花咲くいろは 第二十六話(最終回)「花咲くいつか」
温泉旅館『喜翠荘』の従業員たちは揃ってぼんぼり祭へと繰り出す。
前回のラストでも思ったけど、客をほっぽり出してみんなで出て行って良いのか? まぁ、この時期に来る客なんてみんなぼんぼり祭に行ってるんだろうけど、戸締まりとかもあるだろ。もし締めてしまっている間に客が戻ってきたらどうするんだ、と思っていたら、豆爺が留守番してくれていたんだね。
豆爺はもう何十年もここにいて、祭りを見てきたから留守番を買って出てくれたのかな。
これからは楽隠居だから、気軽に観光に来れるわけだし。
「湯涌ぼんぼり祭り」
http://www.yuwaku.gr.jp/bonbori/index-b.html
ぼんぼり祭に集まった沢山の人々に感動する松前緒花は、望み札の事を思い出すが、みんなきちんと持っていた。
何時の間に……緒花が差し出したのをスルーしてたのに。
次郎丸太朗が肩を貸す輪島巴の望み札には「貯蓄」の文字。
「色々、諦めるには早いんじゃないか」
静かにツッコンだ次郎丸は巴に怒られる。
一人で生きて行く気満々か。
種村孝一からのメールで到着した事を知った緒花は走って迎えに行く。
「湯のサギ」って……焦ってメール打ちすぎだよ。てか、駅についたのか何なのかまったく書かれてないんだけど、どうやって合流するのか。着いたと書いてあるから、緒花は駅へ向かっているんだろうけど。
車を出そうかという誘いを断られた宮岸徹に、鶴来民子は行かせてもいいのかと問い掛けるが、徹は「別に」と強がる。
徹は緒花に惚れてるけど、何がなんでも自分のものにしたい、というほど強い思いでもなかったのだろう。
緒花は道中のぼんぼりに自分の望み札を掛けてたが、札の掛かっていないぼんぼりを見つけて適当に掛けるものなのか。
前回のラストでも思ったけど、客をほっぽり出してみんなで出て行って良いのか? まぁ、この時期に来る客なんてみんなぼんぼり祭に行ってるんだろうけど、戸締まりとかもあるだろ。もし締めてしまっている間に客が戻ってきたらどうするんだ、と思っていたら、豆爺が留守番してくれていたんだね。
豆爺はもう何十年もここにいて、祭りを見てきたから留守番を買って出てくれたのかな。
これからは楽隠居だから、気軽に観光に来れるわけだし。
「湯涌ぼんぼり祭り」
http://www.yuwaku.gr.jp/bonbori/index-b.html
ぼんぼり祭に集まった沢山の人々に感動する松前緒花は、望み札の事を思い出すが、みんなきちんと持っていた。
何時の間に……緒花が差し出したのをスルーしてたのに。
次郎丸太朗が肩を貸す輪島巴の望み札には「貯蓄」の文字。
「色々、諦めるには早いんじゃないか」
静かにツッコンだ次郎丸は巴に怒られる。
一人で生きて行く気満々か。
種村孝一からのメールで到着した事を知った緒花は走って迎えに行く。
「湯のサギ」って……焦ってメール打ちすぎだよ。てか、駅についたのか何なのかまったく書かれてないんだけど、どうやって合流するのか。着いたと書いてあるから、緒花は駅へ向かっているんだろうけど。
車を出そうかという誘いを断られた宮岸徹に、鶴来民子は行かせてもいいのかと問い掛けるが、徹は「別に」と強がる。
徹は緒花に惚れてるけど、何がなんでも自分のものにしたい、というほど強い思いでもなかったのだろう。
緒花は道中のぼんぼりに自分の望み札を掛けてたが、札の掛かっていないぼんぼりを見つけて適当に掛けるものなのか。
望み札に「しんかんせんになりたい」と書いた少年。
すげぇな……車掌とかじゃなくて、電車になるんだ。
――私は何になりたい……
反面教師の母親と暮らしてきたから現実的なのだと孝一に語っていた緒花だが、そうではないのだと気付いた。
かつての緒花は現実的だからと、夢や希望を抱かない自分を肯定していたんだな。
四十万縁は妻・四十万崇子に『喜翠荘再建』と書いた札を掲げてもいいか、と問い掛ける。
「私たちは、Say anythingな関係だと、そう言ったでしょ」
崇子さんはただのメンドーなコンサルだったのに、結婚してから随分と印象が変わったよな。
リンゴ飴を買って欲しいと缶ビールを飲みながら強請る娘・松前皐月に、四十万スイは自分で買えと冷たくあしらう。皐月は「ケチ、緒花譲り」と拗ねるが、スイは緒花が自分に似たのだと取り合わない。
皐月はきっと緒花と一緒にいても、緒花にリンゴ飴をねだっていそうだよな。本気でねだっているわけではなく、ただ甘えているだけなんだろう。
ぼんぼりに掛けられた色々な人の望み札を眺める皐月を趣味が悪い事を止めろと注意するスイだが、皐月はその中に緒花の望み札を見つける。
