〈物語〉シリーズ セカンドシーズン #20 鬼物語 第忍話「しのぶタイム 其ノ肆」
臥煙伊豆湖によると阿良々木暦たちからメールを受け取った影縫余弦は苦戦して長引いているため、斧乃木余接だけでなんとか出来るだろうとメールを無視した。
しかし伊豆湖は今回の一件が彼らの手にはあまる事を知っていたため、救援にやってきた。
元々伊豆湖が余接に仕事を依頼していたが、その進みが遅いのがとっかかりとなって色々と調べているうちに、暦たちの問題にまで達したという事。
ただ、結局この説明では暦たちがなぜあの屋敷にやってくるのを判ったのかまでは説明できてませんけどね。
現時点では暦たちに危機はないと断言した伊豆湖は、助け合いが重要だと考え、一方的に頼られるのは好きではないため、自分も頼らせて欲しいと提案する。
情報提供の見返りとして3つ願いを要求する伊豆湖に対し、暦は現状を打破するためにはどんな願いでも聞き入れるつもりだった。
1.姪の神原駿河を紹介して欲しい
2.この一件が片付いたら余接に頼んでいる仕事を手伝う事
3.駿河に仕事の手伝いを頼んで欲しい
暦が翼のところへ駆けつけた時にズタボロとなっていたのは、この手伝いのせいなのか。と、いう事はそれほど大変な事件だったという事か。
しかし伊豆湖は今回の一件が彼らの手にはあまる事を知っていたため、救援にやってきた。
元々伊豆湖が余接に仕事を依頼していたが、その進みが遅いのがとっかかりとなって色々と調べているうちに、暦たちの問題にまで達したという事。
ただ、結局この説明では暦たちがなぜあの屋敷にやってくるのを判ったのかまでは説明できてませんけどね。
現時点では暦たちに危機はないと断言した伊豆湖は、助け合いが重要だと考え、一方的に頼られるのは好きではないため、自分も頼らせて欲しいと提案する。
情報提供の見返りとして3つ願いを要求する伊豆湖に対し、暦は現状を打破するためにはどんな願いでも聞き入れるつもりだった。
1.姪の神原駿河を紹介して欲しい
2.この一件が片付いたら余接に頼んでいる仕事を手伝う事
3.駿河に仕事の手伝いを頼んで欲しい
暦が翼のところへ駆けつけた時にズタボロとなっていたのは、この手伝いのせいなのか。と、いう事はそれほど大変な事件だったという事か。
忍の身を案じる暦は移動しながら話を聞こうとするも、伊豆湖は少なくとも自分の話を聞き終えるまでは移動するべきではないと告げる。
忍と暦の切れているペアリングも時期に回復する。
暦は400年前からの話でくらやみに狙われているのが忍であると勘違いしていたが、現在狙われているのは八九寺真宵だった。
余接もその可能性の高さを考慮していた。
暦は忍の話を聞いたせいもあって、狙われているのが忍だと勘違いしていたのか。
可能性としては3人のうち、誰が狙われていても仕方ないと思うんだけど。
くらやみとは怪異ではなく『非存在』。存在しないため倒す事も殺す事は出来ない。
怪異の道を踏み外した怪異を狙う。
400年前、忍は怪異ではなく神を演じてしまった事で対象となった。
真宵は成仏している筈であるが、この世界に居続けるという嘘を続けている。
交通事故で死亡して、迷い牛の怪異となった真宵だが、彼女は暦、戦場ヶ原ひたぎ、忍野メメによって成仏した。それでも尚、この場に存在する事が偽りだった。
人を迷わせぬ彼女はもはや迷い牛ではない。
あくまでこの世に留まっていたのは迷い牛だったからで、迷い牛以外の存在として存在し続ける事は許されないのか。
余接の力で逃げた後、くらやみが暫く追ってこなかったのは真宵が意識を失っていたから。
山へ逃げた時も同じく意識を失っていた。
そして暦は道に迷っているため、真宵は迷い牛としての役割を果たしているといえる。
だが暦たちが街へと帰ってしまえば、怪異としての役割を見失う。
距離の問題ではなく、怪異として成立しているか否かが重要だったわけだ。
再び迷い牛として人を迷わし続ければ狙われる事は無くなるが、真宵はもう二度とそれをしたくなかった。
解決方法はただ一つ。
真宵が消えることだった。
本当は暦だって理解していたんだろうけど、敢えて考えないようにしていたんだろうな。
自分が消えるという事を受け入れようとする真宵に、彼女だけが犠牲となって他の者達が助かるという選択肢を受け入れられない暦。
しかし真宵はそれは今まで暦がやってきたことだと指摘する。
不安はあるが、不満はない。
自分がいたことは無くならないのだという真宵だが、それを良しとしない暦に、余接はどちらが子供なのか判らない、本人が受け入れているならばそうするべきだと告げる。
それでも尚納得出来ない暦は、自分がこの先ずっと真宵と迷い続ければ良いのだと提案するも、真宵にひたぎや羽川翼、妹たちの事はどうするのかと指摘されてしまう。
全てをうまくいかせるなんて事は無理なのだ。
ひたぎたちの事を完全に棚に上げてしまっていた暦ですが、わざと考えないようにしていたのかな。現実的な提案でないことなんて暦だって判っていただろうし。
真宵は最後に暦といつものやりとりをしようと告げると、暦の不意をついてキスをする。
「失礼、噛みました……
大好きでしたよ、阿良々木さん」
涙を流しながら微笑む真宵。
噛むの意味が違ってました。
余接ちゃん、いつの間にやら肩車してた。
肆ヶ月後。
暦は忍野扇に話を聞かせていた。
真宵は成仏し、街に戻ってきた暦と余接は伊豆湖の事件を手伝った。
仕事があるので失礼すると立ち去る扇に、彼女の仕事について訊ねた暦。
扇は普通の仕事だと答えるが、その内容は間違っている物を正し、終わるべきを終わらせる、嘘つきを罰する仕事だと。
