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ドルアーガの塔 ~the Sword of URUK~ 第12話(最終話)「つないだ手は」

ブルークリスタルロッドを手にしたニーバにより支配されたドルアーガの塔は、幻の塔とドルアーガの塔が一つになり、真のドルアーガの塔へと変化する。
そこから出現した砲台による一撃で、ナダヤ山が消滅してしまう。
どんな町だろうと滅ぼす程の絶対的な力。
だが、ニーバに人間の町など興味は無かった。彼の目的は天。
天にいるイシターへと攻撃を開始したニーバに、天空にいるイシターもまた応戦してくる。
両者の激しい衝突により、地上は大混乱へと陥る。

ドルアーガの塔の真の姿は『耐震対神兵器』だとカーヤは説明する。
これまではギルガメス王の良心によって抑えられてきた力が、ニーバはその力を隠すことなく使用していた。
そんなニーバをファティナは「馬鹿な奴」と呟く。
伝令から伝え聞いたエタナによりナダヤ山の消滅を知ったケルブたち。
ニーバがドルアーガの塔を使い、神々との戦争を始めたという事実に怒るケルブ。
ジルは、ニーバによって殺害されたヘナロを花で包んで埋葬していた。
落ち込むジルに、生き延びていたグレミカがニーバが鉄の宮の奥にいるという情報を伝える。

慈愛の女神と呼ばれながら、ニーバたちに対する容赦ない攻撃をするイシター。
祈りを捧げたカーヤはニーバを止めるまで攻撃を止める気はない事を知らされる。

カーヤはボロボロの服から、昔の服にお着替え。
入浴シーンの代わりに、今回はカーヤの生着替えです。

ジルにギルガメス王の剣を渡すケルブ。エタナがジルの盾を差し出す。
「悔しいが、お前等に託す。
 ニーバを止めてくれ」
「たっぷりと報酬を用意してよ」
「登頂者は強欲だからな」
危険な役割ですが、元々止めるつもりだったファティナやウトゥもやる気満々です。
ウルク国最後の王族・王女イシュハラも、王女ではなく一オラクルのカーヤとしてもちろん参戦。
元の衣装を着ているカーヤをクーパがもの凄く嬉しそうに見ています。

ジルやファティナにとっては4度目となる登頂。カーヤは2回目。
グレミカも部下を連れず、たった1人で塔を登っているようです。
「小さい頃、ニーバと2人で遊んでて、森の中で迷子になった事があったんだ。
 古い木の洞で一晩明かして、寒いし怖いし大変だったけど、ボクは一度も泣かなかった。
 鈍感だったんだろうね」
自嘲気味に笑うジル。
「ニーバさんは?」
「沢山泣いた。
 本当のニーバは、劣等感の固まりなんだ」
「何となく判ります」
ジルもニーバがただの自信家ではない、という事を知っていたのか。
あの強気の姿勢の裏には、自分の弱さや、劣等感を隠されていたという事。
「でも、ボクがあんなに甘えなかったら、ニーバはもっと気楽に生きていたかもしれない」
カーヤに語るジルの言葉に聞くファティナ。その胸中は如何に、という感じです。

エレベーターを使い、塔を登ったジルたちはニーバの下へ向かおうとするが、そんな彼らの前に大量のモンスターが行く手を阻もうと出現。
珍しくクーパも戦闘に参加。て、メルトの杖でモンスター殴りつけてる……この娘の場合、モーニングスターとか武器に与えておいたら、メチャクチャ強そう何ですけど。

更に大軍が後方から出現。
肩を並べて戦うジルのカーヤの姿を寂しそうに見詰めるファティナは、自分たちが足止めをして、2人を先に進ませる。
カーヤのホッペを目一杯ビンタしたファティナ。
「これでチャラにしてあげる」
ジルへの思いを吹っ切るための一発ですね。
「いいのか?」
「別に」
ウトゥの問い掛けに強がるファティナ。
顔がちゃんと映ってないけど、一瞬涙のようなものが映ってますね。
ファティナは良い娘で尽くすタイプなのに、とことん恋愛運がよろしくない。