『四十万スイになりたい。』
最強の殺し文句です。
スイの生き方を見て、スイの考えを知って、緒花はスイのような人間になりたいと憧れるようになったんだね。
最初はただ厳しいだけという感じだった祖母の雰囲気がどんどん変わっていったのも緒花の中では好印象になったのだろうな。
私ね、ちゃんと見つけたよ。
女将さんみたいに、仕事に誇りを持って。
一生懸命になって、ちょっと子供っぽくて、
いつまでも一番最初の気持ち、最初の夢を忘れないで、
そんな風になりたい。
でもその夢は、自分だけじゃ見付からなかった。
色んな人のぼんぼりが、照らしてくれたから……
孝一の下へと走る緒花は、途中で孝一と出会った。
てか、何勝手に移動してるんだか。気付いたから良いけど、危うくすれ違いになるところだったじゃないか。
負けた、と悔しがる皐月は、だからこそ「ぼんぼらないと」いけないのだと感じる。
「ぼんぼる」という言葉に笑うスイ。
憧れの対象が母親の自分ではなく、祖母に取られたのが悔しいのか。でもまぁ、皐月は散々ダメなところを見られてるんだから仕方ないよな。
てか、緒花が散々「ぼんぼる」とか言ってた時はスルーだったのに、皐月が言ったら反応するんだ。
自分の望み札を掛けていたみんちだが、そこにやってきた和倉結名が覗こうとして必死に邪魔するも、その隙に押水菜子に見られてしまった。
その三人が去った後、1人札を持ってやってきた徹は、自分が掛けた隣にみんちの札がある事に気付く。
『徹さんにいつかおいつけますように』
「お前、よっぽど走らねぇと、追いつけねぇぞ」
呟く徹。
徹もみんちの思いを受け入れてくれようとしている、という事でしょうか。
しかしみんちも徹に札を読まれているとは思わないんだろうな。たぶん知ったら悶絶僻地するよ。
徹の札は『板前として、もっともっと駆け抜けていきたい』
札には「震災復興」とか「世界平和」とか「温泉は入りたい」とか、色々書かれているけど、スタッフが書いたのかな。
こーゆー時は声優陣とか監督とかが書いていたりするけど、それらの名前らしきものは無かったし(見落としただけかもしれないけど)。
「孝ちゃん、来てくれた……」
孝一が来てくれた事を喜ぶ緒花は、自分の気持ちを伝えようとするも上手く言えずに「焼きそば食べたい!」と言ってしまい落ち込む。
焼きそばを買う孝一は夜店の屋台の焼きそば特別な感じがすると言う。
「好き」
「うん、俺も焼きそばは夜店の方が好きだな」
「孝ちゃんが!
……孝ちゃんが、好きです!
大好きです!」
遂に孝一に告白した緒花。
まさかこんな人ごみの中で、こんなタイミングで告白するとは、流石空気を読まない娘は違うよ!
そんな二人に、屋台の親父は焼きそばの上に紅ショウガと青のりでハートマークを作った焼きそばを差し出す。
親父……
しかし夜店の焼そばは油ギトギトなので、好きじゃないという人も多いよね。ジャンキーな感じが良いのだけど、祭りなどの雰囲気だから食べられる感じはあるかな。
――お祭りは、全ての願いを、空に届ける。
小さな女の子の神様役の女の子が見守る前で、集められた望み札に火が灯される。
無作為に集められた望み札が焼かれているけど、最終的には全部の望み札が祭りの終了後にくべられる事になるのかな。
緒花たちは屋台にいてこの光景を見に来てないんだ……
――あなた……
――私は、あなたがいなくなってから、
――1人で走ってきたつもりになって……
――でも違った。
――私を夢見てくれる孫もいる。
――許されるならもう一度……
――……もう一度……
スイは自分の夢をみんなに押し付けてしまっている、と考えていたけど、自分のようになりたいという緒花のおかげで、みんなも自分の夢に協力してくれているという事に気付く事が出来たんだね。
息子のところで世話になることにしたという助川電六は感謝と別離挨拶をする。
豆爺を労うスイ。
縁はスイやみんなに自分がまだまだ未熟だと実感した。
スイは愚か、皐月にすら勝てない、みんなについて来てくれと言ったが、そんな器ではないのだと実感した。
皐月は才能が違うとか言ってのけてますが、まぁ確かに才能は違いそうだよ。皐月が後を継いでいたらもっと違った形になってそうなぐらいに。それが自覚できるようになっただけでも少しは成長したという事か。
喜翠荘の閉館に同意することにした縁だが、あくまでも一度閉じるだけであり、それで終わりにするつもりは無かった。
「もっと勉強して、もっと修行して、またいつか旅館を再開したい。
その時は……その時は喜翠荘の名前を、受け継がせてもらいたいんだ!
