ティアーズ・トゥ・ティアラ -Tears to Tiara- 第17話「友のために」
ガイウス率いる神聖帝國アルビオン方面遠征軍による攻撃に晒されるアヴァロン城だが、必死の抵抗を続けて未だ城内への侵入を許していなかった。
彼らの抵抗ぶりに、ガイウスたちは彼らが援軍を待っているのかもしれないという。
城内では、帰還したオクタヴィアとモルガンがアロウンに面会をするも、傷の治療が終わっているはずのアロウンは未だ昏睡状態にあって目覚めようとはしていなかった。
リアンノンはそんなアロウンが待っているのかもしれないと呟く。
オクタヴィアたちもまさかアロウンがこんな状態とは思っていなかったんだろう。
血の海に立つ夢を見るアロウン。彼の前にアロウンを「息子」と呼ぶミルディンが姿を見せる。
彼はアロウンが忘れてしまっていると告げる。
最初に黄金の時代があり、大いに栄えたが、時が過ぎて黄金の時代が終えた。
白銀の時代も繁栄の後には水底に沈み、青銅の時代が訪れた。
そこでアロウンが見たのは争いの果て、死に絶えた妖精族の姿。
彼らが何を求めて立ち上がったのか考えるように告げるミルディン。
アロウンは彼らのために、自ら12精霊となった。
「ミルディン……オレは間違っていたのか」
アロウンもまた戦いの意義を求めて、心が彷徨い続けているため眠り続けているのですか。
大勢の人々を犠牲にしてまで、戦う必要があるのか、という迷いが生じているのか。今の彼には昔ほどの力が無くなっているというのも大きいのだね。
彼らの抵抗ぶりに、ガイウスたちは彼らが援軍を待っているのかもしれないという。
城内では、帰還したオクタヴィアとモルガンがアロウンに面会をするも、傷の治療が終わっているはずのアロウンは未だ昏睡状態にあって目覚めようとはしていなかった。
リアンノンはそんなアロウンが待っているのかもしれないと呟く。
オクタヴィアたちもまさかアロウンがこんな状態とは思っていなかったんだろう。
血の海に立つ夢を見るアロウン。彼の前にアロウンを「息子」と呼ぶミルディンが姿を見せる。
彼はアロウンが忘れてしまっていると告げる。
最初に黄金の時代があり、大いに栄えたが、時が過ぎて黄金の時代が終えた。
白銀の時代も繁栄の後には水底に沈み、青銅の時代が訪れた。
そこでアロウンが見たのは争いの果て、死に絶えた妖精族の姿。
彼らが何を求めて立ち上がったのか考えるように告げるミルディン。
アロウンは彼らのために、自ら12精霊となった。
「ミルディン……オレは間違っていたのか」
アロウンもまた戦いの意義を求めて、心が彷徨い続けているため眠り続けているのですか。
大勢の人々を犠牲にしてまで、戦う必要があるのか、という迷いが生じているのか。今の彼には昔ほどの力が無くなっているというのも大きいのだね。
アロウンは間違っていなかったというプィルとプリムラ。
自分たちに希望を与えてくれたという二人は、そろそろ目を覚ませと告げる。
プリムラは弱音を吐くアロウンに、先頭に立ってみんなを励ますのがアロウンだという。
アロウンに、プィルは帝国兵と必死に戦い続ける仲間たちの姿を見せる。ラスティ、スィール、オクタヴィア、モルガン。
ラスティが破壊力あるので、意外と防衛では力を発揮している。なんだかんだで地味に色々な局面で働いている子だよね。前回はミサイルにされたけど……
さらに戦う力の無いリムリスやエルミン、エポナを初めとした女性たちも、バケツリレーで消火活動に当たっていた。
バケツの底が抜けてることぐらいはもっと早くに気付こうよ。てか、木製のバケツの修理は鉱山妖精の仕事ではないのでは……
そんな彼らの姿に自分の情けなさを感じるアロウン。
そして肝心なアイツについては、自分がここにいるのが答えだと告げる。
「アロウン、君は私に信じていると呼びかけた。
その答えを聞くまでは再び眠る事など出来ないはずだ」
「その答えが力を与えてくれるなら、きっとオレは」
アロウンにプリムラはお守りだという花輪を差し出す。
