マリア様がみてる 4thシーズン 第9話「仮面のアクトレス L'acrtrice masquee」
新学期の始まり、マリア様にいつものようにお祈りをしていた福沢祐巳に、まるで何事もなかったかのように挨拶してきた松平瞳子。

──始業式が始まった。
──瞳子ちゃんから目が離せない。
瞳子はクリスマスの事など無かったような顔して登校してきた、と薔薇の館で祐巳に報告する二条乃梨子。今朝方顔を合わせた祐巳もその事はもちろん承知していた。
藤堂志摩子は瞳子がますます心を隠すようになっていると感じ、もう少し心を開いてくれたらと語る。

──始業式が始まった。
──瞳子ちゃんから目が離せない。
瞳子はクリスマスの事など無かったような顔して登校してきた、と薔薇の館で祐巳に報告する二条乃梨子。今朝方顔を合わせた祐巳もその事はもちろん承知していた。
藤堂志摩子は瞳子がますます心を隠すようになっていると感じ、もう少し心を開いてくれたらと語る。
リリアン女学園では生徒会役員選挙が開催される時期となっていた。

それはいよいよ3年生が卒業に近づいているということでもある。
生徒会役員選挙の選挙説明会に参加する事になった祐巳・島津由乃・志摩子を応援する1年生たちに包まれながら、3人は説明会へと向かう。
乃梨子は話があるという瞳子に声を掛けるが、瞳子は用事があるからと翌日に回してもらう事に。


〆切の時間を迎えて、3人だけで説明を受けようとしたところで、急に廊下が賑やかになる。何事かと委員会のメンバーが廊下に出てみると、別の立候補者が遅れてきたのだと判明した。
〆切時間を過ぎてしまったからと拒絶する委員会だが、祐巳のその相手を入れてあげて欲しいという申し込み頼み受け入れる事になる。
そうして部屋に入ってきたのはなんと瞳子だった。
薔薇の館で瞳子の立候補の事を乃梨子は一言も言ってなかった、と驚く。
予想しなかった事態に混乱する薔薇の館の中で、小笠原祥子は「瞳子が何故立候補したのか」を考えるべきだと提案する。
乃梨子は「当てつけ」や「嫌がらせ」と言った事柄が真っ先に浮かび、祐巳を意識しているのは確かだろうと語る。
志摩子は瞳子が立候補するのは悪い事でない、と落ち着いた意見を口にするが、由乃は今の3人でなければダメだと感情を爆発させる。
瞳子が当選するという事は、自分たちの誰かが落ちるという事。
由乃はこの仲間と離れたくないのだという。自分が我侭である事は理解しているが、それでも時として感情をぶつけるのが大切なのだと主張する。
「みんな志摩子さんみたいに、他人の事を思って発言ばかりしていないって言うの!」

