喰霊-零- episode 08「復讐の行方-ふくしゅうのゆくへ-」

義父・諌山奈落を失い泣き続ける諫山黄泉。
何も出来ず、ただ悲しみに暮れて泣く事しか出来ず、冷たい時の過ぎ去るのを待つ事しかできない。
奈落の遺体にすがって泣き続ける黄泉を、悲しげに見詰める土宮神楽。
――そこにいるのは、3年前の私だった……
身寄りのない黄泉を拾い、育てた奈落。
いつも正しく、そして優しい。自分には過ぎたとてもいい父親だった。
「私はまだお父さんに何も報いてないというのに。
まだ、何の恩も返してないというのに」
分家の当主たちが集まった中で、諌山冥は黄泉に挨拶するように告げる。

奈落を殺したのは悪霊とされていた。飯綱紀之と桜庭一騎は車でその悪霊を必死になって捜して回っていた。
しかし奈落が並の悪霊に倒されるはずがない。
そして同時刻、一瞬ではあるが特異点の反応が感知されていた。
まだ近くに潜伏しているはずだと、必死になって見つけ出そうとする飯綱。
土宮雅楽は殺生石の共鳴を感じ取る。


諌山幽は分家当主の前で奈落の遺言により、自分が当主となると宣言する幽は、家の務めを娘の冥に託すと告げる。
彼が当主となるという事に驚く黄泉に、遺言状にそう書かれていたのだと告げる。
遺言を自分の知らないところで勝手に開けたのかと怒る黄泉に対して、男と遊んでいて奈落を守れなかったと責め立てる。
「いくら腕が立ち名が売れているからと言って、図に乗るな。
恩人である養父の命すら守れなくて、何が神童だ!」
そんな幽の言葉に、言い返す事の出来ない黄泉は、ただうなだれるしかなかった。
退魔士としての才能はなくお務めから逃げ出した身の上ですが、舌先三寸を使うのだけは得意のようです。
先代は黄泉に家督を譲ると聞いていたという飯綱紀定は、幽に話が違うと食って掛かる。
しかしあくまで遺言通りだという幽に対して、飯綱は黄泉が当主を継ぐから彼女と紀之の縁談を考え直すと告げる。
子供達は純粋に好きあうようになってますが、やはり飯綱父はそうした地位とかばかりに頭がいってる人なんですな。
幽が当主となる事で、家に越してくると告げられる。
冥は黄泉の部屋を自分によこし、黄泉には神楽の部屋へと行くようにと言う。
そして黄泉を越える神童と呼ばれる神楽には、いつまでも人の世話にならないようにと言い放つ。
神楽が黄泉を越える神童という冥の言葉に、黄泉が一瞬反応してしまっていますな。これは最終的に黄泉が悪霊となるためのキーですし。
この父娘はとにかく片っ端から自分たちのものにする気満々です。

父の命で奈落を守れなかった黄泉に獅子王を使う資格はない、と、獅子王を渡せと詰め寄る冥に、獅子王を渡すしかない黄泉。

宝刀獅子王を手にした冥。だが、彼女はその剣を手にした時、自分の身に起きている事をようやく理解する。自らが悪霊となった事、そして奈落を殺害した事を知った冥は、青い蝶から逃げる。
冥は自分が死んで、何をしていたのか記憶に無かったのですな。


だが、逃げ切れない彼女の前に、三途河カズヒロが現れると、受け入れればいいと囁きかける。
「認めればいいのさ。
怒りも……憎しみも……欲望も……
全て受け入れなよ。
そうすれば石は君に応えてくれる。」
そんなカズヒロの言葉を否定しようとする冥だが、後戻りは出来ないとカズヒロは口にする。

「君には、それしか道は残ってないんだよ。
それに……望んでいたんだろう。
だから、それをあげたんだよ」

冥の身体には殺生石が埋め込まれていた。
殺生石って出たり入ったり自在なのか。
奈落の火葬が終わり、神楽は諌山の家を離れる事となる。
落ち込んだ様子の黄泉の身を案ずる神楽。
だが、黄泉は下に戻っただけだと語る。


「元々、私には何も無かったんだから。
あなただけよ、神楽。
あなたが、私の最後の宝物」
この時点ではまだ黄泉にとって神楽は愛すべき大切な存在なのですね。

特異点 カテゴリーAが現れた事を感知した柳瀬千鶴と真鍋美紅。カテゴリーAが向かっているのは、今も尚邪悪な気を吐き続けるところ。千鶴は直ちに処理班を招集する事になる。

