輪るピングドラム 6TH STATION「Mでつながる私とあなた」
「しょ、初夜……
遂に、多蕗さんと、始めての夜を……
多蕗さんと始めての夜……それが初夜。
もうすぐよ。
そしてその先にはプロジェクトMが……
これさえ完成させれば、私たちの運命は繋がる……
だから……
初夜ぁぁぁぁぁぁ!」
布団から飛び起きる荻野目苹果。
『プロジェクトM』それが苹果の最終目的である事が判明。
この娘は最初から飛ばすなぁ。
久宝阿佐美の見舞いに行った高倉冠葉は、彼女が記憶を失っている事を知る。
そして床には白く潰れたペンギンのマークの入ったボールが落ちていた。
やっぱり阿佐美は記憶自体を消されていたのか。
遂に、多蕗さんと、始めての夜を……
多蕗さんと始めての夜……それが初夜。
もうすぐよ。
そしてその先にはプロジェクトMが……
これさえ完成させれば、私たちの運命は繋がる……
だから……
初夜ぁぁぁぁぁぁ!」
布団から飛び起きる荻野目苹果。
『プロジェクトM』それが苹果の最終目的である事が判明。
この娘は最初から飛ばすなぁ。
久宝阿佐美の見舞いに行った高倉冠葉は、彼女が記憶を失っている事を知る。
そして床には白く潰れたペンギンのマークの入ったボールが落ちていた。
やっぱり阿佐美は記憶自体を消されていたのか。
高倉晶馬は日記を借りる代わりに、苹果の計画の手伝いをさせられる事になっていた。
『プロジェクトM』という名を知らされて「結婚」の事ではと焦る晶馬がやらされたのは大量の荷物運び。
ベッドのマットとか、どこから引っ張り出してきたんだろう。
苹果本人のベッドはちゃんとマットが残ってたみたいだし。
河童のかーたんとラッコのらっちゃんというぬいぐるみを踏みつけて突き飛ばされてたりしていましたが、運んだ荷物はもちろん多蕗桂樹のアパートの庭。
ぬいぐるみをあれほど大切にしているのは、仲の良かった時の両親が買ってくれたから、とかの理由でしょうか。
しかし晶馬はあの荷物を電車に乗って運んだのだろうか……だとしたらなかなかの勇者だけど。
冠葉はデパートの屋上に唯と千鶴を呼び出して、メールの送り主が彼女たちではないかと疑うも、彼女たちの背後に別の誰かがいるのでは、と推測する。
惜しい、阿佐美は確かに操られていたけど、この二人は何も知らないからな。
阿佐美から冠葉に新しい女が出来たと聞いている、と問いつめようとする二人。
そんなやりとりをスコープで見つめる夏芽真砂子は、二人の額にレーザースコープで狙いを定めると、ペンギンのマークが入った赤いボールを撃ち込んだ。
二人の額に突き刺さった赤い弾。冠葉は狙撃手の姿を探すも見つからず、見付かったのはテープ瑠の下で雑誌の袋とじを開こうとしていた1号ペンギンだけ。
1号ペンギンのマイペースぶりは凄まじい。というか、本当にこのペンギンたちって何のために存在しているのかさっぱり判らないね。
様子がおかしくなった唯と千鶴は、赤い玉から何かを吹き出して倒れて意識を失う。
残されたのは阿佐美の病室で見付かったのと同じ
ペンギンのマークが焼け焦げ、潰れた白い玉。
「ふふふ……嫌だわ、早く磨り潰さないと」
その様子を確認した真砂子は満足げに笑いながら立ち去っていく。
やはり彼女の狙いは冠葉で、彼の周りにいる女を全て排除しようと企んでいるのか。最終的には自分が彼の恋人になろうとしているんだろうね。
新しい女、とかいう単語を聞いてしまったので、その女性も狙われそうだけど、誰のことだろう。苹果の事を勘違いしているとか? もしくは苹果の友達の事なのか。
まさか陽鞠の事を妹と知らずに誤解しているとかではあるまい。
疲労困憊でソファに倒れ込む晶馬に、夜までに新居を完成させないといけないのだと無理矢理起こそうとしていた苹果だが、突然顔を赤くすると「初夜」と晶馬にキスを迫ってくる。
しかも間の悪い事にそこに苹果の母・荻野目絵里子が帰ってきてしまった。
苹果を引き離そうとした晶馬は、苹果が高熱を出している事に気付く。
熱で晶馬と多蕗の区別がつかなくなっていたのか。
てっきり何かに操られでもしたのかと思ったよ。
幼い苹果はトイレに行きたくなって目を覚ますと、両親が口論していた。
苹果の誕生日が何時までもカレーの日では可哀想だという荻野目聡。苹果の誕生日は苹果の姉・ももかの命日でもあった。
桃香を忘れられないという絵里子と、桃香の事を引き摺らずに苹果を愛してやるべきだという聡。
これが自分たちの運命で受け入れるしかないという聡。
自分が姉の桃香の代わりになれば、両親は喧嘩せずに家族が一緒にいられるのだ、と思うようになった。
ふと思ったけど、この両親って離婚していないのかな?
