宇宙をかける少女 第25話「黄昏れる神々」
妖刀であるミラーを工程を端折って設置してしまったため、50年前の状態であるプリンス・オブ・ダークネスとなってしまったレオパルド。
獅子堂風音たちの言葉にも耳を貸そうとせず、カークウッドのミラーを破壊してしまう。
ミラーを壊したレオパルドと、彼を止めようとするネルヴァル。
獅子堂妹子はどちらが悪でどちらが正義なのか、判らなくなって混乱を始めてしまう。
レオパルドじゃないみたいだというイモちゃんに、奴の本質が目覚めたのだと語る。
「私の世界を守る為に作ったお前が、私に牙を剥くとはッ!!」
「笑止!」
氷と熱の戦い。
「俺は誰の指図も受けない。
神は、俺1人でいい!」
レオパルド・キャノンを単独の力を撃つレオパルド。
自分には通用しないと氷の壁で防ぐネルヴァルだが、レオパルドの攻撃はネルヴァルの防壁を突破した。
満を持しての登場なのに、あっさりと一撃で勝負がついてしまいました。完成系のレオパルドはそこまで強力な攻撃力を持っていたのか。
「強き神は、より強き神を斃す」
かつてネルヴァルが息子であるレオパルドに教えた言葉だが、それが自分たちに当てはまってしまうと言う皮肉。
獅子堂風音たちの言葉にも耳を貸そうとせず、カークウッドのミラーを破壊してしまう。
ミラーを壊したレオパルドと、彼を止めようとするネルヴァル。
獅子堂妹子はどちらが悪でどちらが正義なのか、判らなくなって混乱を始めてしまう。
レオパルドじゃないみたいだというイモちゃんに、奴の本質が目覚めたのだと語る。
「私の世界を守る為に作ったお前が、私に牙を剥くとはッ!!」
「笑止!」
氷と熱の戦い。
「俺は誰の指図も受けない。
神は、俺1人でいい!」
レオパルド・キャノンを単独の力を撃つレオパルド。
自分には通用しないと氷の壁で防ぐネルヴァルだが、レオパルドの攻撃はネルヴァルの防壁を突破した。
満を持しての登場なのに、あっさりと一撃で勝負がついてしまいました。完成系のレオパルドはそこまで強力な攻撃力を持っていたのか。
「強き神は、より強き神を斃す」
かつてネルヴァルが息子であるレオパルドに教えた言葉だが、それが自分たちに当てはまってしまうと言う皮肉。
秋葉は風音や河合ほのかの制止も聞かず、イモちゃんを助けようとネルヴァルの下へ向かってしまう。
神凪いつきは住民の避難誘導に必死だったが、秋葉とほのかがQTアームズで飛び立つのをを見付けて自分もQTアームズへ。
いつきがいなくなる分、ブーミンへの負担が増えるわけですね。
そして最近置いてけぼりになる事が多いウル。
『カテドラル・ベンディスカ』へ向かう秋葉だが、アレイダが立ちはだかってしまう。
行き当たりばったりで飛び出した秋葉をいつきが援護。
常にノープランな秋葉。文句を言いながらも助けてくれるのですね。
ほのかに『カテドラル・ベンディスカ』の情報を伝えてもらい、秋葉はネルヴァルの下へ。
ほのかも結局秋葉を手助けしてくれのか。
何もかも台無しだ、とエル・スールはすっかりパニック。
最近のエルはこんなのばかりだな。昔の威勢はどこへ行ってしまったのか。
ブレインルームでは、ネルヴァルが中枢を破壊されて、コントロール不能となってしまっていたが、イモちゃんが必死に励まし続けていた。
そこにSTARSYLFH/Rでやってきた秋葉は、イモちゃんと涙の再開を果たす。
しかしレオパルドの送り込んだロボットの襲撃により、ネルヴァルがイモちゃんを連れて脱出。再び離ればなれとなってしまう。
イモちゃんはなんか、昔の某ロボットアニメのように吸収されていったな。
襲撃を目撃した獅子堂ナミは笑うと、プリマヴェーラを手に軌道喫茶『えにぐま』を破壊してしまう。
神楽の貼ったメモが無くなっているので、やっぱりイモちゃんが持って行ったのかな。
ナミが持ってるとは考えにくしい。
「また世界が変わる。
