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屍姫 玄 第12(25)話(最終話)「屍の果て」

鹿堂赤紗の指示で七星・北斗が原初の屍姫を破壊した事により、契約僧との縁が切られた屍姫達。
だが、誰かの、何かの力を借りなければならないほど、弱い縁などは結んでいない。

高峰宗現と轟旗神佳、荒神莉花と天瀬早季、梅原鉦近とフレッシュ=バックボーン、送儀嵩征と山神異月。
諦め掛けた契約僧だが、屍姫たちと契約僧の縁は再び繋がった。
原初の屍姫は確かに、屍姫と契約僧を結びつけ、力を与えていた。しかし、最初に繋いだ縁は自分たちの記憶。
光言衆の法力で縛り付けられていたのではない。
屍姫たちは自らの意志で、共に戦うパートナーとして契約僧と縁を結ぶ事を選んだ。
屍姫の秘術を成すのは、彼女たちの意志。それ故に彼女らの縁はそんな簡単には無くならない。
要するに、あの屍姫は彼女たちにとってはブースター程度のものだった、という事だろう。
あくまでも契約を結ぶのは自分たちの意志。縁が切れる時は、自分たちがそれを望まなくなった時、という事か。
意志などはただの未練でしかなく、自分たちの持つ性には劣ると笑う七星・忌逆。
忌逆と頭屋に立ち向かう屍姫と契約僧。
忌逆の陣は屍姫たちの前に破壊されて屍姫たちに取り囲まれてしまう。
頭屋は戦う事が出来なかった。
「私は、私は幸福を分け与えたかった。
 死こそ幸福、死こそ永遠。
 だけど、この子達はとっくに知っていた」
「This is happy?」
「そうなのかな。
 私は死んでから、初恋が出来たのだし」
「死んでからしか、幸福の意味が判らなかった、とも言えますけど」
頭屋の言葉を決して否定は出来ない屍姫達。
「私の幸福は……どこ?」
少女の姿を現した頭屋は、自分の持つ風船が膨れあがり、彼女自身を飲み込んでしまう。
頭屋を飲み込んだ巨大な化け物を、嵩征と梅原が撃ち倒す。
頭屋の死に動揺する忌逆。今や北斗の気配も感じ取る事が出来ない。
「私は、滅びない、滅びたくない。
 私の性は、誰にも」
苦悶する忌逆を、屍姫達は殺害する。
忌逆を見詰める早季の冷たい眼差しがいいよな。
てか、あっさり死んだな……なんか拍子抜けする程簡単にやられすぎだろう。


星村眞姫那は花神旺里との縁を自らの力だけで結び直し、屍姫が望む限り、何度でも縁は結ぶ事が出来る。
北斗との決戦に挑む。
「私の敵、赤紗の敵!」
北斗に触れられたマキナの肩の骨が折られる。
マキナの呪いによる無限の再生能力は、契約僧オーリの霊気(ルン)を大量に消費する。
戦いの連続で衰弱したオーリは、もはや持たないだろうと笑う赤紗だが、オーリは気にせずに戦い続けるように訴え掛ける。
「聞いたでしょう。北斗は“死”そのものです」
「死!?」
「北斗には未練も性もない。
 ただ死んで屍になっただけです。
 それは突然訪れる死と同じで、人間には抗う術もない。
 人はいつか必ず死ぬ。死に勝てる人間はいない」
北斗の攻撃に苦しむマキナ。
だが、そこに壬生貞比呂と遠岡アキラがオーリたちをバックアップする。
自分を殺したような悪い奴らを一人でも多く殺したいと願う事こそがアキラの未練。
だからこそ彼らは、屍姫は天国にはいけないと知りながらも、人を殺す任務を受けた。
彼らの攻撃は北斗たちには当たらず、浄房を破壊させる。
アキラの未練がそんな理由だから、彼女は敢えて人間を殺す屍姫の道を受け入れているのか。まぁ、屍を殺しても天国には行けないと知ったのだから、それならば未練の方を選択するだろうな。

