BLOOD-C 第9話「こころにも」
私立三荊学園に現れた古きものと、クラスメイトを守るために戦う更衣小夜。
柄総逸樹へ自分が戦っている間にみんなを連れて逃げるように指示するも、小夜の奮闘虚しく次々と生徒達は犠牲となっていく。
そんな中で記憶が断片的に蘇り頭痛を感じる小夜。
つか、生徒たちはぴーぴー悲鳴を上げながらいつまでもちんたらしすぎだろう。殺して下さいと言ってるようなものにしか見えない。
硬い外皮に覆われた古きものに小夜の御神刀も通じない。
みんなの死に絶叫する小夜に対し、古きものは「解せぬ」と呟くと、「何故憤る」のか問い掛けてくる。
友を殺されて起こるはずがないと答える小夜に攻撃の手を伸ばす古きもの。
そんな小夜を逸樹が消火器を使って助けに入ると、古きものは逸樹に攻撃を放つ。
ここで逸樹の死亡現場が表現されていないので、彼だけが生き残っただろう事は想像が付きましたが、屋上での騒ぎの間どこへ行っていたのか。あそこで気絶していたのかな。
屋上へと逃げている網埜優花たちにも襲いかかった古きもの。
なんで逃げ場が無くなる屋上なんかに逃げてるかな、この娘たち。
そして遂に優花たちもその手に掛かると、小夜の目は怒りと共に赤く変化する。
てか遅っ! 全滅してからかよ。とっとと発動していればもっと多くの人がを助ける事も出来ただろうに。
何かあるのではないかと考えていた優花はあっさりと死亡。
変化した途端に、これまで刀が通じなかった古きものの身体をバターのように切り裂いていく小夜。
相変わらず覚醒すると異常なまでに強いのだけど、これまで傷一つ付かなかった身体があんなあっさりと切り裂けるのは、それだけ力が強くなっているという事なのかもしれないが、刀の切れ味は変わらない事を考えると、力が強くなっただけであんな斬れ方をするようになるのはどうにも不自然なんだよな。小夜の力が刀にも宿るという設定なのか?
古きものを打ち倒した小夜は「みんなを守ると約束したのに」と涙を流す。
そんな小夜の下に、唯一生き残った逸樹が駆けつけると、小夜が何者なのか問い掛ける。
「私は、小夜です。
浮島神社の、神主の、娘……
更衣唯芳の、娘、で……
三荊学園の2年生で……」
「違う! そうじゃない……
君は……」
小夜の台詞はまるで自分に刻み込まれた内容を口に出しているような、そんな違和感。
逆に言えばそれ以外の事に触れられないようにされているのでしょうが。
逸樹に付き添われて歩く小夜を筒鳥香奈子が呼び止める。
「これ、全部……あなたが殺したの?」
香奈子の言葉を聞きながら、小夜は倒れて意識を失う。
今まで何処にもいなかったのに、突然現れて小夜が殺したのか、と言い出してくる怪しさ抜群の人。
次に意識を取り戻したのは自室の布団の中。
相変わらず意識を失って目が醒めると、布団の中。誰がどうやって運んだのかとかは一切不明のまま。
夜の境内を歩く小夜は、学校のみんなを守れなかったと哀しむ。
そして足下にいた例の犬を抱きしめて泣く。
何もしていないという犬に、何もしないで側にいてくれた、と答える小夜。
辛いか、という犬の問い掛けを素直に肯定する小夜。
「何処が辛い?
……考えている頭か?
……それとも感じている身体?
……いや、心か」
今日、大きく事が動き、終わりが近いという犬は、再び小夜に誰と約束を交わし、小夜が何者かと問い質す。
犬は答えを考えろ、そして何故答えが出る前にいつも何かに阻まれるのか、と告げて去る。
そんな小夜のところへ、学校での事を聞いた時真慎一郎が駆けつけた。
みんなを守れなかったと哀しむ小夜は、ある事に気付く。
登校の連絡は小夜にはもちろん、慎一郎の下にも届いた。慎一郎は遅れて来たため、化け物騒ぎを知った。
だが小夜はB組の人間と香奈子しか登校していなかった事に気付いた。
それ以前に、元々この学校には他のクラスメイトなんていたのかどうかすら怪しい感じがあるのだけど。
あんな事件があったのに何故慎一郎は自分の下へ来たのか。
小夜が好きだからという慎一郎に、自分の何処を好きになったのか、どれだけの時間を彼と過ごしたのかという疑問を抱く。
慎一郎が答えようとしたところへ、更衣唯芳がやってきて話は中断される。
唯芳を見つめるどこか虚ろな小夜の瞳に、慎一郎はまだ話が終わってないから、と言い残して去っていく。
実はこの村の全てが小夜とのゲームのために用意されたものでしかなく、唯芳・文人・香奈子だけが異分子なのじゃないのか。
故に古きものは小夜がクラスメイトの死に憤る事を理解出来なかったのではないのか。
小夜は唯芳に自分の名や友の事、父の事などを一つ一つ確認していくが、一つの事実へ到達する。
「でも……でも、父様。
私、母様の名前が判りません!」
いよいよ自分自身の事に疑問を抱くようになった小夜。
まぁ確実に母親なんて最初からいなかっただろうからね。今までその事に触れなかったのは、意図的に触れないようされていたのでしょう。その事に触れるようになったのは、小夜に掛かっているプロテクトが弱まっている証拠。
それはゲームの終了が近いからか、或いはこれまでの様々な揺さぶりによるものなのか。
次回 第10話「ふくからに」
