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SOUL EATER ソウルイーター 第51話(最終話)「合言葉は勇気!」

黒血に飲み込まれたソウル=イーターの精神世界から帰還した、ソウルマカ=アルバーンが目にしたのは、鬼神阿修羅の前に敗れて倒れる仲間達の姿だった。
「何もおかしな事なんてない。
 しかるべき者が、しかるべき場所に立ち、しかるべき者が敗北し、倒れる。
 そこには意外性も面白味も何もない。
 なぜなら、これが現実だから。
 ここには不確定なものは何一つ存在しない。
 もちろん……恐怖もな」
――健全なる魂は、健全なる精神と、健全なる肉体に宿る
鬼神阿修羅。
 お前の魂、いただくよ!」
ソウルを鎌に変化させて鬼神と対峙するマカだが、心の恐れを現すように身体が震えていた。
阿修羅には恐怖はない。だがマカは阿修羅を前に震えている。これでは戦いにならないと指摘する阿修羅に対しても、マカは決して引こうとはしない。
「何を言われたところで、何も変わらない」
「震えが止まった。
 開き直ったか」
「私は戦う、それだけだ!」
「行くぞ、マカ!」
「うん」
「「魂の共鳴!!」」
阿修羅へと攻め込むマカだが、阿修羅の攻撃を受けていとも簡単に叩き付せられてしまう。
一瞬だった。マカたちの共鳴での攻撃は、当然ブラック☆スターたちほどのスピードもないのだから、簡単に捕らえられてしまうのは仕方無い事か。
鬼神は、マカを非力だと、倒れているブラック☆スターやデス・ザ・キッドの方が遥かにマシだったと語る。
立ち上がるマカに対して、阿修羅は彼女の心の鎧を全てはぎ取ってやると告げる。
力の差は歴然。長引けば勝機はない、とマカは隙を見て自分たちの最高の一撃を打ち込むことに掛けていた。
2人が今持てる最高の一撃『魔人狩り』を。
あの時成功したきり、一度も成功していないのだけど、今なら成功させる自身があるという事か。もしくは絶対に失敗する訳にはいかない、という強い思いがあるからなのか。


マカが母親から受け継いだ退魔の波長は、全ての魔・不浄を滅すると言われていた。
真っ当に戦ったところで敵う相手ではない以上、それ以外に手だては見つからなかった。
手出しの出来ないスピリットは、ただひたすらにマカの生還を祈るしか出来なかった。
魂の波長を更に強く高めるマカ
「この一撃に」
「俺たちの全てをぉぉ!」
鬼神狩り!!」
マカの一撃が、阿修羅の身体へと食い込む。
魔人狩りと言いつつ、放ったのは鬼神狩りなのか。単にどっちに対して放つか、という事で呼び名が違うだけ?

「退魔の波長か……
 お前に問う。
 俺は“魔”なのか?
 ……それは過ちだ」
マカの鬼神狩りが阿修羅の前に破壊される。
斬り裂かれた肉体が融合する阿修羅は、狂気は不浄なものではなく、誰の心にも存在する感情だと語る。
「くそったれ」と吐き捨てたマカに、お仕置きと称して光線を放つ阿修羅。
その一撃をソウルが身を堤にしてマカを守る。
先に倒れた者たちは、残った者に期待や責任という重荷を貸す。そこから感じる苦痛もまた恐怖の一つだという阿修羅だが、マカは阿修羅に怒りを滾らせる。
怒りや焦りも恐怖の一つ、そして攻撃によって受ける痛みもまた恐怖の一つであり、それはマカのような人間には良く聞くと阿修羅は笑う。
これがメデューサの言った言葉の意味だったわけか。
狂気は誰でも持っているものだから、魔でない、と。しかしだとすると、魔の定義というのが一体何なのか気になるところではある。
魔女たちは名前に「魔」がつく以上はそうなのだろう。魔武器などもそうだよね。
鬼神の卵を持った人間はどうなるのだろうか、鬼神に通じないのだから、魔ではないという事なのか……


マカの退魔の波長掛けるしかない、と語る弓梓だったが、クロナはそれを否定する。
「マカは、マカはそんなんじゃないよ」


再び立ち上がるマカは自分の弱さを認める。
だが、今鬼神から受けている痛みなど、自分のためにクロナにソウルが斬り裂かれた時の痛みや、ブラック☆スターと仲違いして和解の時に受けたパンチに比べれば、大したことなど無いと言ってのける。
ならば自分の攻撃を受けてみろと、光線を放った阿修羅。
マカはそれを真正面から受け止め、倒れる。
当然、躱す訳はない。てか、なんで光線なんだ。
拳を受けてみろとか言わなかったか?

