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マリア様がみてる 4thシーズン 第7話「未来の白地図 La carte vierge」

福沢祐巳が島津由乃と共に薔薇の館にやってくると、藤堂志摩子が支倉令と一緒にブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noëll)を作っているところだった。
『クリスマスの薪』という名前のお菓子はケーキ屋やスーパーなどでも良く見かけるケーキの一つ。その名前の通り、西洋風の薪の形をしています。
お菓子作りに目覚めたという志摩子が、令にケーキの作り方を教えてもらっていた。
3年生である令がいなくなれば、彼女の作るお菓子を食べる事は出来ない。だから志摩子はその味を引き継ごうとしているのだと感じ取った祐巳。
こうして3年生の卒業を感じていく祐巳。

水野蓉子の字で「クリスマスパーティー用」と書かれたダンボールを運んできた二条乃梨子。
去年のクリスマスで作られた飾りつけに、盛り上がる祐巳や由乃。
原作では志摩子さんも加わって、乃梨子はきょとんと取り残される感じがあったはず。
綺麗に保管している辺りが蓉子様の几帳面な性格を表している。
細川可南子・松平瞳子も後でやってくると聞いた由乃は、いそいそと自分も有馬菜々を呼びに行く。その姿に令は一人溜息を吐く。
たぶん由乃は令にばれていないつもりなんだろうけど、完全にだだ漏れです。
隠し事の出来る性格でもないから仕方あるまい。

祐巳が志摩子や乃梨子と共に飾りつけをしていたところへ、小笠原祥子が可南子と瞳子を連れてやってくる。
瞳子は相変わらずあまり乗り気ではない。
続いて意気揚々と元気に現れたのは写真部のエース武嶋蔦子。

そして最後に菜々を連れた由乃がやってくる。
途端、王冠を手にして固まる令。その令の姿に動けなくなる由乃。
漂う緊張感の中、蔦子が集合写真を撮ると告げ、場の空気が変わる。
蔦子さんグッジョブ!

祥子の提案でくじ引きで席を決める事になり、由乃は菜々の隣どころか長テーブルの端と端で、向かい同士とは言え最も遠い場所になって落ち込みモード。菜々の隣に座る事になった祐巳も瞳子とは離れてしまい、ちょっぴり残念。
由乃のいじけ方が判りやすすぎ!!

祥子の発言で今度は自己紹介。何故今更、と一瞬感じた祐巳だが、それが菜々のために行われるのだと察する。
令の自己紹介は明らかに菜々を意識したものだったが、「ひょんな事から」年下のボーイフレンドが出来たという発言に祐巳たちは騒然。
事情を知る由乃はふくれっ面で、フォローを入れたのは祥子。何歳かと訊ねた祥子に、令は10歳だと答え、祐巳たちは肩の力が抜けたように溜息。
ボーイフレンドが日本で一般的に言われるボーイフレンドではなく、言葉どおりの少年の友達ですから。まぁ、後10年もすればこの年の差も決してありえないものではなくなるのですが。
志摩子はお菓子作りに興味が沸いていた。
あれ、ここって「ひょんな事」が無かったかな? まぁいいか。
菜々は「ひょんな事から」由乃と知り合って、今回のパーティーにぜひ参加させて欲しいと申し出たと、そつないどころか由乃のフォローも忘れない自己紹介ぶり。緊張など微塵もなく、むしろ緊張していたのは由乃です。由乃の未来の妹は大物。どっしり構えて暴走してあたふたする姉をしっかり支える未来が見えてくる。
瞳子はあまりにも簡素な挨拶。「他には?」という可南子の言葉に、突然一人芝居を始める。小公女を演じた瞳子の演技力に感心する祐巳。
……由乃の自己紹介がないよ。菜々のためだけに行ったお決まりの自己紹介が。

