している事を教えてやれば良いと言われるも、アンナ・カートランドはそれでは駄目なのだと語る。
自発的に行動を起こすことが大切なんだろうな。彼女たちが自分たちでやる気を見せなければ、そうした練習を提示したところで何にもならないということだろうな。

小梅に店員は悩み事があるなら、友達に相談すれば良いとアドバイスを受ける。
が、そこに高原伴睦が訊ねてきた。用事があったのは岩崎荘介。

小梅に相談があるという岩崎は、晶子がなぜあんな「無謀」な事をしたのか、女のやることではないと口にする。
自分のせいで晶子が野球を始めた事に気づいた岩崎は、晶子に謝りたいというが、小梅は原因も判らずに謝ったところで晶子は納得しないとバッサリ。
小梅、大人しそうな顔して意外と辛辣でした。伊達に晶子が真っ先に声を掛けた相手ではないという事か。

自分たちが正式な試合を申し出たらどうするか、という小梅に、全国大会を目指して毎日泥にまみれて練習している自分たちにたかが(女が勝てるはずがない)と。
練習不足を笑われるならば事実ならば仕方がない、しかし女だからだと言って笑われるのは聞き捨てならないと強く言い切る小梅に、ようやく自分の不用意な発言が晶子を怒らせたのだろうと気づいた荘介。
対して伴睦は今ひとつ判っていないようで、「女だてらに」頑張ってると空気の読めない台詞を。
。荘介以上に女性の気持ちが理解できない駄目人間のようだ。どう頑張っても小梅相手にフラグを立てる事は出来ない男みたいです。

小梅の母は嫁入り前の娘を不躾に訪ねてくるなと釘を刺すも、まるで空気を察せていない伴睦は、荘介にまで空気読めと突っ込まれている始末。
父親や店員も彼が気にくわない事で意見が一致。
完全に小梅の周辺一帯に嫌われてるし……しかし空気が読めないので、今後も気にせず押しかけてくるんだろうか。

小梅はそのまま晶子の家へ乗り込んできた。
小梅急変。
強引に部屋を訪れると荘介が訊ねてきた事を告げる。
無関係な人間のところにいきなり押しかけたと怒る晶子だが、小梅は「友達」だから無関係じゃないと言ってのける。そんな友達に対して本音を口にしようとしない晶子に、友達なら気持ちを打ち明けて欲しいと諭す。
気持ちを溜め込むと心が腐ってしまうと、思いっきり店員に言われた台詞そのものです。

試合で男子にまるで相手にされていなかった。それは実力差ではなく、女性であるという蔑視から。しかし学校に登校しない理由はそれだけでなく、自分のせいでみんなに惨めな思いをさせてしまった事があったから。
だが小梅は誰も惨めだとは思っていない。相手にされなかったのはチーム全員であり、悔しさをはらすには一つの手段しかないという。
自分たちが人として対等なのだと見せつけるため、野球で自分たちの事を証明するしかない。そのためには自分たちも相当な覚悟で当たらなければならない。
勝てないにしても、
「覚悟出来る?」
「女に二言はありません!!」
明日から学校に行って練習することを告げる小梅だが、晶子は明日まで待っていられないと今から部室に集合することに。
小梅も小梅なら、晶子も晶子で。
ある意味で良いバッテリーで、一度動き出すと物凄い速さで加速するようです。

宿題をする月映静に、うつさせてもらおうと甘える月映巴。
静が折れたその時、突然やってきた小梅が強引に巴を連れ出して強固の部屋に押し込んで、小梅の言うとおりに台詞を口にさせる。
鏡子を引き出すために、巴を使うとか小梅は意外と黒い。
巴も凄まじくお人形だ……小梅の言うだから逆らえないのでしょうね。苦情を言おうとする静は無理やり黙らされてるし。
小梅の指示を受けた巴に抱きしめられて「私にはあなたが必要なの」と告げられた鏡子はうれしさで失神。
感極まりすぎだ!!

みんなに謝罪した晶子に、石垣環は「おまえはバカか」と口にすると、これからはみんなに相談するように告げる。宗谷雪たちも晶子と同じ気持ちだった。
野球をするという晶子の意気込みに乗ったみんなは、殆どが自立心の強い女性たちだろうからな。小梅がいるから入った巴や巴にくっ付いてきた静たちにしても、大正時代の女性だからと馬鹿にされて我慢できるタイプではなさそうだし。
そこにやってきたアンナは、彼女たちよりも年も上で体も大きい17歳の男子たちに勝つには、彼ら以上の努力が必要になるとつげ、その覚悟があるものだけが来るように告げる。
迷うことなく、足を踏み出した晶子と小梅。
そしてそれに続く川島乃枝たち。足を踏み出せない鏡子を、巴が手を取って導く。
二番目に飛び出したのが乃枝というのが意外だった。雪の方が先に動くと思ってたし。負けず嫌いという面では、
唯一残った静だが、みんなから声を掛けられ、何度も繰り返し呼び続ける巴に遂に折れることに。
結局、シスコンな静も鏡子と同じく巴に強く誘われたら断れないようです。

ここから新しいスタートが……か、鏡子の台詞でようやく記子が抜けているせいで一人足りないという事実を思い出した。
引き籠もっていた晶子と鏡子だけが、記子が抜けた事を知らないんだったね。

小梅が実に漢らしい回でした。
これまでどちらかというとのほほんとした子犬型だったのに、急変という感じです。
女学院に通う身として、小梅も女性蔑視に対しては強い反撥を持ってる子なんだなぁ、と実感。

次回 第5話「花や蝶やと駆ける日々」

正式な9人目、菊坂胡蝶が参戦。
練習もこれまでの制服と着物ではなく、練習用のユニフォームを着るようになるみたいです。
ま、着物では激しい練習なんて無理しだしね。
個人的には着物姿やセーラー服で野球をしている映像は好きだったんだけど。

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Author:黒虎
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年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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