狼と香辛料Ⅱ 第2話「狼と嵐の前の静寂」
リュビンハイゲンでの出来事を思い出し、狼の姿で立ち去るホロの姿に、ロレンスは必死に呼び止めていたところで、夢から覚めた。
クラフト・ロレンスは北の情報を集める為、マルク・コールに歴史を綴っている年代記作家の事を訊ねました。
マルクが紹介したのは、恐れ知らずの銀を扱う商人のギ・バトス。ちょっとヤバイ奴らと関わっているらしい。
意外にもホロは文字が読めないらしい。
ロレンスに届けられた手紙には、武具の価格崩落について注意するようにというものでした。誰からの手紙なんだろう。
今日は祭りだとはしゃぐホロですが、ロレンスは回る所が出来たから行けなくなってしまう。

残念そうにしたのは、本当に演技なのかどうか。
クラフト・ロレンスは北の情報を集める為、マルク・コールに歴史を綴っている年代記作家の事を訊ねました。
マルクが紹介したのは、恐れ知らずの銀を扱う商人のギ・バトス。ちょっとヤバイ奴らと関わっているらしい。
意外にもホロは文字が読めないらしい。
ロレンスに届けられた手紙には、武具の価格崩落について注意するようにというものでした。誰からの手紙なんだろう。
今日は祭りだとはしゃぐホロですが、ロレンスは回る所が出来たから行けなくなってしまう。

残念そうにしたのは、本当に演技なのかどうか。
銀貨を別けて貰うも、1人ではやはり楽しくないホロはロレンスの用事に付き合おうとするも、ロレンスが聞きに行くのはホロの故郷の事。良くない伝説を知ってるロレンスは、あれこれと理由を付けてホロの同行を断る。
やむなく了承したホロ。

「帰りが二人になっておったら、主は悪いが部屋から出てくりゃれ」
からかわれましたが、今はロレンスの腕の中が一番だと、殺し文句。
棺桶を縦に割ったようなバトスを待つロレンスは、先にフェルミ・アマーティと再会。ロレンスをの町を案内したいというアマーティですが、ロレンスはホロが1人で出かける事を口にして、上手く彼がホロと出かけられるように仕向けました。
アマーティと入れ替わりでやってきたバトス。

北の地方の伝説を知りたいというロレンスに、バトスが伝説や昔話に興味を持ったのは、行商で何十年も行き来しているうちに、それぞれの土地に何百年も積み重なった歴史がある事に思い至り、それを知りたいと思ったからだと語る。
ホロから幾つもの過去を聞かされたロレンスは、彼の考えに何となくではあるが共感するものがあったようだ。
彼が案内したのは、壁に遮られた区画。
地面は泥濘、硫黄の匂いが立ち籠め、無数の鴉が存在している。
20人弱の錬金術師が住んでいるらしいが、事故が多いので数を把握していない。
教会に捕まるというのは、錬金術師だからなんですね。
そしてバトスの仕事のヤバイ相手、というのがこの錬金術師たちのようだ。
基本的に錬金術なんてものは、教会からすれば完全な異教徒ですからね。
何かには魔法のようなものを研究している者もいるけど、大半は普通に貴金属について研究している人間だけのようだ。
ロレンスのヘタレっぷりが遺憾なく発揮されています。
バトスが訊ねた相手は、美人の錬金術師。ロレンスは魔女だと思っている事を見抜かれてしまいました。

彼女がロレンスの訊ねた相手ディアン・ルーベンスことディアナでした。
月を狩る熊に滅ぼされた町ヨイツについて訊ねたロレンス。
イラワ・ウィル・ムヘッドヘンドと呼ばれる熊の話はいくつか存在している。