来い、イグジステンズ!」
ネルヴァルの世界が自分を受け入れてくれなかったから、新しい世界に期待のようだ。
やってきたのはイグジステンズではなく、脱出した秋葉。
姉たちを全員殺すのだというナミは、秋葉もネルヴァルを倒して人類を守るという名目で、戦いにやってきたのだろうと告げる。だが秋葉の目的はイモちゃんの救出であり、ネルヴァルを倒す事になど興味は無かった。
秋葉に苛立つナミはイグジステンズを呼び戻す。
イグジステンズの帰還に、ナミと秋葉の戦いを悟ったアレイダもイグジステンズに続き、ほのかもそれに追従する。
この状況下でわざわざイグジステンズを呼び寄せるのは、ナミが暴れてる事しか考えられないしな。
秋葉を攻撃するナミだが、秋葉はあくまでイモちゃんの事にしか興味なく、「あんたなんかに構ってるばあいじゃないの」と言い放つ。
自分の事しか考えていない、と秋葉に苛つくナミは、秋葉など宇宙をかける少女などではなく、何故彼女がちやほやされるのかという。
まぁ、確かに相変わらず秋葉はイモちゃんの事しか見えて無くて、ちょっと自分勝手すぎるよな。もう少し周りのことを考えないといけない。
ナミは完全にイモちゃんに依存している傾向があるし。
ナミは駆けつけたアレイダやほのか、いつきにも敵味方関係なく攻撃を始めてしまう。
「何もかも、全部ぶっ壊れろぉ!」
いつきたちを殺そうとするナミに、秋葉は背後から黄金銃で撃ち抜いてしまう。
途端に、ナミの身体から放たれたアンチQTの光により、ほのかたちの身体に刻まれたネルヴァルの紋章が消滅してしまう。
ナミの能力は自分の命が危険に晒されたら発動するのか。
ナミの心配をして駆け寄った秋葉だが、自分の妹を本当に撃つなんてと激昂したナミは秋葉を攻撃するも、彼女を助けたのはなんとイグジステンズだった。
「無駄よナミ。
イグジステンズは元々その娘のもの。
“宇宙をかける少女”のね」
笑い乍ら告げる神楽に、愕然とするナミ。
「ふざけんなぁ!」
怒るナミは「どいつもこいつも、死ねぇ」と叫びながら飛び去ってしまう。
ネルヴァルによる支配が解かれた事で、イグジステンズが本来の主である秋葉に従うようになってしまったのだね。
でも箱に入ったままなのか。
「困った娘よねぇ、誰が教育したのかしら。
秋葉ちゃんよねぇ、オス!」
突然フランクになった神楽に戸惑い気味の秋葉。
服装も元通り。
アンチQTによって神楽も支配が解けてしまったようだ。教育の半分はキミなんですけどね。
下に戻った神楽に、ほのかは大喜びで抱きつく。
この軽い性格は確実にアレイダではなく、神楽だよな。
結局神楽も何か事情があって敵になっていたのではなく、ネルヴァルに支配されてネルヴァリストになっていただけだったとは。
真宮寺時雨たちによる修復作業を受けるクサンチッペだが、調子っぱずれの歌を熱唱。
本人にすると「人間らしい」歌のようです。
彼女は完全に「人間らしさ」を勘違いしているよな。
と、薄汚れた粗大ゴミのようなもの=ベンケイが漂流してきた。
馬場つつじを棺桶に入れて弔うベンケイ。
「つつじ、死人に鞭打つようだが、最後まで報われない奴だったな……
言ってる事は何がなんだか、さっぱり判らんかったし」
「勝手に殺すんじゃないわよ!」
棺桶の蓋を蹴り飛ばしてつつじ、復活。
当然死んでなどいません。つーか、ラムちゃん水着から制服に戻ってますが、もしかしてベンケイが着替えさせたのか……
もう争うのは嫌だというベンケイは、憎しみの連鎖を産まない為に、ひっそりと暮らそうと言い出すが、つつじは自分たちがこんな事になっている原因が何かと問いただす。
争いの連鎖でも、神のせいや大宇宙の意志でもなく、レオパルドなのだという。
レオパルドが全ての元凶だと思い至ったベンケイ。
これまでつつじの言ってることがさっぱり理解できなかったベンケイですが、今回は判りやすかった。
