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夏目友人帳 肆 第十三話(最終回)「遠き家路」

隙を付いてムシクイに体の中に入られてしまい意識が朦朧とする夏目貴志は、帰らなければ、という思いにだけ駆られるも、何処へ戻れば良いのかが思い出せない。
夏目の心の中に入り込んでしまっているので、さすがにニャンコ先生も強引に引き離す事が出来ないので、夏目に呼びかけて夏目の意思の力に頼るしかないんだね。

貴志は三世子の家に引き取られた頃の事を思い出す。
自分にしか見えない妖怪の姿に怯える貴志は周囲とも溶け込めなかった。とある祠を自分の隠れ処とした。
貴志に両親をとられたように感じて、貴志に冷たく接する三世子。貴志を嫌って食事をちゃんと食べない三世子に遠慮して、貴志は食事も満足にとれない。
子供のくせに三世子に気を使っていたんだな。
そんなある日、三世子から両親のことを問われた貴志は、ほとんど覚えていない父親は優しかった筈だと思いながらも、思い出すと胸が激しく痛んだため、両親のことは思い出さないようにしていた。
それでも御守りとして実家の場所を描いた紙を三世子の父から貰った貴志。
夏目は何故両親の写真を見たら胸が苦しくなるのかとか、幼すぎて理解できていなかったんだな。それにしても両親の思い出が写真一枚とか
ある日、祠で居眠りしてしまった貴志は、豪雨に降られて帰れなくなってしまう。
雷に怯えながら祠でそのまま眠ってしまった貴志は、捜索に来た大人に保護される。
保護した人に感謝する三世子の両親は捜索を手伝ってくれた近所に謝罪して廻るが、残された貴志に三世子は何故貴志のために両親が謝らなければならないのか、と責め立てて「出て行け」と告げる。
三世子は基本的に器のちっちゃい子供だったんだね。

耐えられなくなり逃げ出した貴志は、両親に助けを求めながら実家のある場所へと向かう。
しかしいくら呼んでも両親は助けてくれない。だから貴志は両親を呼ぶのをやめると決めた。
しかしこの思い出を見る限りでも、三世子の両親は良い人たちで、夏目にも親切にしてくれてるのだけど、何故別の家に預けられることになったのかな。三世子が夏目を嫌っているので、三世子のために夏目を他の家に預けたんだろうか。

「哀しい、忘れたい記憶、食べてあげる。
 口、描いて」
「いや、それでも、今の俺を作っている欠片でもあるんだ。
 どんなに痛くても、大事な記憶なんだ」
貴志の記憶を喰らおうと囁くムシクイだが、彼の誘惑を断る貴志に、ムシクイは喰わせろと強要する。
夏目の辛い記憶を呼び覚ましていたのはムシクイなんでしょうが、その中で三世子の家での記憶を思い出させたのは、三世子の家を訊ねたことで夏目の中にその思い出が蘇っていたからかな。たぶんもっと辛い記憶もあったと思うのだけど。

そんな貴志にニャンコ先生の呼ぶ声を聞き、藤原塔子の言葉を思い出す。
自分の帰るべき場所を思い出した貴志によって心からはじき出されたムシクイは、ニャンコ先生によって噛み砕かれ、妖力を散らされて霧散する。
昔の夏目なら、妖の誘惑に負けたのかもしれないけど、人々との絆を手に入れたことで悲しい思い出も大切だと思うようになったんだな。

古く寂れた実家へと戻った貴志は、家の中を歩いて廻る。
床や襖の裏に描かれた落書き。
夏目は昔から襖の裏に
両親の事はほとんど思い出せなかった。
しかし庭の何処かに母が花を植えたという父の言葉を思い出して泣く貴志。
それにしても、親戚は家を管理していたというけど、管理というレベルではないよな。庭は草が生え放題だし、家もかなりガタがきているし。
買い取る相手は土地だけが目当てで、家は取り壊す予定なんだろうな。

さよなら、僕の家。
さあ、帰ろう。

実家を後にして家路へと急いだ貴志は、藤原夫妻に温かく出迎えられる。
夏目にとってこの家が本当の家族の家と同じになってるんだね。

また北本篤史・西村悟、田沼要と共に天然のラムネが湧いている場所へと向かった貴志たち。
道に迷っていたが、一つ目と牛が先へ向かったことで、無事に到着。しかしそこには多軌透と笹田純が先に来ていました。
多軌と笹田が共同で買ったのは名取のCDでした。名取さん、CDまで出してたんだ。
この二人って、夏目が名取と知り合いだという事は知らないのかな。もし知ったらどうなるんだろう。

滋のカメラで記念撮影をした貴志たち。
ニャンコ先生が通りかかり、貴志はニャンコ先生も入れて3人と一匹でもう一枚撮って貰いました。

忘れられない、宝物の日々……

そんなわけで最終回です。
辛くて振り返れなかった両親との思い出に踏ん切りをつける、というエピソード。
今期のお話は妖と人間の両方との絆を深め、その絆を確かめていくお話がメインだった感じですね。
前期はどちらかというと的場との対立メインだったけど、やはり夏目友人帳はこーゆー話の方がいいなぁ、と実感。

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年中無休で貧乏人です
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