アキラたちの攻撃により浄房の奥、108体の屍を殺して破壊の屍となった屍姫達の葬られる場所が向きだしとなっていた。
途端、怯え始める赤紗。
赤紗の屍姫ヒビキの棺もまたそこに眠っている。
アキラがヒビキの棺を攻撃すると、動揺した赤紗はヒビキの棺へと駆け寄る。途端、北斗との縁が切れ、北斗は霊気(ルン)が感じられなくなる。
オーリの座壇術法で強化したサブマシンガンで北斗を攻撃したマキナ。
吹き飛ばされる北斗。
「赤紗……何故」
「ボクは二度と屍姫など作るまいと、そう固く決めていた。
 屍姫は未練によって生きる。
 所詮穢れたもの。
 だから天国にも行けないのだ。
 ヒビキ、ボクの恋人でもあったのに。
 ボクはそう信じた、信じようとした。
 光言衆への復讐しか考えられなかったボクを……
 アナタが救ってくれた。
 アナタには性も未練もない。
 屍は穢れなどではなく、ただ生まれるだけなのだ。
 俺はヒビキを穢れとした事を悔いた。
 その償いの為に、アナタをボクの屍姫とした」
そんな赤紗に伸ばした北斗の手を取ろうとした赤紗だが、その時、ヒビキの棺から腕が伸び、中に封じられていたヒビキが動き出してしまった。
ヒビキの手を取り悲しむ赤紗は、北斗と共にいる事は出来ない事に気付いてしまった。
赤紗の変わり身に怒る北斗は赤紗を殺害し、再び屍へと戻る。
なんか、赤紗が急にヘタれました。
赤紗が北斗に惹かれた気持ちは理解出来たものの、なんだか釈然としない展開に……

屍に戻った北斗をアキラが倒そうとするが、狭間によってそれが妨害され、人間を信じた自分の失敗だと語る狭間は北斗を連れて去ってしまう。
そしてマキナとオーリも何処かへと姿を消していた。
呆然としてしまった。
ここで撤退って、戦いは終わってない、再び暗躍する七星と何時の日か決着付ける、的な展開を迎えるのか、とか思ったらオーリたちまで姿を消すし。


依海市で大量発生していた屍たちはその数を急激に減らしていた。
七星の造り出した穢れによって通常よりも多くの屍が発生していたが、七星が去った事で屍たちは力を失い、或いは自ら死んでいた。
しかし屍姫たちはこの戦いで多くの負担が強いられ、108体に迫る数を殺した屍姫も出てくることになる。
その屍姫は天国に行くだけだ、と語る貞比呂。
紫央時花権大僧正の後継人として貞比呂がその任につく事になり、彼が108の屍姫を見届ける役割を継ぐ事となった。
彼は一連の出来事について何も高峰たちには何も語ろうとはしない。
ただ赤紗が死に、屍姫たちがここにいる、それだけなのだと。
代々紫央家の者が継いでるんじゃなかったの? 紫央の後継者が幼いとか、いないとかなのかな。
まぁ、事実を知っている人間で、位の高い僧がつくのだから、貞比呂がつくのが適任という奴か。

オーリとマキナは行方不明となっている事を語る神佳。
マキナが死んだのかと驚くフレッシュだが、早季はマキナが死ぬはずがないと言う。
オーリも共に姿を消したのなら、大丈夫だとイツキは自信を持って笑う。
そんな彼女の言葉に、他の者たちも笑う。
失踪ですか……何で失踪する必要があったのか判らなかったのですが、マキナが呪い持ちのままだったからか、108の屍の秘密を知ったからなのか、戦う気がないからなのか。
てっきり、北斗を追いかけていったのだとばかり思っていた。

「私をどこに連れて行くつもり?」
「もう戦わなくてもいい。
 108の屍を倒しても、天国へ行けないのなら、
 もう戦う必要はない。
 そうだろ、戦えばそれだけ、破壊の屍になる日が近づくだけだ」
「そうか、そうだよね。
 でも、私にはどこにも行くところがない」
「あるさ、おいで」
手を引こうとするオーリの手を振り解いたマキナは、一人で歩き出す。
オーリはいきなり戦いを放棄です。そんなぬるま湯ラストなんてありえねぇ。
なんか、ここで急に演技が下手に……いや、元々上手くはないけどね。悪化してる、なんで?