「やられたらやり返すのよ、ベンケイ。
私の帝国に弓を引いたあの竹輪野郎を、輪切りにして、太陽にくべてやるのよ。
そしてドーナツのようにこんがりと揚げてやるわ!」
「キツネ色になるまでな!」
意気投合するが、つつじは空腹で倒れた。
と、そこにクサンチッペが通信してくる。
元々ベンケイは打倒レオパルドが目標だったので、そこを指摘されたら乗るだろうな。
ベンケイはクサンチッペと一緒に時雨たちに修理を受けて、対レオパルド戦へ参加ということかな。
脱出した人々の下に帰還した秋葉だが、風音はいきなりほっぺたにビンタをお見舞いすると、「どこまで身勝手なの」と叱り付ける。
フォローしようとするいつきだが、ソルジャー・ウルに同罪だと怒られる。
いつきを笑ったブーゲンビリアとミンタオはしっかり見張ってないからだ、とニーナ・ストラトスキーにゲンコツ喰らった。
完全なとばっちりだ。別にいつきの見張りなんて二人の仕事ではないだろうに。
いい加減に事態を把握しろという風音は、彼女が作戦の要なのだと秋葉を叱り付ける。
しかし反発する秋葉はそもそも『宇宙をかける少女』とはなんなのかと問い掛ける。
別に風音が秋葉を宇宙をかける少女にしたわけではなく、既に決まっていたことなんでしょうけどね。風音の怒りはもっともで、こんな暴走されていては作戦が台無しだからな。
「イグジステンズの女王にして、黄金銃を持つ乙女。
ブレインコロニーとの戦いに終止符を打つ。
それが宇宙をかける少女」
ほのかに支えられながら説明する神楽に驚く人々。
てゆーか、今まで神楽に気づいてなかったのか。それとも今までほのかのQTアームズの中にいたのか。
矢蔵は神楽の姿をしたアレイダだと語るも、アンチQTを受けて元に戻ったのだというほのかと神楽の説明、そして「あんたたちをもっと困らせたかったんだけど」と場にそぐわないような冗談を口にする神楽に、本物だと気付いた元老院の3人。
ネルヴァルが尤も恐れた『えにぐま同盟』の復活。
「前進しましょう。
まだ戦いは終わってないわ」
秋葉が最後の希望だという神楽。
自分が宇宙をかける少女として、戦いを終わらせる事の出来なかったという神楽は、秋葉ならきっと出来るだろうと語る。
「昔から、ああやって人にうまーく仕事を振るんじゃ」
「間違いなく神楽様だ」
神楽って……
ほのかはイグジステンズは秋葉の命令を待ち、いつきやブーミンも彼女と共に戦う事を表明。
突然の事態に戸惑いながらも、「やってみる」と決断した秋葉。
「頼むわね、秋葉。
これは貴女にしかできない仕事。
レオパルドを殺すのも」
状況が変化し、殺すべき相手はネルヴァルではなく、レオバルトになってしまった。ミラーも破壊され、このままではカークウッドが滅んでしまう。
口ではなんだかんだと喧嘩しながらも、今まで一緒に戦ってきた仲間を殺せといわれれば流石に戸惑うのは無理もないことだろう。
レオパルドの追跡から逃れるネルヴァルとイモちゃんは、構造体と人類の歴史の全てが記録されているというカテドラル・ベンディスカ中枢部にやってきていた。
そこには古びたカルフウルの箱が一つ存在していた。
「これで、また新たな循環を始められる。
美しく循環する完全なる人間社会。
人間の究極的な理想を実現する。
それは私の自己実現でもあったのだ。
快適な空間とやるべき事を与えられる事で、人間は安定し、満足する。
“ナミ”という素材から私は確証を得た」
彼らの前を消失したえにぐまを乗せた島が漂流。
ナミが何を考えているのかと嘆くネルヴァル。
果たしてこの二人はどうなってしまうのか。
快適な環境が行き過ぎて、人類を箱に閉じ込めてしまったのでしょうが、その辺はきっとイモちゃんが諭してくれることでしょう。
「こんな下らない世界、何もかもぶっ壊してやりたい」
「お前も破壊を望む者か?」
「あ?