自由時間となり、みんなが席を立ったりして話を始める中、いつの間にか姿を消していた可南子。瞳子にばれないように、祥子にだけ挨拶して帰ってました。

部屋を出る志摩子を追いかけて、志摩子と瞳子が何を話していたのかと聞く祐巳。
瞳子は志摩子に家業を継ぐのか訊ねていた。
継ぐかどうかは判らず、兄がいるので兄が継いでくれたら良いのだけど、と話す志摩子。何気なく兄がいると説明された祐巳はビックリです。
基本的にここのメンバーてあまり家族についてとか話していないよな。家族構成がだだ漏れなのは福沢家ぐらいではないだろうか。
令と由乃についてはある程度共に一人っ子で両親が仲が良いことぐらいは知っているでしょうが。

部屋に戻った祐巳は、いきなり由乃が令に対して声を荒げている場面に遭遇。
菜々を令に紹介しようとした由乃は、いきなり令にリリアン大には行かないと聞かされたのだ。
聞かれなかったから教えなかったという例に、ずっとリリアン女子大に行くと聞かされていたのに、突然変わった事に驚く由乃は「何故」かと問いかける。
まさに令の予想通りですが、もう自分の中で答えが用意できていたようで、何れ道場を継ぐことになるだろうという事も踏まえて、体育の勉強をするために違う大学に通うのだと説明。
それでも「一番に聞きたかった」と泣く由乃。
令はわざと由乃を最後にして自分を追い込む形にしています。由乃に詰め寄られても、もう後に引けない状況にしたんですね。


その様子に、祐巳はこれまで気に掛かっていた祥子の進路を、この場で問いかける。
祥子は逆に、2人きりの時に話したかったと言いながらも、リリアンへ進学する事を伝え、祐巳は一安心する。


そうした空気の中、人目をはばかるようにしてそっと抜け出す瞳子の姿を見つけた祐巳は、瞳子を追いかける。
途中で抜けて良いという許可を得ていた瞳子は帰るのだと説明し、祐巳は校門まで付き合うことに。
3年生は将来に向けて歩き出しているのだと感じた祐巳。しかし瞳子は誰でも望む未来へ行ける訳ではないと口にする。
初等部の頃の白地図を貰った瞳子は、そこに色々な可能性を見つけて、自分だけの世界を作ることが出来ると感じた。だが、実際には思い通りに描くことが出来なかった。ただの白地図ですらそうであり、人生など思い通りにはならないという瞳子。

マリア様の前で、祐巳は瞳子を妹にしたいと告げて、ロザリオを差し出す。
「“祐巳様はお優しいですね”
 とでも言うと思いましたか?」
瞳子はロザリオ拒否する。
冷たい態度で突き放して立ち去る。

近づいたと思っていた瞳子との距離だったが、突然引かれた線引きに呆然とする祐巳。
とぼとぼと薔薇の館に戻った祐巳を外で待っていた祥子は、クリスマスプレゼントとして祐巳に自分で薔薇の刺繍を入れたハンカチを差し出す。
祐巳も持ち歩いていた祥子へのプレゼントである手編みのブックカバーを差し出す。
去年もハンカチだったと記憶していないといけないよな。

明らかに気落ちした様子の祐巳に気付いた祥子は事情を訊ね、祐巳が姉妹(スール)への申し込みをして断られた事を告げる。
1年生は一人ではないという祥子だが、祐巳は素直に頷く事が出来ない。
祥子はなら諦めなければ良いと告げる。
志摩子に振られたときには直ぐに諦めた、しかし祐巳に振られた時には絶対に祐巳を妹にしようという強い意志を持って頑張ったのだという。
祥子の言葉に、励まされながらもその胸の中で泣きじゃくる祐巳の声が響く。
予想外にも思わずうるっときました。
最後に薔薇の館のみんなが気付いて出てくるという場面があるかと思ったけど、無かったな。

次回 第7話「未来の白地図 L'autre face de la vitre embuee」
お正月にはこんな話もありました。
と、次回予告で婚約破棄の話が出たという事は、本編では婚約破棄の話が無いという事。
つまり次回は小笠原融の出番がないのかな。
柏木優は流石に出番がないと、スキーに出掛ける、という伝言が祐巳に伝わらないから出てくるだろう。

なんとなく、このままの調子だとバレンタインデートも祐巳と瞳子のデート以外は描かれない気がしてきたな。
OVAなり、5期なりで今回端折られた話を盛り込んでほしいなぁ。


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年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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