「由乃さんのそう言うところ好き」
突然の志摩子の発言に噴き出す由乃。
祥子や令も、今の2年の3人はとても良い組み合わせと考えていた。
3人の中で、落選する可能性があるとすれば、それは由乃。現薔薇様として実績を持つ志摩子や、下級生から人気の高い祐巳に比べれば、明らかに不利。以前の「守ってあげたい」由乃なら問題なかったのでしょうが。
由乃は「いけいけGOGO」で特攻型、志摩子は冷静に分析するタイプ、祐巳は他のメンバーの間を取り持つタイプと、みんなバラバラだからこそ上手く綱引きが出来てバランスが取れているのだろう。
乃梨子は不意に瞳子が以前、「薔薇様になりたがっていた」とクラスメイトから聞いたことがあると口にする。
その当時の乃梨子は瞳子とも別段仲良くも無く、他の人と深く付き合おうとはしていなかったから、あくまで他からの情報でしか知らないんだよね。
ならば祐巳の妹になれば良かったのではないかという由乃。
由乃言うとおり、祐巳の妹になれば、次期薔薇様になれる可能性はかなり高いが、それでも瞳子は妹になることを拒んだ。
それほど自分の妹になりたくなかったのではと口にしてしまう祐巳だが、乃梨子は瞳子が祐巳の事を嫌っていないと強く否定する。
結局、祥子の取り纏めで暫くは様子を見るしかないという結論に達する。
あれこれ推測を出しても、憶測の息を抜けられないから、結論としてはそこに達するしかないんだろうね。
翌日には瞳子の立候補の事が、学園中で話題となっていた。
瞳子を呼び出した乃梨子は立候補の理由を問い掛けるが、瞳子は友達だったら何でも言わなければならないのか、と理由を口にしようとはしない。
瞳子の事が好きで、彼女の力になりたいと思っている乃梨子ではあるが、生徒会選挙だけは別だった。彼女の姉である志摩子に絶対当選して欲しいからだ。
「友達だって言ってくれて、嬉しかった」
心は開いてくれなくても、自分のことを『友達』と認めてくれている。仮面を捨てて感情的に発した言葉だからこそ、それが本心だと思えて乃梨子は嬉しかったのだろう。
瞳子のことが判らないで悩む祐巳。
付き合いの長い武嶋蔦子は祐巳の悩みを見抜いていた。瞳子がいつも仮面を被っている、と蔦子は語る。。
祐巳の良いところは、いつも素顔でいる事だと告げる。
祐巳が今のままでは瞳を理解する事は出来ないのだとアドバイスする蔦子。
カメラちゃんは良く人を見ているので、こーゆー時にはいつも的確に指摘しますね。
瞳子のクラスの様子をそれとなく窺う事にした由乃と祐巳。
しかしクラスは生徒会選挙中にもかかわらず、まるでいつもと変わらないが、由乃はそれが逆におかしいと語る。
乃梨子によると、誰もクラスで瞳子を応援しようとはしていないのだという。それは瞳子にも原因があり、彼女が回りを寄せ付けないようにしているのだ。
これを感じたのは、1年前の生徒会選挙で立候補した“ロサ・カニーナ”こと蟹名静の一件があるからですね。同じように薔薇様の妹ではない状態で、立候補した彼女のクラスメイトは当選させようとクラス一丸となって盛り上がっていましたから。
薔薇様の妹でないというハンデを抱えた上で、本気で当選しようというなら、当然大勢の人の協力が必要だろう。

祐巳は娘の忘れ物を届けに来たという女性と出くわす。
祐巳はクラスに案内しようとするも、クラスに親が忘れ物を届けにくるのは恥ずかしいだろうという彼女の気遣いから、彼女を職員室に案内する。
その女性は今の薔薇様の妹たちが素晴らしい人たちで、必ず当選すると語ったという。
誰の母親なのかは一発で検討がつきますね。直接「誰」とは描写されていませんが。
スリッパを履いていた瞳子に驚く乃梨子。
上履きを隠されたりしたのではと感じた乃梨子に、瞳子は上履きを忘れただけだと説明する。しかし上履きを持ち帰らなければならない理由があったという事に他ならないことに、乃梨子は直ぐに気付く。
乃梨子の察しの良さに関心しながら、瞳子は上履きを洗わ無ければならない理由が出来たからとだけ答える。
乃梨子が瞳子に声かけたのは、元々はスリッパの件ではなく先生が職員室で呼んでいるから、瞳子に伝えにきたのだった。
瞳子が職員室に呼ばれたのは、彼女が忘れた上履きを母親が届けてくれたからだった。
ここで先の女性=瞳子の母という構図が見えてくるわけですが、そうなると瞳子は自宅では今の2年生たちが当選すると言っている事になる。自分が当選する気がまるでない、というのが見えてくる。それは瞳子がクラスメイトたちに対しても協力してもらおうという態度を見せないのにも繋がって来るわけですね。
保護者から自分たちの事を応援してくれている人がいる事と聞いた祐巳は、これまで瞳子の事ばかり考えていたが、応援してくれる人のことを忘れてはいけないのだと感じたと志摩子たちに語る。
祐巳の言葉を聞いた祥子は、今の調子で演説をすれば良いと笑う。
演説の応援に駆けつけた令や乃梨子は、それぞれ由乃と志摩子を励ます。

「ぜっっっったい大丈夫です。
それから、ファイト!ファイト!ファイト!」
乃梨子の方がテンパってます。逆に志摩子は性格もそうだし、2回目というのもあって落ち着いたもの。でも志摩子も乃梨子の応援で力を貰って、ついでに祐巳たちも元気が出たというオチ。
震えていた祐巳の手を取る祥子。
「いい、あがったっていいの。
自分を自分以上に見せる必要なんて必要ないわ」
抱きしめて欲しいとお願いする祐巳の願いを叶えて、祥子は祐巳をそっと抱きしめる。