アロウンの妻として守り抜く事を誓うリアンノン。
てか、リアンノンは負傷者の手当てとかに出なくていいのか……
夕暮れ時、敵を撃退していた彼らの前に帝国軍は新たな兵器を持ち出してきた。
「いよいよ明日だな」
決着の時に笑うガイウス。
城門さえ破れば勝利できるというガイウスだが、部下は自分たちの戦いが本当に「正義」なのかと疑問を抱き始めていた。
同じく少なからず疑問を持つようになっていたガイウスは、次期皇帝の座を狙うと宣言し、まずは元老員を滅ぼすと、彼についていた監視を殺害する。
自分ならばもっと寛容な国が作れると信じるガイウスだが、そのためには絶対に倒すべき相手がいた。
そんなに死亡フラグを頑張って立てなくても良いのに……皇帝の座を狙うとかがなければ、仲間入りというケースもあったのにね。
喩えこの戦いに勝てても彼が皇帝になれる事はなかったでしょうが。
森を進むアルサルはブリガンテス族の族長との面会を求めるが、タリエンシンは自分を倒さなければならないと告げる。
ブリガンテス族と共に戦うためにやってきたというアルサルは、タリエンシンとの戦いを拒絶する。
そんな彼の様子がこれまでとは少し変わったと感じ取るタリエンシン。
確かに、今までのアルサルなら、タリエンシンと勝負していたところ。
アルサルは今までの自分が誓約や規則など、お題目に縛られていた自分が本当の事を見えていなかったのだという。
リアンノンが救われた時、ゲール族が村を焼き払っても自分に付き従ってくれたのは、誓約や掟のためではなく、リアンノンやアルサルに対する気持ちだったのだと、今頃になって気づいた。
そんな簡単な事にすら今まで気づくことの出来なかったアルサルだが、仲間や妹、そして自分を信じて「友」と呼んでくれたアロウンのために、自らの命を賭けてもブリガンテス族を説得するつもりでいた。
本当に今更という感じ。ただ妖精王の末裔であるから、当然のように従っていたとか思っていたのか、この男は。
まぁ、早い段階で自分の愚かさを見つめなおす事が出来たのは良かったのではないか。
アヴァロンへと向かう破城鎚を必死に食い止めようとするリアンノンたち。
だが、いよいよ城門の跳ね橋が落とされ、生命の門を破壊しようと攻撃が始まる。
リアンノンは第2の門までの撤退を決断。
開門と同時に攻撃すれば、ある程度打撃を与える事は出来るだろうけど、そうなれば数に勝る帝国軍からそれらの攻撃を掻い潜って押し入れば一気に瓦解するから、ここでの撤退は止むを得ないところ。
そうした判断の出来るリアンノンは指揮官として有能という事か。
探し求めていた答えをようやく見つけたというタリエンシン。
彼もまた呪いに縛られていた。
アルサルの言葉が妖精王プィルがかつて口にした言葉と似ているというタリエンシンは、彼こそがプィルの魂を継ぐ者と確信する。
「さあ行こう、アルサル。
目指すはアヴァロン城!」
先代族長の息子にして、ブリガンテス族の呪われた継承者を名乗るタリエンシンは、一族に号令を掛ける。
アルサルを友と認めたタリエンシンは、彼のために一族が従う事を誓う。
「アヴァロンへ! 友よ!!」
タリエンシンが次期族長となる人間だろうという事は予測通りかな。てか、そうでも無い奴が一族を代表して決闘したり、事情を説明したりはしないからね。
不吉な呪いを受けたタリエンシンはそれに従いながらも、自分たちを導く存在を待ち続けていたのかもしれないね。以前のアルサルは誓約誓約言ってましたから、あの状態では従う気にはなれなかったのだろう。
そしてアヴァロンの城門が破壊された。
次回 第18話「機関」
フルサルが駆けつけ、ガイウスとの対決。
そしていよいよアロウンの復活です。
そういや、置いてけぼりを食らっているオクタヴィアたちと一緒にいたゲール族はどうするんだろうか。アルサルと一緒に駆けつけるのか……でも、アルサルは彼らの存在を知らないわけだし、偶然出くわすのか?
もしくはオガムが引きつれてやってくるのか。
てか、残り数話で完結するの?