黒い……神様」
「名を聞こう」
「フッ……宇宙をかける少女・ブラック、なーんてね」
「面白い、我が下に来るがよい、少女ブラック」
ここに来てレオパルド=プリンス・オブ・ダークネスとナミが手を組んだ。
ブラックで定着したのか。
やはり自分には出来ないという秋葉は、ナミの言う通りだと落ち込む。
決断したかと思いきや、またうじうじ悩んでました。レオパルドが敵と聞いて、また無限ループに入っていたらしい。忙しいキャラだな。
そんな秋葉にここで立ち止まってしまうのかと声を掛ける神楽は、秋葉にしか出来ないことなのだという。
どうすればいいのか判らない秋葉。
危険に晒された場面でも秋葉の心配をしてくれたイモちゃんに、自分がイモちゃんの何を見ていたのかと思い付く。
イモちゃんは自分やみんなを守ろうとしてくれているのに、自分はイモちゃんに頼ってばかりで守られてばかり。
「やらなくちゃ、私じゃなきゃ出来ない事」
自分がただイモちゃんに依存していただけで、イモちゃんに顔向けできないと気づいたのだろう。イモちゃんなら、ほかを見捨てて自分を助けにくるよりも、みんなのために戦うことを望むはずだしね。
ついにやる決意を示した秋葉。
神楽は自分が巻き込んだのだから、とナミを見付けに向かうという。
「それに、止めてあげなきゃあの娘死ぬから」
神楽の言葉に驚く風音たちだったが、突然ナミからの通信が入り、『暗黒の支配者 プリンス・オブ・ダークネス』による粛正を行うと告げる。
レオパルド・キャノンによって消滅させられる獅子堂島。
いきなりカークウッドやらほかのコロニー群消滅とかせず、誰も住んでいない島を破壊するあたりはまだ親切か。単に自分の誕生の地を消し去っただけかもしれないが。
プリンス・オブ・ダークネスの中で、意識を取り戻したレオパルドは、自分の居場所に驚くのだった。
まだレオパルドの意識は死んでいなかったらしい。
レオパルドには元々2つの人格が作られていたのだろうか。もしくは元々プリンス・オブ・ダークネスの人格を作っていたけど、製造者であるフォン博士の影響でいつの間にかレオパルドが誕生していたのか。
Next Mission 第26話(最終回)「あしもとに宇宙(そら)」
いよいよ最終回。秋葉がレオパルドの意識を呼び戻すとして、ナミはどうやって説得するつもりなのか。
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神凪いつきは住民の避難誘導に必死だったが、秋葉とほのかがQTアームズで飛び立つのをを見付けて自分もQTアームズへ。
いつきがいなくなる分、ブーミンへの負担が増えるわけですね。
そして最近置いてけぼりになる事が多いウル。
『カテドラル・ベンディスカ』へ向かう秋葉だが、アレイダが立ちはだかってしまう。
行き当たりばったりで飛び出した秋葉をいつきが援護。
常にノープランな秋葉。文句を言いながらも助けてくれるのですね。
ほのかに『カテドラル・ベンディスカ』の情報を伝えてもらい、秋葉はネルヴァルの下へ。
ほのかも結局秋葉を手助けしてくれのか。
何もかも台無しだ、とエル・スールはすっかりパニック。
最近のエルはこんなのばかりだな。昔の威勢はどこへ行ってしまったのか。
ブレインルームでは、ネルヴァルが中枢を破壊されて、コントロール不能となってしまっていたが、イモちゃんが必死に励まし続けていた。
そこにSTARSYLFH/Rでやってきた秋葉は、イモちゃんと涙の再開を果たす。