母さんが、女将が喜ぶ旅館を、俺、作りたいんだ」
富樫蓮二がその時には力を貸すとすぐさま賛同を示すと、徹や巴も同意する。
なこちたちも賛同してます。
旦那ほっぽらかして、という巴の台詞に敏感に反応してる人もいますが……その時に結婚してる予定なんだ……
「馬鹿だねぇ、ホントに」
「馬鹿な子ほど可愛いでしょ、ね?」
「さぁね」
皐月もそのバカな子の一人なんでしょうが。
縁もなかなか言います。喜縁荘とか喜崇荘ではなく、母親が喜ぶ旅館を継ぎたいというのは、それだけ彼が喜翠荘を愛していたという事ですね。スイにしてみれば自分のわがままと思っていた事を、子供たちや従業員も引き継いでくれるつもりというのは嬉しいところだろう。
しかし縁は確か祭りの後の予約も受けてしまっていたはずなんだけど、断りの連絡を入れないといけないんだろうな。客が望むなら代わりの宿の手配も必要になりそうだ。
そして宴も終わり。
緒花は孝一のために布団を運ぶと、皐月に長いするならレポートを提出するようにとからかわれる。
覗きに行こうかと呟く皐月を注意するスイ。
当初は女将の部屋に泊める予定だったけど、皐月が来たので変更になったのかな。皐月は緒花の部屋と言っていたけど、緒花の部屋はなこちが泊ってるからいっぱいだしね。
皐月はスイがこれからどうするつもりなのかと問うと、スイは知り合いの家に厄介になるつもりだという。
緒花と共に東京へ来れば良いという皐月の誘いを断るスイは、湯乃鷺に残って仲居としての働き口を探すつもりだという。
さりげなく同居を勧めてるのが皐月の優しさ。長男は面倒見るほどの甲斐性がないし、一応新婚だから厄介になりたくないんだろうな。
「私も、判ったんだよ。
顎だけ動かすよりも、自分が動く方が性に合っているってね」
「母さん」
久しぶりに仲居として働いて、それが楽しかったという事か。ただスイの年齢ではなかなか仲居の働き口を見つけるのは難しいだろうなぁ。発作で倒れた事があるぐらいだし。まぁ、女将たちに顔が利くから、頼んで働かせてもらうことぐらいは出来るのかもしれないけど。
「私もぼんぼるよ……」
「え?」
「憎たらしい母親で居続けてやるよ。
あんたのためにもね」
スイの言葉に笑う皐月は、三つ指ついて大げさに礼を述べる。
つまりはまだまだ元気でいてやる、という事ですね。
狭い部屋で孝一の布団の準備をする緒花。
孝一はこの旅館も働いている人々も、緒花が見つけたのだという。
居場所は元々そこにあるものではなく、自分で見つけて自分で作るものなのだと、緒花を見ていて気付くことが出来たという孝一。
「俺も、見つけるよ。
俺の居場所。
その居場所がさ。
もし俺とお前の同じになったり……したら。
緒花……お、お……」
緒花が言葉の途中で突然襖を開けると、襖に寄りかかって聞き耳を立てていた次郎丸が倒れてきた。
孝ちゃんのプロポーズは敢え無く失敗。
やはり次郎丸の部屋だったのか。
変な人と一緒とか言っていたし、やたらと本だらけの部屋なのでそうだと思っていたけど。
自分の部屋でそんなイチャつかれたら戻るに戻れないから立ち聞きしてたのか。
孝一が優しそうだというなこちだが、みんちはひょろひょろしているだけで、あんなのに負けたなんて徹が可哀想だと批判する。
「勝ち負けじゃないの!
色々」
手でみんちの口を封じるなこちの迫力に負けて頷く。
こーゆーところでしっかりと注意出来るようになったのがなこちの成長だろうね。以前のなこちなら思っていても強く注意なんて出来なかっただろう。みんちも本気で悪く言っていたのではなく、自分の好きな相手の方が上だと信じたかったからだろう。実際孝ちゃんがひょろいのは確かだし。
みんちは東京で徹が手に入れた寿司クッションを持ってたんだ。
そこに戻ってきた緒花に、女将の部屋で一緒に寝ると思っていたなこちとみんちはビックリ。
緒花は喜翠荘の自分の居場所はここだからと笑う。
最後はやはりこの部屋でみんちたちと過ごしたいと思ったんだね。
翌朝、まだ朝霧が立ち籠める中、緒花はみんちとなこちと共に熊鈴を手にコンビニへ買い出しに出ていた。
パジャマパーティーって、もしかしてこの子たち徹夜したのか……
三人は町から見える喜翠荘の美しさに感動する。
「私さ。
なんで喜翠荘に拘っちゃうんだろうって、考えたんだ」
「そりゃあ、徹さんと一緒にいられるからじゃ」
「違う!