──お姉様の温もりが暖かい。
──包み込んで守るのだ。
祐巳は『姉』という存在について改めて感じる事になった。
対立候補がいたのは祥子たちの時も同じだから、祐巳たちの気持ちが少なからず
瞳子も立派に演説し、志摩子や由乃も立派に終える。
──選挙とスールになる事は何処か似ている。
──私は、今だって瞳子ちゃんを妹にしたいと思ってるけど、
──でも、瞳子ちゃんは瞳子ちゃんの信じる道を進めばいい。
──それは私に判らなくたって良い……
──瞳子ちゃんが幸せなら……

そして祐巳も壇上へ。
選挙結果発表の日──
大勢の生徒が集まる中、離れた所にいた瞳子は祐巳に一礼する。


緊張する中、当選は2年生の3人で確定した。

喜びに沸く中、瞳子が落選したのだと改めて感じた祐巳は咄嗟に瞳子の様子を見るが、祐巳に一礼して立ち去る。
──瞳子ちゃんが生徒会選挙に出たのはイヤガラセなんかじゃなかったんだ。
──薔薇様になりたかった、そんなに理由でもない。
瞳子の様子から、彼女の本心を垣間見た気がした祐巳。
当選発表の瞬間、瞳子の顔を見た乃梨子は瞳子の目的が「負ける事」だったんだと祐巳に伝え、祐巳は自分の考えを確信する。

祐巳は立ち去る瞳子の背中を見て名を呼ぶ。
ここは祐巳のどっしりしたところの始まりで、立ち去る瞳子を敢えて追おうとはしないんじゃなかったかな。だから乃梨子はちょっと不満が募ってくるんだったはず。
次回 第10話「キーホルダー Le porte-clef」
ここでのキーホルダーは一般的に言われるキーホルダーよりも、むしろ鍵かけやキーリングの意味合いかな。
原作は『大きな扉 小さな鍵』から「キーホルダー」。
「ハートの鍵穴」はやらないかなぁ。
映像からは既に宝探しが始まるみたいだから、クリスクロスなのかとも思ったけど、もしかしたら事前に祐巳たちが隠し場所を考えている話が入るのかもしれないな。
どうやら、今期は祐巳と瞳子は姉妹になるところまで行かないっぽいです。姉妹になるんだろうという感じで終わるらしいので、「あなたを探しに」で終わるのではないかという気がしてきた。
「薔薇の花かんむり」は3年生の卒業が本格化してくるから止めたんだろうなぁ。
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それはいよいよ3年生が卒業に近づいているということでもある。
生徒会役員選挙の選挙説明会に参加する事になった祐巳・島津由乃・志摩子を応援する1年生たちに包まれながら、3人は説明会へと向かう。
乃梨子は話があるという瞳子に声を掛けるが、瞳子は用事があるからと翌日に回してもらう事に。


〆切の時間を迎えて、3人だけで説明を受けようとしたところで、急に廊下が賑やかになる。何事かと委員会のメンバーが廊下に出てみると、別の立候補者が遅れてきたのだと判明した。
〆切時間を過ぎてしまったからと拒絶する委員会だが、祐巳のその相手を入れてあげて欲しいという申し込み頼み受け入れる事になる。
そうして部屋に入ってきたのはなんと瞳子だった。
薔薇の館で瞳子の立候補の事を乃梨子は一言も言ってなかった、と驚く。
予想しなかった事態に混乱する薔薇の館の中で、小笠原祥子は「瞳子が何故立候補したのか」を考えるべきだと提案する。
乃梨子は「当てつけ」や「嫌がらせ」と言った事柄が真っ先に浮かび、祐巳を意識しているのは確かだろうと語る。
志摩子は瞳子が立候補するのは悪い事でない、と落ち着いた意見を口にするが、由乃は今の3人でなければダメだと感情を爆発させる。
瞳子が当選するという事は、自分たちの誰かが落ちるという事。
由乃はこの仲間と離れたくないのだという。自分が我侭である事は理解しているが、それでも時として感情をぶつけるのが大切なのだと主張する。
「みんな志摩子さんみたいに、他人の事を思って発言ばかりしていないって言うの!」

