ダイ・ハード ラスト・デイ 感想(ネタバレあり)
【ストーリー】
ロシアで大富豪ユーリ・コマロフ(セバスチャン・コッホ)が収監された。世間では大物政治家のチャガーリン(セルゲイ・コルスニコフ)が裏で糸を引いていると話題になり、コマロフの逮捕に対するデモ抗議が発生していた。
ジョンは政治取引として、自分の殺害がコマロフの仕業である裁判で証言すると持ちかける。
そんな中、ジャック・マクレーン(ジェイ・コートニー)がクラブで一人の男を殺害して逮捕される。
相棒のコリンズ(コール・ハウザー)から音信不通だった息子がロシアで逮捕されたと知らされたジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、娘のルーシー・マクレーン(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に見送られてロシアへと渡る。
ガイドブック片手に辿々しいロシア語で裁判所へ向かうようにタクシーに頼むマクレーンだが、英語が堪能だったタクシー運転手(パシャ・D・リンチニコフ)は自分の歌を聴いてくれたマクレーンと親しくなり道路が渋滞するので歩いていく事を薦め、代金も無料としてくれる。
裁判所に連れられるジャックとコマロフだが、謎の集団によって裁判所の壁が爆破されて襲撃される。
コマロフを捕らえようとする襲撃犯だが、混乱の中、ジャックはコマロフを連れて逃走を図る。
だが車で逃走しようとしたジャックの前に、突如マクレーンが姿を現す。
突然現れた父親に驚くジャックだがマクレーンのジャックを呼ぶ声で襲撃犯に見付かってしまう。
ジャックはマクレーンを突き放して車で逃走し、武装集団の追撃を受ける。
マクレーンも状況が判らないまま、彼らの後を追跡する。
実はジャックはCIAの局員だったのだ。コマロフを国外へと連れ出そうと潜入していたジャックだが、父親の出現によって作戦が6分遅れてしまい、作戦が変更となってしまう。
マクレーンに恨みを感じながら逃走するジャックは武装集団と激しいカーチェイスを繰り広げる。
だが、そこに割って入ったマクレーンにより、武装集団の車を横転させる事に成功する。
自分の奪った車も大破したマクレーンだが、ジャックに回収され共にCIAのアジトへと到着する。
CIAの局員と合流したジャック。
CIAの局員はコマロフに彼が隠し持っているチャガーリンの弱点となる証拠を自分たちに引き渡せば海外へと逃亡させると確約し、コマロフは娘も同行する事を条件に同意する。
コマロフは娘のイリーナ(ユーリヤ・スニギル)と連絡を取り合流の手はずを整えるが、直後武装集団によりアジトを襲撃される。
CIA局員が殺害されてしまい、3人はアジトから再び逃走して娘との合流予定のホテルへと向かう事になる。
道中、ジャックはコマロフとマクレーンの会話を立ち聞きして、父が仕事にかまけて子供達を放って置いた事を後悔していたと知る。
改装工事を行っているビルの中、待ち合わせ場所でイリーナと合流したコマロフだが、マクレーンは何か嫌な予感がしていた。そんな父親の言葉に耳を貸さなかったジャックだが、そこにまたもや武装集団が現れてしまう。
しかもイリーナと武装集団は通じており、コマロフは彼らに捕らわれてしまう。
武装集団のリーダーであるアリク(ラシャ・ブコヴィッチ)は用済みとなったマクレーン親子を殺害しようとするが、二人は絶妙なコンビネーションで武装集団を撃退して逃走する。
コマロフ親娘とコマロフの証拠を取り戻すため、ウクライナのチェルノブイリへと向かう。
実はチェルノブイリの事故はコマロフとチャガーリンが関与していたのだ。
チャガーリンは証拠を手に入れるとコマロフ親子を殺害するつもりでアリクに指示を出していた。
だが、全てはコマロフ親子によって仕組まれていた事だった。
コマロフが本当に隠していたのは濃縮ウランだったのだ。ウランを手に入れた彼らはアリクを殺害、更にチャガーリンも暗殺してしまう。
そうとは知らずにコマロフの救出にきたマクレーン親子は、隠し部屋でコマロフと合流する。
咄嗟に取り繕うコマロフだったが、マクレーンはすぐさま異変に気付いてコマロフが黒幕と見抜く。
しかしイリーナたちも無線でコマロフがマクレーン親子に捕らえられたと知り、部下と共に父の救出とマクレーン親子の殺害へとやってくる。
マクレーン親子は協力して武装集団との対決に挑む。
・キャスト
ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス(吹替:中村秀利)
ジャック・マクレーン:ジェイ・コートニー(吹替:野沢聡)
ユーリ・コマロフ:セバスチャン・コッホ(吹替:伊藤和晃)
ルーシー・マクレーン:メアリー・エリザベス・ウィンステッド(吹替:園崎未恵)
イリーナ:ユーリヤ・スニギル(吹替:加藤忍)
アリク:ラシャ・ブコヴィッチ(吹替:関俊彦)
コリンズ:コール・ハウザー(吹替:宮内敦士)
マーフィー:アマウリー・ノラスコ(吹替:落合弘治)
