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愛さえあれば 感想(ネタバレあり)

 【ストーリー】
乳癌治療を行う美容師のイーダ(トリーネ・ディアホルム)は乳房の切除を終え、ひとまずの治療を終了した。夫はありのままの自分を愛してくれるから、と失った乳房の再生治療は行わず、今後は経過観察をしていくことになった。
しかし帰宅すると、夫・ライフ(キム・ボドニア)の浮気現場に遭遇してしまう。
相手は会社の経理をしている若い女性ティルデ(クリスティアーヌ・シャウンブルク=ミュラー)で、夫を信用していたイーダは激しいショックを受ける。しかも不倫関係は既に2年半にもわたっていたのだ。
ライフは自分もイーダの病気の事や、息子との不仲などで辛かったのだと悪びれず、「またソレントの別荘で会おう」と言い残して家を出て行ってしまう。
イーダは治療のための坊主頭を隠すために被っているカツラを外した自分の姿を鏡で見つめる。

イーダの娘、アストリッド(モリー・ブリキスト・エゲリンド)はイタリア南部ソレントで交際3か月のパトリック(セバスチャン・イェセン)と翌週に控えた結婚式を挙げる準備をしていた。
二人はパトリックの父が所有するイタリア南部の街・ソレントの別荘で式を挙げるため準備を進めるが、別荘は全く手入れされていない状態でパトリックはショックを受ける。しかし田舎暮らしが夢だったアストリッドは気にせず、パトリックのイタリアの知人・アレッサンドロ(チーロ・ぺトローネ)たちと準備を進める。
一生懸命準備を進めるアストリッドだが、パトリックはあまり真剣に準備を進めようとはしてくれていなかった事が不安に思えていた。
野菜の輸入販売を手掛ける会社を経営するフィリップ(ピアース・ブロスナン)は、その日誕生日を迎えて社員たちから祝福を受けていた。
しかし仕事一本やりの真面目なフィリップは誕生日祝いもそこそこに、すぐに仕事に取り掛かる。
女性社員から食事に誘われてもすげなく断ってしまうほどだった。

父親の浮気を知った長男のケネト(ミッキー・スケール・ハンセン)は怒り心頭だが、イーダはライフも辛かったのだと夫の肩を持とうとする。
以前から父親に対する反発を持っているケネトはそれも気に入らない。
浮気相手のティルデがライフと結婚すると吹聴している事を話すケネトだが、イーダはそんなはずがないと取り合おうとしなかった。
そんな息子をなだめながら、軍隊に所属する息子を任務へと送り出す。

結婚式の4日前。
イーダはイタリアへ向かうため、コペンハーゲン空港に向かうもその駐車場で接触事故を起こしてしまう。
車をぶつけられて怒りをあらわにするフィリップに、乳がん治療に加えて夫の浮気、慣れない一人旅などもあり、すっかり精神的に参っていたイーダは泣きだしてしまう。
しかしフィリップとイーダはお互いが子供の結婚相手の親だと知り、フィリップは事故についてなかったことにする。
目的地が同じ二人は一緒にソレントへと向かうが、空港ではイーダの荷物が出てこなかった。
イタリアへ向かう道中も仕事をするフィリップだが、彼の妻はずっと昔に亡くなっていた。
仕事について高圧的で冷淡なフィリップに悪印象を抱くイーダ。

到着した二人を別荘に招き入れるアストリッドとパトリック。
パトリックは準備で自分のカードの限度額まで使ってしまっている事を伝えると、フィリップは足りなければ自分のカードを使えば良いと伝える。
アストリッドは母が一人でやってきた事情を知り、父親への怒りが込み上げる。イーダはそんなアストリッドを必死に宥めるのだった。

結婚式の3日前。
パトリックの亡き母親の妹ベネディクテ(パプリカ・スティーン)たち親族が別荘に到着する。
そんな中で姿を見せたライフが浮気相手のティルデを伴っていたため、アストリッドは怒り心頭だが、イーダは娘の前で決して怒ろうとはしなかった。
しかもティルデは平然とベネディクテたちにライフの婚約者を名乗る有様。
心中穏やかでなかったイーダは、一糸まとわぬ姿で海を泳いでいた。
海岸を散歩していたフィリップは泳いでいるイーダを発見して驚き、「沖に流されるぞ!」と呼び戻す。
服も脱ぎ捨て、カツラもとっていたいたイーダは服を身にまとうが、フィリップは自分のジャケットを彼女に掛けてあげる。
帰り道、フィリップのレモン果樹園では一本の樹からレモンとオレンジが実るように品種改良している事を説明する。イーダは「一番好きなのはレモン。レモンのない世界は想像つかない」と語ると、フィリップは自分も同じだと賛同し、いつしか2人の間には穏やかで優しい空気が生まれていた。

