屍姫 赫 第8話「安らぎ」
【ストーリー】
光良の屍は、自分が受けた攻撃を敵にはね返す、「呪い」を身につけた呪い憑き。
伊佐木修二は修復中の屍姫・星村眞姫那に後れを取るわけにはいかない。そして契約僧と共にいない屍姫に屍を殺す資格はないため、瑠翁水薙生に屍を殺すように命じる。
だが、自らを傷つけ、そのダメージをミナイにぶつけてくる光良に、為す術もないミナイ。


そんな時、オーリは墨鳥に掛けた電話で光良へと話しかけさせる。
その声を聞いた光良は動揺し人間の姿へと戻り、屍としての力を失った光良はミナイによって倒される。

ミナイは自分の傷を罰とは考えず、オーリたちを守る事が出来る、そんな自分を誇りに思うと笑う。
荒神莉花の治療を受ける田神景世。

莉花の本音を代弁すると言ってやたらと黒い台詞を吐きまくる屍姫の天瀬早季。
背信僧の問題は解決したが、景世の問題が残っていた。早季は彼を光言宗に入信させれば良いと言うが、景世はオーリをこれ以上こちら側には近づけないと誓う。

ミナイがオーリの携帯電話の件でオーリの下へとやってくる。本来ならば監査の役割ではないのか、という山神異月だが、ミナイは用事があったからそのついでなのだと答える。
彼が光良のブログへの書き込みに利用した携帯電話を処分するのだという。ミナイは機種変更を勧め、その代金を自分が払うと告げる。
送儀嵩征は屍姫は人間ではないと警告を促す。

ミナイに電話を掛けても繋がらないでいた伊佐木は、自分は景世たちとは違うと屍姫に対する感情を否定する。
その時、彼の下に以前倒したチーマーたちが現れると、スプレーを吹きかけて路地裏へと連れ込んでしまう。
オーリの携帯を機種変更して古い携帯を預かったミナイだったが、伊佐木からの大量の着信があることを知る。


少し表情を曇らせながらも、彼に電話を掛けても繋がらない。オーリと話しながら歩いていたミナイだが、突然苦しみ藻掻くことになる。
高峰宗現の下に伊佐木の死亡について連絡が入った。
契約僧と屍姫は縁という強い絆で結ばれている。
契約僧が死んでも生き続ける屍姫はただの屍として扱われる事になる。
そんな屍を屍姫たちは狩る事になる。
伊佐木がチンピラに刺されて死んでしまった。

天瀬早季がミナイを狩りに来た。
止めようとするオーリをイツキが止める。


波の屍姫よりも遥かに強い力を持つ早季の攻撃を受け止めたミナイ。オーリにかけてもらった「ありがとう」という言葉に、償いとして戦う事を捨てて生きて人を守りたいというミナイ。
早季の攻撃をはね除けたミナイを、オーリは連れて逃げる。
そこにいる2人が光言宗の人間とは知る由もなく、喫茶『パルテノン』にミナイを一時預けることにしたオーリ。
自転車で走るオーリを見付けたマキナはミナイの居所を問いつめるが、吐こうとはしない。

屍姫同士は互いの居所を知る事が出来るから隠しても無駄だと告げるも、決して話そうとはしない。
誰かを守る為に戦いたいというミナイ。そんなミナイの気持ちもまた「執着」だというマキナ。
「君は、君は何の為に戦ってるんだよ。
理由なんてないだろ! 君より、ミナイの方が……」
ミナイを探して走り出すマキナはそんなオーリの言葉を聞きながら、顔を歪める。


壬生貞比呂は裏道として、今すぐに新しい契約僧と縁を結べば助かる事が出来ると告げる。
オーリであれば、徳は積んでいないが貞比呂が力を貸す事で契約僧とする事が出来ると進言する。

そんな彼の進言に、ミナイは……
オーリは通り道で僧侶が自分と同い年の人間に殺された、という事件現場に出くわす。

それが伊佐木だと知ったオーリは、怒りに身を震わせて犯人である少年に殴りかかろうとするのを牛島尋維に抑えられる。

オーリを契約僧にはせず、伊佐木の屍姫として死ぬ道を選択したミナイ。
ミナイの遺体は景世、そして貞比呂から彼女は教義の為に死んだのだとして教衣帯に包まれる事となる。

彼女を撃った遠岡アキラは、伊佐木に義理立てせずオーリを契約僧にすれば助かったのに、と呟く。


そんな時、オーリからミナイに電話が掛かってくる。
次回 第9話「その胸にトキメキを」
【感想】
原作では屍との戦いで伊佐木とその屍姫は死んでいるらしいですが、ミナイというキャラクターが設計されてアニメでは大きく変わったようです。
光良は自分に対する相手がやった攻撃だけではなく、自分自身で傷つけても望む相手にダメージを負わせる事が出来るのですね。
マキナはミナイの執着を否定していますが、そもそも自分も自分と家族を殺した相手を殺すという「執着」があるんでは……てか、オーリもそれを聞いていたやん。
ミナイが死を選んだのは伊佐木に義理立てしたのではなく、オーリを巻き込みたく無かった、というのが本当のところなんでしょうね。
http://moon12.blog.so-net.ne.jp/2008-11-21
http://takaseyuka.moe-nifty.com/takaseyuka/2008/11/8-5143.html
こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館へお願いします
スポンサーサイト