「ここまでだな」
背を向ける阿修羅だが、マカが再び立ち上がる。
まともに意識があるとは思えないマカを虫の息だと判断した阿修羅は、トドメを刺すべく攻撃を放つが、それはマカの肉体に届く前に見えない何かに斬り裂かれる。
予想外の出来事に、流石の阿修羅は驚きを露わにする。
何かが起きているのか判らない迫ってくるマカの身体から現れた鎌の刃による攻撃を受け止める阿修羅。
「職人の武器か?
 いや逆か。
 武器の血を引く者が、職人になったという事かぁ!」
マカに攻撃を放つ阿修羅。
「しかし何故突然武器として覚醒した」
マカの一撃は阿修羅の肉体をも傷つける。
突然のマカの変化に戸惑う阿修羅。変化は外見だけではなく、彼女の中にあった恐怖心すらも消えて無くなっていた。恐怖をぬぐい去る為、敢えて意識を飛ばしていた事に気付く阿修羅。無意識化での武器化の発動しているのだと知った阿修羅は、不確定要素が消えたと安堵する。
デスサイズと職人の娘なんだから、マカ自身も武器になる素養を持っていた、という事か。
この辺は気になっていたんだよね。武器と人間が結婚したら、どうなるのか、と。マカは職人だったので、どちらか一方になるのかと思っていたんだけど。
てか、マカは武器化しても、ギリコやジャスティンみたいに単身で戦えるんだね。同じ鎌であるソウルやスピリットは単身では戦えないのに。
職人の血を引いているのと引いていないのの差?

「種の消えた手品などに、恐怖はない!」
マカを捕らえた阿修羅に対して、マカは無数の刃で斬りつける。しかし痛みに対して恐怖を感じないという阿修羅は、逆にマカの腹を抉って痛みを与える事で、マカの意識を呼び覚ます。涙を流しながら悲鳴を上げるマカ。
「もう良いんだ、楽になれよ。
 狂気に身を任せれば、お前も恐怖から解放される。
 痛みも不安も全て無くなる。
 どうせお前には何も出来ない。
 仲間も、退魔の波長も。
 お前達のやろうとしていた事、全てが俺には通用しなかった。
 今やパートナーも失い、身体も満足に動かせやしない。
 お前に俺を倒す術は……もう何もない」
「私には……もう」
「そうだ、何もないんだ」
「……清々した」
マカを狂気へと誘おうとした鬼神だったが、マカの口から漏れた言葉に思わず驚く。
2転3転していきます。マカの武器化はあくまでも前哨戦でしかなかったのか。
鬼神が判らないものに怯える、という事を見せたかったのかな。


クロナの否定が理解できない梓。
マカの凄いところは、退魔の波長などではなく、心にあるのだというクロナの言葉に、スピリットやフランケン=シュタインが微笑む。
「クロナの言う通りだ」
ボロボロながら復活を遂げた死神様が、クロナの言葉を肯定する。
あの状態で生きてるのか……さすがは神。


マカの言葉が理解出来ず、激しく動揺する阿修羅。
マカは元々好きで持っている力ではなかった。
大人達があれこれというため、必死に上手くやろうと優等生を演じ続けていたマカだが、本当は得意ではないのだと笑う。
「……お前、バカか?」
「バカはどっちだ、クソヤロウ」
「ホントはみんな知ってる筈だよ」
「そいつは、俺様みてぇな才能はねぇが、ここにすんげぇもん持ってる」
「バカの強さは特殊な能力などではない」
「そうさ。マカには、恐怖と戦う」
「「「勇気がある!!」」」
勇気”という得体の知れない存在に頼ろうとするマカ達に、静かな眼差しで見詰めてくるマカに、恐怖を感じて怯える阿修羅。
みんな立ち上がって一緒に迫るのかと思いきや、他のみんなは倒れたまま立ち上がれませんでした。
そういや、マカはなんだかんだで結構規則を破ってるもんなぁ。本当はブラック☆スターとかみたいに自由にしたいけど、それが出来ない性分だっただけなのだろう。