結婚式2日前。
空気を読まない
フィリップは妻エリザベットを亡くし、仕事に没頭するうちに息子ともぎくしゃくしていた。
空港で荷物が出てこなかったため、イーダは結婚式で着るドレスが無かった。
空気の読めないティルデは自分のドレスを一着貸すので、代わりに自分の髪の毛をセットして欲しいと申し出る。
しかしすぐにアストリッドが間に入り、二人で街へ買い物に行くのだと告げる。

ドレスの買い物を終えたイーダは、カフェで一人でいるフィリップを見かけた。
一人でいたいのだろうというアストリッドだが、そんな人はいないとイーダはアストリッドに一人で帰るように告げてフィリップに声を掛ける。
実はお金も無かったイーダはフィリップから借りたジャケットに入っていたカードを使ってドレスを購入しており、お金は後日返すと伝えてカードを返す。
フィリップはそこで亡き妻エリザベットに対して猛烈なアプローチをした馴れ初めや、交通事故での彼女の突然の死、息子のパトリックともうまく行っていない事をイーダに静かに語る。

夜になり、親族だけの食事会が行われる。
ベネディクテは母親を嫌う娘のスピーチは邪魔、という言葉を聞き流すと、亡き姉について語り、そして一人で息子を育てたフィリップを褒める。
フィリップはベネディクテの娘が過食症になったり、リストカットをした時に力を貸してくれていたのだ。

挙式前日。
アストリッドやパトリックの友人たちが到着する中、戦地に赴いていたアストリッドの弟ケネトも戦地で右腕を骨折したため休暇が取得出来たと別荘にやってきた。
その夜のパーティではみんながダンスで大盛り上がりしていた。
ベネディクテはフィリップをダンスに誘うも断られた上、無茶なお酒を飲み方した娘の介抱に手を取られてしまう。
その間に、フィリップはイーダをダンスに誘っていた。
二人のダンスを見たライフはフィリップとの交代を申し出る。
ケネトはティルデになぜ若くて美人なのに、ライフのような中年と付き合うのかと訊ねると、ティルデは大人が好きなのだと答える。
イーダが嫌がるにも関わらずライフが無理矢理密着したダンスを踊ろうとしているのを見たケネトは、ライフに殴り飛ばしてしまう。
イーダたちに止められたケネトだが怒りは収まらずに別荘から飛び出してしまい、イーダはケネトを追って庭に出る。
フィリップもイーダを追いかけると「君は自分の美しさに気づいていない。君はとびきり綺麗だ」と優しい言葉をかける。
しかしベネディクテが邪魔に入る。フィリップが自分に対して好意を持っていると信じ込んでいたベネディクテに言い寄られたフィリップは、募らせてきた彼女への嫌悪感をはっきり告げるのだった。

一方アストリッドは、結婚式の準備を手伝う地元の青年アレッサンドロと親密にダンスをしていた。その様子を見て怒るパトリックは割って入るが、アストリッドが「彼はゲイよ」と教えられ、謝ってくるように告げる。
これを聞いたパトリックの中で何かがはじけ飛び、アレッサンドロに謝罪すると、アレッサンドロの求めに応じて激しいキスを交わす。

結婚式当日。
夜が明けるまで海岸でケネトと話していたイーダが部屋に戻ると、アストリッドがベッドに横たわっており、パトリックが結婚をやめたがっていると意気消沈していた。
アストリッドはパトリックが結婚を躊躇っている感じ取っていたのだ。慰めようとするイーダだが、アストリッドは「彼は私を求めていない。求めているのはパーティや自分の父親。アレッサンドロや友だち。ワインや料理」と悲しむ。

会場となる庭にゲストが揃い、新郎新婦の登場を待ち構えるが、式の開始が遅れるとの連絡が入る。
暫くして庭にアストリッドとパトリックはなんとか出てきたが、アストリッドは花束を投げ捨て、嘘はもうたくさん、結婚しないと言う。
決して嫌いではないが、結婚したいという気持ちは無くなっていた。
二人の関係は既に破局していたが、それを表面的に隠していただけなのだ。
アストリッドはイーダたちと共に別荘を後にする。

