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たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第10話「いつかくるその日まで、なので」

楽しい想い出ばかりを何時でも見返せるようにと、カメラの残しておいた写真。
しかし三谷かなえはその写真を見返すと少し奇妙な気持ちになっていた。

クラスメイトは受験が近いかなえが、写真部の活動で蘭島閣美術館にて写真展や卒業アルバム用の写真の撮影で忙しく、受験勉強があまり出来ないのではないかと、自分たちが断ってあげようかと提案するも、かなえはそれを自体する。
珍しく積極的に行動している彼女に、クラスメイトは彼女の成績なら受験も大丈夫だろうと彼女の判断に任せる。
クラスメイトはきっとかなえたんにもぽって部長たち以外にお友達がいるよ、というのを見せるために出てきたんだよね。中身はかなり棒読みで新人っぽかったけど。
かなえはあーゆー性格だから、何か押し付けられても断れないので、無理させられているのではないか、と心配してくれたんだろう、きっと。
しかし受験勉強がそこそこでも大丈夫と太鼓判を押されるという事は、学年でも上位の成績とかなのかな。

かなえは想い出がとても遠い出来事のように感じるのが何故か判りませんでした。
と、いうわけで今回は卒業が近づくかなえたんの心理描写のお話。
これまで撮り貯めた写真の数々を眺める沢渡楓たち。
写真を見つめるかなえは何やらジッと見つめたまま。
そんなところへやってきた顧問の下上山むつこは写真展用の写真が出来たかと確認してくるが、まだどの写真を展示すれば良いか迷っていました。
写真展が成功すれば、一躍写真部も有名になると気合いの入る下上山先生。
下上山先生から今年度最後となるだろう大きなイベントを頑張るように励まされました。
プロの写真展と一緒に載せてもらえると思ったら、当然どんな写真が良いのかは悩むよな。
この先「これだ!」という写真が撮れるのか。でも1枚ではなく何枚かは展示するんだよな。
下上山先生は相変らず写真部のネームバリューを挙げて部員確保を目指してるみたいだけど、果たして来年には新しく増えるのかどうか。

下上山先生の言葉を噛み締めたかなえは、卒業を間近に悔いが残らないようにとみんなで撮影旅行へ行く事を提案しました。
かなえの提案に賛同する楓。
そこで塙かおるも今年も『私たち展』を開催出来る事になった事を発表する。もちろん今年はかなえも一緒。
その私たち展を去年以上のものとするためにも、旅行へ行く事にした一行。
行き先をどうするかと悩む岡崎のりえたちに、桜田麻音は両親から乙女座でライブがあるのでみんなで来たらどうかとメールがあったため、大崎下島へ行って麻音の実家の旅館『のどか亭』へ宿泊する事になりました。
麻音はなかなか切っ掛けが無くて言い出すことが出来なかったのか。
私たち展がやる事になったようで、今期も年末年始はちょろっと描かれるだけになりそうだ。

もちろん沢渡香も一緒だと喜ぶのりえでしたが、篠田こまちのお父さんがサンフレッチェ広島のチケットをくれたので、試合の応援へ行ってしまって不参加なってがっかり。
しかもこまちからサポーターズTシャツを着たツーショット写真が送られてきて大興奮。
サンフレッチェをちょこっと出してきた。
こまっしゃくれと香は今期凄い出番が少ないな。かなえが一緒に行動するようになって、別行動が増えてきた。まぁ、同い年の友達たちと遊ぶのが中心になってもいい年なんだけど。

船に乗って大崎下島へと向かった一行。
楓が志保美りほから貰った行き先のない切符を見たかなえは、自分の切符の行き先はどこになっているのだろうと感じました。
かなえは卒業が近づくと共に、想い出がどんどん遠くなると感じていました。
かなえはまだ目標がはっきり定まっていないんですね。とりあえず受験するので、進学するようだけど、なりたい職業があるわけではないのか。

島に着くと、麻音の父親は友達だけでなく良い先輩まで出来たことに、竹原の学校へと通わせて良かったと感涙。
乙女座のライブまでの間、なおるとのりえは町を巡り、麻音は実家の手伝い、楓とかなえは撮影へと出掛けました。
撮影旅行と行っても、写真を撮るの二人だけで、他の3人は別々の目的だから、別行動なんだな。
楓が熱心に撮影している中、景色を眺めていたかなえは佇む1人の女性を見かけました。
女性の正体は予想がつくのですが、正解は後ほど。
しかしかなえが撮影旅行を提案した割にはあまり撮影していないよね。

予定よりも沢山のフィルムを使ってしまった楓。
そんな楓に卒業後の事を訊ねるかなえでしたが、まだ全く決まっていない楓。
変わりに写真を始めた切っ掛けを訊ねると、小さい頃にお父さんが地面を写真を撮っており、それが地面に写る木漏れ日を撮影していたと知り、それが切っ掛けになったのだろうと答える。
写真は好きだけど、写真で食べていけるとは思っていないんだろうし、ぽっての将来はまだまだ未知ですね。
しかし蟻でも撮影していたのかと思いきや、地面に映った木漏れ日って……斜め上を行くなぁ。