しかしレオパルドの送り込んだロボットの襲撃により、ネルヴァルがイモちゃんを連れて脱出。再び離ればなれとなってしまう。
イモちゃんはなんか、昔の某ロボットアニメのように吸収されていったな。
襲撃を目撃した獅子堂ナミは笑うと、プリマヴェーラを手に軌道喫茶『えにぐま』を破壊してしまう。
神楽の貼ったメモが無くなっているので、やっぱりイモちゃんが持って行ったのかな。
ナミが持ってるとは考えにくしい。
「また世界が変わる。
来い、イグジステンズ!」
ネルヴァルの世界が自分を受け入れてくれなかったから、新しい世界に期待のようだ。
やってきたのはイグジステンズではなく、脱出した秋葉。
姉たちを全員殺すのだというナミは、秋葉もネルヴァルを倒して人類を守るという名目で、戦いにやってきたのだろうと告げる。だが秋葉の目的はイモちゃんの救出であり、ネルヴァルを倒す事になど興味は無かった。
秋葉に苛立つナミはイグジステンズを呼び戻す。
イグジステンズの帰還に、ナミと秋葉の戦いを悟ったアレイダもイグジステンズに続き、ほのかもそれに追従する。
この状況下でわざわざイグジステンズを呼び寄せるのは、ナミが暴れてる事しか考えられないしな。
秋葉を攻撃するナミだが、秋葉はあくまでイモちゃんの事にしか興味なく、「あんたなんかに構ってるばあいじゃないの」と言い放つ。
自分の事しか考えていない、と秋葉に苛つくナミは、秋葉など宇宙をかける少女などではなく、何故彼女がちやほやされるのかという。
まぁ、確かに相変わらず秋葉はイモちゃんの事しか見えて無くて、ちょっと自分勝手すぎるよな。もう少し周りのことを考えないといけない。
ナミは完全にイモちゃんに依存している傾向があるし。
ナミは駆けつけたアレイダやほのか、いつきにも敵味方関係なく攻撃を始めてしまう。
「何もかも、全部ぶっ壊れろぉ!」
いつきたちを殺そうとするナミに、秋葉は背後から黄金銃で撃ち抜いてしまう。
途端に、ナミの身体から放たれたアンチQTの光により、ほのかたちの身体に刻まれたネルヴァルの紋章が消滅してしまう。
ナミの能力は自分の命が危険に晒されたら発動するのか。
ナミの心配をして駆け寄った秋葉だが、自分の妹を本当に撃つなんてと激昂したナミは秋葉を攻撃するも、彼女を助けたのはなんとイグジステンズだった。
「無駄よナミ。
イグジステンズは元々その娘のもの。
“宇宙をかける少女”のね」
笑い乍ら告げる神楽に、愕然とするナミ。
「ふざけんなぁ!」
怒るナミは「どいつもこいつも、死ねぇ」と叫びながら飛び去ってしまう。
ネルヴァルによる支配が解かれた事で、イグジステンズが本来の主である秋葉に従うようになってしまったのだね。
でも箱に入ったままなのか。
「困った娘よねぇ、誰が教育したのかしら。
秋葉ちゃんよねぇ、オス!」
突然フランクになった神楽に戸惑い気味の秋葉。
服装も元通り。
アンチQTによって神楽も支配が解けてしまったようだ。教育の半分はキミなんですけどね。
下に戻った神楽に、ほのかは大喜びで抱きつく。
この軽い性格は確実にアレイダではなく、神楽だよな。
結局神楽も何か事情があって敵になっていたのではなく、ネルヴァルに支配されてネルヴァリストになっていただけだったとは。
真宮寺時雨たちによる修復作業を受けるクサンチッペだが、調子っぱずれの歌を熱唱。
本人にすると「人間らしい」歌のようです。
彼女は完全に「人間らしさ」を勘違いしているよな。
と、薄汚れた粗大ゴミのようなもの=ベンケイが漂流してきた。
馬場つつじを棺桶に入れて弔うベンケイ。