イタリアから帰国してしばらく後、外出していたイーダが帰宅すると、家中にバラが飾られていた。イーダが必要だと判ったというライフは、ティルデとは別れたのでよりを戻してほしいと頼んできた。
イーダ無言で頷き、二人の夫婦生活は元に戻ったに思えたが、その数日後、イーダの勤める美容院にフィリップが現れる。
事業を縮小しイタリアに戻ることにした彼は、イーダに思いを告げる。
動揺したイーダは、「もう悩みたくない。帰ってくれる?」と答えてしまう。イーダが自分の本心に気づくまで、あとほんの少しの時間が必要だった……。

・キャスト
フィリップ:ピアース・ブロスナン
イーダ:トリーヌ・ディルホム
ライフ:キム・ボドゥニア
ベネディクテ:パプリカ・スティーン
パトリック:セバスチャン・イェセン
アストリッド:モリー・ブリキスト・エゲリンド
ティルデ:クリスティアーヌ・シャウンブルク=ミュラー
ケネト:ミッキー・スケール・ハンセン
アレッサンドロ:チーロ・ぺトローネ

 【感想】
原題は「Love is All You Need」
中年の恋を描いたお話。
イーダとフィリップが付き合うことになって、アストリッドとパトリックはどんな心境なんだろうか。アストリッドは自分の結婚式に浮気相手を連れてくる実父に比べたら、ずっと良い人だと感じるかもしれないけど。
また最終的には子供たちはパトリックの気持ちがただ過去への望郷の念から来ていただけのため決別したけど、もし二人が結婚していたらどうなったんだろうか。
結婚した子供たちの親同士がくっつくというややこしい状況なんだけど。
法的には、まぁ問題ないのか……夫婦で義理兄妹というややこしい状態になるけど。

一番憐れなのは自業自得とは言え、不倫相手と別れたのに結局捨てられてしまったライフか。
しかし部屋中をバラの花で埋め尽くすとか、海外ならではというか、日本人では出来ないな。たぶん日本人がやるとドン引きされる気がする。

イーダは序盤はスキンヘッドだったため、ウィッグをかぶっていたけど、ラストではウィッグを捨ててショートカットを披露。
トリーヌ・ディルホムはロングのウィッグの時より、ショートカットの方が似合ってますね。あの長さまで伸びていたのなら、ロングのウィッグを被る必要無かったんじゃないのかな。

パトリックは亡き妻には猛烈なアピールをした事からも判るように、本来は情熱的な男性なんたけど、妻への想いと愛する人を失う辛さから恋愛を遠ざけてしまっていたんだろう。

結婚式直前に、事故った相手が結婚相手の親族というのは気まずいだろうね。
パトリックのように無かったことにするしかないかな。修理は保険を使わないか、物損でどこかに自分でぶつけたか、知らないうちに傷つけられていたことにするしかないかな。

ティルデの空気の読めなさは抜群。
わざとやっているのかと思われるところもあるけど、結婚式の中止が発表された後にパーティーがあるのかとか訊ねることを考えると、天然の要素が大きいんだね。
しかし若くて美人なのに、なぜライフのような中年に惚れたのか。親父趣味なのかな。
そのティルデは中盤ではちょっと良い雰囲気になっていて、ケネトに乗り換えるという奇妙な関係になるのかと思いきや、結局ケネトとは付き合わないのか。

アレッサンドロがゲイなのは判っていたけど、てっきりもっと最初からパトリックと関係があるのかと思ってました。
アストリッドとのダンスもヤキモチは実はアレッサンドロの方に嫉妬していたのかと思っていたけど、二人の関係はあの時からなんだな。最初もアレッサンドロと二人でサボっていたし、前日にもアレッサンドロとどこか言っていたから、二人で寝ていたのかと思ってた。
結局、パトリックは母親と暮らしていた時の生活を取り戻そうとしていたので、アストリッドと結婚しようとしていたけど、自分がゲイだと気付いたという事なのか。

結婚式の直前に取りやめというのは、列席者は微妙だけど、成田離婚みたいに結婚直後に別れるよりかはずっと良いか。

結婚式の数日前から親族とかが集まり、晩餐したり、前日にパーティーを開くのは海外での結婚では珍しくないらしい。
日本ではあまり考えられないことなんだけど、このあたりは文化の違いでしかないからね。

個人的評価:65点

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Author:黒虎
アニメや音楽・映画などの個人的主観に基づいた感想をつらつらと駄文で書き綴っています。

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大阪在住の関西人。

年中無休で貧乏人です
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