そうだけど、違う!」
緒花の指摘に思わず反論するみんちは、自分の夢が変わっていたのだと語る。
徹がいるからというのは理由の一つだけど、今では一番の理由じゃなくなってるという事ですね。
「私、ただ板前になりたかった。
でも今は……今は喜翠荘の板前になりたい」
そんなみんちに感心するなこちは、自分の夢は判らないが、また喜翠荘に戻ってきたいと語る。
「いっぱいの夢が産まれる場所に」
「夢が、産まれる場所……
綺麗だね」
「あそこに、私たちがいたんだね」
「いたとか、過去形で言うな」
「いるよ、きっと」
「うん、いるよね」
「いるよ、いつかの未来にいるはずだよ……」
いつか喜翠荘が復活する事、そしてその時に自分たちがまた戻ってきている事を信じてるんですね。
そして喜翠荘の看板は外される事となる。
だが、湯乃鷺が歴史ある建物として保管してくれる事となった。
和倉シゲ子はスイに任せておけと、戻ってくるまで守ることを太鼓判を押す。
福屋は湯乃鷺では一番力のある旅館だから、彼女が味方でいてくれる事は一番頼りになるのだろうな。一部喜翠荘に反発していた女将たちもいるけど、福屋の意見には逆らえなさそうだし。
号泣する巴や蓮二。
――あっという間の時間に、さよならを告げて
――めいっぱいの時間にも、さよならを告げて
――私たちは……
緒花は沢山のクラスメイトたちに見送られて学校を去る。
緒花はこっちにきて一緒に遊びに行ったりする友達はほとんどいなかったけど、クラスメイトとはかなり仲良くなったのだろう。
東京時代は孝ちゃんぐらいしか別れを惜しむ相手がいなかったみたいだしね。
豆爺も息子に連れられてスイに別れを告げる。
普段は「スイちゃん」とか呼んでたんだ。
まぁ、前の旅館からの付き合いだからなぁ。
従業員達も去り、ひっそりと息を潜めた喜翠荘を見て歩くスイは、そこに従業員たちが忙しく働き廻った面影を目にする。
そして沢山のお客で賑わう姿を思い浮かべる。
「さよなら……」
『喜翠荘』に別れを告げる。
「……あなた」
スイの目の前に死んだ旦那が姿を目にした。
もう電車で東京へと戻ったとばかり思っていた緒花が、最後の床掃除をしていた事に驚くスイ。
電車に乗り遅れてしまったので、次の列車まで時間があるので、喜翠荘に「お世話になりました」とお別れをしたかったのだと照れる緒花の言葉に、スイは声を殺して泣く。
緒花の一言でこれまで堪えていたものが一気に決壊してしまったんだね。
「始めて喜翠荘に訪れた時、物語に出てくるみたいな旅館だなって、私思いました。
それで思ってた通り、ドラマみたいな事がたくさんあって、毎日色んな事があって、でもそれって、みんながぼんぼっていたからこそ、なんですよね。
一生懸命な人が集まって、必死にぼんぼっていれば、色んな事が起こるのが当たり前で、ドラマを作るのは、1人1人の気持ちなんですよね。
だから、ここじゃなくても、きっとどこでだってドラマを起こせる」
「緒花……」
「それでも!
それでも、私、いつか! ここに帰って来ます!」
戻ってくる事を約束する緒花。
到着した列車に乗り込む緒花に、スイは№79の業務日誌を差し出し、何時か豆爺の変わりにこの続きを書くように告げる。
必ず自分が業務日誌の続きを書くために戻ってくると約束しながら涙する緒花に、スイは「待ってる」と告げる。
「待ってるよ……」
スイは走り去る電車を見送る。
まさか緒花が豆爺の業務日誌を引き継ぐ事になるとは。
てっきりスイのメモを引き継ぐのかと思ってたよ。
さよならではなく、再会の約束で別れるというのが「らしい」感じだね。なんかもう、ここまでで終わってたら、完全に女将が主役だよ。
喜翠荘に止まっていた白鷺が空へと舞う。
エンディングと共にエピローグ。
福屋で働くことになった縁と崇子の二人。
結名は留学のためにフランス語を勉強していた。鞄には緒花たち3人と一緒にとったプリクラの写真が。
豆爺は庭の上木の手入れなどをしながら息子の家族と共に暮らしていた。
次郎丸は小さな映画館で働きながら官能小説を投稿。
蓮二は新しい板場で緊張。
巴は小料理屋で褒めるお客に照れてはっ倒してしまい店主に怒られながら働く。
徹は日曜朝一で必死に働き口を探していたみんちのところへやってくると、『北陸割烹 源平』の店主に自分も頭を下げて頼み込み、承諾を得ることに成功する。
なこちはプールで弟達に泳ぎを教えていた。
そして緒花は再び皐月の下で暮らしながら、仲居の勉強を続けていた。
学校へ向かう緒花は孝一との待ち合わせに走る。
今はまだ、きっと蕾……
だけど、だからこそ!
高く高い太陽を見上げる。
喉を鳴らして水を飲む……
私は……これから咲こうとしてるんだ!
そんなこんなで最終回を迎えました。
スイだけはどうなったのか不明のままです。あの年齢で仲居としての勤め先があるのかどうかが微妙ですが、福屋とかやら雇ってもらえるんじゃないかという気もするよな。
縁と崇子は福屋で働きながら、経営について教えてもらったりしているのだろうか。崇子はコンサルの仕事は完全に辞めたのか。借金返して建て直すなら、コンサルの仕事の方が絶対に儲かると思うのだけど。
縁と崇子が福屋で働く事になったのは、シゲ子の好意からなんだろうな。あそこでなら経営についてとかも仕事の合間に学ばせてくれそうだし。崇子なんて経験からいうと素人同然だよ。衣装からすると仲居ではないので、裏方をしているという事か。
蓮さんは相変わらず緊張に弱いけど、大丈夫なのか……まぁ慣れれば良いだけの事なんだろうけど。
しかし確か徹も同じ旅館の板場に勤めることになったはずなんだけど、 なんでこの日に挨拶していないんだろうか。別の店に行ったのか? それとも徹は後から行くことになるのだろうか?