黄泉は家の中で青い蝶の羽を見付ける。


それは宝生アオイや神楽の母親が死んだ時にいたものだった。
そして黄泉の携帯に電話が掛かってき、黄泉はスクーターで一人出かける。
一瞬、対策室から電話があったのかと思ったけど、違うようで。

黄泉たちを抜きに現場へと急行する対策室。
黄泉と乱紅蓮を抜きに、カテゴリーBと大量のカテゴリーCと戦うことになる。そこで桜庭は新しい武器・退魔式スーツケース『富岡弐拾参號』を用意する。
岩端晃司が手にしているのはドリル。武器についてどちらが上が軽く口論していた2人だが、カテゴリーB火車が目の前に出現する。
桜庭が『富岡弐拾参號』で火車を狙い撃とうとしたその時、軍用ヘリが現れた。

防衛省・超自然災害対策本部・特殊戦術隊はこの現場は自分たちが預かると一方的に告げて、環境省の人間に下がるように告げる。
その言い分に腹を立てた桜庭に対し、男は銃を突きつける。
彼らが揃ったのを離れた場所で確認したカズヒロは現場から姿を消していた。


黄泉が向かった先で待っていたのは冥。
獅子王と乱紅蓮を使う冥に対して、神楽の退魔刀・舞蹴拾弐號を手に戦う黄泉。


建物の中へと誘い込んだ黄泉は、冥の腕を切り落とし、獅子王を飛ばした。
しかし、冥の腕が直ぐに再生してしまう。
「心の赴くままに生きるのは、なんて気持ちがいいのかしら。
この力があれば、何を望み、何をしようと、誰もわたくしに逆らえない。
わたくしの望み、教えてあげましょうか?」

本来の彼女の獲物である薙刀で斬りかかってきた冥の攻撃を、黄泉は刀で受け止める。
「それは黄泉、あなたを殺す事よ」


「あなたが邪魔だったの!
あなたが憎かったの!
あなたが嫌いだったの!
あなたが羨ましかったの!
いなくなれば良いのに!
消えれば良いのに!
潰れれば良いのに!
死ねば良いのに!!」
奈落が黄泉を迎え入れたせいで、自分が手に入れる筈だったものを全て奪われてしまった。胸が焼けこげる程に憎い、だから奈落を殺したと語る冥。



泣き叫びも、命乞いもしなかった奈落。
詰まらなかったから臓腑をいじくったのたら、悶えのたうって死んだと笑う。

怒りに駆られて冥に斬りつける黄泉だが、殺生石の力で次々と回復していく肉体。
殺生石の力を使った冥の一撃で、黄泉は吹き飛ばされてしまう。


冥は黄泉に止めを刺そうとするが、その時、殺生石の力が限界を迎えて傷が回復しなくなってしまう。

黄泉はその一瞬に反撃へと転じると、冥を縛って組み伏せる。
我を取り戻したように自分の状況を理解した冥は、黄泉に「止めて」と助けを求める。


「だまれ。
それ以上……口を……きくなぁ!!」


黄泉の刀が冥を貫く。
これ以上話されたら、迷いが生じてしまうからでしょうか。
果たしてこの時の冥は自分を本当に取り戻していたのか、それとも単なる演技だったのか……
冥を倒し、雨の降る中、歩く黄泉の前にカズヒロが現れる。
「満足したかい?」


姿を見せたカズヒロに、冥を迷わせたのがお前かと問いただす。
「僕は何もしてないよ、ちょっと背中を押してあげただけ。
最初から心の奥底にあった事さ。
そして彼女はそれを実行に移した」


黄泉も殺生石が欲しいだろうと笑う少年。そして無数の杭が黄泉の身体を貫く。
黄泉、えらくあっさりと死亡した。もっと抵抗出来るかと思ったけど。
次回 第9話「罪 螺旋-つみのらせん-」
遂に黄泉が死亡し、黄泉に殺生石が取り付けられるところまで進みました。
宝生アオイと観世トオルにまつわる回想シーンも出てきましたが、あれが何の場面なのかは不明なままですよ。
黄泉と冥の戦いで使われた挿入歌。
「霊喰い」
作詞:yui
作曲/編曲:橘尭葉
歌:妖精帝國
こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします
喰霊-零- 2(限定版) [DVD]
喰霊-零- 3(限定版) [DVD]
喰霊-零- 4(限定版) [DVD]
喰霊-零- 5(限定版) [DVD]
喰霊-零- 6(限定版) [DVD]
いつも正しく、そして優しい。自分には過ぎたとてもいい父親だった。
「私はまだお父さんに何も報いてないというのに。
まだ、何の恩も返してないというのに」
分家の当主たちが集まった中で、諌山冥は黄泉に挨拶するように告げる。