親父さんの方は新しい家族がいるみたいだけど、絵里子も苹果も未だに名字が父親と同じ荻野目という事は、離婚が成立していない気がするな。
カレーは家族の想い出というよりも、もしかするとももかの好物なのかな。だから彼女の月命日にカレーを食べることにしているのか。
6年後のカレーの日。
荻野目家で一緒にカレーを食べる多蕗に、絵里子はいつまでもももかの友達でいてくれてありがとうと笑う。
ももかが自分の全てであり運命だったと語った苹果。
姉が多蕗にとって大切な存在なのか、と問い掛けると、多蕗はももかが自分の世界を全く別のものにしてくれたのだと語る。だがもうあの頃には戻れない。何が宝物だったのか思い出せないという。
「時々ふと思うんだ。
どうしてこの世界にはももかがいないんだろうか、て。
僕を取り巻くこの世界が、今の僕には酷く不確かな物に見える。
まるで、シュレーディンガーの猫のように」
半分生きていて半分死んでいる猫が可哀想だという苹果に、多蕗はそれが運命ならば全てに意味があると思いたいと語った。
苹果の運命論はこの男のせいだったのか……この頃の桂樹はまだももかの事を引き摺っているようだけど、今はどうなんだろうか。
ゆりに対しても微妙な感じなのは、やはり実はももかの事が忘れられないのかもしれないな。だからカレーの日を守り続けているのだろうという気がする。
「お姉ちゃんの……ももかの日記。
やっと判った、このミッションにはきっと意味があるんだ」
『ここに、世界の「運命」を書く。ここに書かれた未来が真実になるとき、わたしの大切なものは「永遠」になるだろう』
ももかの日記の最初に綴られたメッセージ。
苹果の持つ運命日記は、姉の所有物だったようだ。
アレを書いたのも苹果ではなくももかだったのか。
苹果は姉の書いた未来日記を実践する事で、自分が姉と一体になろうとしているんだな。
全ては家族を元に戻したいという願いのために。
絵里子は高倉、という名字に覚えがあるようだ。
彼女は晶馬たちの両親と何か関係があるという事のようだが、一体何なのか。
今のところ全く思いつかないが。
晶馬は帰宅途中に苹果が倒れたので家まで運んだ、という事にしたようだが、絵里子は晶馬が苹果と付き合っているものと勘違いしてました。
苹果が晶馬の事を気に入っているという。
やっぱり苹果は最終的に晶馬とくっつくのかな。
ようやく登場した高倉陽鞠はいきなり生存戦略。
プリンセス・オブ・ザ・クリスタルとなって出てきましたが、冠葉は不在。
「運命とやらを成就させて、ピングドラムを奪うのが貴様等の役目だ。
良いか、初夜だろうと、初交尾だろうと、変態女の望む通りにさせてやれ」
「うわあああああ!
陽鞠の口でそんな下品な事を言うな」
「黙れ外道」
「外道なのはそっちだろう。人の妹を人質にとって」
「外道上等!」
「今時ヤンキーかよ。
それって古くねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「……生存戦略しましょうか」
始めて晶馬から何かを抜き取るかと思いきや、やっぱり晶馬は穴に落とされる運命。
てか、お姫様はどんどんガラが悪くなっていくな。
気絶した二人に呼びかけた冠葉だが、目覚めた二人は冠葉に関する記憶を失っていた。
自分がももかと一つとなるのを両親も多蕗も待っているのだと信じる苹果は、熱があるにも関わらず初夜を迎えるために電車に乗って多蕗のアパートへと向かっていた。
アパートの床下に潜り込んだ苹果は多蕗と同じタイミングで料理を作って食べ、顔を洗い、新しい歯ブラシで歯を磨き、そして眠る。
「ねぇ多蕗さん、覚えてる?
