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屍姫 玄 第11(23)話「一〇八の嘘」

鹿堂赤紗が北斗に破壊させた棺に隠された屍。
屍姫たちと契約僧を結ぶ縁が途絶え、屍姫たちが苦しみ出す。
目の前にいる契約僧との縁を感じられない屍姫。

屍姫は若い女性しかいない。
その理由は光言宗の開祖が死んだ自分の娘を甦らせるために編み出した術法であるから。
光言宗は開祖の書き記した教典に従って使う事しか出来ない。
開祖の生み出した最初の屍姫の強力な霊力によって、屍姫と契約僧を結んでいた。
ただの屍となった屍姫たちの事を開放したのだと笑う赤紗。
もう一つの屍法姫教典。星村家のものはあくまで写し。本物は原初の屍姫に撒かれていた真の屍法姫教典を手に入れた赤紗は、それを北斗に巻き、自らの棺を使った座壇術法『奇想蓮華』によって、彼女を自らの屍姫とすると、狭間を殺す。
かつて自らの屍姫を手に掛けながら、またもあらたな屍姫を生み出した赤紗。
「これは私の償いですよ」
やたらと北斗に執着しているから、彼女を屍姫にしようとしているんだろうとは思っていたけど、ここで行うのか。他の屍姫が触媒となる原初の屍姫が破壊されたことで縁が切れているのに、新たに屍姫を作る事が出来るのは真の屍法姫教典の力という訳か。
そこに現れた星村眞姫那と花神旺里。
自らの敵と認識するマキナとの戦いに身を躍らせる北斗。
何本もの腕を生やして北斗と戦うマキナだが、契約僧であるオーリから霊気(ルン)を得られないマキナは、本来の力を発揮する事も出来ない。
何も知らずに死ねる彼女たちが幸せだと告げる赤紗。
マキナを倒そうとする北斗を座壇術法で退けるオーリの成長に、赤紗は驚く。
「俺だけの力じゃない。
 マキナと兄貴と、お前のせいで死んでいった人たち、みんなの力だ!」
自分の屍姫を殺した赤紗には判らないと告げるオーリに、怒りを滾らせる赤紗。

自分が望んで自分の屍姫を手にかけた訳ではない。
それを証明するために、光言宗が隠し続けた真実を明らかにしようとする。
「私は屍姫を愛していた」
「嘘だ!」
「嘘ではない。
 なぜなら、私は……
 私の恋人を屍姫にしたのだから」
赤紗は紫央時花権大僧正の制止を聞き入れず、彼の知る真実をオーリたちに聞かせる。
赤紗は屍姫の事を大切にしていたような事はこれまでもずっと語られ続けていたけど、生前の恋人が屍姫だったのですね。
屍姫になってから出会って恋仲に落ちかけた嵩征たちとはまた全然別ものだったのか。


孤独な身の上だった幼馴染みのヒビキと赤紗は恋仲となった。しかし恋人のヒビキは身体が若くして難病に冒された。
病の床で赤紗の屍姫となる事を望んだヒビキの思いを受け入れ、赤紗は彼女を自らの屍姫とする道を選んだ。
轟旗神佳をも超えるかと言われたほどに強かったヒビキ。
赤紗は108体の屍を倒して未練に囚われたヒビキを救おうと必死だった。
狭間の計画に陥れられ、200体を超える群となった屍と戦う事になった屍姫と数人の契約僧たち。
群れとの戦いの中で108体を超える屍姫を超したヒビキは、突如として他の契約僧や屍姫たちに襲いかかった。無差別に暴れるヒビキを止めるため、彼女を殺すしか無かった赤紗。
それら全ても狭間の計画だったということだろう。
狭間はその時点で既に一〇八人の屍を倒しても、屍姫が天国にはいけないという事実を知っていたという事か。

全てが偽りだった。
108体の屍を倒した者は天国などにはいけず、108体の屍を倒した屍姫は理性を失い、未練も執着も失い、破壊の屍へと変わってしまうのだ。
権大僧正は赤紗を止めるため、自らの命を賭しての座壇を発動させる。
これが赤紗を裏切りへと走らせた理由。光言宗の嘘に絶望し、彼らを許す事が出来なくなってしまったのだね。