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自分たちに希望を与えてくれたという二人は、そろそろ目を覚ませと告げる。
プリムラは弱音を吐くアロウンに、先頭に立ってみんなを励ますのがアロウンだという。
アロウンに、プィルは帝国兵と必死に戦い続ける仲間たちの姿を見せる。ラスティ、スィール、オクタヴィア、モルガン。
ラスティが破壊力あるので、意外と防衛では力を発揮している。なんだかんだで地味に色々な局面で働いている子だよね。前回はミサイルにされたけど……
さらに戦う力の無いリムリスやエルミン、エポナを初めとした女性たちも、バケツリレーで消火活動に当たっていた。
バケツの底が抜けてることぐらいはもっと早くに気付こうよ。てか、木製のバケツの修理は鉱山妖精の仕事ではないのでは……
そんな彼らの姿に自分の情けなさを感じるアロウン。
そして肝心なアイツについては、自分がここにいるのが答えだと告げる。
「アロウン、君は私に信じていると呼びかけた。
その答えを聞くまでは再び眠る事など出来ないはずだ」
「その答えが力を与えてくれるなら、きっとオレは」
アロウンにプリムラはお守りだという花輪を差し出す。
アロウンの妻として守り抜く事を誓うリアンノン。
てか、リアンノンは負傷者の手当てとかに出なくていいのか……
夕暮れ時、敵を撃退していた彼らの前に帝国軍は新たな兵器を持ち出してきた。
「いよいよ明日だな」
決着の時に笑うガイウス。
城門さえ破れば勝利できるというガイウスだが、部下は自分たちの戦いが本当に「正義」なのかと疑問を抱き始めていた。
同じく少なからず疑問を持つようになっていたガイウスは、次期皇帝の座を狙うと宣言し、まずは元老員を滅ぼすと、彼についていた監視を殺害する。
自分ならばもっと寛容な国が作れると信じるガイウスだが、そのためには絶対に倒すべき相手がいた。
そんなに死亡フラグを頑張って立てなくても良いのに……皇帝の座を狙うとかがなければ、仲間入りというケースもあったのにね。
喩えこの戦いに勝てても彼が皇帝になれる事はなかったでしょうが。
森を進むアルサルはブリガンテス族の族長との面会を求めるが、タリエンシンは自分を倒さなければならないと告げる。
ブリガンテス族と共に戦うためにやってきたというアルサルは、タリエンシンとの戦いを拒絶する。
そんな彼の様子がこれまでとは少し変わったと感じ取るタリエンシン。
確かに、今までのアルサルなら、タリエンシンと勝負していたところ。
アルサルは今までの自分が誓約や規則など、お題目に縛られていた自分が本当の事を見えていなかったのだという。
リアンノンが救われた時、ゲール族が村を焼き払っても自分に付き従ってくれたのは、誓約や掟のためではなく、リアンノンやアルサルに対する気持ちだったのだと、今頃になって気づいた。
そんな簡単な事にすら今まで気づくことの出来なかったアルサルだが、仲間や妹、そして自分を信じて「友」と呼んでくれたアロウンのために、自らの命を賭けてもブリガンテス族を説得するつもりでいた。
本当に今更という感じ。ただ妖精王の末裔であるから、当然のように従っていたとか思っていたのか、この男は。
まぁ、早い段階で自分の愚かさを見つめなおす事が出来たのは良かったのではないか。
アヴァロンへと向かう破城鎚を必死に食い止めようとするリアンノンたち。
だが、いよいよ城門の跳ね橋が落とされ、生命の門を破壊しようと攻撃が始まる。
リアンノンは第2の門までの撤退を決断。
開門と同時に攻撃すれば、ある程度打撃を与える事は出来るだろうけど、そうなれば数に勝る帝国軍からそれらの攻撃を掻い潜って押し入れば一気に瓦解するから、ここでの撤退は止むを得ないところ。
そうした判断の出来るリアンノンは指揮官として有能という事か。
探し求めていた答えをようやく見つけたというタリエンシン。
彼もまた呪いに縛られていた。
アルサルの言葉が妖精王プィルがかつて口にした言葉と似ているというタリエンシンは、彼こそがプィルの魂を継ぐ者と確信する。
「さあ行こう、アルサル。
目指すはアヴァロン城!」
先代族長の息子にして、ブリガンテス族の呪われた継承者を名乗るタリエンシンは、一族に号令を掛ける。
アルサルを友と認めたタリエンシンは、彼のために一族が従う事を誓う。
「アヴァロンへ! 友よ!!」
タリエンシンが次期族長となる人間だろうという事は予測通りかな。てか、そうでも無い奴が一族を代表して決闘したり、事情を説明したりはしないからね。
不吉な呪いを受けたタリエンシンはそれに従いながらも、自分たちを導く存在を待ち続けていたのかもしれないね。以前のアルサルは誓約誓約言ってましたから、あの状態では従う気にはなれなかったのだろう。
そしてアヴァロンの城門が破壊された。
次回 第18話「機関」
フルサルが駆けつけ、ガイウスとの対決。
そしていよいよアロウンの復活です。
そういや、置いてけぼりを食らっているオクタヴィアたちと一緒にいたゲール族はどうするんだろうか。アルサルと一緒に駆けつけるのか……でも、アルサルは彼らの存在を知らないわけだし、偶然出くわすのか?
もしくはオガムが引きつれてやってくるのか。
てか、残り数話で完結するの?


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