全ての事に意味があるって言ったあの言葉……
私信じてるよ。
運命ってさ、きっともの凄く大きな輪っかの形をしているんだよ。
結ばれる筈だった、多蕗さんとももか。
だから、私がももかになって、止まった運命の輪を回す。
そして……日記に書かれていた未来が真実になる時、私の大切な物が永遠になるのだ」
全ては両親との幸せな時間を取り戻すため。
そのために自分の全てを捨てて、姉が進もうとした道を歩こうとしている。
この娘を止めて目を覚まさせるのが晶馬の役割となるのかな。ただそれには同時にこの娘の両親をも説得して和解させないといけないんだよね。
ただ二人が復縁すると、聡の今の家族に問題が生じるので、苹果にはもう元には戻らないという現実を受け入れさせるしかないのか。
全ての計画が順調に進んでいると誰かに電話を掛ける夏芽真砂子は、膝の上のペンギンの頭を撫でながら「もうすぐプロジェクトMが発動する」と告げる。
電話相手はゆりでしょうか? それとも別の誰かなのか。
真砂子の膝にいるペンギンはオープニングに出ている最後の一体だね。
次回 STATION 07
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『プロジェクトM』という名を知らされて「結婚」の事ではと焦る晶馬がやらされたのは大量の荷物運び。
ベッドのマットとか、どこから引っ張り出してきたんだろう。
苹果本人のベッドはちゃんとマットが残ってたみたいだし。
河童のかーたんとラッコのらっちゃんというぬいぐるみを踏みつけて突き飛ばされてたりしていましたが、運んだ荷物はもちろん多蕗桂樹のアパートの庭。
ぬいぐるみをあれほど大切にしているのは、仲の良かった時の両親が買ってくれたから、とかの理由でしょうか。
しかし晶馬はあの荷物を電車に乗って運んだのだろうか……だとしたらなかなかの勇者だけど。
冠葉はデパートの屋上に唯と千鶴を呼び出して、メールの送り主が彼女たちではないかと疑うも、彼女たちの背後に別の誰かがいるのでは、と推測する。
惜しい、阿佐美は確かに操られていたけど、この二人は何も知らないからな。
阿佐美から冠葉に新しい女が出来たと聞いている、と問いつめようとする二人。
そんなやりとりをスコープで見つめる夏芽真砂子は、二人の額にレーザースコープで狙いを定めると、ペンギンのマークが入った赤いボールを撃ち込んだ。
二人の額に突き刺さった赤い弾。冠葉は狙撃手の姿を探すも見つからず、見付かったのはテープ瑠の下で雑誌の袋とじを開こうとしていた1号ペンギンだけ。
1号ペンギンのマイペースぶりは凄まじい。というか、本当にこのペンギンたちって何のために存在しているのかさっぱり判らないね。
様子がおかしくなった唯と千鶴は、赤い玉から何かを吹き出して倒れて意識を失う。
残されたのは阿佐美の病室で見付かったのと同じ
ペンギンのマークが焼け焦げ、潰れた白い玉。
「ふふふ……嫌だわ、早く磨り潰さないと」
その様子を確認した真砂子は満足げに笑いながら立ち去っていく。
やはり彼女の狙いは冠葉で、彼の周りにいる女を全て排除しようと企んでいるのか。最終的には自分が彼の恋人になろうとしているんだろうね。
新しい女、とかいう単語を聞いてしまったので、その女性も狙われそうだけど、誰のことだろう。苹果の事を勘違いしているとか? もしくは苹果の友達の事なのか。
まさか陽鞠の事を妹と知らずに誤解しているとかではあるまい。
疲労困憊でソファに倒れ込む晶馬に、夜までに新居を完成させないといけないのだと無理矢理起こそうとしていた苹果だが、突然顔を赤くすると「初夜」と晶馬にキスを迫ってくる。
しかも間の悪い事にそこに苹果の母・荻野目絵里子が帰ってきてしまった。
苹果を引き離そうとした晶馬は、苹果が高熱を出している事に気付く。
熱で晶馬と多蕗の区別がつかなくなっていたのか。
てっきり何かに操られでもしたのかと思ったよ。
幼い苹果はトイレに行きたくなって目を覚ますと、両親が口論していた。
苹果の誕生日が何時までもカレーの日では可哀想だという荻野目聡。苹果の誕生日は苹果の姉・ももかの命日でもあった。
桃香を忘れられないという絵里子と、桃香の事を引き摺らずに苹果を愛してやるべきだという聡。
これが自分たちの運命で受け入れるしかないという聡。
自分が姉の桃香の代わりになれば、両親は喧嘩せずに家族が一緒にいられるのだ、と思うようになった。
ふと思ったけど、この両親って離婚していないのかな?
