花咲くいろは 第十五話「マメ、のち、晴れ」
修学旅行先の旅館『福洋』の番頭・日渡洋輔のやり方に反発して、若いアルバイトの仲居達がいきなり止めてしまった。
洋輔の許嫁でもある和倉結名は仲居の仕事は大変であり、好きでなければ務まらないから仕方ないと言い切る。そして自分のやりたい事の中に、旅館の仕事はないのだと告げる。
仲居達が止めて人手不足となった福洋は別の仲居の手配に追われる。
松前緒花は自分が手伝うと名乗り出るも、旅館の主人は彼女たちはお客であるから、とこれを固辞して修学旅行を楽しむように告げる。
普通はいくらピンチでも客に手伝ってもらうなんて事は出来ないよな。
しかしこれだけの規模の旅館なのに仲居4人がいなくなっただけでそれだけ大忙しになるものなのか。それほど一生懸命働いているようにも見えなかったし。
押水菜子も合流して、みんなでお土産を買いに。
・お土産リスト
『女将さん 何か荘厳なもの
若旦那さん 何か適当なもの
豆じい 何か豆じい的なもの
巴さん なこち担当
蓮さん みんち担当
トオルさん みんち担当
次郎丸さん 何かいやらしいもの』
緒花のメモ内容が酷いな……縁は適当とか書かれてるし、豆じいに至っては豆じい的なものとかなんだよ。
そしてスイも縁も緒花の中ではやっぱり「女将」と「若旦那」なんだな、と感じるメモ。個人的なメモなら、「おばあちゃん」とか書いていても不思議ではないのだけど、書いていないのは祖母というより女将だからなんだろう。
洋輔の許嫁でもある和倉結名は仲居の仕事は大変であり、好きでなければ務まらないから仕方ないと言い切る。そして自分のやりたい事の中に、旅館の仕事はないのだと告げる。
仲居達が止めて人手不足となった福洋は別の仲居の手配に追われる。
松前緒花は自分が手伝うと名乗り出るも、旅館の主人は彼女たちはお客であるから、とこれを固辞して修学旅行を楽しむように告げる。
普通はいくらピンチでも客に手伝ってもらうなんて事は出来ないよな。
しかしこれだけの規模の旅館なのに仲居4人がいなくなっただけでそれだけ大忙しになるものなのか。それほど一生懸命働いているようにも見えなかったし。
押水菜子も合流して、みんなでお土産を買いに。
・お土産リスト
『女将さん 何か荘厳なもの
若旦那さん 何か適当なもの
豆じい 何か豆じい的なもの
巴さん なこち担当
蓮さん みんち担当
トオルさん みんち担当
次郎丸さん 何かいやらしいもの』
緒花のメモ内容が酷いな……縁は適当とか書かれてるし、豆じいに至っては豆じい的なものとかなんだよ。
そしてスイも縁も緒花の中ではやっぱり「女将」と「若旦那」なんだな、と感じるメモ。個人的なメモなら、「おばあちゃん」とか書いていても不思議ではないのだけど、書いていないのは祖母というより女将だからなんだろう。
ネームプレートで「とおる」の名前を見つけて手にしていたみんちに、緒花はいきなり自分の名前がないとか話掛けて、みんちは大慌て。
まぁ、普通は「おはな」なんて名前のネームプレートはないよな。たぶん「みんこ」や「なこ」も無いと思う。
買い物先で辞めた仲居たちを目撃した緒花は、仲居の仕事なんてマニュアルも細かくてありえないなどと文句を並び立てているのを聞いて、緒花は「そっちの方がありえないです!」といきなり食って掛かる。
突然の事態にビックリする女達は、手に持っていたマンゴーソフトにチキン南蛮トッピングのソフトクリームを落としてしまう。
流石は空気を読まない娘。自重するという事を知らないな。
まぁ確かにマンゴーにチキン南蛮はありえないけど。ツッコむところはそこじゃないだろう。
鶴来民子は慌てて緒花を連れて逃亡。
事情を知らないなこちに説明する緒花は、やっぱり気になって自由時間には何しても良いはずと、お土産リストをみんちたちに預けて再び福洋へ。
あのメモを渡されたみんちたちも困っただろうな……
考えるよりも先に行動してしまうそんな緒花の姿に、四十万スイの教育の賜物か、と語る。実は社長は若い頃、『喜翠荘』で修行をしていたのだ。
考えるよりも先に動いているのはスイがどうこうというより、緒花の性格によるところが大きいんですけどね。基本的に脊髄反射で行動しているからな、この娘。
社長は頭を下げて緒花に仕事を依頼する。
喜翠荘で修行した経験があったから社長は最初に緒花が『喜翠荘』の名前を出した時にちょっと妙な反応をしていたんだな。
張り切り過ぎてドジを踏みそうになった緒花だが、そこにやってきたなこちとみんちのおかげで事なきを得る。
二人も話をつけて仲居として手伝うことにしたのだ。
てか、他の仲居は? いくらなんでもあの4人だけという事はないと思うし、普通なら仲居頭とかが緒花たちに指示するべきなんじゃないのか?
