〈物語〉シリーズ セカンドシーズン #09 傾物語 第閑話「まよいキョンシー 其ノ參」
11年前の5月14日から現在の8月21日へと帰還した阿良々木暦と忍野忍だったが、そこは荒廃した町の広がる滅んだ世界だった。
確かに元の時間へと帰還しているが、町の何処にも誰も存在していない。
二人が11年前の世界へとタイムスリップして八九寺真宵を助けたことが原因であるのは確かだった。
世界はすっかり後輩。ただし世界が滅んだのがそんなに古い時でないのは、暦の家などが存在する事からも明確。
切っ掛けは6月14日。
そこで何かが起きて、世界は一瞬で滅んだと思われた。
これは怪異が切っ掛けだろうと考える暦に、忍は何かが思いつきそうで何も思い出せない。
立った一夜で世界が壊滅するなんて、怪異以外ではまず考えられないだろうけど。
確かに元の時間へと帰還しているが、町の何処にも誰も存在していない。
二人が11年前の世界へとタイムスリップして八九寺真宵を助けたことが原因であるのは確かだった。
世界はすっかり後輩。ただし世界が滅んだのがそんなに古い時でないのは、暦の家などが存在する事からも明確。
切っ掛けは6月14日。
そこで何かが起きて、世界は一瞬で滅んだと思われた。
これは怪異が切っ掛けだろうと考える暦に、忍は何かが思いつきそうで何も思い出せない。
立った一夜で世界が壊滅するなんて、怪異以外ではまず考えられないだろうけど。
世界を救おうと考えた暦は、忍と共に北白蛇神社から6月14日の世界へ戻ろうと考えるも、神社から霊的エネルギーは消失していた。
神社に貼られた札は暦が本来貼ったものとは別の種類の札が貼られている。霊的エネルギーを吸収する札であるため、剥がせば霊的エネルギーが再び蓄積されるのではないかと考えた暦だが、暦たちのような怪異の力を宿す者には触れる事も出来なかった。
元の世界へ戻る方法が途絶えたようにも見えるけど、過去の世界で言っていたように、忍が暦の血を限界まで吸えばもう一度飛ぶことは出来るんだよな。
ただあくまでも最終手段だから、状況がハッキリするまでは使えないのか。
絶望的状況の中、二人の前に現れたのはゾンビ集団だった。
ひとまず危機を脱するため、空中高くへと跳躍した二人は、国中に広がる動く屍体を目撃する。
自分が真宵を救ったせいだと後悔する暦だが、忍はこれらが自分のせいであると告げる。
襲ってきた怪物たちの正体は忍によって吸血された吸血鬼の成れの果てたちであり、世界を滅ぼしたのは忍だった。
町だけでなく、全世界がゾンビ化してるのか。
高度300mで夜明けを待ち、ゾンビたちが消えた町へと降り立った二人。
6月14日とは羽川翼に再びブラック羽川が出現し、忍の力を借りて解決、そして忍野メメが町から消え、忍が家出した日だった。
この中で問題となるのは忍の家出。
元の世界においては何事もなく解決した出来事だったが、その原因もその間何をしていたのかも暦は知らなかった。
元々吸血鬼だから、ゾンビでも日中は活動出来ないのか。
暦は色々と出来事が多すぎて、具体的な日付でどこに何があったのかを覚えていないのか、それともそこまで記憶していなかったのか。
その時、忍は暦が見つけてくれなければ世界を滅ぼすつもりであった。
そしてこの世界では暦は忍を見つけることが出来なかった。
そもそも忍の消失に気付いたのは、幽霊となった真宵であり、真宵が幽霊となっていないこの世界においては、起こりえない。
この世界では忍の力を借りることが出来なかった暦はブラック羽川に殺害された。
真宵がいない、という事が実は重要なファクターになっていたんだな。
暦と忍はお互いに縛り合っている関係であり、一方が何らかの事情で命を落とした場合、もう一方は元の状態へと戻る。
すなわち、暦の死は忍を怪異の王キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードへと戻した。
世界を滅ぼそうと産み出された眷属たちは、ねずみ算式に吸血鬼を世界中へと作り上げた。
そして肝心の忍は自ら命を絶ち、眷属たる吸血鬼たちはゾンビ化してしまった。
ところで、吸血鬼ハンターのエピソードとか、メメたち怪異の専門家たちも、同じようにゾンビになってしまったんだろうか。
彼らなら何らかの対策は出来そうなんだが、数の前に屈したのかな。
後、怪異そのものである月火はどうしたんだろうか。ゾンビになるとは考えにくいんだが。
些細な理由で世界を滅ぼしてしまった事を後悔する忍。
そんな忍に、暦はこの滅んだ世界でたった二人で生きていかなければならないのだと慰める。