「お前一体何者だ!」
「私の名前はマカ=アルバーン。
 鎌職人よ」
「ちげぇよ! 名前なんか聞いてねぇんだよ。
 そういう意味じゃなくて、何者だっていう話だろうが」
マカに苛立ちを覚える阿修羅。
噛み合わない会話が素晴らしいです。
「私は私、他の何者でもない」
自分の理解出来ない事に激しく動揺する阿修羅は、マカたちを消し飛ばそうとするが、マカの呟いた言葉が気に掛かってしまう。
もう止めろ、という阿修羅だが、マカはこれまで自分を支えてくれたみんなのためにも止める訳には行かなかった。
「みんなの勇気は貰った。
 後は私の勇気をぶつけるだけ」
勇気をぶつけるだぁ?
 何がしてぇんだよ、おめえはよぉ」
「全部引っくるめて、拳に乗せる!」
そんな拳では自分を倒す事など出来ないと喚き散らす阿修羅。
「まったくもって、意味わかんねぇよ!」
思わず口にしてしまった言葉に、阿修羅は自分が判らない、という事実にぶつかってしまう。
阿修羅の苛立ちっぷりは流石の演技力としか言いようがない。キャストが絶品だよなぁ。

理解出来ない事の恐怖にビビりだす阿修羅は、何故皆が弱いマカなんかに頼るのかまったく理解できない。
勇気ってなんだ?」
阿修羅は混乱の境地にいたってただひたすらに喚く事しか出来なくなってしまう。
「鬼神阿修羅、覚悟ぉ!」
迫ってくるマカを必死に寄せ付けまいとする阿修羅は、自分を倒したところで何も代わりはしない。また新たな存在が誕生するだけだと言いながら、必死に攻撃する。
「無駄なんだよ、そんな事」
「そんな事はぁぁぁぁ……知るかぁぁぁぁぁ!!」
攻撃をかいくぐって懐に飛び込んだマカの拳が阿修羅の顔面を直撃する。
それは想定内であり、マカの一撃など通じないと必死に語る阿修羅だが、阿修羅の視界が歪み、肉体が崩壊を始めてしまう。
とっておきの一撃はただのグーパンチです。むしろあの攻撃をかいくぐったマカが凄いと思うけど、鬼神が恐怖している事で本来の力が出し切れないから躱せているというのもあるのかな。

勇気を乗せた拳は、特別なものではない。
「だから、誰でも持ってる」
「……なぁんだ。じゃあ狂気と同じだな」
マカの言葉に納得した阿修羅は、晴れ晴れとした表情を最後に浮かべて消滅する。
最後に理解出来た事でスッキリしたという事かな。
倒すまでは至らず、再封印という事になるのかと思ったら、完全に消滅させてしまった事にビックリです。

阿修羅を倒した事で、開放された彼に食われた無数の魂。
これまで立ちこめていた暗雲は消え、青空が広がる。
喜びはしゃぐブラック☆スターとパティ・トンプソン。
ひとまずは一件落着だが、問題は山積みだとリズ・トンプソンと中務椿はため息混じりに笑う。
鬼神がいなくなったのだから良しとしようというリズだが、キッドはこの世に人がいる限り、負の感情が消える事はなく、安心できないと告げる。
今回はマカのおかげでなんとかする事が出来たが、この先新たな鬼神が再び出現する事が確実だと告げる。
「大丈夫だよ。そん時はあたし達がいるじゃん。
 それに、人の心にあるのは、負の感情だけじゃない。
 勇気はみんな、ここにある!」
マカは胸を叩きながら、仲間達に笑いかける。
当然、ここまでの展開がきたらこういう終わりだよな。
人は色々な感情を抱えている。
弱い心、強い心。
しかし勇気や希望がきっと、弱い負の心に打ち勝つ、という事。
ある意味凄く少年漫画らしいラストで、スッキリしてていいかと。


そんな訳で遂に迎えた最終回
最終回なのに、オックスくんたちは出番のカケラもなかったね。
ミフネたちもそうか。

実力では1つ星職人のマカたちが倒してしまうのは、いささか無茶だったし、強い心が鬼神の心の弱さに打ち勝った、というのは少年漫画らしい良い締めだったかな。多少の強引さは充分に目を瞑れるところだろう。
もっとエピローグが描かれるかとも思ったけど、一切なしだった。
魂が開放されたことで、てっきりアラクネが復活とかいうネタがあるのかと思ったら、それも無かった。


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黒虎

Author:黒虎
アニメや音楽・映画などの個人的主観に基づいた感想をつらつらと駄文で書き綴っています。

趣味はアニメ・音楽・カラオケ・映画。
大阪在住の関西人。

年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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