夕食の配膳を始める緒花たちだが、悪い事は重なり、お膳を運ぶ機械が故障して止まってしまった。
困る緒花は「シャワー丼」だと言い出す。
先にお風呂に入って貰い、その間に配膳を行うというものだった。
帰ってきた結名は緒花たちがやっぱり働いているのを見て、「ぼんぼりすぎ」と呆れる。
風呂掃除をしている洋輔の下にやってきた結名。
修学旅行中なのに真面目過ぎと緒花たちを評価する結名。
同じ旅館の孫娘でありながらまったく違う二人の姿を感じる洋輔。
洋輔は何時の間に緒花が喜翠荘の女将の孫娘だと知ったんだろう。
何故旅館の仕事をするのか、もっと自分にあった仕事があるのではないかという結名に、洋輔は確かな仕事はとても厳しいがそんな仕事にも楽しいことや好きな事が見つけられるのだという。
婚約の話は無かった事にしてくれ、と言い出す洋輔。
旅館で一緒に働ける相手でなければ嫌だ……緒花のように、と。
その言葉に結名は自分も出来ないわけではなく、やらないだけだと反発してお風呂掃除を手伝い出す。
この反応からすると結名は別に洋輔の事が何とも思ってないわけではなく、むしろちゃんと好意は抱いていたのか。しかし洋輔もいくら結名が旅館の仕事をする気がないと言ったからと言って、あっさりと結名のことを諦めすぎだろう。彼の中では「旅館>結名」という事なのか。
風呂掃除が終わった頃に顔を見せた緒花は結名がいることにビックリする。
更に緒花たちが手伝っている事をしった他の生徒たちも顔を見せる。
他の生徒たちも戻って来てから緒花たちが働いているのを知ったんだな。
夕食時に生徒達に例を述べる洋輔。
男子生徒たちは結名が風呂掃除したと聞いて、もう家の風呂に入らないとか言ってるけど、結名が掃除したのは男風呂なのか? 女の子たちがぞろぞろと様子見にやってきていたところを考えると、女風呂だけなんじゃないかと思うのだが。
そんな彼は感謝の印として、緒花・なこち・みんち・結名の4人に露天風呂を貸し切りとしてくれる。
てゆーか、お礼は温泉貸し切りだけ? 普通ならちゃんとアルバイト代を出すべきなんだが……それとも見えないところで社長は渡そうとしたけど緒花たちが辞退したのかな。
始めての仕事で手に豆が出来た結名は、やはり大変な仕事だがちょっと楽しかったと笑う。
「そりゃそうです!
初仕事でご褒美で露天風呂入れて、楽しくないわけがないです!
私なんて、初仕事は女将のビンタですよ。
超女将ビンタ!」
「……超?」
「……前、隠しな」
緒花、前にいた結名たちから完全に丸見えだな。気にしている様子がないところが結名らしいけど。
「煎餅布団でみんちと一緒だし」
「仕事関係ないし」
唐突に次郎丸へのエッチなお土産のことを思い出した緒花に、自分で買えと喰ってかかるみんち。
この時の緒花はなんでこんなにテンション高いんだろう。
なこちは湯船に押し込まれてる緒花に息継ぎの仕方とか微妙にズレたアドバイスをしてるし、結名もツッコむべきところは聞こえているかどうかではないよ。
良く考えたら、この組み合わせはボケ3人に対してツッコミ1人か、そりゃあボケが暴走するわな。
翌日、見送る洋輔は働く人間みんなの事を考えられる人間にならないといけないと、勉強しなおす決意を固める。
結名も旅館のことを勉強すると約束する。
洋輔もマニュアルマニュアルで、ちゃんと働く人の事を考えていなかった事に気付けたのだな。
・喜翠荘へのお土産
女将 何か荘厳なもの → ?