「なぁ、ファティナ。
 これが最後になるかもしんねぇから」
「えぇえ?」
「そのぉ、言いにくいんだけどよぉ……」
「何よ、また怖い話?」
ファティナのように怖い話を始めるのか、と思ったのは俺だけじゃないはず。
「いや、この戦いが終わったら、結婚しねぇか?」
何となくそう思ったというウトゥに、「やーよ」と明るく応えるファティナ。
そして迫り来る大軍に、メルト、クーパ、ウトゥ、ファティナの4人は戦闘開始。
ちょっ! こんなところで派手に死亡フラグ立てないの、ウトゥ。
それじゃ第1期表第1話と同じですから。
ファティナが断った事で、ギリギリ回避ですか?

先へと進むジルたちは敵を次々と撃退して進んでいく。
本当にニーバと戦えるのかというカーヤの問い掛けに、実際のところはまだ判らないジル。
唐突に花畑が出現し、姿を見せたアーメイがジルはもう充分に戦ったから引き返して塔を去るように告げる。
ヘナロももう大丈夫だから、姿を見せたヘナロ。
心が折れそうになったジルは、カーヤの魔法に救われる。
これは死者の館? そもそもアーメイがそんな言葉を掛けるはずもない。

全てはサキュバスの見せていた幻。
これ以上先に進ませるわけにはいかないというサキュバス。
特にイシュハラは進めさせたくない、という事は彼女に行かれるとニーバが敗れる危険性が高いという事か。それは彼女が女神イシターのオラクルだからか、それ以外の理由があるのか。
強い精神攻撃を持つサキュバスと戦うため、カーヤはジルを先に進ませてサキュバスと対決。
「ふ~ん、思い切りがいいわね。
 前より強くなったわ」
「ふん、男に頼ってばかりのアナタとは違いますから」
カーヤもなかなか言うようになりました。
みんなが順番に主人公を先へと行かせる王道展開です。

ニーバとイシターの戦いの余波から回避する為、ケルブたちは市民の避難誘導。
戦い続けるファティナたちのところまで被害が発生し始めています。
つまりはニーバが劣勢なのか。イシター側が見えないので、どの程度のダメージを与えているのかが判らない。

ニーバの下に辿り着いたジル。
そこで待っていたニーバは息絶えたグレミカをその手に抱いていた。
相変わらず女性は服が破けて、無駄にパンツ丸出しです……
やはりイシターとの戦いは劣勢ながら、神がニーバ相手に必死になって戦っている。
「もう気が済んだだろう」
「どうかな。まだまだ足りない気分だ」
「くっ……」
「昔から言ってたよな、お前はドルアーガを倒したいって」
「そんな事、今は」
「倒してみるか? 目の前にいるぞ。
 今は……俺がドルアーガだ!」
ブルークリスタルロッドの力でドルアーガと化し始めているニーバ。
まだ完全にドルアーガになってしまった訳ではなく、今ならジルにでも倒せるかもしれないと笑う。
武器を構え、ジルに向かっていくニーバは、ジルの事を英雄ごっこだと嘲笑う。
「終わりだ、ジル。
 俺はお前を殺す!」
ドルアーガの姿に変わりつつあるニーバの攻撃に晒されるジルは、カーヤの掛けていた魔法に助けられる。自分を裏切った女に助けられて満足かと問うニーバ。
「カーヤは、裏切ったんじゃない。
 何も知らないくせにぃぃぃぃ!」
圧倒的な力の差。
ニーバはどんどん邪神ドルアーガの姿へと変貌。
ニーバの心の闇が浸食されているという証なんだろう。

