大正野球娘。 第3話「娘九つの場を占めて」
読書会という理由で朝早くから家を出た鈴川小梅は、男子学生と激突。
荷物や握り飯を上手くキャッチしています。何時の間にこれだけの運動神経を身につけていたのか。てか、サッカー部並みのリフティングを披露しています。
走り去った小梅が落としたハンカチを拾った青年。
「そうか……春なんだ」
おまえの頭もな。
小笠原晶子、石垣環らによって倶楽部の名前が『櫻花會』と決定したと発表されました。
欧州に倣って女性の社会進出を率先する『欧化』と掛けているらしが、あくまで建前。正式な部になれば、部費やら練習場やら色々と融通が利くからのようです。
正式な倶楽部として認めてもらおうとしたものの、大口先生は大反対。
学業に影響って、他の部活もそれなら同じだと思うのですが……
荷物や握り飯を上手くキャッチしています。何時の間にこれだけの運動神経を身につけていたのか。てか、サッカー部並みのリフティングを披露しています。
走り去った小梅が落としたハンカチを拾った青年。
「そうか……春なんだ」
おまえの頭もな。
小笠原晶子、石垣環らによって倶楽部の名前が『櫻花會』と決定したと発表されました。
欧州に倣って女性の社会進出を率先する『欧化』と掛けているらしが、あくまで建前。正式な部になれば、部費やら練習場やら色々と融通が利くからのようです。
正式な倶楽部として認めてもらおうとしたものの、大口先生は大反対。
学業に影響って、他の部活もそれなら同じだと思うのですが……
しかしアンナも負けずに反論。野球をすることは生徒たちにとって有益である事をアピールしています。
学院長バーバラがアンナの言葉で、『櫻花會』は容認されるも、今年の部費は既に決まっているから、と正式の部ではなく同好会として扱われる事に。
しかも学業に悪影響が出ても即解散という条件付き。
この条件があるから、後に学業が低下した娘のための勉強会とかが開かれそうだな。小梅とか鏡子あたりが対象になりそう。
部費なども出ずガッカリな状態ですが、小梅の必死の申し出で辛うじて与えられたのは校舎の端にある古い小屋。
小屋と草だけのグラウンドの整備が開始。
小梅は晶子の倍以上働いているのに、小梅だけがやたらと元気です。
整備も完了して、いよいよ練習開始。
キャッチボールもままならず、しょぼい状態。
良い守備を見せたタマちゃん小梅がはしゃぐと、月映巴は小梅に良いところ見せたくて頑張ってます。
相変わらず判りやすい娘だな。
雨の日は部室でアンナによるルール説明。
晶子の代わりにピッチャーをした巴は、3人続けてデッドボールとか鬼のような事をして、タマちゃんに追い掛け回されてます。てか、硬球でデッドボールはマヂ痛いんですが。
キャッチーの小梅は顔面でばかりキャッチしていましたが、次第にちゃんととれるようになってきた。
他のみんなも徐々に上手くなってきたところでポジション発表。
ピッチャー 小笠原晶子
キャッチャー 鈴川小梅
ファースト 月映静
セカンド 宗谷雪
ショート 石垣環
サード 月映巴
レフト 桜見鏡子
センター 尾張記子
ライト 川島乃枝
小梅はキャッチャーだけはなりたくなかったものの、もちろんキャッチャー。つーか、キャッチャーの練習は彼女しかしていないのだから、他の人間が選ばれるはずも無い。
運動神経の良い娘が内野に集まっているので、明らかに外野がザル。
本来はまずセンターラインに一人ずつ運動神経の良い子を揃えるべきなんですが。
特に外野は足の速い子を置かないと。
ポジション決定直後、乃枝から朝香中学に練習試合を申し込んだ事が発表になりました。
あくまでも練習試合だから、自分たちと相手の実力を測るのが目的であり負けてもかまないのだと言う晶子。
練習試合はあくまでも「練習」だから、と強調。しかし試合でもあるわけですけどね。