結名は留学先をフランスに定めているんだね。
豆爺のところは赤ん坊が豆爺に似すぎだろう……実は豆爺と義娘の不逞の子供!?(そんなわけがない) よほど息子が似てるのかな。
巴さんはあんな感じだからなかなか彼氏が出来ないんだろうな。
みんちのバイトは徹が頼んで承諾してくれたのは、徹が知っている相手だったからなのか。それとも根負けしたのか。めちゃくちゃ周りから注目されてるけど。
なこちはバイトをしなくなったのかな。
緒花は孝一と一緒に登校しているという事は、また以前通っていた高校に再編入したんだな。忙しいなぁ。
結局孝一に告白した噛ませ犬の五十嵐波子はあのままフェードアウトだったな。
全体的にキャラクターはダメダメに見えた人たちも主要人物はみんな良い感じに纏められたよな。
オリジナル作品ながらタイバニ同様に頑張った作品。
やはりオリジナルをやるなら2クールは最低でも欲しいよね。
1クールのオリジナル作品は殆どが物足りないままで終わってるから。
話全体としては当初の予想通り、ただほのぼのとした心温まる話ではなく、終盤に重たいエピソードを絡めて締めた感じ。まぁ、スタッフをみればそうなるだろうとは思ってたので驚きはないけど。
最後に旅館を閉じて終わるというラストが待ってるとは思わなかったかな。
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こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします
すげぇな……車掌とかじゃなくて、電車になるんだ。
――私は何になりたい……
反面教師の母親と暮らしてきたから現実的なのだと孝一に語っていた緒花だが、そうではないのだと気付いた。
かつての緒花は現実的だからと、夢や希望を抱かない自分を肯定していたんだな。
四十万縁は妻・四十万崇子に『喜翠荘再建』と書いた札を掲げてもいいか、と問い掛ける。
「私たちは、Say anythingな関係だと、そう言ったでしょ」
崇子さんはただのメンドーなコンサルだったのに、結婚してから随分と印象が変わったよな。
リンゴ飴を買って欲しいと缶ビールを飲みながら強請る娘・松前皐月に、四十万スイは自分で買えと冷たくあしらう。皐月は「ケチ、緒花譲り」と拗ねるが、スイは緒花が自分に似たのだと取り合わない。
皐月はきっと緒花と一緒にいても、緒花にリンゴ飴をねだっていそうだよな。本気でねだっているわけではなく、ただ甘えているだけなんだろう。
ぼんぼりに掛けられた色々な人の望み札を眺める皐月を趣味が悪い事を止めろと注意するスイだが、皐月はその中に緒花の望み札を見つける。
『四十万スイになりたい。』
最強の殺し文句です。
スイの生き方を見て、スイの考えを知って、緒花はスイのような人間になりたいと憧れるようになったんだね。
最初はただ厳しいだけという感じだった祖母の雰囲気がどんどん変わっていったのも緒花の中では好印象になったのだろうな。
私ね、ちゃんと見つけたよ。
女将さんみたいに、仕事に誇りを持って。
一生懸命になって、ちょっと子供っぽくて、
いつまでも一番最初の気持ち、最初の夢を忘れないで、
そんな風になりたい。
でもその夢は、自分だけじゃ見付からなかった。
色んな人のぼんぼりが、照らしてくれたから……
孝一の下へと走る緒花は、途中で孝一と出会った。
てか、何勝手に移動してるんだか。気付いたから良いけど、危うくすれ違いになるところだったじゃないか。
負けた、と悔しがる皐月は、だからこそ「ぼんぼらないと」いけないのだと感じる。
「ぼんぼる」という言葉に笑うスイ。
憧れの対象が母親の自分ではなく、祖母に取られたのが悔しいのか。でもまぁ、皐月は散々ダメなところを見られてるんだから仕方ないよな。
てか、緒花が散々「ぼんぼる」とか言ってた時はスルーだったのに、皐月が言ったら反応するんだ。
自分の望み札を掛けていたみんちだが、そこにやってきた和倉結名が覗こうとして必死に邪魔するも、その隙に押水菜子に見られてしまった。
その三人が去った後、1人札を持ってやってきた徹は、自分が掛けた隣にみんちの札がある事に気付く。
『徹さんにいつかおいつけますように』
「お前、よっぽど走らねぇと、追いつけねぇぞ」
呟く徹。
徹もみんちの思いを受け入れてくれようとしている、という事でしょうか。
しかしみんちも徹に札を読まれているとは思わないんだろうな。たぶん知ったら悶絶僻地するよ。
徹の札は『板前として、もっともっと駆け抜けていきたい』
札には「震災復興」とか「世界平和」とか「温泉は入りたい」とか、色々書かれているけど、スタッフが書いたのかな。
こーゆー時は声優陣とか監督とかが書いていたりするけど、それらの名前らしきものは無かったし(見落としただけかもしれないけど)。
「孝ちゃん、来てくれた……」
孝一が来てくれた事を喜ぶ緒花は、自分の気持ちを伝えようとするも上手く言えずに「焼きそば食べたい!」と言ってしまい落ち込む。
焼きそばを買う孝一は夜店の屋台の焼きそば特別な感じがすると言う。
「好き」
「うん、俺も焼きそばは夜店の方が好きだな」
「孝ちゃんが!