ドルアーガの塔の砲撃は、天だけでなく、地上の町にも向けられる。
「俺は世界中の町を焼き払う。
 バビリムも、ラビスも、お前の仲間達も、カーヤも殺してやる。
 たっぷりいたぶった後にな」
ジルの怒りを駆り立てるニーバ。
ジルはニーバの攻撃をかいくぐってニーバに迫る。
「俺は!
 お前にずっと苛立ってたんだ!!!」
遂に完全なドルアーガの姿になったニーバ。
攻撃を辛うじて盾で受けきるジルですが、その一撃で盾は崩壊。
「やっと、本音が聞けた。
 ニーバはボクが怖いんだ」
「何!?」
「馬鹿な弟だって思ってたのに、どんどん強くなる。
 どんどん自分に追いついてくる。
 それが苛つくんだ!」
奇しくも、それはニーバを最後に突き動かしたサキュバスの言葉と同じ。
それはニーバの本心を突いている証拠だろう。
「面白いな。イシターも今、そういう気分かもね。
 結局、その程度の話なんだよね。
 神への反逆なんて」
神への反逆なんて下らない事でしかない、という意味だろうな。

ジルはニーバとの戦いに決着を付けるため、最後の攻撃。
ニーバの攻撃を素早い動きと、高い跳躍で交わすジル。
そう、カーディアンであったジルは、敵の強力な一撃も受けきる為、もの凄く重たい鎧をコレまでつけて戦い続いてたんです。だから、第1期でウトゥはジルがもの凄く重たいと感じたわけだ。
つまり、今のジルは、ドラゴンボールで重りの服やら何やらを外した孫悟空と同じ現象が発生しているわけです。
今のジルはニーバを倒す為にいるので、ガーディアンとして攻撃を受けきる必要はない。攻撃に集中するなら、重りを外して素早い攻撃が出来る方が良いのだろう。
ジルの力を認めたニーバとジルの最後の一撃。
ジルの剣がニーバを貫き、ドルアーガは姿を消す。
「俺が、拘っていたのは、神なんかじゃなくて……
 お前だったのかも」
「だったら、もっと早く」
「言うな。俺にだって、面子がある」
「そんなの!」
「ここは、もうやばい。行け」
「嫌だ、ボクは」
「子供に逆戻りか。
 俺たちは殺し合った……
 そして、お前が勝ったんだ。
 ちゃんと背負って、生きてみろ」
ニーバの言葉を受け入れたジル。
これまで父の事から逃げてきたジル。今度は兄を殺したという重荷を背負って生きる事になるのか。


ニーバは崩壊する塔に巻き込まれ、ジルはニーバに背を向けて走り出す。
落下に巻き込まれそうになったジルを、カーヤが救う。
間に合ったものの、カーヤの力でジルを引っ張りあげられる筈もない。
「もう絶対に、アナタを裏切らない」
それでも離そうとはしないカーヤは、ジルと一緒に落ちそうになるが、今度は咄嗟にファティナがキャッチ。
「重っ!」
が、当然2人分の体重をファティナが支えられる筈もなく、巻き込まれて落ちそうになった所を今度はウトゥ。だがウトゥも落ちそうになり、最後はメルトとクーパが支える。
「セーフセーフ。世話の焼ける奴ら」
「結構でございます」
ええ、もちろんこのパーティで一番の怪力を持っているのはクーパですから。
笑顔で4人分纏めて一本釣りです。
余裕ありすぎだろう。たぶん、メルトはいなくても問題なかっただろうな。

ニーバの死により、ドルアーガの塔からの砲撃も、イシターからの砲撃も止む。
崩壊したドルアーガの塔、そして荒れ果てた町。
そんな中で、王女イシュハラが中心となってマーダックの子、ギルガメスの追悼。
当然ながら、あくまでギルガメス王の真実は人々には隠したまま、英雄として葬られるのでしょう。
しかしギルとカイは相変わらず、霊体で存在しているようです。
最後の半年は暴君となっていたにも関わらず、非難される事もないギルはちょっとむず痒い。
「ジルのおかげね」
「ああ」
「これからどこに行く?」
「まずは天界に。
 このロッドを返したら」
「登頂者に?」
ちょっ、そのスプーンは!?
ギル、哀れ。
このアニメの教訓。スプーンは凶器です。