若旦那 何か適当なもの → 変なマスコット
豆じい 何か豆じい的なもの → おかめ面
巴 なこち担当 → マンゴー化粧水
蓮 みんち担当 → お酒 → 埴輪?
徹 みんち担当 → ?
次郎丸 何かいやらしいもの → ハゲ面
スイには何を買ったのだろう。
蓮は埴輪型の容器に入った日本酒とかなんだろうか。実在しているのかと思って調べてみたら、お酒ではなく普通の素焼き
っぽい。

次郎丸にはかなり適当に選んでるな。
徹へは袋に入っていて不明だけど、あの時見ていたネームプレートだろうか。
縁のマスコットはみんちがチョイスしたらしいが、センス無いな。
巴へのお土産だけがまともか。
旅館で生まれ育った結名は、旅館の仕事の辛さを知っていたから、近すぎたために辛いだけだと思いこんでいた。
けど好きになるかどうかは全て自分次第なのだと、結名は改めて思う事になった。
結名にとっては確かに意義ある修学旅行となったわけだな。
しかし結名って福屋の一人娘なのに、もし洋輔と結婚して向こうの旅館に行ったら福屋はどうするんだろうか? 血縁者以外に継がせるのかな。
次回 第十六話「あの空、この空」
『喜翠荘』の空気的存在、四十万縁にスポットが……
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まぁ、普通は「おはな」なんて名前のネームプレートはないよな。たぶん「みんこ」や「なこ」も無いと思う。
買い物先で辞めた仲居たちを目撃した緒花は、仲居の仕事なんてマニュアルも細かくてありえないなどと文句を並び立てているのを聞いて、緒花は「そっちの方がありえないです!」といきなり食って掛かる。
突然の事態にビックリする女達は、手に持っていたマンゴーソフトにチキン南蛮トッピングのソフトクリームを落としてしまう。
流石は空気を読まない娘。自重するという事を知らないな。
まぁ確かにマンゴーにチキン南蛮はありえないけど。ツッコむところはそこじゃないだろう。
鶴来民子は慌てて緒花を連れて逃亡。
事情を知らないなこちに説明する緒花は、やっぱり気になって自由時間には何しても良いはずと、お土産リストをみんちたちに預けて再び福洋へ。
あのメモを渡されたみんちたちも困っただろうな……
考えるよりも先に行動してしまうそんな緒花の姿に、四十万スイの教育の賜物か、と語る。実は社長は若い頃、『喜翠荘』で修行をしていたのだ。
考えるよりも先に動いているのはスイがどうこうというより、緒花の性格によるところが大きいんですけどね。基本的に脊髄反射で行動しているからな、この娘。
社長は頭を下げて緒花に仕事を依頼する。
喜翠荘で修行した経験があったから社長は最初に緒花が『喜翠荘』の名前を出した時にちょっと妙な反応をしていたんだな。
張り切り過ぎてドジを踏みそうになった緒花だが、そこにやってきたなこちとみんちのおかげで事なきを得る。
二人も話をつけて仲居として手伝うことにしたのだ。
てか、他の仲居は? いくらなんでもあの4人だけという事はないと思うし、普通なら仲居頭とかが緒花たちに指示するべきなんじゃないのか?