チャガーリン:セルゲイ・コルスニコフ(吹替:金尾哲夫)
タクシー運転手:パシャ・D・リンチニコフ(吹替:斎藤志郎)
ダイ・ハードシリーズ最新作。
日本語のタイトルからはシリーズ最終作のようなイメージを受けるけど、アメリカのタイトルでは別にそういうわけでもない。ただ、ブルース・ウィルスの年齢とか考えるとそろそろ限界か。
そのブルース・ウィルスの吹替は長らく担当していた野沢那智さんが亡くなっているので、その弟子にあたる中村秀利が担当。
そして息子役に息子の野沢聡がキャスティングされています。
ただし今回の映画は吹替えがほとんど放映されてなかったので、字幕にて視聴。
吹替えだと那智さんとの違いが気になって集中できないかもしれないのでちょうどいい。
話はシリーズ初となるアメリカ以外の場所が舞台。
ロシアでの騒動となります。
展開はダイ・ハードらしく、アクションシーンの連発となっています。
それだけと言えばそれだけとも言える作品。
ただ、この作品を見る人の多くは派手なアクションシーンを期待して見に行くわけでしょうから、そういう意味では期待を裏切らない出来とも言えるか。
駆け引きや頭脳戦といったところにはあまり期待しない方が良い。
息子が青年に成長して、CIA局員となっている。
当然ながら家族にもCIAだったことは秘密となっていましたが、最終的には父親にバレて、エピローグからすると妹にもバレたのだろう。
母親は今回出てこなかったためどうなっているのか不明。
普通に考えればエピローグの場面では母親こそ迎えに来るべき場面なので、あそこのシーンでも出ないという事は今後も出てこないんだろうね。
マクレーンは相変わらず無法っぷりを発揮しています。
しかしチェルノブイリへと向かった時には、敵方はみんな用心して最初は防護服を着ているのに、マクレーン親子は生身で乗り込む勇気が凄い。行き当たりばったりなのか、何も考えていないのか判らないけど。
ジョンは父親の出現によって作戦が狂わされてしまったわけだが、CIAの女性が「彼に限って」と口にしている事からするとかなり優秀な人材なようだ。ロシアに派遣されている時点で優秀という事なのだろうけど。
しかしおそらく予定が狂わされたのはジョンだけでなく、コマロフもなんだろう。
彼の予定では裁判所が襲撃された時に娘たちに攫われた体で同行、ウランを手に入れるつもりだっただろうに、CIAが絡んできて予定を狂わされたのだろう。
ジョンがマクレーンのiPhoneを破壊したのは、彼の電話から居所が探られたと考えたのかな。実際にはコマロフがイリーナに行った通話が原因なんだろうけど。
政治的な陰謀が絡んだお話だったけど、主人公の親子があまり陰謀面とは無関係な立ち位置にいち第三者的だったのが残念というか。
対立していた二つの勢力に横から飛び込んだみたいな感じになってしまったので、命の狙われ方も邪魔だから消すという感じで積極的に狙われていなかったので、若干緊張感が欠けたかな、というのが残念。
個人的評価:75点
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コマロフを捕らえようとする襲撃犯だが、混乱の中、ジャックはコマロフを連れて逃走を図る。
だが車で逃走しようとしたジャックの前に、突如マクレーンが姿を現す。
突然現れた父親に驚くジャックだがマクレーンのジャックを呼ぶ声で襲撃犯に見付かってしまう。
ジャックはマクレーンを突き放して車で逃走し、武装集団の追撃を受ける。
マクレーンも状況が判らないまま、彼らの後を追跡する。
実はジャックはCIAの局員だったのだ。コマロフを国外へと連れ出そうと潜入していたジャックだが、父親の出現によって作戦が6分遅れてしまい、作戦が変更となってしまう。
マクレーンに恨みを感じながら逃走するジャックは武装集団と激しいカーチェイスを繰り広げる。
だが、そこに割って入ったマクレーンにより、武装集団の車を横転させる事に成功する。
自分の奪った車も大破したマクレーンだが、ジャックに回収され共にCIAのアジトへと到着する。
CIAの局員と合流したジャック。
CIAの局員はコマロフに彼が隠し持っているチャガーリンの弱点となる証拠を自分たちに引き渡せば海外へと逃亡させると確約し、コマロフは娘も同行する事を条件に同意する。
コマロフは娘のイリーナ(ユーリヤ・スニギル)と連絡を取り合流の手はずを整えるが、直後武装集団によりアジトを襲撃される。
CIA局員が殺害されてしまい、3人はアジトから再び逃走して娘との合流予定のホテルへと向かう事になる。
道中、ジャックはコマロフとマクレーンの会話を立ち聞きして、父が仕事にかまけて子供達を放って置いた事を後悔していたと知る。
改装工事を行っているビルの中、待ち合わせ場所でイリーナと合流したコマロフだが、マクレーンは何か嫌な予感がしていた。そんな父親の言葉に耳を貸さなかったジャックだが、そこにまたもや武装集団が現れてしまう。