ロレンスはヨイツの場所を訊ねると、ローム川の畔にある毛皮と材木で有名なレノスという町があり、そこにヨイツのホロという一匹の狼に関する伝説が伝わっていた事を語る。
それはちょうどホロが南へと向かう道中の話。
レノスの東から深い森にあったと知ったロレンスは、いずれ礼をすると告げるも、ディアナは教会によって変えられていない面白い話を聞かせて欲しいと告げる。
そこでロレンスがしたのは、南の町で豊作を司っていた狼の話をする事に。
久しぶりに伝説の龍などの話で盛り上がったと喜ぶロレンスに、バトスは子供の頃はそうした話が好きだったのにいつから作り話に見えなくなっただろうかと口にする。
ちょっとバツの悪そうなロレンス。
大人になる事と、夢を無くす事は決して同義語ではないのですが、そうした事を信じていると、大人ではないように扱われてしまうのが世の中……
マルクの店を訊ねると、マルクは店の裏で弟子のエウ・ラントに酌をさせて酒を呑んでました。
店番をしているのが、嫁さんのアデーレ・コールですね。
ロレンスとホロが仲違いしているという噂が流れていると教えてくれる。
自分が用事があったから、アマーティに案内を頼んだだけだというロレンスですが、マルクは自分はアデーレが他の男と楽しそうに歩いていたらいてもたってもいられないと語る。
マルクによれば、アマーティは南の方の名家の生まれで、1人で商売を成功したしたたかな男だという。アデーレはそんなアマーティは更に優しいから、誰でも惚れると語る。

別に女たらしという訳ではないが、要注意人物ではあるようです。
実際、つれない態度のロレンスと、優しくしてくれるアマーティでは、女心が揺れてしまっても仕方ないというところはあるだろう。
マルクの下を去ったロレンスは次第に気に掛かってきて、大急ぎで宿に帰るも、ホロはまだ祭りから戻っていなかった。
少しして酔っぱらって帰ってきたホロは、アマーティに子狐の毛皮の襟巻きを買って貰っていました。更に何か四角い物体がホロの服からこぼれ落ちた。

アマーティは貢ぎ物までしていました。
しかも結構値が張るものなんだろうな。
翌日、話を聞くと、ホロは自分が売り飛ばされそうとなったところをロレンスに助けて貰ったものの、多額の借金を背負う事になったので、ロレンスの旅の無事を祈る事で返済しているという事にしていたのだという。
昨晩見付けたの「運命が見えるサイコロだという。

それは自然に出来た石であり、土産物として売られたり、偽物の金として扱われる事があると説明するロレンス。
だが、運命が見えるという占い師の見事な手腕で、大勢が購入していたのだという。そしてホロが持つものも、アマーティが競り落としたのだという。
しかしアマーティも優秀な商人のくせに、そんな詐欺にあっさりと引っかかったのだね。その場の空気や、ホロに惚れている事で目が曇ってしまったのかもしれないな。
ホロも、自慢の耳で何故占い師の嘘を見抜けなかったのだろうか。
バトスのツテがあれば一儲け出来るのではないかと考えていたロレンスだが、ラントがマルクからの言伝を持ってやってくる。

話を聞いたロレンスは、血相を変えて町を飛び出していった。
パトスに何かあったのか、それともディアナの方か。
次回 第3話「狼と埋まらない溝」
この事件のせいで、またロレンスはホロを祭りに案内出来ず、アマーティが祭りに誘うというところなんだろうか。
ホロのためにと思っての行動が、ドンドン悪い方向へ転がっているわけだ。
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やむなく了承したホロ。

「帰りが二人になっておったら、主は悪いが部屋から出てくりゃれ」
からかわれましたが、今はロレンスの腕の中が一番だと、殺し文句。
棺桶を縦に割ったようなバトスを待つロレンスは、先にフェルミ・アマーティと再会。ロレンスをの町を案内したいというアマーティですが、ロレンスはホロが1人で出かける事を口にして、上手く彼がホロと出かけられるように仕向けました。
アマーティと入れ替わりでやってきたバトス。

北の地方の伝説を知りたいというロレンスに、バトスが伝説や昔話に興味を持ったのは、行商で何十年も行き来しているうちに、それぞれの土地に何百年も積み重なった歴史がある事に思い至り、それを知りたいと思ったからだと語る。
ホロから幾つもの過去を聞かされたロレンスは、彼の考えに何となくではあるが共感するものがあったようだ。
彼が案内したのは、壁に遮られた区画。
地面は泥濘、硫黄の匂いが立ち籠め、無数の鴉が存在している。
20人弱の錬金術師が住んでいるらしいが、事故が多いので数を把握していない。
教会に捕まるというのは、錬金術師だからなんですね。
そしてバトスの仕事のヤバイ相手、というのがこの錬金術師たちのようだ。
基本的に錬金術なんてものは、教会からすれば完全な異教徒ですからね。
何かには魔法のようなものを研究している者もいるけど、大半は普通に貴金属について研究している人間だけのようだ。
ロレンスのヘタレっぷりが遺憾なく発揮されています。
バトスが訊ねた相手は、美人の錬金術師。ロレンスは魔女だと思っている事を見抜かれてしまいました。