奈落を殺したのは悪霊とされていた。飯綱紀之と桜庭一騎は車でその悪霊を必死になって捜して回っていた。
しかし奈落が並の悪霊に倒されるはずがない。
そして同時刻、一瞬ではあるが特異点の反応が感知されていた。
まだ近くに潜伏しているはずだと、必死になって見つけ出そうとする飯綱。
土宮雅楽は殺生石の共鳴を感じ取る。


諌山幽は分家当主の前で奈落の遺言により、自分が当主となると宣言する幽は、家の務めを娘の冥に託すと告げる。
彼が当主となるという事に驚く黄泉に、遺言状にそう書かれていたのだと告げる。
遺言を自分の知らないところで勝手に開けたのかと怒る黄泉に対して、男と遊んでいて奈落を守れなかったと責め立てる。
「いくら腕が立ち名が売れているからと言って、図に乗るな。
恩人である養父の命すら守れなくて、何が神童だ!」
そんな幽の言葉に、言い返す事の出来ない黄泉は、ただうなだれるしかなかった。
退魔士としての才能はなくお務めから逃げ出した身の上ですが、舌先三寸を使うのだけは得意のようです。
先代は黄泉に家督を譲ると聞いていたという飯綱紀定は、幽に話が違うと食って掛かる。
しかしあくまで遺言通りだという幽に対して、飯綱は黄泉が当主を継ぐから彼女と紀之の縁談を考え直すと告げる。
子供達は純粋に好きあうようになってますが、やはり飯綱父はそうした地位とかばかりに頭がいってる人なんですな。
幽が当主となる事で、家に越してくると告げられる。
冥は黄泉の部屋を自分によこし、黄泉には神楽の部屋へと行くようにと言う。
そして黄泉を越える神童と呼ばれる神楽には、いつまでも人の世話にならないようにと言い放つ。
神楽が黄泉を越える神童という冥の言葉に、黄泉が一瞬反応してしまっていますな。これは最終的に黄泉が悪霊となるためのキーですし。
この父娘はとにかく片っ端から自分たちのものにする気満々です。

父の命で奈落を守れなかった黄泉に獅子王を使う資格はない、と、獅子王を渡せと詰め寄る冥に、獅子王を渡すしかない黄泉。

宝刀獅子王を手にした冥。だが、彼女はその剣を手にした時、自分の身に起きている事をようやく理解する。自らが悪霊となった事、そして奈落を殺害した事を知った冥は、青い蝶から逃げる。
冥は自分が死んで、何をしていたのか記憶に無かったのですな。


だが、逃げ切れない彼女の前に、三途河カズヒロが現れると、受け入れればいいと囁きかける。
「認めればいいのさ。
怒りも……憎しみも……欲望も……
全て受け入れなよ。
そうすれば石は君に応えてくれる。」
そんなカズヒロの言葉を否定しようとする冥だが、後戻りは出来ないとカズヒロは口にする。

「君には、それしか道は残ってないんだよ。
それに……望んでいたんだろう。
だから、それをあげたんだよ」

冥の身体には殺生石が埋め込まれていた。
殺生石って出たり入ったり自在なのか。
奈落の火葬が終わり、神楽は諌山の家を離れる事となる。
落ち込んだ様子の黄泉の身を案ずる神楽。
だが、黄泉は下に戻っただけだと語る。


「元々、私には何も無かったんだから。
あなただけよ、神楽。
あなたが、私の最後の宝物」
この時点ではまだ黄泉にとって神楽は愛すべき大切な存在なのですね。

特異点 カテゴリーAが現れた事を感知した柳瀬千鶴と真鍋美紅。カテゴリーAが向かっているのは、今も尚邪悪な気を吐き続けるところ。千鶴は直ちに処理班を招集する事になる。

黄泉は家の中で青い蝶の羽を見付ける。


それは宝生アオイや神楽の母親が死んだ時にいたものだった。
そして黄泉の携帯に電話が掛かってき、黄泉はスクーターで一人出かける。
一瞬、対策室から電話があったのかと思ったけど、違うようで。

