夏目友人帳 肆 第七話「人と妖の間で」
瓶に閉じこめられた夏目貴志が鬼猿の面の妖に攫われてしまい、後を追跡した田沼要はとある屋敷にやってくる。
そこは妖の世界だととある者に教えられ、宴の肴にされるので立ち去るように告げられるも、田沼は貴志を救うために合流したニャンコ先生と共に屋敷へと忍び込む。
そうか、煌めいてる人と田沼は面識がないから、お互いに夏目の知り合いだとは知らなかったんだね。
田沼は瓶に閉じこめられた夏目は偽者だと語って瓶の蓋を開けさせることに成功するが、人間だとばれて貴志と田沼は妖たちに取り囲まれてしまう。
そんな二人を救ったのは田沼に警告した名取周一だった。
妖に人間だとばれないためだけの変装だから、貴志にはあっさりと正体バレてますね。
ようやく自己紹介ですが、流石に田沼は妖怪が見える力などもない人間なので、祓い屋に勧誘してくることは無かった。
しかし名取と田沼にとって一番の驚きは女子高生ニャンコ先生との対面だったようだけど。
名取も女子高生ニャンコ先生は初見だったんだな。
人間の姿となった女子高生ニャンコ先生と合流した彼らは、柊と瓜姫に貴志たちの面を用意させると出口を探すも、屋敷は複雑に空間がねじ曲がって出られないようになっていた。
しかも彼らはこの宴の真の目的が貢ぎ物ではなく、低級妖怪を集めさせてお御柱様の力を取り戻すための生け贄にしようとしている事だと気付く。低級妖怪が次々と喰われていくが、貴志たちは完全復活する前にお御柱の封印を行うことにする。
名取は最初から封印目的で来ていたので、夏目たちを逃がすという仕事が増えただけなんですが。
夏目たちを探していた妖怪の背後に壁から出てきた妖怪がいたのはてっきり壁をすり抜けることの出来る妖怪なんだとだけ思ってたけど、あれはまさにこれから低級妖怪を食おうとしているお御柱だったのか。
二手に分かれて屋敷を探索することにした彼ら。
貴志は名取と、田沼はニャンコ先生と行動するが、田沼はあまりの惨劇にとても貴志が藤原塔子たちに妖怪のことは説明できる世界ではないのだと気付く。そして自分が貴志を助けると決めた時に、貴志がどんな顔をしていたのかと気に掛けるようになる。
田沼にとって妖怪がどれほど危険な存在か、というのはまだ夏目ほどに実感が無かったんだろうな。ある程度危険があるのはこれまででも判っていたけど、このレベルの事件にまでは遭遇していなかったからな。
気配を感じた田沼はニャンコ先生と別行動を取ってしまい、お御柱に見付かって襲われ掛けるも、名取に預けられた守り石によって窮地を脱する。
悲鳴を聞いて駆けつけた貴志たちは気絶した田沼を発見。
本来は慎重な性格の筈の田沼を自分のせいでどんどんと危険なことに巻き込んでしまったと、激しく動揺する。
そんな貴志に名取は貴志は「強い」のであり、自分は既に捨ててしまったものだが、貴志はそれを捨ててはいけない、キツイかもしれないが貴志には必要なのだと教える。
人とも妖とも絆を繋ぎ続けようとしているのだから、その両立には当然いくつもの問題が生まれるのだろう。
名取は妖と関わる上で周りの人間が危険に晒されるのを耐えられずに、人との絆を捨ててしまったのだね。だから名取にとっても夏目のように仕事以外の人間関係というのはとても大切なものなのかもしれない。
柊に田沼を任せ、名取と貴志はお御柱の封印の準備へと取りかかる。
下級妖怪を襲っていたお御柱を貴志が囮となって誘き寄せると、名取の描いた陣へと誘い込んで封印に成功した二人。
あと一歩で封印されてしまった事で鬼猿面たちは貴志たちが人間だとバラして下級妖怪たちに襲わせようとするも、ニャンコ先生は鬼猿面と獣面たちにお御柱の供物にされかけていた事を証し、ぐずぐずしていれば自分が喰ってしまうと脅しを掛ける。
低級妖怪が束になったところで、斑が本気になれば蹴散らすことが出来てしまうからね。名取自身は力を消費していても、彼にも柊たちがいるし。戦えば負けるのは鬼猿たちの方だろう。
女子高生ニャンコはブタ猫の時よりもやはり迫力あるな。
屋敷の外に避難させていた田沼と合流した貴志。
田沼のおかげで瓶から出る事が出来たと感謝を述べる貴志だが、田沼は本当の事を教えて欲しいと告げる。
自分が負担になったのではないのか、本当は妖の事を話さなければ良かったのではないのか、など悩み続けていた。
そんな彼にどう応えればいいのか迷う。
夏目の力になろうとしたけど、力になれなかったことで田沼は自己嫌悪に陥ってしまったようだ。すっかりネガティブさんになってしまってる。下手な慰めも逆効果だし、どうフォローするのかは人付きあいの得意ではない夏目には難しいよな。
どうしていけばいいんだろう。
それはたぶん、名取さんが諦めてしまった道。
レイコさんが歩きたくても歩けなかった道。
俺は、行けるだろうか……
帰宅した貴志は、塔子たちが留守だった事を思い出すと疲れから玄関で眠り込んでしまう。
塔子たちがいたら心配をかけられないから気力を振り絞って絶対に部屋までは戻ったんだろうけど、いない事に気づいて気が抜けてしまったのだろう。
ニャンコ先生は無事グラタンを食べれたのかどうか…
次回 第八話「惑いし頃に」
七瀬の幼い頃のお話のようだ
まだ黒くない頃なんですね。何かあんなどす黒い性格になる切っ掛けが描かれるのか。