東邦星華高等女学院からの挑戦状に対して受ける必要がないと拒絶する野球部でしたが、ある男の言葉で3つの条件で引き受けることに。
朝香中野球部の岩崎荘介は晶子と知り合い。
その1 日時は次の日曜日 朝香中グラウンド
その2 3回まで、または10点差まで
その3 勝利チームからその日の最優秀選手を選び、相手チームから一人を選んでランデブーする
ランデブーって表現がこの時代らしいな。
デートとか言われたら興醒めするところです。
3つ目の条件に不安がるみんなですが、巴だけは勝って小梅とデートする気満々だ。
相手チームからつってんだろ。
3つ目の条件って、女性陣は勝ってもあまり嬉しくない条件ですね。ま、向こうは負けるつもりなんてさらさらないから出してきた条件ですが。
放課後、突然学園にやってきた車から現れた男性が、薔薇の花束を持って大声で小梅に交際の申し込み。
おかげで大口に怒られる始末。とんだとばっちり。
小梅がハンカチを落としたのがアプローチだと勘違いしていたらしく、すっかり一目惚れ。
厄介なのに好かれたものです。
高原伴睦、対戦相手の選手でしたから、彼が「ちょっと待った」を掛けた男。
3つ目の条件も彼が出したもののようだ。
そして試合当日。
荘介は晶子の許嫁であり、晶子に対して女は家庭に入るべきと主張した相手のようです。
晶子が野球を始めた理由がまったく判らない荘介。
試合は1回の表、櫻花會の攻撃はあえなく3者三振。
本気で投げる荘介は、大人気ないです。手加減されても晶子が傷つくだけですが。
1回裏、連続で2アウトを取るも、鏡子のエラーから始まり猛打を浴びていく。最後にはホームランを打たれ、健闘むなしく1回に11点を取られて完敗しました。
自分のエラーから始まってしまったので、鏡子は号泣。確かに、あのフライさえ捕っていれば、少なくとも1回で負ける事はなかったわけですしね。
自分と晶子に行き違いがある、と謝る岩崎ですが、自分の何が怒らせているのか
まるで理解できていない駄目っぷり。
ランデブーの条件は岩崎が撤回し、小梅を誘うつもりだった伴睦はガッカリ。
直ぐに練習を始めたので、試合会場をここに選んだのはあくまでこの練習試合は息抜きとか、肩慣らしのつもりで、直ぐに練習が出来るようにするためだったのだな。
いきなりの試合で、始めたばかりの彼女たちですから、アレだけ出来たのはむしろ立派だと思うのですが、それでも成すすべも無く負けたのは辛いだろうな。それなりに実力がついてきていたつもりだっただろうし。
次回 第4話「これから」
晶子は敗北以来、学校に来なくなり、お見舞いに行くことになるようです。
他のメンバーも落ち込み気味のようで、ここからどう立ち直るのか。
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学院長バーバラがアンナの言葉で、『櫻花會』は容認されるも、今年の部費は既に決まっているから、と正式の部ではなく同好会として扱われる事に。
しかも学業に悪影響が出ても即解散という条件付き。
この条件があるから、後に学業が低下した娘のための勉強会とかが開かれそうだな。小梅とか鏡子あたりが対象になりそう。
部費なども出ずガッカリな状態ですが、小梅の必死の申し出で辛うじて与えられたのは校舎の端にある古い小屋。
小屋と草だけのグラウンドの整備が開始。
小梅は晶子の倍以上働いているのに、小梅だけがやたらと元気です。
整備も完了して、いよいよ練習開始。
キャッチボールもままならず、しょぼい状態。
良い守備を見せたタマちゃん小梅がはしゃぐと、月映巴は小梅に良いところ見せたくて頑張ってます。
相変わらず判りやすい娘だな。
雨の日は部室でアンナによるルール説明。
晶子の代わりにピッチャーをした巴は、3人続けてデッドボールとか鬼のような事をして、タマちゃんに追い掛け回されてます。てか、硬球でデッドボールはマヂ痛いんですが。