復旧する町で働く人々。
王女イシュハラを餌に、ケルブはまた商売を初めているっぽい。それとも、イシュハラの事を口八丁で褒め称えているのか。
呆れながらもそれに付き合ってるクーパは、付き合い良いな。
ファティナはウトゥと共にカリーの故郷へと向かい、大量の物資と資金を提供。
ケルブとエタナは遂に結婚。ようやく想いを遂げる事が出来たのですね。
そのブーケはアーラ、イリリ、ウー・ルー、エンレ、オロを飛び越え、ウトゥの手に。てか、なんでまだ鎧着てるんでしょうか。
ケルブの店は違うイケメン男性が仕切っているようです。誰か判らないけど。
相変わらずメンバーは男性日照り。
シエラは温情が出たのか、もう釈放されているみたいですけど、すっかり飲んだくれ。
ファティナとウトゥはまだ冒険を続けているようですけど、クムっぽいのも一緒にいるね。ドルアーガの塔が崩壊したので、戻ってきたのか。それとも別人か。
しかし気になるのは、逃げている時と、モンスターに囲まれている時で、一緒にいるパーティの一人が鎧が替わっているという事。逃げている時は、みんな親衛隊の鎧二人とちびっこいのとなんだけど、囲まれている時は一人黄金騎士団の鎧に替わってる……
てか、結局ウトゥとファティナがくっつくのか?
森の中でクラスちっさなサキュバスと、ニーバらしき人影。スプーンに握りしめた相手に背中を向けるのは危険です。
あの時、向かったサキュバスが助けたという事ですか。
サキュバスも本当は神への反逆よりも、ニーバの思いを遂げさせたかっただけという事なのか。子供化したのは、カイと同じく力を使いすぎてしまったからだろうな。
またも一財産築いたメルトとクーパは、どうやら貴族として王室の仕えているようです。
町では新たな登頂の話が持ち上がっているようですが、その中には老ギルガメスのカイの姿もある。何故ギルは若い方ではないのだろうか。
町にお忍びで抜け出してカーヤは、ジルの下へ。
最近こーゆーエピローグの見せ方をするのが若干少なめですが、やはり良くできているな、と。てか、カリーの故郷にはどんなけ子供いるんだよ。


エンディングは第1期オープニングのswingingです。
もちろんこれまでの回想シーンが流れるのですが、一番目に来るのがアレか……まぁ、今作で一番反響を呼んだシーンだからな。
アミナの入浴シーンは入れなくて良いです。

そしてジルとカーヤは、手を繋いで瓦礫と貸したドルアーガの塔跡へ。
この2人の関係は恋人同士だけど、まだ公認の仲という程ではないのかな。
てか、よくよく考えるとジルは一応貴族の息子なんだから、まるっきり不釣り合いという訳ではないんだよね。それに英雄でもあるわけだし。
将来は王になるのか、それともあくまでカーヤを女王にして、ジルは裏方に徹する事になるのか。

遂に最終回。
なんだかんだでニーバは神より、単にジルの事を気にしていただけ。
ジルに追いつかれない為、神を倒そうとしていたのか。
てか、結局ジルとニーバの母親に関するエピソードは判らないままだ。
腹違いの子供だろうという事は判るんだけど……
イシターの存在がハッキリしませんでしたが、遥か天空に存在しているという事か。

話としてはいくつか疑問点は残るものの、綺麗に纏めたと思う。
面白かったと思う。どう進めるのか、と気に掛かったのも良いところ。
個人的にはファティナに幸せになって欲しかったなぁ、と。


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黒虎

Author:黒虎
アニメや音楽・映画などの個人的主観に基づいた感想をつらつらと駄文で書き綴っています。

趣味はアニメ・音楽・カラオケ・映画。
大阪在住の関西人。

年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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