黄泉たちを抜きに現場へと急行する対策室。
黄泉と乱紅蓮を抜きに、カテゴリーBと大量のカテゴリーCと戦うことになる。そこで桜庭は新しい武器・退魔式スーツケース『富岡弐拾参號』を用意する。
岩端晃司が手にしているのはドリル。武器についてどちらが上が軽く口論していた2人だが、カテゴリーB火車が目の前に出現する。
桜庭が『富岡弐拾参號』で火車を狙い撃とうとしたその時、軍用ヘリが現れた。

防衛省・超自然災害対策本部・特殊戦術隊はこの現場は自分たちが預かると一方的に告げて、環境省の人間に下がるように告げる。
その言い分に腹を立てた桜庭に対し、男は銃を突きつける。
彼らが揃ったのを離れた場所で確認したカズヒロは現場から姿を消していた。


黄泉が向かった先で待っていたのは冥。
獅子王と乱紅蓮を使う冥に対して、神楽の退魔刀・舞蹴拾弐號を手に戦う黄泉。


建物の中へと誘い込んだ黄泉は、冥の腕を切り落とし、獅子王を飛ばした。
しかし、冥の腕が直ぐに再生してしまう。
「心の赴くままに生きるのは、なんて気持ちがいいのかしら。
この力があれば、何を望み、何をしようと、誰もわたくしに逆らえない。
わたくしの望み、教えてあげましょうか?」

本来の彼女の獲物である薙刀で斬りかかってきた冥の攻撃を、黄泉は刀で受け止める。
「それは黄泉、あなたを殺す事よ」


「あなたが邪魔だったの!
あなたが憎かったの!
あなたが嫌いだったの!
あなたが羨ましかったの!
いなくなれば良いのに!
消えれば良いのに!
潰れれば良いのに!
死ねば良いのに!!」
奈落が黄泉を迎え入れたせいで、自分が手に入れる筈だったものを全て奪われてしまった。胸が焼けこげる程に憎い、だから奈落を殺したと語る冥。



泣き叫びも、命乞いもしなかった奈落。
詰まらなかったから臓腑をいじくったのたら、悶えのたうって死んだと笑う。

怒りに駆られて冥に斬りつける黄泉だが、殺生石の力で次々と回復していく肉体。
殺生石の力を使った冥の一撃で、黄泉は吹き飛ばされてしまう。


冥は黄泉に止めを刺そうとするが、その時、殺生石の力が限界を迎えて傷が回復しなくなってしまう。

黄泉はその一瞬に反撃へと転じると、冥を縛って組み伏せる。
我を取り戻したように自分の状況を理解した冥は、黄泉に「止めて」と助けを求める。


「だまれ。
それ以上……口を……きくなぁ!!」


黄泉の刀が冥を貫く。
これ以上話されたら、迷いが生じてしまうからでしょうか。
果たしてこの時の冥は自分を本当に取り戻していたのか、それとも単なる演技だったのか……
冥を倒し、雨の降る中、歩く黄泉の前にカズヒロが現れる。
「満足したかい?」


姿を見せたカズヒロに、冥を迷わせたのがお前かと問いただす。
「僕は何もしてないよ、ちょっと背中を押してあげただけ。
最初から心の奥底にあった事さ。
そして彼女はそれを実行に移した」


黄泉も殺生石が欲しいだろうと笑う少年。そして無数の杭が黄泉の身体を貫く。
黄泉、えらくあっさりと死亡した。もっと抵抗出来るかと思ったけど。
次回 第9話「罪 螺旋-つみのらせん-」
遂に黄泉が死亡し、黄泉に殺生石が取り付けられるところまで進みました。
宝生アオイと観世トオルにまつわる回想シーンも出てきましたが、あれが何の場面なのかは不明なままですよ。
黄泉と冥の戦いで使われた挿入歌。
「霊喰い」
作詞:yui
作曲/編曲:橘尭葉
歌:妖精帝國
http://moon12.blog.so-net.ne.jp/2008-11-24
こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします
喰霊-零- 2(限定版) [DVD]
喰霊-零- 3(限定版) [DVD]
喰霊-零- 4(限定版) [DVD]
喰霊-零- 5(限定版) [DVD]
喰霊-零- 6(限定版) [DVD]
スポンサーサイト