源氏物語千年紀 Genji 第6話「朧月夜(おぼろづきよ)」
生まれた我が子 若宮に喜ぶ桐壺帝は、光源氏に彼の生まれた頃にそっくりだとまで告げる。その喜びようにいたたまれない源氏。

桐壺帝は間もなく退位して、源氏の兄である東宮(後の朱雀帝)に譲るつもりで、若宮の次の東宮、つまりはその次の帝にするつまりなのだと語る。そして源氏に若宮の後見人となるようにと告げる。
桐壺帝、あまりにも哀れ。
そして源氏と藤壺はあまりにも嬉しそうな桐壺帝にいたたまれない気持ちに苛まれるのは自業自得というもの。

源氏は育ての親を失った若紫を引き取り、屋敷で育てていた。
この頃はまだロリロリです。

桐壺帝は間もなく退位して、源氏の兄である東宮(後の朱雀帝)に譲るつもりで、若宮の次の東宮、つまりはその次の帝にするつまりなのだと語る。そして源氏に若宮の後見人となるようにと告げる。
桐壺帝、あまりにも哀れ。
そして源氏と藤壺はあまりにも嬉しそうな桐壺帝にいたたまれない気持ちに苛まれるのは自業自得というもの。

源氏は育ての親を失った若紫を引き取り、屋敷で育てていた。
この頃はまだロリロリです。
若宮誕生を祝う盛大な宴。
宴も酣となった頃、源氏と頭の中将の舞“青海波”が行われる。


そんな源氏の舞を楽しみとし、源氏の舞にすっかりと魅了される六の君(朧月夜)。
すっかりと酔ってしまい足下もおぼつかなくなってしまった源氏の側に、一枚の扇子が落とされる。
立ち去る女性の姿を捕らえた源氏は、酔いなど吹き飛んだように追いかける。

「照りもせず、曇りもはてぬ、春の夜の」
「朧月夜ににしく物ぞなき」
新古今集の一句です。
誘いを掛けるような姫君を追いかけた源氏だが、行き着く先では、六の君が着物を脱いで待ちわびていた。女性が恋の手練れと感じた源氏は、興味を失って扇子を帰すだけで立ち去ろうとするも、六の君は源氏にすがって呼び止める。

六の君は恋の手練れなどではなく、源氏を初めて強く焦がれた相手だった。


彼女が震えている事に気付いた源氏は、彼女の思いに応えて閨を共にする。
ピュアな相手以外はしたくないという我が儘な源氏……

彼女の名を問う源氏。
彼女に文を送り、夜ごと通うと告げる源氏の言葉に喜ぶも、恋多きと噂高い源氏にとって自分は特別な存在ではないかもしれない。だから何も自分については語らず、源氏に自分を見つけ出してもらいたいと願い、互いに扇を交換すると、朝日と共に立ち去る。
源氏は惟光に扇の持ち主である姫君を捜し出させようとするも、当日、宮中で夜を明かした人々があまりに多く、特定する事が叶わなかった。
自分で探さない辺りが、時代を現しているというか。情報収集はあくまで権力を使って行うのですよね。
ただ、特定とはいかないまでも、惟光は辺りを付けている人物がいた。
右大臣家の六番目の姫である六の君。少し変わったところがあると有名な姫君。
彼女の姉・長女の弘微殿の女御は東宮の母でもあった。

弘微殿の女御は六の君が東宮に入内する身でありながら、朝帰りした事に激怒するも、六の君は異に帰さず。
それはそれで行うが、自分が朝帰りしようと、燃えるような恋をしようと自由だと反発。
六の君の強烈な性格。この当時としてはこんな考えという流石に珍しいのだろうね。
待ちきれなくなった六の君は、自ら源氏の下を訪ねてくる。

恋の激しさと辛さを知った六の宮は、東宮のところへ行きたくないと思うようになる。
だが、源氏は六の宮が入内すると聞き及び、東宮は自分の腹違いの兄であり、彼女を大切にしてくれると口にする。