これまでも108体の屍を倒した屍姫が排出されると、光言宗は屍姫と契約僧を理由をつけて縁切りさせて引き離していた。そして天国へ行ったと契約僧に伝えて密かに封印していたのだ。
108体の屍を倒した屍姫は、決して倒す事の出来ない永遠の破壊の屍となってしまう。
この場にある棺の中には、108体を倒した屍姫たちが開祖の力で封じられていた。
真実を知った赤紗は光言宗に絶望を覚え、背信僧となった。
それらは権大僧正の紫央家と監査官の一部のみが知る真実。権大僧正が屍姫の使用を忌み嫌っていたのは、彼女らが不浄な存在だからではなく、永劫に抜けられない地獄に引き込む事を憐れんでの事だった。
これが壬生貞比呂が遠岡アキラに語っていた、時花が誰よりも屍姫たちの事を愛していると言った意味だったわけだ。
今回の町の大量屍発生は屍姫の足止めや注意を向けるだけではなく、この破壊の屍を作るという目的もあったのかな。

「聞いたでしょう。
 光言宗は、君たちを謀っていた」
権大僧正の命を賭した座壇を受けきった赤紗と北斗。
知る事になった光言宗の虚実。しかしそれでも彼らが田神景世の仇である事に代わりはないと戦う意志を揺るがさないオーリとマキナ。

契約僧との縁が切れた屍姫たちには、戦う術は残されてない。
町で戦う高峰宗現・轟旗神佳。契約僧から霊気(ルン)受けられない状態では、最強の屍姫とは言えども、長く戦い続ける事は出来ない。
フレッシュ=バックボーンは梅原鉦近の汚らわしい霊気(ルン)が切れてスッキリしたと巫山戯て笑う。
再び異形の姿に戻りつつある山神異月は見ないで欲しいと送儀嵩征に頼むも、嵩征はもう目をそらさないと誓う。
荒神莉花は本山近くにあるという触媒が破壊されたのだろうと天瀬早季に今の状況を推測する。
「莉花、アナタと私は何?」
「契約僧と屍姫」
「違うでしょう! アナタと私は何?」
「友達……掛け替えのない」
彼女らのやりとりに、共に戦う仲間たちも微笑みを浮かべる。
「そうよ。だからアナタと私は結ばれている。
 触媒がどうであろうが、それは変わらない!」
揺るがない強い意志をみせる早季は笑う。
こんな時に一番意志が強いのは早季だったという事ですね。

縁が切れ、オーリから霊気(ルン)を得られない筈のマキナの傷が癒え始めた事に赤紗は驚く。
「一度縁が切れたからってどうしたって言うの?」
「何?」
「私と、オーリには触媒なんていらない。
 2人の心が一つのうちは、何度だって縁を結べるわ!
 アナタだって、自分の屍姫とそうやって戦ってきたんじゃないの!?」
一度縁が切れようとも、何度でも縁を結べば良い。誰かに、何かに頼らなければならないような弱い絆で結ばれているわけではない、という事。
同じ現象は当然町のメンバーにも発生しているのだろう。
むしろ問題は向こうは数が多いので、全部倒してしまうと108体を超えてしまう危険があるという事で、それをどう回避するのかが問題?

「行くわよ、オーリ。
 私には、アナタが必要なの」
「ああ!」
再び縁を結んだオーリとマキナは、北斗と赤紗に最後の戦いを挑む。
北斗vsマキナ、最終決戦が開始です。


遂に明らかになった赤紗の裏切りの理由と、光言宗の隠された真実。
貞比呂たちは何故この真実を知ったのだろうか……てか、今どこに?
そしてこの真実を知って、戦いの後にオーリやマキナがどうするのか。真実を皆に伝えるのか、自分たちの胸の中だけに秘めておくのか、などの問題も残っていますが。

次回 第12話「屍の果て」

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「108の屍を倒した屍姫は、それまで辿っていた理性を失い、未練も執着も持たない、破壊の屍のなるのだ!」 赤紗が狭間を裏切り、北斗を屍...

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