オーリはマキナを大麟館へと案内し、光言衆には自分が説得するから、戦いを捨ててここでただの女の子として平和に暮らせば良いと告げる。
田神景世が生きていた頃から、マキナは大麟館の門を潜った事は無かった。その先にいる子供達の無邪気な楽しそうな姿を見ると、穢れた自分が入ってはいけないとと感じていたからだ。
そんなマキナを強引に門の内側へと引っ張り込むオーリ。
と、牛島尋維、墨鳥、犬彦瑞樹の3人も大麟館に避難していた。
化け物とオーリたちが何か関係しているのか、と問い掛ける。
全ては終わった事であり、今度ちゃんと説明すると答えるオーリ。
ただ一人見つかっていない春日望の事を訊ねられたオーリは、表情を曇らせる。
途端、マキナは大麟館を離れて歩き出す。
あ~、3人はなんとか無事だったようです。そうか、お胸様の事は知らなかったんですね。
最終的にはこのどさくさであの飛行機事故に巻き込まれて死んだ事にされるんだろうなぁ。

マキナは忘れる所だった。
望は死に憧れていた。永遠の死、美しいままに生きる屍になる事。
このままではマキナは自分がそうなってしまうと気付いた。
だが、マキナはそうなりたくなくど無かった。
生きている時には、本当に「生きる」という事が判っていなかった。屍姫となって初めて「生きる」という意味を知ったマキナ。
自分のすべき事のタメに戦う意味も。
北斗は「死」そのものなどではなく、ただの屍であり、忘れているに過ぎないのだというマキナは、北斗に「生」と「死」を思い出させてやりたいと願う。
「人は誰も死から逃げられない。
 だけど、死と戦う事はできる」
「マキナ、でも」
「オーリは、私を春日望が夢見ていたもののようにしたいの?
 ただこの姿で存在するだけ、だけどとっくに死んでいる。
 やがて心も死んでいく。
 ただそれだけの死体に……
 私は戦いたい、死と。
 それが生きるって事、そうでしょう?
 ……オーリ、一緒に来て。
 オーリは私の契約僧なんだから、見ていて欲しいの。
 私の戦いを」
ただ諾々と続くだけの平穏ではなく、戦い、自らの願いのために「生きる」事を選択したマキナに、オーリも彼女の意志を汲む。
ん~、これってキャシャーンsinsとも同じような感じだな。
ただ命が続いているだけなのは「生きている」という事ではないという事だろう。

マキナは赤紗の作った棺の気配を感じ取り、北斗の居場所を探り当てる。
それは棺が景世の一部で作られているものであるから。マキナと景世の縁はまだ繋がっていた。
北斗はマキナの接近を感じ取り、笑う。
坊主は死んだ者ではなく、生きているもののためにいるのだという景世の言葉を思い出したオーリ。だから成り立ての僧侶であっても、自分もマキナの力になるのだと言う。
「私、死んでるのよ」
「生きてるよ。
 本当に生きようとしている。
 それって、生きてるって事だろう」
オーリの言葉に、マキナは微笑む。
だが、そこに北斗が襲いかかってくる。
「敵、私の敵」
「思い出しなさいよ、北斗!」
戦う北斗とマキナ。
北斗の攻撃を受けながらも、北斗を吹き飛ばし、何発もの銃弾を浴びせかけるマキナ。
「止めろ、止めるんだ」
弱々しく訴えかける狭間の声など、マキナには届かない。
「思い出させてやる。
 痛みを、哀しみを、怒りを!
 お前も人間だという事を!」
マキナはサブマシンガンを投げ捨てると、北斗に馬乗りになると殴り続ける。
「私は戦う、生きる為に」
北斗はマキナの攻撃を受け続けながらも笑い続ける。
「私は、今生きているか。
 生きている。生きている!
 お前も、私も、生きている!!!」
( ゜Д゜) ポカーン……
……微妙~……


えっと、どこからツッコメばいいのやら。
なんでラストで狭間はあんなヘタレになってるの?
なんか最後の最後にきてグダグタ。
北斗に向かっていった時のマキナのケツのアップに噴き出しそうになったのは俺だけではない筈。あれじゃあ、どう考えても履いてない……
ともあれ、マキナは最後に自らが生きるために戦う事を選んだ。
何もない北斗には負けない、という意志を持っているのでしょう。
屍姫は屍と戦うために生まれたのだから、戦う事こそが生きるという事。
なのは判ったんだけど、なんだ、このモヤモヤしたままで終わらされたものは。
正直、最後に辿り着いたのはキャシャーンsinsとほぼ同じ所。しかし話の締め方は向こうの方が断然上です。
なんか、最後に一気に評価を落とした感じだな。
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プロフィール

黒虎

Author:黒虎
アニメや音楽・映画などの個人的主観に基づいた感想をつらつらと駄文で書き綴っています。

趣味はアニメ・音楽・カラオケ・映画。
大阪在住の関西人。

年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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