しかもイリーナと武装集団は通じており、コマロフは彼らに捕らわれてしまう。
武装集団のリーダーであるアリク(ラシャ・ブコヴィッチ)は用済みとなったマクレーン親子を殺害しようとするが、二人は絶妙なコンビネーションで武装集団を撃退して逃走する。
コマロフ親娘とコマロフの証拠を取り戻すため、ウクライナのチェルノブイリへと向かう。
実はチェルノブイリの事故はコマロフとチャガーリンが関与していたのだ。
チャガーリンは証拠を手に入れるとコマロフ親子を殺害するつもりでアリクに指示を出していた。
だが、全てはコマロフ親子によって仕組まれていた事だった。
コマロフが本当に隠していたのは濃縮ウランだったのだ。ウランを手に入れた彼らはアリクを殺害、更にチャガーリンも暗殺してしまう。
そうとは知らずにコマロフの救出にきたマクレーン親子は、隠し部屋でコマロフと合流する。
咄嗟に取り繕うコマロフだったが、マクレーンはすぐさま異変に気付いてコマロフが黒幕と見抜く。
しかしイリーナたちも無線でコマロフがマクレーン親子に捕らえられたと知り、部下と共に父の救出とマクレーン親子の殺害へとやってくる。
マクレーン親子は協力して武装集団との対決に挑む。
・キャスト
ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス(吹替:中村秀利)
ジャック・マクレーン:ジェイ・コートニー(吹替:野沢聡)
ユーリ・コマロフ:セバスチャン・コッホ(吹替:伊藤和晃)
ルーシー・マクレーン:メアリー・エリザベス・ウィンステッド(吹替:園崎未恵)
イリーナ:ユーリヤ・スニギル(吹替:加藤忍)
アリク:ラシャ・ブコヴィッチ(吹替:関俊彦)
コリンズ:コール・ハウザー(吹替:宮内敦士)
マーフィー:アマウリー・ノラスコ(吹替:落合弘治)
チャガーリン:セルゲイ・コルスニコフ(吹替:金尾哲夫)
タクシー運転手:パシャ・D・リンチニコフ(吹替:斎藤志郎)
【感想】
原題は『A GOOD DAY TO DIE HARD』ダイ・ハードシリーズ最新作。
日本語のタイトルからはシリーズ最終作のようなイメージを受けるけど、アメリカのタイトルでは別にそういうわけでもない。ただ、ブルース・ウィルスの年齢とか考えるとそろそろ限界か。
そのブルース・ウィルスの吹替は長らく担当していた野沢那智さんが亡くなっているので、その弟子にあたる中村秀利が担当。
そして息子役に息子の野沢聡がキャスティングされています。
ただし今回の映画は吹替えがほとんど放映されてなかったので、字幕にて視聴。
吹替えだと那智さんとの違いが気になって集中できないかもしれないのでちょうどいい。
話はシリーズ初となるアメリカ以外の場所が舞台。
ロシアでの騒動となります。
展開はダイ・ハードらしく、アクションシーンの連発となっています。
それだけと言えばそれだけとも言える作品。
ただ、この作品を見る人の多くは派手なアクションシーンを期待して見に行くわけでしょうから、そういう意味では期待を裏切らない出来とも言えるか。
駆け引きや頭脳戦といったところにはあまり期待しない方が良い。
息子が青年に成長して、CIA局員となっている。
当然ながら家族にもCIAだったことは秘密となっていましたが、最終的には父親にバレて、エピローグからすると妹にもバレたのだろう。
母親は今回出てこなかったためどうなっているのか不明。
普通に考えればエピローグの場面では母親こそ迎えに来るべき場面なので、あそこのシーンでも出ないという事は今後も出てこないんだろうね。
マクレーンは相変わらず無法っぷりを発揮しています。
しかしチェルノブイリへと向かった時には、敵方はみんな用心して最初は防護服を着ているのに、マクレーン親子は生身で乗り込む勇気が凄い。行き当たりばったりなのか、何も考えていないのか判らないけど。
ジョンは父親の出現によって作戦が狂わされてしまったわけだが、CIAの女性が「彼に限って」と口にしている事からするとかなり優秀な人材なようだ。ロシアに派遣されている時点で優秀という事なのだろうけど。
しかしおそらく予定が狂わされたのはジョンだけでなく、コマロフもなんだろう。
彼の予定では裁判所が襲撃された時に娘たちに攫われた体で同行、ウランを手に入れるつもりだっただろうに、CIAが絡んできて予定を狂わされたのだろう。
ジョンがマクレーンのiPhoneを破壊したのは、彼の電話から居所が探られたと考えたのかな。実際にはコマロフがイリーナに行った通話が原因なんだろうけど。
政治的な陰謀が絡んだお話だったけど、主人公の親子があまり陰謀面とは無関係な立ち位置にいち第三者的だったのが残念というか。
対立していた二つの勢力に横から飛び込んだみたいな感じになってしまったので、命の狙われ方も邪魔だから消すという感じで積極的に狙われていなかったので、若干緊張感が欠けたかな、というのが残念。
個人的評価:75点


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