……孝ちゃんが、好きです!
大好きです!」
遂に孝一に告白した緒花。
まさかこんな人ごみの中で、こんなタイミングで告白するとは、流石空気を読まない娘は違うよ!
そんな二人に、屋台の親父は焼きそばの上に紅ショウガと青のりでハートマークを作った焼きそばを差し出す。
親父……
しかし夜店の焼そばは油ギトギトなので、好きじゃないという人も多いよね。ジャンキーな感じが良いのだけど、祭りなどの雰囲気だから食べられる感じはあるかな。
――お祭りは、全ての願いを、空に届ける。
小さな女の子の神様役の女の子が見守る前で、集められた望み札に火が灯される。
無作為に集められた望み札が焼かれているけど、最終的には全部の望み札が祭りの終了後にくべられる事になるのかな。
緒花たちは屋台にいてこの光景を見に来てないんだ……
――あなた……
――私は、あなたがいなくなってから、
――1人で走ってきたつもりになって……
――でも違った。
――私を夢見てくれる孫もいる。
――許されるならもう一度……
――……もう一度……
スイは自分の夢をみんなに押し付けてしまっている、と考えていたけど、自分のようになりたいという緒花のおかげで、みんなも自分の夢に協力してくれているという事に気付く事が出来たんだね。
息子のところで世話になることにしたという助川電六は感謝と別離挨拶をする。
豆爺を労うスイ。
縁はスイやみんなに自分がまだまだ未熟だと実感した。
スイは愚か、皐月にすら勝てない、みんなについて来てくれと言ったが、そんな器ではないのだと実感した。
皐月は才能が違うとか言ってのけてますが、まぁ確かに才能は違いそうだよ。皐月が後を継いでいたらもっと違った形になってそうなぐらいに。それが自覚できるようになっただけでも少しは成長したという事か。
喜翠荘の閉館に同意することにした縁だが、あくまでも一度閉じるだけであり、それで終わりにするつもりは無かった。
「もっと勉強して、もっと修行して、またいつか旅館を再開したい。
その時は……その時は喜翠荘の名前を、受け継がせてもらいたいんだ!
母さんが、女将が喜ぶ旅館を、俺、作りたいんだ」
富樫蓮二がその時には力を貸すとすぐさま賛同を示すと、徹や巴も同意する。
なこちたちも賛同してます。
旦那ほっぽらかして、という巴の台詞に敏感に反応してる人もいますが……その時に結婚してる予定なんだ……
「馬鹿だねぇ、ホントに」
「馬鹿な子ほど可愛いでしょ、ね?」
「さぁね」
皐月もそのバカな子の一人なんでしょうが。
縁もなかなか言います。喜縁荘とか喜崇荘ではなく、母親が喜ぶ旅館を継ぎたいというのは、それだけ彼が喜翠荘を愛していたという事ですね。スイにしてみれば自分のわがままと思っていた事を、子供たちや従業員も引き継いでくれるつもりというのは嬉しいところだろう。
しかし縁は確か祭りの後の予約も受けてしまっていたはずなんだけど、断りの連絡を入れないといけないんだろうな。客が望むなら代わりの宿の手配も必要になりそうだ。
そして宴も終わり。
緒花は孝一のために布団を運ぶと、皐月に長いするならレポートを提出するようにとからかわれる。
覗きに行こうかと呟く皐月を注意するスイ。
当初は女将の部屋に泊める予定だったけど、皐月が来たので変更になったのかな。皐月は緒花の部屋と言っていたけど、緒花の部屋はなこちが泊ってるからいっぱいだしね。
皐月はスイがこれからどうするつもりなのかと問うと、スイは知り合いの家に厄介になるつもりだという。
緒花と共に東京へ来れば良いという皐月の誘いを断るスイは、湯乃鷺に残って仲居としての働き口を探すつもりだという。
さりげなく同居を勧めてるのが皐月の優しさ。長男は面倒見るほどの甲斐性がないし、一応新婚だから厄介になりたくないんだろうな。
「私も、判ったんだよ。
顎だけ動かすよりも、自分が動く方が性に合っているってね」
「母さん」
久しぶりに仲居として働いて、それが楽しかったという事か。ただスイの年齢ではなかなか仲居の働き口を見つけるのは難しいだろうなぁ。発作で倒れた事があるぐらいだし。まぁ、女将たちに顔が利くから、頼んで働かせてもらうことぐらいは出来るのかもしれないけど。
「私もぼんぼるよ……」
「え?」
「憎たらしい母親で居続けてやるよ。
あんたのためにもね」
スイの言葉に笑う皐月は、三つ指ついて大げさに礼を述べる。
つまりはまだまだ元気でいてやる、という事ですね。
狭い部屋で孝一の布団の準備をする緒花。
孝一はこの旅館も働いている人々も、緒花が見つけたのだという。
居場所は元々そこにあるものではなく、自分で見つけて自分で作るものなのだと、緒花を見ていて気付くことが出来たという孝一。
「俺も、見つけるよ。
俺の居場所。
その居場所がさ。
もし俺とお前の同じになったり……したら。
緒花……お、お……」
緒花が言葉の途中で突然襖を開けると、襖に寄りかかって聞き耳を立てていた次郎丸が倒れてきた。
孝ちゃんのプロポーズは敢え無く失敗。
やはり次郎丸の部屋だったのか。
変な人と一緒とか言っていたし、やたらと本だらけの部屋なのでそうだと思っていたけど。
自分の部屋でそんなイチャつかれたら戻るに戻れないから立ち聞きしてたのか。
孝一が優しそうだというなこちだが、みんちはひょろひょろしているだけで、あんなのに負けたなんて徹が可哀想だと批判する。
「勝ち負けじゃないの!