夕食の配膳を始める緒花たちだが、悪い事は重なり、お膳を運ぶ機械が故障して止まってしまった。
困る緒花は「シャワー丼」だと言い出す。
先にお風呂に入って貰い、その間に配膳を行うというものだった。
帰ってきた結名は緒花たちがやっぱり働いているのを見て、「ぼんぼりすぎ」と呆れる。
風呂掃除をしている洋輔の下にやってきた結名。
修学旅行中なのに真面目過ぎと緒花たちを評価する結名。
同じ旅館の孫娘でありながらまったく違う二人の姿を感じる洋輔。
洋輔は何時の間に緒花が喜翠荘の女将の孫娘だと知ったんだろう。
何故旅館の仕事をするのか、もっと自分にあった仕事があるのではないかという結名に、洋輔は確かな仕事はとても厳しいがそんな仕事にも楽しいことや好きな事が見つけられるのだという。
婚約の話は無かった事にしてくれ、と言い出す洋輔。
旅館で一緒に働ける相手でなければ嫌だ……緒花のように、と。
その言葉に結名は自分も出来ないわけではなく、やらないだけだと反発してお風呂掃除を手伝い出す。
この反応からすると結名は別に洋輔の事が何とも思ってないわけではなく、むしろちゃんと好意は抱いていたのか。しかし洋輔もいくら結名が旅館の仕事をする気がないと言ったからと言って、あっさりと結名のことを諦めすぎだろう。彼の中では「旅館>結名」という事なのか。
風呂掃除が終わった頃に顔を見せた緒花は結名がいることにビックリする。
更に緒花たちが手伝っている事をしった他の生徒たちも顔を見せる。
他の生徒たちも戻って来てから緒花たちが働いているのを知ったんだな。
夕食時に生徒達に例を述べる洋輔。
男子生徒たちは結名が風呂掃除したと聞いて、もう家の風呂に入らないとか言ってるけど、結名が掃除したのは男風呂なのか? 女の子たちがぞろぞろと様子見にやってきていたところを考えると、女風呂だけなんじゃないかと思うのだが。
そんな彼は感謝の印として、緒花・なこち・みんち・結名の4人に露天風呂を貸し切りとしてくれる。
てゆーか、お礼は温泉貸し切りだけ? 普通ならちゃんとアルバイト代を出すべきなんだが……それとも見えないところで社長は渡そうとしたけど緒花たちが辞退したのかな。
始めての仕事で手に豆が出来た結名は、やはり大変な仕事だがちょっと楽しかったと笑う。
「そりゃそうです!
初仕事でご褒美で露天風呂入れて、楽しくないわけがないです!
私なんて、初仕事は女将のビンタですよ。
超女将ビンタ!」
「……超?」
「……前、隠しな」
緒花、前にいた結名たちから完全に丸見えだな。気にしている様子がないところが結名らしいけど。
「煎餅布団でみんちと一緒だし」
「仕事関係ないし」
唐突に次郎丸へのエッチなお土産のことを思い出した緒花に、自分で買えと喰ってかかるみんち。
この時の緒花はなんでこんなにテンション高いんだろう。
なこちは湯船に押し込まれてる緒花に息継ぎの仕方とか微妙にズレたアドバイスをしてるし、結名もツッコむべきところは聞こえているかどうかではないよ。
良く考えたら、この組み合わせはボケ3人に対してツッコミ1人か、そりゃあボケが暴走するわな。
翌日、見送る洋輔は働く人間みんなの事を考えられる人間にならないといけないと、勉強しなおす決意を固める。
結名も旅館のことを勉強すると約束する。
洋輔もマニュアルマニュアルで、ちゃんと働く人の事を考えていなかった事に気付けたのだな。
・喜翠荘へのお土産
女将 何か荘厳なもの → ?
若旦那 何か適当なもの → 変なマスコット
豆じい 何か豆じい的なもの → おかめ面
巴 なこち担当 → マンゴー化粧水
蓮 みんち担当 → お酒 → 埴輪?
徹 みんち担当 → ?
次郎丸 何かいやらしいもの → ハゲ面
スイには何を買ったのだろう。
蓮は埴輪型の容器に入った日本酒とかなんだろうか。実在しているのかと思って調べてみたら、お酒ではなく普通の素焼き
っぽい。

次郎丸にはかなり適当に選んでるな。
徹へは袋に入っていて不明だけど、あの時見ていたネームプレートだろうか。
縁のマスコットはみんちがチョイスしたらしいが、センス無いな。
巴へのお土産だけがまともか。
旅館で生まれ育った結名は、旅館の仕事の辛さを知っていたから、近すぎたために辛いだけだと思いこんでいた。
けど好きになるかどうかは全て自分次第なのだと、結名は改めて思う事になった。
結名にとっては確かに意義ある修学旅行となったわけだな。
しかし結名って福屋の一人娘なのに、もし洋輔と結婚して向こうの旅館に行ったら福屋はどうするんだろうか? 血縁者以外に継がせるのかな。
次回 第十六話「あの空、この空」
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