ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルドレイ攻略 レビュー(ネタバレあり)
【ストーリー】
グリフィス率いる有名な傭兵団『鷹の団』はチューダー王国との戦いでの活躍を見い出され、ミッドランド王国の中核となる。そんな彼を快く思わなかったユリウスを、グリフィスはガッツに命じて暗殺する。
ユリウスの死により白龍騎士団を失ったミッドランド国王はますますグリフィスを重用していく。そうした戦いの中でも、ガッツはグリフィスが王女シャルロット に語った「友」についての言葉が頭にこびりついていた。
戦い中、体調不良のキャスカは青鯨超重装猛進撃滅騎士団団長アドンに追い詰められてしまう。キャスカの助っ人に入ったガッツはアドンを一蹴するも、意識が朦朧として崖に落下しかけたキャスカを救おうとしたところを、アドンに矢を射られて二人揃って崖下へと落下してしまう。
川に落ちて一命を取り留めた二人だが、雨も降り始め二人は木の洞に避難する。
意識の戻らないキャスカの体を冷やさぬために濡れた服を脱がしたガッツは、キャスカが月経のために体調不良だったことを知る。
夜が明け、キャスカも意識を取り戻すが、ガッツたちを捕えようとアドンの青鯨超重装猛進撃滅騎士団が捜索を始めていた。
ガッツはキャスカを連れて移動を開始するも、すぐに敵に発見されてしまう。
包囲されたガッツはキャスカだけを逃がして、グリフィスの下へ向かうように告げる。
たった一人で大勢の敵の只中に残り剣を振るうガッツは、幾人もの敵を次々と切り殺していく。
戦いながらも、ただ生まれたから流されて生きるのではなく、目的を持って生きるという意味を考えるガッツ。
ガッツを残し、鷹の団の救援を呼びに向かうキャスカだが、青鯨超重装猛進撃滅騎士団に追いつかれて組み敷かれてしまう。
キャスカに甦る忌まわしい過去の記憶。
12歳の時、身売りされたキャスカに乱暴を働こうした貴族に組み敷かれたキャスカは、グリフィスに救われた。グリフィスはキャスカに抗うか受け入れるかの選択を迫り、キャスカはグリフィスの投げた剣を手に取り、彼の部下となる道を選んだ。
闘志を蘇らせたキャスカは男たちになおも抵抗をみせるも、追い詰められていく。
そこに駆け付けたのはグリフィスたち鷹の団だった。
鷹の団はキャスカの案内の下、ガッツの救援へと駆け付けるが、彼らがそこで目にしたのは累々と並ぶ100人近い敵の遺体と戦い終えて腰を落とした姿で動かないガッツの姿だった。
辛うじて生き延びていたガッツを、団員たちは『100人斬り』として讃え、敵将アドンを捕縛する。
鷹の団の活躍でチューダーを退けるミッドランド王国は、最後に残された難攻不落の要塞『ドルドレイ要塞』の攻略に苦戦していた。鉄壁の防壁と、チューダー帝国最強と謳われる紫犀聖騎士団の前に多数の犠牲を出しながらも攻略の糸口が見いだせないミッドランド軍は、長期戦を提案する者と、この時期を逃すわけにはいかないという者と、意見を二分していた。
結論の出ないミッドランド国王はグリフィスの意見を求めると、グリフィスは鷹の団3000のみで攻略すると宣言する。
難攻不落の要塞に敵の半数にも満たない戦力で挑む鷹の団。
鷹の団が来たことを知った北方戦線総司令官総督ゲノンは紫犀聖騎士団団長ボスコーンにグリフィスの生け捕りを命じる。
川を背に陣を取る鷹の団は隊を二分して紫犀聖騎士団へと突撃を図る。
ガッツたちの活躍で多くの敵を葬るも、戦力比は圧倒的であった。
攻撃に対して後退して、もう一体に合流する先陣の姿に、ボスコーンは鷹の団が何か策を弄しているのではないかと推測して、追撃を逡巡する。