「つつじ、死人に鞭打つようだが、最後まで報われない奴だったな……
言ってる事は何がなんだか、さっぱり判らんかったし」
「勝手に殺すんじゃないわよ!」
棺桶の蓋を蹴り飛ばしてつつじ、復活。
当然死んでなどいません。つーか、ラムちゃん水着から制服に戻ってますが、もしかしてベンケイが着替えさせたのか……
もう争うのは嫌だというベンケイは、憎しみの連鎖を産まない為に、ひっそりと暮らそうと言い出すが、つつじは自分たちがこんな事になっている原因が何かと問いただす。
争いの連鎖でも、神のせいや大宇宙の意志でもなく、レオパルドなのだという。
レオパルドが全ての元凶だと思い至ったベンケイ。
これまでつつじの言ってることがさっぱり理解できなかったベンケイですが、今回は判りやすかった。
「やられたらやり返すのよ、ベンケイ。
私の帝国に弓を引いたあの竹輪野郎を、輪切りにして、太陽にくべてやるのよ。
そしてドーナツのようにこんがりと揚げてやるわ!」
「キツネ色になるまでな!」
意気投合するが、つつじは空腹で倒れた。
と、そこにクサンチッペが通信してくる。
元々ベンケイは打倒レオパルドが目標だったので、そこを指摘されたら乗るだろうな。
ベンケイはクサンチッペと一緒に時雨たちに修理を受けて、対レオパルド戦へ参加ということかな。
脱出した人々の下に帰還した秋葉だが、風音はいきなりほっぺたにビンタをお見舞いすると、「どこまで身勝手なの」と叱り付ける。
フォローしようとするいつきだが、ソルジャー・ウルに同罪だと怒られる。
いつきを笑ったブーゲンビリアとミンタオはしっかり見張ってないからだ、とニーナ・ストラトスキーにゲンコツ喰らった。
完全なとばっちりだ。別にいつきの見張りなんて二人の仕事ではないだろうに。
いい加減に事態を把握しろという風音は、彼女が作戦の要なのだと秋葉を叱り付ける。
しかし反発する秋葉はそもそも『宇宙をかける少女』とはなんなのかと問い掛ける。
別に風音が秋葉を宇宙をかける少女にしたわけではなく、既に決まっていたことなんでしょうけどね。風音の怒りはもっともで、こんな暴走されていては作戦が台無しだからな。
「イグジステンズの女王にして、黄金銃を持つ乙女。
ブレインコロニーとの戦いに終止符を打つ。
それが宇宙をかける少女」
ほのかに支えられながら説明する神楽に驚く人々。
てゆーか、今まで神楽に気づいてなかったのか。それとも今までほのかのQTアームズの中にいたのか。
矢蔵は神楽の姿をしたアレイダだと語るも、アンチQTを受けて元に戻ったのだというほのかと神楽の説明、そして「あんたたちをもっと困らせたかったんだけど」と場にそぐわないような冗談を口にする神楽に、本物だと気付いた元老院の3人。
ネルヴァルが尤も恐れた『えにぐま同盟』の復活。
「前進しましょう。
まだ戦いは終わってないわ」
秋葉が最後の希望だという神楽。
自分が宇宙をかける少女として、戦いを終わらせる事の出来なかったという神楽は、秋葉ならきっと出来るだろうと語る。
「昔から、ああやって人にうまーく仕事を振るんじゃ」
「間違いなく神楽様だ」
神楽って……
ほのかはイグジステンズは秋葉の命令を待ち、いつきやブーミンも彼女と共に戦う事を表明。
突然の事態に戸惑いながらも、「やってみる」と決断した秋葉。
「頼むわね、秋葉。
これは貴女にしかできない仕事。
レオパルドを殺すのも」
状況が変化し、殺すべき相手はネルヴァルではなく、レオバルトになってしまった。ミラーも破壊され、このままではカークウッドが滅んでしまう。