色々」
手でみんちの口を封じるなこちの迫力に負けて頷く。
こーゆーところでしっかりと注意出来るようになったのがなこちの成長だろうね。以前のなこちなら思っていても強く注意なんて出来なかっただろう。みんちも本気で悪く言っていたのではなく、自分の好きな相手の方が上だと信じたかったからだろう。実際孝ちゃんがひょろいのは確かだし。
みんちは東京で徹が手に入れた寿司クッションを持ってたんだ。
そこに戻ってきた緒花に、女将の部屋で一緒に寝ると思っていたなこちとみんちはビックリ。
緒花は喜翠荘の自分の居場所はここだからと笑う。
最後はやはりこの部屋でみんちたちと過ごしたいと思ったんだね。
翌朝、まだ朝霧が立ち籠める中、緒花はみんちとなこちと共に熊鈴を手にコンビニへ買い出しに出ていた。
パジャマパーティーって、もしかしてこの子たち徹夜したのか……
三人は町から見える喜翠荘の美しさに感動する。
「私さ。
なんで喜翠荘に拘っちゃうんだろうって、考えたんだ」
「そりゃあ、徹さんと一緒にいられるからじゃ」
「違う!
そうだけど、違う!」
緒花の指摘に思わず反論するみんちは、自分の夢が変わっていたのだと語る。
徹がいるからというのは理由の一つだけど、今では一番の理由じゃなくなってるという事ですね。
「私、ただ板前になりたかった。
でも今は……今は喜翠荘の板前になりたい」
そんなみんちに感心するなこちは、自分の夢は判らないが、また喜翠荘に戻ってきたいと語る。
「いっぱいの夢が産まれる場所に」
「夢が、産まれる場所……
綺麗だね」
「あそこに、私たちがいたんだね」
「いたとか、過去形で言うな」
「いるよ、きっと」
「うん、いるよね」
「いるよ、いつかの未来にいるはずだよ……」
いつか喜翠荘が復活する事、そしてその時に自分たちがまた戻ってきている事を信じてるんですね。
そして喜翠荘の看板は外される事となる。
だが、湯乃鷺が歴史ある建物として保管してくれる事となった。
和倉シゲ子はスイに任せておけと、戻ってくるまで守ることを太鼓判を押す。
福屋は湯乃鷺では一番力のある旅館だから、彼女が味方でいてくれる事は一番頼りになるのだろうな。一部喜翠荘に反発していた女将たちもいるけど、福屋の意見には逆らえなさそうだし。
号泣する巴や蓮二。
――あっという間の時間に、さよならを告げて
――めいっぱいの時間にも、さよならを告げて
――私たちは……
緒花は沢山のクラスメイトたちに見送られて学校を去る。
緒花はこっちにきて一緒に遊びに行ったりする友達はほとんどいなかったけど、クラスメイトとはかなり仲良くなったのだろう。
東京時代は孝ちゃんぐらいしか別れを惜しむ相手がいなかったみたいだしね。
豆爺も息子に連れられてスイに別れを告げる。
普段は「スイちゃん」とか呼んでたんだ。
まぁ、前の旅館からの付き合いだからなぁ。
従業員達も去り、ひっそりと息を潜めた喜翠荘を見て歩くスイは、そこに従業員たちが忙しく働き廻った面影を目にする。
そして沢山のお客で賑わう姿を思い浮かべる。
「さよなら……」
『喜翠荘』に別れを告げる。
「……あなた」
スイの目の前に死んだ旦那が姿を目にした。
もう電車で東京へと戻ったとばかり思っていた緒花が、最後の床掃除をしていた事に驚くスイ。
電車に乗り遅れてしまったので、次の列車まで時間があるので、喜翠荘に「お世話になりました」とお別れをしたかったのだと照れる緒花の言葉に、スイは声を殺して泣く。
緒花の一言でこれまで堪えていたものが一気に決壊してしまったんだね。
「始めて喜翠荘に訪れた時、物語に出てくるみたいな旅館だなって、私思いました。
それで思ってた通り、ドラマみたいな事がたくさんあって、毎日色んな事があって、でもそれって、みんながぼんぼっていたからこそ、なんですよね。
一生懸命な人が集まって、必死にぼんぼっていれば、色んな事が起こるのが当たり前で、ドラマを作るのは、1人1人の気持ちなんですよね。
だから、ここじゃなくても、きっとどこでだってドラマを起こせる」
「緒花……」
「それでも!