だが、グリフィス捕縛に執着するゲノンが自ら隊を率いて現れると、ボスコーンの制止に耳を貸さずに先陣を切って追撃を図る。
ボスコーンはグリフィスに危険を感じ、密かに副将にグリフィスの殺害を命じると、ゲノンに続く。
隊の出撃と入れ替わりで、アドンが部下を引き連れてドルドレイ要塞へと帰還するが、アドンの部下は変装したキャスカたち鷹の団だった。
城内に残った僅かな兵士を打ち倒していくキャスカたちだが、アドンが武器を手にキャスカに襲い掛かってくる。
キャスカはアドンとの激しい一騎打ちを繰り広げるが、前回とは違い体調が万全のキャスカはアドンを討ち取ることに成功する。
背水の陣で臨む鷹の団だが、次第にその数を減らしていく。
ガッツはボスコーンと一騎打ちを繰り広げる。
ガッツはボスコーンに苦戦を強いられて追い詰められていくが、渾身の一撃でボスコーンの騎馬ごと一刀両断にして討ち倒す。
ガッツの勝利で士気の高まる鷹の団。
更に潜入舞台により、ドルドレイ要塞が陥落したことで、チューダー軍はゲノンの命令に耳を貸さずに敗走する。
かつてグリフィスは鷹の団の消耗回避と活動資金のために、彼に身を任せたことがあった。それ以来グリフィスに執着していたゲノンだったが、グリフィスにとって彼はただの道具であり、道端に転がっていた石に過ぎなかったと、グリフィスの手によって討ち取られてしまう。
ドルドレイ要塞を陥落して百年戦争に終止符を打った鷹の団はミッドランドに英雄として市民より歓迎される。
鷹の団の隊長たちはグリフィスと共に慣れない夜会へと参加する。
夜会の場で貴族の令嬢に取り囲まれるガッツたち。キャスカも貴族たちに囲まれ、ガッツと共に慣れない場から逃げ出す。
テラスへと出たキャスカがガッツに彼がいつもならば参加しない夜会に参加した理由を問いかけると、ガッツは自分がしてきたことを見届けたかったのだと答える。
ガッツの答えに一つの推測を立てるキャスカだが、そんな中、姿を見せた国王は鷹の団を正式に貴族にし、グリフィスを『白鳳将軍』、鷹の団を『白鳳騎士団』とすることを宣言する。
コルカスは貴族となれることを歓喜して喜ぶが、ガッツは一つの決意を固めていた。
・キャスト
ガッツ:岩永洋昭
グリフィス:櫻井孝宏
キャスカ:行成とあ
ジュドー:梶裕貴
ピピン:藤原貴弘
コルカス:松本ヨシロウ
ガストン:矢尾一樹
リッケルト:寿美菜子
シャルロット:豊崎愛生
ミッドランド国王:勝部演之
アンナ:竹内絢子
ラバン:大塚芳忠
拷問間:茶風林
ボスコーン:菅生隆之
ゲノン:矢尾一樹
アドン:小山力也
話的には百年戦争の終結。鷹の団の最盛期と崩壊の始まりまで。
第3部は更に鷹の団完全崩壊と蝕、そしてミッドランド衰退へと落ちていく一方のお話なんだよね。第3部は冬の公開予定です。
ガッツが離れたことで壊れてしまったグリフィス。
ガッツはグリフィスに並ぼうと思ってのことだったのだけど、自分が彼にとってどれほど重要な存在だったのかをこの時は理解できていなかったんだよね。結局、ガッツが去った事が鷹の団を崩壊に導いてしまった。
岩永さんのガッツも悪くはないんだけど、やっぱりちょっと重厚感が物足りない感じがするな。
作画は相変わらずCG満載で綺麗なんだけど、モブキャラとか主要キャラでも小さく描かれている時は残念な感じなるのはCGの欠点とも言えるかな。
後、前作でも感じたけど、綺麗すぎるので戦闘シーンで原作のような迫力が欠けてしまう。
原作の絵は下手にCGを使わない方が表見出来る気がするな。
黄金編はまだいいけど、黒い剣士の時代以降はこの作画ではパワーが足りないだろう。