親父さんの方は新しい家族がいるみたいだけど、絵里子も苹果も未だに名字が父親と同じ荻野目という事は、離婚が成立していない気がするな。
カレーは家族の想い出というよりも、もしかするとももかの好物なのかな。だから彼女の月命日にカレーを食べることにしているのか。
6年後のカレーの日。
荻野目家で一緒にカレーを食べる多蕗に、絵里子はいつまでもももかの友達でいてくれてありがとうと笑う。
ももかが自分の全てであり運命だったと語った苹果。
姉が多蕗にとって大切な存在なのか、と問い掛けると、多蕗はももかが自分の世界を全く別のものにしてくれたのだと語る。だがもうあの頃には戻れない。何が宝物だったのか思い出せないという。
「時々ふと思うんだ。
どうしてこの世界にはももかがいないんだろうか、て。
僕を取り巻くこの世界が、今の僕には酷く不確かな物に見える。
まるで、シュレーディンガーの猫のように」
半分生きていて半分死んでいる猫が可哀想だという苹果に、多蕗はそれが運命ならば全てに意味があると思いたいと語った。
苹果の運命論はこの男のせいだったのか……この頃の桂樹はまだももかの事を引き摺っているようだけど、今はどうなんだろうか。
ゆりに対しても微妙な感じなのは、やはり実はももかの事が忘れられないのかもしれないな。だからカレーの日を守り続けているのだろうという気がする。
「お姉ちゃんの……ももかの日記。
やっと判った、このミッションにはきっと意味があるんだ」
『ここに、世界の「運命」を書く。ここに書かれた未来が真実になるとき、わたしの大切なものは「永遠」になるだろう』
ももかの日記の最初に綴られたメッセージ。
苹果の持つ運命日記は、姉の所有物だったようだ。
アレを書いたのも苹果ではなくももかだったのか。
苹果は姉の書いた未来日記を実践する事で、自分が姉と一体になろうとしているんだな。
全ては家族を元に戻したいという願いのために。
絵里子は高倉、という名字に覚えがあるようだ。
彼女は晶馬たちの両親と何か関係があるという事のようだが、一体何なのか。
今のところ全く思いつかないが。
晶馬は帰宅途中に苹果が倒れたので家まで運んだ、という事にしたようだが、絵里子は晶馬が苹果と付き合っているものと勘違いしてました。
苹果が晶馬の事を気に入っているという。
やっぱり苹果は最終的に晶馬とくっつくのかな。
ようやく登場した高倉陽鞠はいきなり生存戦略。
プリンセス・オブ・ザ・クリスタルとなって出てきましたが、冠葉は不在。
「運命とやらを成就させて、ピングドラムを奪うのが貴様等の役目だ。
良いか、初夜だろうと、初交尾だろうと、変態女の望む通りにさせてやれ」
「うわあああああ!
陽鞠の口でそんな下品な事を言うな」
「黙れ外道」
「外道なのはそっちだろう。人の妹を人質にとって」
「外道上等!」
「今時ヤンキーかよ。
それって古くねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「……生存戦略しましょうか」
始めて晶馬から何かを抜き取るかと思いきや、やっぱり晶馬は穴に落とされる運命。
てか、お姫様はどんどんガラが悪くなっていくな。
気絶した二人に呼びかけた冠葉だが、目覚めた二人は冠葉に関する記憶を失っていた。
自分がももかと一つとなるのを両親も多蕗も待っているのだと信じる苹果は、熱があるにも関わらず初夜を迎えるために電車に乗って多蕗のアパートへと向かっていた。
アパートの床下に潜り込んだ苹果は多蕗と同じタイミングで料理を作って食べ、顔を洗い、新しい歯ブラシで歯を磨き、そして眠る。
「ねぇ多蕗さん、覚えてる?
全ての事に意味があるって言ったあの言葉……
私信じてるよ。
運命ってさ、きっともの凄く大きな輪っかの形をしているんだよ。
結ばれる筈だった、多蕗さんとももか。
だから、私がももかになって、止まった運命の輪を回す。
そして……日記に書かれていた未来が真実になる時、私の大切な物が永遠になるのだ」
全ては両親との幸せな時間を取り戻すため。
そのために自分の全てを捨てて、姉が進もうとした道を歩こうとしている。
この娘を止めて目を覚まさせるのが晶馬の役割となるのかな。ただそれには同時にこの娘の両親をも説得して和解させないといけないんだよね。
ただ二人が復縁すると、聡の今の家族に問題が生じるので、苹果にはもう元には戻らないという現実を受け入れさせるしかないのか。
全ての計画が順調に進んでいると誰かに電話を掛ける夏芽真砂子は、膝の上のペンギンの頭を撫でながら「もうすぐプロジェクトMが発動する」と告げる。
電話相手はゆりでしょうか? それとも別の誰かなのか。
真砂子の膝にいるペンギンはオープニングに出ている最後の一体だね。
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