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そこは妖の世界だととある者に教えられ、宴の肴にされるので立ち去るように告げられるも、田沼は貴志を救うために合流したニャンコ先生と共に屋敷へと忍び込む。
そうか、煌めいてる人と田沼は面識がないから、お互いに夏目の知り合いだとは知らなかったんだね。
田沼は瓶に閉じこめられた夏目は偽者だと語って瓶の蓋を開けさせることに成功するが、人間だとばれて貴志と田沼は妖たちに取り囲まれてしまう。
そんな二人を救ったのは田沼に警告した名取周一だった。
妖に人間だとばれないためだけの変装だから、貴志にはあっさりと正体バレてますね。
ようやく自己紹介ですが、流石に田沼は妖怪が見える力などもない人間なので、祓い屋に勧誘してくることは無かった。
しかし名取と田沼にとって一番の驚きは女子高生ニャンコ先生との対面だったようだけど。
名取も女子高生ニャンコ先生は初見だったんだな。
人間の姿となった女子高生ニャンコ先生と合流した彼らは、柊と瓜姫に貴志たちの面を用意させると出口を探すも、屋敷は複雑に空間がねじ曲がって出られないようになっていた。
しかも彼らはこの宴の真の目的が貢ぎ物ではなく、低級妖怪を集めさせてお御柱様の力を取り戻すための生け贄にしようとしている事だと気付く。低級妖怪が次々と喰われていくが、貴志たちは完全復活する前にお御柱の封印を行うことにする。
名取は最初から封印目的で来ていたので、夏目たちを逃がすという仕事が増えただけなんですが。
夏目たちを探していた妖怪の背後に壁から出てきた妖怪がいたのはてっきり壁をすり抜けることの出来る妖怪なんだとだけ思ってたけど、あれはまさにこれから低級妖怪を食おうとしているお御柱だったのか。
二手に分かれて屋敷を探索することにした彼ら。
貴志は名取と、田沼はニャンコ先生と行動するが、田沼はあまりの惨劇にとても貴志が藤原塔子たちに妖怪のことは説明できる世界ではないのだと気付く。そして自分が貴志を助けると決めた時に、貴志がどんな顔をしていたのかと気に掛けるようになる。
田沼にとって妖怪がどれほど危険な存在か、というのはまだ夏目ほどに実感が無かったんだろうな。ある程度危険があるのはこれまででも判っていたけど、このレベルの事件にまでは遭遇していなかったからな。
気配を感じた田沼はニャンコ先生と別行動を取ってしまい、お御柱に見付かって襲われ掛けるも、名取に預けられた守り石によって窮地を脱する。
悲鳴を聞いて駆けつけた貴志たちは気絶した田沼を発見。
本来は慎重な性格の筈の田沼を自分のせいでどんどんと危険なことに巻き込んでしまったと、激しく動揺する。
そんな貴志に名取は貴志は「強い」のであり、自分は既に捨ててしまったものだが、貴志はそれを捨ててはいけない、キツイかもしれないが貴志には必要なのだと教える。
人とも妖とも絆を繋ぎ続けようとしているのだから、その両立には当然いくつもの問題が生まれるのだろう。
名取は妖と関わる上で周りの人間が危険に晒されるのを耐えられずに、人との絆を捨ててしまったのだね。だから名取にとっても夏目のように仕事以外の人間関係というのはとても大切なものなのかもしれない。
柊に田沼を任せ、名取と貴志はお御柱の封印の準備へと取りかかる。
下級妖怪を襲っていたお御柱を貴志が囮となって誘き寄せると、名取の描いた陣へと誘い込んで封印に成功した二人。
あと一歩で封印されてしまった事で鬼猿面たちは貴志たちが人間だとバラして下級妖怪たちに襲わせようとするも、ニャンコ先生は鬼猿面と獣面たちにお御柱の供物にされかけていた事を証し、ぐずぐずしていれば自分が喰ってしまうと脅しを掛ける。
低級妖怪が束になったところで、斑が本気になれば蹴散らすことが出来てしまうからね。名取自身は力を消費していても、彼にも柊たちがいるし。戦えば負けるのは鬼猿たちの方だろう。
女子高生ニャンコはブタ猫の時よりもやはり迫力あるな。
屋敷の外に避難させていた田沼と合流した貴志。
田沼のおかげで瓶から出る事が出来たと感謝を述べる貴志だが、田沼は本当の事を教えて欲しいと告げる。
自分が負担になったのではないのか、本当は妖の事を話さなければ良かったのではないのか、など悩み続けていた。
そんな彼にどう応えればいいのか迷う。
夏目の力になろうとしたけど、力になれなかったことで田沼は自己嫌悪に陥ってしまったようだ。すっかりネガティブさんになってしまってる。下手な慰めも逆効果だし、どうフォローするのかは人付きあいの得意ではない夏目には難しいよな。
どうしていけばいいんだろう。
それはたぶん、名取さんが諦めてしまった道。
レイコさんが歩きたくても歩けなかった道。
俺は、行けるだろうか……
帰宅した貴志は、塔子たちが留守だった事を思い出すと疲れから玄関で眠り込んでしまう。
塔子たちがいたら心配をかけられないから気力を振り絞って絶対に部屋までは戻ったんだろうけど、いない事に気づいて気が抜けてしまったのだろう。
ニャンコ先生は無事グラタンを食べれたのかどうか…
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七瀬の幼い頃のお話のようだ
まだ黒くない頃なんですね。何かあんなどす黒い性格になる切っ掛けが描かれるのか。


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