だが、もしかしたら自分たち以外にも誰かが生き延びて隠れ住んでいるかもしれないとかんがえた暦は、その誰かに報せるため派手に花火を打ち上げる。
喩え生き残りがいたとしても、罠ではないかと勘ぐって出てこないだろうと悲観的になっていた暦だったが、忍は悲観的になるなと励ます。
暦は前向きなんだか後ろ向きなんだか……
そして花火を終えた彼ら前に現れたのは生存者ではなく、ゾンビの群れだった。
日中だけど、太陽が出ていないからゾンビが集まってきたのかな。
この状況で助けてくれる人間が出てくるのかどうか。
まぁ、出てくるとしたら可能性は絞られるんだけど。
次回 #10 傾物語 第閑話「まよいキョンシー 其ノ肆」
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神社に貼られた札は暦が本来貼ったものとは別の種類の札が貼られている。霊的エネルギーを吸収する札であるため、剥がせば霊的エネルギーが再び蓄積されるのではないかと考えた暦だが、暦たちのような怪異の力を宿す者には触れる事も出来なかった。
元の世界へ戻る方法が途絶えたようにも見えるけど、過去の世界で言っていたように、忍が暦の血を限界まで吸えばもう一度飛ぶことは出来るんだよな。
ただあくまでも最終手段だから、状況がハッキリするまでは使えないのか。
絶望的状況の中、二人の前に現れたのはゾンビ集団だった。
ひとまず危機を脱するため、空中高くへと跳躍した二人は、国中に広がる動く屍体を目撃する。
自分が真宵を救ったせいだと後悔する暦だが、忍はこれらが自分のせいであると告げる。
襲ってきた怪物たちの正体は忍によって吸血された吸血鬼の成れの果てたちであり、世界を滅ぼしたのは忍だった。
町だけでなく、全世界がゾンビ化してるのか。
高度300mで夜明けを待ち、ゾンビたちが消えた町へと降り立った二人。
6月14日とは羽川翼に再びブラック羽川が出現し、忍の力を借りて解決、そして忍野メメが町から消え、忍が家出した日だった。
この中で問題となるのは忍の家出。
元の世界においては何事もなく解決した出来事だったが、その原因もその間何をしていたのかも暦は知らなかった。
元々吸血鬼だから、ゾンビでも日中は活動出来ないのか。
暦は色々と出来事が多すぎて、具体的な日付でどこに何があったのかを覚えていないのか、それともそこまで記憶していなかったのか。
その時、忍は暦が見つけてくれなければ世界を滅ぼすつもりであった。
そしてこの世界では暦は忍を見つけることが出来なかった。
そもそも忍の消失に気付いたのは、幽霊となった真宵であり、真宵が幽霊となっていないこの世界においては、起こりえない。
この世界では忍の力を借りることが出来なかった暦はブラック羽川に殺害された。
真宵がいない、という事が実は重要なファクターになっていたんだな。
暦と忍はお互いに縛り合っている関係であり、一方が何らかの事情で命を落とした場合、もう一方は元の状態へと戻る。
すなわち、暦の死は忍を怪異の王キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードへと戻した。
世界を滅ぼそうと産み出された眷属たちは、ねずみ算式に吸血鬼を世界中へと作り上げた。
そして肝心の忍は自ら命を絶ち、眷属たる吸血鬼たちはゾンビ化してしまった。
ところで、吸血鬼ハンターのエピソードとか、メメたち怪異の専門家たちも、同じようにゾンビになってしまったんだろうか。
彼らなら何らかの対策は出来そうなんだが、数の前に屈したのかな。
後、怪異そのものである月火はどうしたんだろうか。ゾンビになるとは考えにくいんだが。
些細な理由で世界を滅ぼしてしまった事を後悔する忍。
そんな忍に、暦はこの滅んだ世界でたった二人で生きていかなければならないのだと慰める。
だが、もしかしたら自分たち以外にも誰かが生き延びて隠れ住んでいるかもしれないとかんがえた暦は、その誰かに報せるため派手に花火を打ち上げる。
喩え生き残りがいたとしても、罠ではないかと勘ぐって出てこないだろうと悲観的になっていた暦だったが、忍は悲観的になるなと励ます。
暦は前向きなんだか後ろ向きなんだか……
そして花火を終えた彼ら前に現れたのは生存者ではなく、ゾンビの群れだった。
日中だけど、太陽が出ていないからゾンビが集まってきたのかな。
この状況で助けてくれる人間が出てくるのかどうか。
まぁ、出てくるとしたら可能性は絞られるんだけど。
次回 #10 傾物語 第閑話「まよいキョンシー 其ノ肆」


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genre : アニメ・コミック