「由乃さんのそう言うところ好き」
突然の志摩子の発言に噴き出す由乃。
祥子や令も、今の2年の3人はとても良い組み合わせと考えていた。
3人の中で、落選する可能性があるとすれば、それは由乃。現薔薇様として実績を持つ志摩子や、下級生から人気の高い祐巳に比べれば、明らかに不利。以前の「守ってあげたい」由乃なら問題なかったのでしょうが。
由乃は「いけいけGOGO」で特攻型、志摩子は冷静に分析するタイプ、祐巳は他のメンバーの間を取り持つタイプと、みんなバラバラだからこそ上手く綱引きが出来てバランスが取れているのだろう。
乃梨子は不意に瞳子が以前、「薔薇様になりたがっていた」とクラスメイトから聞いたことがあると口にする。
その当時の乃梨子は瞳子とも別段仲良くも無く、他の人と深く付き合おうとはしていなかったから、あくまで他からの情報でしか知らないんだよね。
ならば祐巳の妹になれば良かったのではないかという由乃。
由乃言うとおり、祐巳の妹になれば、次期薔薇様になれる可能性はかなり高いが、それでも瞳子は妹になることを拒んだ。
それほど自分の妹になりたくなかったのではと口にしてしまう祐巳だが、乃梨子は瞳子が祐巳の事を嫌っていないと強く否定する。
結局、祥子の取り纏めで暫くは様子を見るしかないという結論に達する。
あれこれ推測を出しても、憶測の息を抜けられないから、結論としてはそこに達するしかないんだろうね。
翌日には瞳子の立候補の事が、学園中で話題となっていた。
瞳子を呼び出した乃梨子は立候補の理由を問い掛けるが、瞳子は友達だったら何でも言わなければならないのか、と理由を口にしようとはしない。
瞳子の事が好きで、彼女の力になりたいと思っている乃梨子ではあるが、生徒会選挙だけは別だった。彼女の姉である志摩子に絶対当選して欲しいからだ。
「友達だって言ってくれて、嬉しかった」
心は開いてくれなくても、自分のことを『友達』と認めてくれている。仮面を捨てて感情的に発した言葉だからこそ、それが本心だと思えて乃梨子は嬉しかったのだろう。
瞳子のことが判らないで悩む祐巳。
付き合いの長い武嶋蔦子は祐巳の悩みを見抜いていた。瞳子がいつも仮面を被っている、と蔦子は語る。。
祐巳の良いところは、いつも素顔でいる事だと告げる。
祐巳が今のままでは瞳を理解する事は出来ないのだとアドバイスする蔦子。
カメラちゃんは良く人を見ているので、こーゆー時にはいつも的確に指摘しますね。
瞳子のクラスの様子をそれとなく窺う事にした由乃と祐巳。
しかしクラスは生徒会選挙中にもかかわらず、まるでいつもと変わらないが、由乃はそれが逆におかしいと語る。
乃梨子によると、誰もクラスで瞳子を応援しようとはしていないのだという。それは瞳子にも原因があり、彼女が回りを寄せ付けないようにしているのだ。
これを感じたのは、1年前の生徒会選挙で立候補した“ロサ・カニーナ”こと蟹名静の一件があるからですね。同じように薔薇様の妹ではない状態で、立候補した彼女のクラスメイトは当選させようとクラス一丸となって盛り上がっていましたから。
薔薇様の妹でないというハンデを抱えた上で、本気で当選しようというなら、当然大勢の人の協力が必要だろう。