キャッチーの小梅は顔面でばかりキャッチしていましたが、次第にちゃんととれるようになってきた。
他のみんなも徐々に上手くなってきたところでポジション発表。
ピッチャー 小笠原晶子
キャッチャー 鈴川小梅
ファースト 月映静
セカンド 宗谷雪
ショート 石垣環
サード 月映巴
レフト 桜見鏡子
センター 尾張記子
ライト 川島乃枝
小梅はキャッチャーだけはなりたくなかったものの、もちろんキャッチャー。つーか、キャッチャーの練習は彼女しかしていないのだから、他の人間が選ばれるはずも無い。
運動神経の良い娘が内野に集まっているので、明らかに外野がザル。
本来はまずセンターラインに一人ずつ運動神経の良い子を揃えるべきなんですが。
特に外野は足の速い子を置かないと。
ポジション決定直後、乃枝から朝香中学に練習試合を申し込んだ事が発表になりました。
あくまでも練習試合だから、自分たちと相手の実力を測るのが目的であり負けてもかまないのだと言う晶子。
練習試合はあくまでも「練習」だから、と強調。しかし試合でもあるわけですけどね。
東邦星華高等女学院からの挑戦状に対して受ける必要がないと拒絶する野球部でしたが、ある男の言葉で3つの条件で引き受けることに。
朝香中野球部の岩崎荘介は晶子と知り合い。
その1 日時は次の日曜日 朝香中グラウンド
その2 3回まで、または10点差まで
その3 勝利チームからその日の最優秀選手を選び、相手チームから一人を選んでランデブーする
ランデブーって表現がこの時代らしいな。
デートとか言われたら興醒めするところです。
3つ目の条件に不安がるみんなですが、巴だけは勝って小梅とデートする気満々だ。
相手チームからつってんだろ。
3つ目の条件って、女性陣は勝ってもあまり嬉しくない条件ですね。ま、向こうは負けるつもりなんてさらさらないから出してきた条件ですが。
放課後、突然学園にやってきた車から現れた男性が、薔薇の花束を持って大声で小梅に交際の申し込み。
おかげで大口に怒られる始末。とんだとばっちり。
小梅がハンカチを落としたのがアプローチだと勘違いしていたらしく、すっかり一目惚れ。
厄介なのに好かれたものです。
高原伴睦、対戦相手の選手でしたから、彼が「ちょっと待った」を掛けた男。
3つ目の条件も彼が出したもののようだ。
そして試合当日。
荘介は晶子の許嫁であり、晶子に対して女は家庭に入るべきと主張した相手のようです。
晶子が野球を始めた理由がまったく判らない荘介。
試合は1回の表、櫻花會の攻撃はあえなく3者三振。
本気で投げる荘介は、大人気ないです。手加減されても晶子が傷つくだけですが。
1回裏、連続で2アウトを取るも、鏡子のエラーから始まり猛打を浴びていく。最後にはホームランを打たれ、健闘むなしく1回に11点を取られて完敗しました。
自分のエラーから始まってしまったので、鏡子は号泣。確かに、あのフライさえ捕っていれば、少なくとも1回で負ける事はなかったわけですしね。
自分と晶子に行き違いがある、と謝る岩崎ですが、自分の何が怒らせているのか
まるで理解できていない駄目っぷり。
ランデブーの条件は岩崎が撤回し、小梅を誘うつもりだった伴睦はガッカリ。
直ぐに練習を始めたので、試合会場をここに選んだのはあくまでこの練習試合は息抜きとか、肩慣らしのつもりで、直ぐに練習が出来るようにするためだったのだな。
いきなりの試合で、始めたばかりの彼女たちですから、アレだけ出来たのはむしろ立派だと思うのですが、それでも成すすべも無く負けたのは辛いだろうな。それなりに実力がついてきていたつもりだっただろうし。
次回 第4話「これから」
晶子は敗北以来、学校に来なくなり、お見舞いに行くことになるようです。
他のメンバーも落ち込み気味のようで、ここからどう立ち直るのか。


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