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柄総逸樹へ自分が戦っている間にみんなを連れて逃げるように指示するも、小夜の奮闘虚しく次々と生徒達は犠牲となっていく。
そんな中で記憶が断片的に蘇り頭痛を感じる小夜。
つか、生徒たちはぴーぴー悲鳴を上げながらいつまでもちんたらしすぎだろう。殺して下さいと言ってるようなものにしか見えない。
硬い外皮に覆われた古きものに小夜の御神刀も通じない。
みんなの死に絶叫する小夜に対し、古きものは「解せぬ」と呟くと、「何故憤る」のか問い掛けてくる。
友を殺されて起こるはずがないと答える小夜に攻撃の手を伸ばす古きもの。
そんな小夜を逸樹が消火器を使って助けに入ると、古きものは逸樹に攻撃を放つ。
ここで逸樹の死亡現場が表現されていないので、彼だけが生き残っただろう事は想像が付きましたが、屋上での騒ぎの間どこへ行っていたのか。あそこで気絶していたのかな。
屋上へと逃げている網埜優花たちにも襲いかかった古きもの。
なんで逃げ場が無くなる屋上なんかに逃げてるかな、この娘たち。
そして遂に優花たちもその手に掛かると、小夜の目は怒りと共に赤く変化する。
てか遅っ! 全滅してからかよ。とっとと発動していればもっと多くの人がを助ける事も出来ただろうに。
何かあるのではないかと考えていた優花はあっさりと死亡。
変化した途端に、これまで刀が通じなかった古きものの身体をバターのように切り裂いていく小夜。
相変わらず覚醒すると異常なまでに強いのだけど、これまで傷一つ付かなかった身体があんなあっさりと切り裂けるのは、それだけ力が強くなっているという事なのかもしれないが、刀の切れ味は変わらない事を考えると、力が強くなっただけであんな斬れ方をするようになるのはどうにも不自然なんだよな。小夜の力が刀にも宿るという設定なのか?
古きものを打ち倒した小夜は「みんなを守ると約束したのに」と涙を流す。
そんな小夜の下に、唯一生き残った逸樹が駆けつけると、小夜が何者なのか問い掛ける。
「私は、小夜です。
浮島神社の、神主の、娘……
更衣唯芳の、娘、で……
三荊学園の2年生で……」
「違う! そうじゃない……
君は……」
小夜の台詞はまるで自分に刻み込まれた内容を口に出しているような、そんな違和感。
逆に言えばそれ以外の事に触れられないようにされているのでしょうが。
逸樹に付き添われて歩く小夜を筒鳥香奈子が呼び止める。
「これ、全部……あなたが殺したの?」
香奈子の言葉を聞きながら、小夜は倒れて意識を失う。
今まで何処にもいなかったのに、突然現れて小夜が殺したのか、と言い出してくる怪しさ抜群の人。
次に意識を取り戻したのは自室の布団の中。
相変わらず意識を失って目が醒めると、布団の中。誰がどうやって運んだのかとかは一切不明のまま。
夜の境内を歩く小夜は、学校のみんなを守れなかったと哀しむ。
そして足下にいた例の犬を抱きしめて泣く。
何もしていないという犬に、何もしないで側にいてくれた、と答える小夜。
辛いか、という犬の問い掛けを素直に肯定する小夜。
「何処が辛い?
……考えている頭か?
……それとも感じている身体?
……いや、心か」
今日、大きく事が動き、終わりが近いという犬は、再び小夜に誰と約束を交わし、小夜が何者かと問い質す。
犬は答えを考えろ、そして何故答えが出る前にいつも何かに阻まれるのか、と告げて去る。
そんな小夜のところへ、学校での事を聞いた時真慎一郎が駆けつけた。
みんなを守れなかったと哀しむ小夜は、ある事に気付く。
登校の連絡は小夜にはもちろん、慎一郎の下にも届いた。慎一郎は遅れて来たため、化け物騒ぎを知った。
だが小夜はB組の人間と香奈子しか登校していなかった事に気付いた。
それ以前に、元々この学校には他のクラスメイトなんていたのかどうかすら怪しい感じがあるのだけど。
あんな事件があったのに何故慎一郎は自分の下へ来たのか。
小夜が好きだからという慎一郎に、自分の何処を好きになったのか、どれだけの時間を彼と過ごしたのかという疑問を抱く。
慎一郎が答えようとしたところへ、更衣唯芳がやってきて話は中断される。
唯芳を見つめるどこか虚ろな小夜の瞳に、慎一郎はまだ話が終わってないから、と言い残して去っていく。
実はこの村の全てが小夜とのゲームのために用意されたものでしかなく、唯芳・文人・香奈子だけが異分子なのじゃないのか。
故に古きものは小夜がクラスメイトの死に憤る事を理解出来なかったのではないのか。
小夜は唯芳に自分の名や友の事、父の事などを一つ一つ確認していくが、一つの事実へ到達する。
「でも……でも、父様。
私、母様の名前が判りません!」
いよいよ自分自身の事に疑問を抱くようになった小夜。
まぁ確実に母親なんて最初からいなかっただろうからね。今までその事に触れなかったのは、意図的に触れないようされていたのでしょう。その事に触れるようになったのは、小夜に掛かっているプロテクトが弱まっている証拠。
それはゲームの終了が近いからか、或いはこれまでの様々な揺さぶりによるものなのか。
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