それでも、私、いつか! ここに帰って来ます!」
戻ってくる事を約束する緒花。
到着した列車に乗り込む緒花に、スイは№79の業務日誌を差し出し、何時か豆爺の変わりにこの続きを書くように告げる。
必ず自分が業務日誌の続きを書くために戻ってくると約束しながら涙する緒花に、スイは「待ってる」と告げる。
「待ってるよ……」
スイは走り去る電車を見送る。
まさか緒花が豆爺の業務日誌を引き継ぐ事になるとは。
てっきりスイのメモを引き継ぐのかと思ってたよ。
さよならではなく、再会の約束で別れるというのが「らしい」感じだね。なんかもう、ここまでで終わってたら、完全に女将が主役だよ。
喜翠荘に止まっていた白鷺が空へと舞う。
エンディングと共にエピローグ。
福屋で働くことになった縁と崇子の二人。
結名は留学のためにフランス語を勉強していた。鞄には緒花たち3人と一緒にとったプリクラの写真が。
豆爺は庭の上木の手入れなどをしながら息子の家族と共に暮らしていた。
次郎丸は小さな映画館で働きながら官能小説を投稿。
蓮二は新しい板場で緊張。
巴は小料理屋で褒めるお客に照れてはっ倒してしまい店主に怒られながら働く。
徹は日曜朝一で必死に働き口を探していたみんちのところへやってくると、『北陸割烹 源平』の店主に自分も頭を下げて頼み込み、承諾を得ることに成功する。
なこちはプールで弟達に泳ぎを教えていた。
そして緒花は再び皐月の下で暮らしながら、仲居の勉強を続けていた。
学校へ向かう緒花は孝一との待ち合わせに走る。
今はまだ、きっと蕾……
だけど、だからこそ!
高く高い太陽を見上げる。
喉を鳴らして水を飲む……
私は……これから咲こうとしてるんだ!
そんなこんなで最終回を迎えました。
スイだけはどうなったのか不明のままです。あの年齢で仲居としての勤め先があるのかどうかが微妙ですが、福屋とかやら雇ってもらえるんじゃないかという気もするよな。
縁と崇子は福屋で働きながら、経営について教えてもらったりしているのだろうか。崇子はコンサルの仕事は完全に辞めたのか。借金返して建て直すなら、コンサルの仕事の方が絶対に儲かると思うのだけど。
縁と崇子が福屋で働く事になったのは、シゲ子の好意からなんだろうな。あそこでなら経営についてとかも仕事の合間に学ばせてくれそうだし。崇子なんて経験からいうと素人同然だよ。衣装からすると仲居ではないので、裏方をしているという事か。
蓮さんは相変わらず緊張に弱いけど、大丈夫なのか……まぁ慣れれば良いだけの事なんだろうけど。
しかし確か徹も同じ旅館の板場に勤めることになったはずなんだけど、 なんでこの日に挨拶していないんだろうか。別の店に行ったのか? それとも徹は後から行くことになるのだろうか?
結名は留学先をフランスに定めているんだね。
豆爺のところは赤ん坊が豆爺に似すぎだろう……実は豆爺と義娘の不逞の子供!?(そんなわけがない) よほど息子が似てるのかな。
巴さんはあんな感じだからなかなか彼氏が出来ないんだろうな。
みんちのバイトは徹が頼んで承諾してくれたのは、徹が知っている相手だったからなのか。それとも根負けしたのか。めちゃくちゃ周りから注目されてるけど。
なこちはバイトをしなくなったのかな。
緒花は孝一と一緒に登校しているという事は、また以前通っていた高校に再編入したんだな。忙しいなぁ。
結局孝一に告白した噛ませ犬の五十嵐波子はあのままフェードアウトだったな。
全体的にキャラクターはダメダメに見えた人たちも主要人物はみんな良い感じに纏められたよな。
オリジナル作品ながらタイバニ同様に頑張った作品。
やはりオリジナルをやるなら2クールは最低でも欲しいよね。
1クールのオリジナル作品は殆どが物足りないままで終わってるから。
話全体としては当初の予想通り、ただほのぼのとした心温まる話ではなく、終盤に重たいエピソードを絡めて締めた感じ。まぁ、スタッフをみればそうなるだろうとは思ってたので驚きはないけど。
最後に旅館を閉じて終わるというラストが待ってるとは思わなかったかな。


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