この先、暦の力を借りることもあるかもしれないという扇。
忍は扇が「何か」だろうと伝えるも、暦もそうかもしれないと薄々は勘付いていた。
判らない事だらけで全てを知りたいと弱音を吐く暦。
さながら「くらやみ」であるかのような扇の仕事。そもそも人間なのかどうかすら怪しい存在ですが。
真宵が消えたという事実は扇以外の全員に対して秘密にしていた。
扇にだけ伝えたのは、彼女に話したことで経過観察するためだった。
色々と裏がありそうな扇とは何者なのか、その答えが出るのはまだまだ先になりそうで、少なくとも今期のアニメではないよね。
暦は真宵との別れの日、伝え忘れた言葉があったのを思い出していた。
「さようなら、八九寺真宵。
お前と会えて幸せだった」
次回 #21
次は花物語なのか、恋物語なのか。
それともやっぱりまた総集編なのか。
←良かったらクリックして下さい
こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://adam666.cocolog-nifty.com/blog/)へお願いします
忍と暦の切れているペアリングも時期に回復する。
暦は400年前からの話でくらやみに狙われているのが忍であると勘違いしていたが、現在狙われているのは八九寺真宵だった。
余接もその可能性の高さを考慮していた。
暦は忍の話を聞いたせいもあって、狙われているのが忍だと勘違いしていたのか。
可能性としては3人のうち、誰が狙われていても仕方ないと思うんだけど。
くらやみとは怪異ではなく『非存在』。存在しないため倒す事も殺す事は出来ない。
怪異の道を踏み外した怪異を狙う。
400年前、忍は怪異ではなく神を演じてしまった事で対象となった。
真宵は成仏している筈であるが、この世界に居続けるという嘘を続けている。
交通事故で死亡して、迷い牛の怪異となった真宵だが、彼女は暦、戦場ヶ原ひたぎ、忍野メメによって成仏した。それでも尚、この場に存在する事が偽りだった。
人を迷わせぬ彼女はもはや迷い牛ではない。
あくまでこの世に留まっていたのは迷い牛だったからで、迷い牛以外の存在として存在し続ける事は許されないのか。
余接の力で逃げた後、くらやみが暫く追ってこなかったのは真宵が意識を失っていたから。
山へ逃げた時も同じく意識を失っていた。
そして暦は道に迷っているため、真宵は迷い牛としての役割を果たしているといえる。
だが暦たちが街へと帰ってしまえば、怪異としての役割を見失う。
距離の問題ではなく、怪異として成立しているか否かが重要だったわけだ。
再び迷い牛として人を迷わし続ければ狙われる事は無くなるが、真宵はもう二度とそれをしたくなかった。
解決方法はただ一つ。
真宵が消えることだった。
本当は暦だって理解していたんだろうけど、敢えて考えないようにしていたんだろうな。
自分が消えるという事を受け入れようとする真宵に、彼女だけが犠牲となって他の者達が助かるという選択肢を受け入れられない暦。
しかし真宵はそれは今まで暦がやってきたことだと指摘する。
不安はあるが、不満はない。
自分がいたことは無くならないのだという真宵だが、それを良しとしない暦に、余接はどちらが子供なのか判らない、本人が受け入れているならばそうするべきだと告げる。
それでも尚納得出来ない暦は、自分がこの先ずっと真宵と迷い続ければ良いのだと提案するも、真宵にひたぎや羽川翼、妹たちの事はどうするのかと指摘されてしまう。
全てをうまくいかせるなんて事は無理なのだ。
ひたぎたちの事を完全に棚に上げてしまっていた暦ですが、わざと考えないようにしていたのかな。現実的な提案でないことなんて暦だって判っていただろうし。
真宵は最後に暦といつものやりとりをしようと告げると、暦の不意をついてキスをする。
「失礼、噛みました……
大好きでしたよ、阿良々木さん」
涙を流しながら微笑む真宵。
噛むの意味が違ってました。
余接ちゃん、いつの間にやら肩車してた。
肆ヶ月後。
暦は忍野扇に話を聞かせていた。
真宵は成仏し、街に戻ってきた暦と余接は伊豆湖の事件を手伝った。
仕事があるので失礼すると立ち去る扇に、彼女の仕事について訊ねた暦。
扇は普通の仕事だと答えるが、その内容は間違っている物を正し、終わるべきを終わらせる、嘘つきを罰する仕事だと。
この先、暦の力を借りることもあるかもしれないという扇。
忍は扇が「何か」だろうと伝えるも、暦もそうかもしれないと薄々は勘付いていた。
判らない事だらけで全てを知りたいと弱音を吐く暦。
さながら「くらやみ」であるかのような扇の仕事。そもそも人間なのかどうかすら怪しい存在ですが。
真宵が消えたという事実は扇以外の全員に対して秘密にしていた。
扇にだけ伝えたのは、彼女に話したことで経過観察するためだった。
色々と裏がありそうな扇とは何者なのか、その答えが出るのはまだまだ先になりそうで、少なくとも今期のアニメではないよね。
暦は真宵との別れの日、伝え忘れた言葉があったのを思い出していた。
「さようなら、八九寺真宵。
お前と会えて幸せだった」
次回 #21
次は花物語なのか、恋物語なのか。
それともやっぱりまた総集編なのか。


こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://adam666.cocolog-nifty.com/blog/)へお願いします
スポンサーサイト
theme : 〈物語〉シリーズ セカンドシーズン
genre : アニメ・コミック