グリフィスとシャルロットの濡れ場はかなりしっかり描かれてた。
そこまで力を入れなくても、と思うほどに。
ガッツの参加したパーティーではファルネーゼとセルピコも顔見せしています。
パックもガッツとすれ違う形で登場。
ドルドレイ攻略では若干の変更が入り、ガッツはボスコーンとの戦いでゾッドの剣を受け取っておらず、またキャスカたちの侵入は捕えられたアドンを利用したものになっています。
個人的評価:70点
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ガッツはキャスカを連れて移動を開始するも、すぐに敵に発見されてしまう。
包囲されたガッツはキャスカだけを逃がして、グリフィスの下へ向かうように告げる。
たった一人で大勢の敵の只中に残り剣を振るうガッツは、幾人もの敵を次々と切り殺していく。
戦いながらも、ただ生まれたから流されて生きるのではなく、目的を持って生きるという意味を考えるガッツ。
ガッツを残し、鷹の団の救援を呼びに向かうキャスカだが、青鯨超重装猛進撃滅騎士団に追いつかれて組み敷かれてしまう。
キャスカに甦る忌まわしい過去の記憶。
12歳の時、身売りされたキャスカに乱暴を働こうした貴族に組み敷かれたキャスカは、グリフィスに救われた。グリフィスはキャスカに抗うか受け入れるかの選択を迫り、キャスカはグリフィスの投げた剣を手に取り、彼の部下となる道を選んだ。
闘志を蘇らせたキャスカは男たちになおも抵抗をみせるも、追い詰められていく。
そこに駆け付けたのはグリフィスたち鷹の団だった。
鷹の団はキャスカの案内の下、ガッツの救援へと駆け付けるが、彼らがそこで目にしたのは累々と並ぶ100人近い敵の遺体と戦い終えて腰を落とした姿で動かないガッツの姿だった。
辛うじて生き延びていたガッツを、団員たちは『100人斬り』として讃え、敵将アドンを捕縛する。
鷹の団の活躍でチューダーを退けるミッドランド王国は、最後に残された難攻不落の要塞『ドルドレイ要塞』の攻略に苦戦していた。鉄壁の防壁と、チューダー帝国最強と謳われる紫犀聖騎士団の前に多数の犠牲を出しながらも攻略の糸口が見いだせないミッドランド軍は、長期戦を提案する者と、この時期を逃すわけにはいかないという者と、意見を二分していた。
結論の出ないミッドランド国王はグリフィスの意見を求めると、グリフィスは鷹の団3000のみで攻略すると宣言する。
難攻不落の要塞に敵の半数にも満たない戦力で挑む鷹の団。
鷹の団が来たことを知った北方戦線総司令官総督ゲノンは紫犀聖騎士団団長ボスコーンにグリフィスの生け捕りを命じる。
川を背に陣を取る鷹の団は隊を二分して紫犀聖騎士団へと突撃を図る。
ガッツたちの活躍で多くの敵を葬るも、戦力比は圧倒的であった。
攻撃に対して後退して、もう一体に合流する先陣の姿に、ボスコーンは鷹の団が何か策を弄しているのではないかと推測して、追撃を逡巡する。
だが、グリフィス捕縛に執着するゲノンが自ら隊を率いて現れると、ボスコーンの制止に耳を貸さずに先陣を切って追撃を図る。
ボスコーンはグリフィスに危険を感じ、密かに副将にグリフィスの殺害を命じると、ゲノンに続く。
隊の出撃と入れ替わりで、アドンが部下を引き連れてドルドレイ要塞へと帰還するが、アドンの部下は変装したキャスカたち鷹の団だった。
城内に残った僅かな兵士を打ち倒していくキャスカたちだが、アドンが武器を手にキャスカに襲い掛かってくる。
キャスカはアドンとの激しい一騎打ちを繰り広げるが、前回とは違い体調が万全のキャスカはアドンを討ち取ることに成功する。