彼女がロレンスの訊ねた相手ディアン・ルーベンスことディアナでした。
月を狩る熊に滅ぼされた町ヨイツについて訊ねたロレンス。
イラワ・ウィル・ムヘッドヘンドと呼ばれる熊の話はいくつか存在している。

ロレンスはヨイツの場所を訊ねると、ローム川の畔にある毛皮と材木で有名なレノスという町があり、そこにヨイツのホロという一匹の狼に関する伝説が伝わっていた事を語る。
それはちょうどホロが南へと向かう道中の話。
レノスの東から深い森にあったと知ったロレンスは、いずれ礼をすると告げるも、ディアナは教会によって変えられていない面白い話を聞かせて欲しいと告げる。
そこでロレンスがしたのは、南の町で豊作を司っていた狼の話をする事に。
久しぶりに伝説の龍などの話で盛り上がったと喜ぶロレンスに、バトスは子供の頃はそうした話が好きだったのにいつから作り話に見えなくなっただろうかと口にする。
ちょっとバツの悪そうなロレンス。
大人になる事と、夢を無くす事は決して同義語ではないのですが、そうした事を信じていると、大人ではないように扱われてしまうのが世の中……
マルクの店を訊ねると、マルクは店の裏で弟子のエウ・ラントに酌をさせて酒を呑んでました。
店番をしているのが、嫁さんのアデーレ・コールですね。
ロレンスとホロが仲違いしているという噂が流れていると教えてくれる。
自分が用事があったから、アマーティに案内を頼んだだけだというロレンスですが、マルクは自分はアデーレが他の男と楽しそうに歩いていたらいてもたってもいられないと語る。
マルクによれば、アマーティは南の方の名家の生まれで、1人で商売を成功したしたたかな男だという。アデーレはそんなアマーティは更に優しいから、誰でも惚れると語る。

別に女たらしという訳ではないが、要注意人物ではあるようです。
実際、つれない態度のロレンスと、優しくしてくれるアマーティでは、女心が揺れてしまっても仕方ないというところはあるだろう。
マルクの下を去ったロレンスは次第に気に掛かってきて、大急ぎで宿に帰るも、ホロはまだ祭りから戻っていなかった。
少しして酔っぱらって帰ってきたホロは、アマーティに子狐の毛皮の襟巻きを買って貰っていました。更に何か四角い物体がホロの服からこぼれ落ちた。

アマーティは貢ぎ物までしていました。
しかも結構値が張るものなんだろうな。
翌日、話を聞くと、ホロは自分が売り飛ばされそうとなったところをロレンスに助けて貰ったものの、多額の借金を背負う事になったので、ロレンスの旅の無事を祈る事で返済しているという事にしていたのだという。
昨晩見付けたの「運命が見えるサイコロだという。

それは自然に出来た石であり、土産物として売られたり、偽物の金として扱われる事があると説明するロレンス。
だが、運命が見えるという占い師の見事な手腕で、大勢が購入していたのだという。そしてホロが持つものも、アマーティが競り落としたのだという。
しかしアマーティも優秀な商人のくせに、そんな詐欺にあっさりと引っかかったのだね。その場の空気や、ホロに惚れている事で目が曇ってしまったのかもしれないな。
ホロも、自慢の耳で何故占い師の嘘を見抜けなかったのだろうか。
バトスのツテがあれば一儲け出来るのではないかと考えていたロレンスだが、ラントがマルクからの言伝を持ってやってくる。

話を聞いたロレンスは、血相を変えて町を飛び出していった。
パトスに何かあったのか、それともディアナの方か。
次回 第3話「狼と埋まらない溝」
この事件のせいで、またロレンスはホロを祭りに案内出来ず、アマーティが祭りに誘うというところなんだろうか。
ホロのためにと思っての行動が、ドンドン悪い方向へ転がっているわけだ。


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