口ではなんだかんだと喧嘩しながらも、今まで一緒に戦ってきた仲間を殺せといわれれば流石に戸惑うのは無理もないことだろう。
レオパルドの追跡から逃れるネルヴァルとイモちゃんは、構造体と人類の歴史の全てが記録されているというカテドラル・ベンディスカ中枢部にやってきていた。
そこには古びたカルフウルの箱が一つ存在していた。
「これで、また新たな循環を始められる。
美しく循環する完全なる人間社会。
人間の究極的な理想を実現する。
それは私の自己実現でもあったのだ。
快適な空間とやるべき事を与えられる事で、人間は安定し、満足する。
“ナミ”という素材から私は確証を得た」
彼らの前を消失したえにぐまを乗せた島が漂流。
ナミが何を考えているのかと嘆くネルヴァル。
果たしてこの二人はどうなってしまうのか。
快適な環境が行き過ぎて、人類を箱に閉じ込めてしまったのでしょうが、その辺はきっとイモちゃんが諭してくれることでしょう。
「こんな下らない世界、何もかもぶっ壊してやりたい」
「お前も破壊を望む者か?」
「あ?
黒い……神様」
「名を聞こう」
「フッ……宇宙をかける少女・ブラック、なーんてね」
「面白い、我が下に来るがよい、少女ブラック」
ここに来てレオパルド=プリンス・オブ・ダークネスとナミが手を組んだ。
ブラックで定着したのか。
やはり自分には出来ないという秋葉は、ナミの言う通りだと落ち込む。
決断したかと思いきや、またうじうじ悩んでました。レオパルドが敵と聞いて、また無限ループに入っていたらしい。忙しいキャラだな。
そんな秋葉にここで立ち止まってしまうのかと声を掛ける神楽は、秋葉にしか出来ないことなのだという。
どうすればいいのか判らない秋葉。
危険に晒された場面でも秋葉の心配をしてくれたイモちゃんに、自分がイモちゃんの何を見ていたのかと思い付く。
イモちゃんは自分やみんなを守ろうとしてくれているのに、自分はイモちゃんに頼ってばかりで守られてばかり。
「やらなくちゃ、私じゃなきゃ出来ない事」
自分がただイモちゃんに依存していただけで、イモちゃんに顔向けできないと気づいたのだろう。イモちゃんなら、ほかを見捨てて自分を助けにくるよりも、みんなのために戦うことを望むはずだしね。
ついにやる決意を示した秋葉。
神楽は自分が巻き込んだのだから、とナミを見付けに向かうという。
「それに、止めてあげなきゃあの娘死ぬから」
神楽の言葉に驚く風音たちだったが、突然ナミからの通信が入り、『暗黒の支配者 プリンス・オブ・ダークネス』による粛正を行うと告げる。
レオパルド・キャノンによって消滅させられる獅子堂島。
いきなりカークウッドやらほかのコロニー群消滅とかせず、誰も住んでいない島を破壊するあたりはまだ親切か。単に自分の誕生の地を消し去っただけかもしれないが。
プリンス・オブ・ダークネスの中で、意識を取り戻したレオパルドは、自分の居場所に驚くのだった。
まだレオパルドの意識は死んでいなかったらしい。
レオパルドには元々2つの人格が作られていたのだろうか。もしくは元々プリンス・オブ・ダークネスの人格を作っていたけど、製造者であるフォン博士の影響でいつの間にかレオパルドが誕生していたのか。
Next Mission 第26話(最終回)「あしもとに宇宙(そら)」
いよいよ最終回。秋葉がレオパルドの意識を呼び戻すとして、ナミはどうやって説得するつもりなのか。


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