背水の陣で臨む鷹の団だが、次第にその数を減らしていく。
ガッツはボスコーンと一騎打ちを繰り広げる。
ガッツはボスコーンに苦戦を強いられて追い詰められていくが、渾身の一撃でボスコーンの騎馬ごと一刀両断にして討ち倒す。
ガッツの勝利で士気の高まる鷹の団。
更に潜入舞台により、ドルドレイ要塞が陥落したことで、チューダー軍はゲノンの命令に耳を貸さずに敗走する。
かつてグリフィスは鷹の団の消耗回避と活動資金のために、彼に身を任せたことがあった。それ以来グリフィスに執着していたゲノンだったが、グリフィスにとって彼はただの道具であり、道端に転がっていた石に過ぎなかったと、グリフィスの手によって討ち取られてしまう。
ドルドレイ要塞を陥落して百年戦争に終止符を打った鷹の団はミッドランドに英雄として市民より歓迎される。
鷹の団の隊長たちはグリフィスと共に慣れない夜会へと参加する。
夜会の場で貴族の令嬢に取り囲まれるガッツたち。キャスカも貴族たちに囲まれ、ガッツと共に慣れない場から逃げ出す。
テラスへと出たキャスカがガッツに彼がいつもならば参加しない夜会に参加した理由を問いかけると、ガッツは自分がしてきたことを見届けたかったのだと答える。
ガッツの答えに一つの推測を立てるキャスカだが、そんな中、姿を見せた国王は鷹の団を正式に貴族にし、グリフィスを『白鳳将軍』、鷹の団を『白鳳騎士団』とすることを宣言する。
コルカスは貴族となれることを歓喜して喜ぶが、ガッツは一つの決意を固めていた。
・キャスト
ガッツ:岩永洋昭
グリフィス:櫻井孝宏
キャスカ:行成とあ
ジュドー:梶裕貴
ピピン:藤原貴弘
コルカス:松本ヨシロウ
ガストン:矢尾一樹
リッケルト:寿美菜子
シャルロット:豊崎愛生
ミッドランド国王:勝部演之
アンナ:竹内絢子
ラバン:大塚芳忠
拷問間:茶風林
ボスコーン:菅生隆之
ゲノン:矢尾一樹
アドン:小山力也
【感想】
『ベルセルク 黄金時代』3部作の第2弾。話的には百年戦争の終結。鷹の団の最盛期と崩壊の始まりまで。
第3部は更に鷹の団完全崩壊と蝕、そしてミッドランド衰退へと落ちていく一方のお話なんだよね。第3部は冬の公開予定です。
ガッツが離れたことで壊れてしまったグリフィス。
ガッツはグリフィスに並ぼうと思ってのことだったのだけど、自分が彼にとってどれほど重要な存在だったのかをこの時は理解できていなかったんだよね。結局、ガッツが去った事が鷹の団を崩壊に導いてしまった。
岩永さんのガッツも悪くはないんだけど、やっぱりちょっと重厚感が物足りない感じがするな。
作画は相変わらずCG満載で綺麗なんだけど、モブキャラとか主要キャラでも小さく描かれている時は残念な感じなるのはCGの欠点とも言えるかな。
後、前作でも感じたけど、綺麗すぎるので戦闘シーンで原作のような迫力が欠けてしまう。
原作の絵は下手にCGを使わない方が表見出来る気がするな。
黄金編はまだいいけど、黒い剣士の時代以降はこの作画ではパワーが足りないだろう。
グリフィスとシャルロットの濡れ場はかなりしっかり描かれてた。
そこまで力を入れなくても、と思うほどに。
ガッツの参加したパーティーではファルネーゼとセルピコも顔見せしています。
パックもガッツとすれ違う形で登場。
ドルドレイ攻略では若干の変更が入り、ガッツはボスコーンとの戦いでゾッドの剣を受け取っておらず、またキャスカたちの侵入は捕えられたアドンを利用したものになっています。
個人的評価:70点


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