祐巳は娘の忘れ物を届けに来たという女性と出くわす。
祐巳はクラスに案内しようとするも、クラスに親が忘れ物を届けにくるのは恥ずかしいだろうという彼女の気遣いから、彼女を職員室に案内する。
その女性は今の薔薇様の妹たちが素晴らしい人たちで、必ず当選すると語ったという。
誰の母親なのかは一発で検討がつきますね。直接「誰」とは描写されていませんが。
スリッパを履いていた瞳子に驚く乃梨子。
上履きを隠されたりしたのではと感じた乃梨子に、瞳子は上履きを忘れただけだと説明する。しかし上履きを持ち帰らなければならない理由があったという事に他ならないことに、乃梨子は直ぐに気付く。
乃梨子の察しの良さに関心しながら、瞳子は上履きを洗わ無ければならない理由が出来たからとだけ答える。
乃梨子が瞳子に声かけたのは、元々はスリッパの件ではなく先生が職員室で呼んでいるから、瞳子に伝えにきたのだった。
瞳子が職員室に呼ばれたのは、彼女が忘れた上履きを母親が届けてくれたからだった。
ここで先の女性=瞳子の母という構図が見えてくるわけですが、そうなると瞳子は自宅では今の2年生たちが当選すると言っている事になる。自分が当選する気がまるでない、というのが見えてくる。それは瞳子がクラスメイトたちに対しても協力してもらおうという態度を見せないのにも繋がって来るわけですね。
保護者から自分たちの事を応援してくれている人がいる事と聞いた祐巳は、これまで瞳子の事ばかり考えていたが、応援してくれる人のことを忘れてはいけないのだと感じたと志摩子たちに語る。
祐巳の言葉を聞いた祥子は、今の調子で演説をすれば良いと笑う。
演説の応援に駆けつけた令や乃梨子は、それぞれ由乃と志摩子を励ます。

「ぜっっっったい大丈夫です。
それから、ファイト!ファイト!ファイト!」
乃梨子の方がテンパってます。逆に志摩子は性格もそうだし、2回目というのもあって落ち着いたもの。でも志摩子も乃梨子の応援で力を貰って、ついでに祐巳たちも元気が出たというオチ。
震えていた祐巳の手を取る祥子。
「いい、あがったっていいの。
自分を自分以上に見せる必要なんて必要ないわ」
抱きしめて欲しいとお願いする祐巳の願いを叶えて、祥子は祐巳をそっと抱きしめる。

──お姉様の温もりが暖かい。
──包み込んで守るのだ。
祐巳は『姉』という存在について改めて感じる事になった。
対立候補がいたのは祥子たちの時も同じだから、祐巳たちの気持ちが少なからず
瞳子も立派に演説し、志摩子や由乃も立派に終える。
──選挙とスールになる事は何処か似ている。
──私は、今だって瞳子ちゃんを妹にしたいと思ってるけど、
──でも、瞳子ちゃんは瞳子ちゃんの信じる道を進めばいい。
──それは私に判らなくたって良い……
──瞳子ちゃんが幸せなら……

そして祐巳も壇上へ。
選挙結果発表の日──
大勢の生徒が集まる中、離れた所にいた瞳子は祐巳に一礼する。


緊張する中、当選は2年生の3人で確定した。

喜びに沸く中、瞳子が落選したのだと改めて感じた祐巳は咄嗟に瞳子の様子を見るが、祐巳に一礼して立ち去る。
──瞳子ちゃんが生徒会選挙に出たのはイヤガラセなんかじゃなかったんだ。
──薔薇様になりたかった、そんなに理由でもない。
瞳子の様子から、彼女の本心を垣間見た気がした祐巳。
当選発表の瞬間、瞳子の顔を見た乃梨子は瞳子の目的が「負ける事」だったんだと祐巳に伝え、祐巳は自分の考えを確信する。

祐巳は立ち去る瞳子の背中を見て名を呼ぶ。
ここは祐巳のどっしりしたところの始まりで、立ち去る瞳子を敢えて追おうとはしないんじゃなかったかな。だから乃梨子はちょっと不満が募ってくるんだったはず。
次回 第10話「キーホルダー Le porte-clef」
ここでのキーホルダーは一般的に言われるキーホルダーよりも、むしろ鍵かけやキーリングの意味合いかな。
原作は『大きな扉 小さな鍵』から「キーホルダー」。
「ハートの鍵穴」はやらないかなぁ。
映像からは既に宝探しが始まるみたいだから、クリスクロスなのかとも思ったけど、もしかしたら事前に祐巳たちが隠し場所を考えている話が入るのかもしれないな。
どうやら、今期は祐巳と瞳子は姉妹になるところまで行かないっぽいです。姉妹になるんだろうという感じで終わるらしいので、「あなたを探しに」で終わるのではないかという気がしてきた。
「薔薇の花かんむり」は3年生の卒業が本格化してくるから止めたんだろうなぁ。


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genre : アニメ・コミック