1人で別行動をする事にしたかなえ。
まずはかおるとのりえに話を聞きました。
かおるが香りを好きになった切っ掛けはハッキリしないが、小さい頃から様々なものの匂いをかぎ分ける嗅覚を持っていたという事。
のりえはお兄ちゃんが買ってきてくれた二重焼きが切っ掛け。
しかし将来の進路に結びつくかどうかは判っていませんでした。
ただ、去年の私たち展がかおるの中では大きな存在となっていたのは確かで。
のりえに小さい頃からなりたかったのは『魔法美少女かおたん』だと言われたかおるは、のりえを追いかけ回しました。
魔法美少女についてはふうにょんの「魔法なので」発言が切っ掛けだと思っていたけど、実際に子供の頃に『魔法美少女かおたん』になりたいとか言っていたんだろうか。

旅館で仲居として働く麻音を見かけたかなえ。
みんな何か切っ掛けを得てちゃんと自分の目指す方向を向いているのに、自分だけ目指す方向も切っ掛けも何もない空っぽだと、卒業したくない気持ちに捕らわれていました。
卒業を前に、変化する環境や、楽しい今の終焉に不安を抱いてしまってるんだな。

かなえは麻音の両親に話を聞く事になりました。
中学で竹原へ行きたいと言い出した麻音に、悩みながらも彼女の決めたことだからと送り出した両親。そのおかげで良い友達と先輩が出来たと安堵していました。
潮待ち島とも呼ばれる大崎下島。
良い汐が来るのを待ってから船が出発したため。
麻音も潮の流れを感じたから漕ぎ出した。誰でも同じだという父親。
汐が来なかったらと不安を感じるかなえに、父親は何時かは誰にも判らないが「必ず来る」と告げる。
麻音も一番やりたい事が決まっていないので潮待ちだが、いつか必ず漕ぎ出していくと信じていた。
麻音だけは麻音ではなく、両親が説明。
麻音は今期台詞が少ないよね。だから今までだったら口笛だったシーンが、殆ど普通のセリフになってるんだろうな。

そして乙女座のライブ。
その舞台に立ったのはかなえが島で見かけた女性だった。
もちろん。 miccoと菊池達也のmarbleです。
歌は『希望のカタチ』
彼女の歌を聴いた麻音はビックリする。
実は彼女たちこそ、麻音が乙女座の舞台で感動した切っ掛けの人たちでした。
お父さんは知っていて麻音に声を掛けた、という事はなくてただの偶然かな。
彼女が麻音の切っ掛けの人であり、彼女も誰かに切っ掛けをもらったはず。みんな繋がっているのだと実感するかなえ。

出発の時はみんな違って良いのだと確信しました。
出発の時には勇気がいる。それはお父さんのことを乗り越えて竹原へとやってきた楓のように。
その時、かなえは切っ掛けを見つける事が出来ました。
変化することは怖いですからね。でもその一歩を踏み出さないと変化もないので。

かなえが撮影旅行に誘ってくれたおかげでライブを聴けたと感謝する麻音。
しかしかなえは自分の方こそお礼を言いたいと告げる。
切っ掛けも目標もなかったかなえは、このまま卒業したら1年間の楽しかった想い出が記憶の彼方に消えてしまうのではないかという不安を抱いていました。
しかし自分には切っ掛けがあったのだと笑う。
かなえの切っ掛け、それは写真部に入った事でした。
実際、クラスメイトもそれっぽい事を言っていたのだしね。最初の切っ掛けはカメラを始めた事なんだろうけど。

写真部に入ってみんなと出会って自分の高校生活は一変した。
こんなにも楽しくて、こんなにも温かい時間を持てたのは、一歩を踏み出せたから。
卒業は新しい出発。卒業後の先に何が待っているのか判らない。この先も悩んで迷って立ち止まる事もあるけど、自分が漕ぎ出さなければ船は動かないから、一足先に海へと漕ぎ出す。
あの頃は楽しかったではなく、あの頃も楽しかっただ、ととあるお方も言っております。
今を惜しんでこの先にある楽しいことを見れないのはもったいないですから。

『志保美りほ写真展~空ニ遊ブ~』に特別展として『竹原高校写真部~明日ファインダー~』も無事に参加。
「夏の夜の色彩」「竹灯りと人びと」と名付けた写真を展示。
どの程度の反響があったのかは不明ですが、ひとまず無事に終了したようです。
て、まさかの写真展がモノローグだけで終了って。

港で格好をつけているお父さんにきょとんとする麻音。
お母さんに「自分の海へ漕ぎ出すんですって」と説明されてもさっぱりでした。
普通なら、お泊りイベントなので宿泊模様とかも描かれるので、尺がないのでカット。映像特典になったりするかな。

次回 第11話「今年もありがとう、なので」

もう大晦日と私たち展か。
今回は前期以上に駆け足な感じ。
1クールというのがもったいないな。2クールならもっとじっくり描けたと思うんだが。

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たまゆら ~もあぐれっしぶ~ 第10話「いつかくるその日まで、なので」感想   ※『たまゆら』を見た高校生の皆さんは突き付けられた進路調査票を空白のまま出して「潮が満ちるのを

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Author:黒虎
アニメや音楽・映画などの個人的主観に基づいた感想をつらつらと駄文で書き綴っています。

趣味はアニメ・音楽・カラオケ・映画。
大阪在住の関西人。

年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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