源氏が自分を手放しても構わないと感じているのだと知った六の君は泣きじゃくるも、入内の準備をするために暫く敢えなくなると虚勢を張って強がる。
女たらしの癖に女性の機微を感じ取れない源氏って……
次回 第7話「葵の上」
六の君は源氏との関係によって入内が取りやめになってしまいます。
そうしている間に葵の上が死んでしまう。源氏と結婚という話もでるが、弘微殿の女御の反対で叶わず。
この人も最期の最後まで源氏の事を思いつつ、最終的には出家までする猛烈な恋の人。
そして次回はまたも六条御息所の生き霊登場です。もうすっかり源氏の頭から飛んでしまってる可哀想な女性……
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宴も酣となった頃、源氏と頭の中将の舞“青海波”が行われる。


そんな源氏の舞を楽しみとし、源氏の舞にすっかりと魅了される六の君(朧月夜)。
すっかりと酔ってしまい足下もおぼつかなくなってしまった源氏の側に、一枚の扇子が落とされる。
立ち去る女性の姿を捕らえた源氏は、酔いなど吹き飛んだように追いかける。

「照りもせず、曇りもはてぬ、春の夜の」
「朧月夜ににしく物ぞなき」
新古今集の一句です。
誘いを掛けるような姫君を追いかけた源氏だが、行き着く先では、六の君が着物を脱いで待ちわびていた。女性が恋の手練れと感じた源氏は、興味を失って扇子を帰すだけで立ち去ろうとするも、六の君は源氏にすがって呼び止める。

六の君は恋の手練れなどではなく、源氏を初めて強く焦がれた相手だった。


彼女が震えている事に気付いた源氏は、彼女の思いに応えて閨を共にする。
ピュアな相手以外はしたくないという我が儘な源氏……

彼女の名を問う源氏。
彼女に文を送り、夜ごと通うと告げる源氏の言葉に喜ぶも、恋多きと噂高い源氏にとって自分は特別な存在ではないかもしれない。だから何も自分については語らず、源氏に自分を見つけ出してもらいたいと願い、互いに扇を交換すると、朝日と共に立ち去る。
源氏は惟光に扇の持ち主である姫君を捜し出させようとするも、当日、宮中で夜を明かした人々があまりに多く、特定する事が叶わなかった。
自分で探さない辺りが、時代を現しているというか。情報収集はあくまで権力を使って行うのですよね。
ただ、特定とはいかないまでも、惟光は辺りを付けている人物がいた。
右大臣家の六番目の姫である六の君。少し変わったところがあると有名な姫君。
彼女の姉・長女の弘微殿の女御は東宮の母でもあった。

弘微殿の女御は六の君が東宮に入内する身でありながら、朝帰りした事に激怒するも、六の君は異に帰さず。
それはそれで行うが、自分が朝帰りしようと、燃えるような恋をしようと自由だと反発。
六の君の強烈な性格。この当時としてはこんな考えという流石に珍しいのだろうね。
待ちきれなくなった六の君は、自ら源氏の下を訪ねてくる。

恋の激しさと辛さを知った六の宮は、東宮のところへ行きたくないと思うようになる。
だが、源氏は六の宮が入内すると聞き及び、東宮は自分の腹違いの兄であり、彼女を大切にしてくれると口にする。

源氏が自分を手放しても構わないと感じているのだと知った六の君は泣きじゃくるも、入内の準備をするために暫く敢えなくなると虚勢を張って強がる。
女たらしの癖に女性の機微を感じ取れない源氏って……
次回 第7話「葵の上」
六の君は源氏との関係によって入内が取りやめになってしまいます。
そうしている間に葵の上が死んでしまう。源氏と結婚という話もでるが、弘微殿の女御の反対で叶わず。
この人も最期の最後まで源氏の事を思いつつ、最終的には出家までする猛烈な恋の人。
そして次回はまたも六条御息所の生き霊登場です。もうすっかり源氏の頭から飛んでしまってる可哀想な女性……


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