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花咲くいろは 第九話「喜翠荘の一番長い日」

宮岸徹と鶴来民子が休暇を取っていた暇な週末だった筈が、突然大勢の客がやってきてしまった。
しかも四十万スイは持病の発作で突然倒れて緊急入院、板長の富樫蓮二は経営コンサルタントの川尻崇子の言葉でプレッシャーが掛かりまともに料理が出なくなった。
覆面記者と思われる客を優先しようとする崇子や四十万縁だが、松前緒花は全てのお客に平等にお持て成しするのが喜翠荘の、スイのやり方だと反対。
休暇中だったみんちを呼び寄せ、更に同級生の結婚式に参加している宮岸徹を呼びもどすために街へと向かう。

緒花は徹の結婚式場へと向かうもどの会場にいるのかすら判らず、掛け回って手当たりしだい探すことに。
受付に聞くなら「徹さん」とばかり言わないで、フルネームで言えばいいんじゃないのか? 名字を忘れてるならみんちたちに聞けば知ってるだろうし。
しかし仲居姿で結婚式場なんて走りまわったら目立つ事この上ないな。
見つけることが出来ない上に転んだり草履の鼻緒が切れたりしてに落ち込んでいた緒花に、種村孝一からの電話が掛かってくる。
孝一は緒花が今まで考えて行動などした事がなく、上手く行くと励ます。
昔から基本的に思い付いたら即行動、考えるより先に身体が動いているんだね。で、空気が読めない娘になっているというわけだ。
「緒花が、それが一番だって信じたことなら、なんとかなるんだよ。
 これからだってきっと!」
孝一の言葉に励まされた緒花は、孝一は自分のピンチの時に電話してくれるなんて凄いと元気を取り戻すと、徹と同級生という新郎の年齢を聞いて廻ると徹を見つけることに成功する。
転んだりしてボロボロな上に説明がぐだぐだ。
客の1人が2年前に来たことがあるのを思い出した輪島巴に、押水菜子は緒花から預かった帳面にその娘が魚嫌いと書かれていた事を知る。
崇子は次郎丸太朗と共にあくまでも覆面記者と思われる客を優先してお持て成し。

緒花に会うためにやってきていた孝一は緒花が町に行っていると聞いてショックを受ける。
電車を降りて町へ向かおうとした孝一だが、そこに緒花から電話が掛かってくる。徹と一緒に行くと聞いてヤキモチを焼くも、温泉旅館『喜翠荘』に帰ると聞いて一安心。
てか、幸ちゃんは前の電話の時に事情を聞いたんじゃないのか?

『喜翠荘』に宿の確認をした幸一だが、生憎と『喜翠荘』は満室で泊まることは出来ず、町へと帰って行ってしまう。
幸一もどれだけ行き当たりばったりなんだ……事前に予約を入れておこうよ。
少なくとも前日の段階で予約を入れておけば断られる事はなかっただろうに。

徹を連れて行けば上手くいくと考え、結婚式場に押しかけたことを謝る緒花だが、徹は緒花がそれで上手く行くと考えたのならうまく行かせてみせると笑う。
徹としては緒花が自分を頼りにしてくれた事が嬉しいんでしょうな。
二人はバイクで喜翠荘へと戻り、幸一は電車で東京へと戻っていく。
幸ちゃんとはすれ違い。仲居の緒花は遅くまで働くから、他の宿に泊まって仕事が終わってから会うとかは出来ないと思ったのかな。それでもせめて顔だけでも合わせていくとか出来ただろうに。

『喜翠荘』にやってきた徹が厨房にて挨拶すると、蓮二は人が変わったように落ち着きをとり戻す。
徹の前では情けない姿を見せられないというプライドがあるのかな。それならみんちの前では良いのか、とも思うが。
調理を始めた徹は蓮二の許可を得てみんちに揚げ物をするように指示する。
始めての揚げ物に緊張するみんちは時間を計って揚げようとするも、徹は音でタイミングを指示。
本当の料理人なら時間ではなく、五感を使って出来ないといけないという事だろう。
天麩羅を徹に試食して貰ってOKを貰っているみんちの姿にほっこりというよりも、ニヤニヤしている緒花がなんとも。
緒花は徹に褒めてもらって嬉しそうなみんちを見て嬉しいのでしょうが、徹はどっちかというと緒花が気に掛っていて、その緒花は徹を完全に眼中にないし。見事なまでの一方通行。

あくまで特別な客を贔屓して持てなそうとする崇子たちと、全ての客は平等として迎える緒花たちはそれぞれに作業しながらも無事に一日を終える事に成功し、翌朝にお客を送り出して行く。
次郎丸は崇子の指示でほとんど2組の客の相手しかしていなかったけど、いてもいなくてもあまり変わらない存在なんだろうなぁ。
そんな中、緒花は母娘の荷物を纏めていたところ、娘が年老いた母親に仕事で急にこの旅館に行かないといけないと語っていた事を知る。
結局、次郎丸には人を見る目が無かったわけで、得点を稼ごうとしていた彼らの行動は無駄で、それ以外の客にも親切丁寧に対応したおかげで本物の覆面記者には高評価を得る事が出来たっぽいというオチでした。
まぁそうだよね。2組のどちらかが覆面記者なんてのは次郎丸がそう思っただけで、本当のところがどうなのかなんてまるで証拠が無かったわけですから。崇子たちは次郎丸が間違えているという可能性を考えなかったのだろうか。もしその2組が違っていた場合、疎かにした他の客の中に本当に覆面記者がいたら、高評価どころかむしろマイナスになるだろうに。

誰が覆面記者かなんて関係ないのだと、孝一に感謝のメールを送る緒花。
緒花からのメールを見ていた孝一はしかし浮かない表情で……そこにバイト仲間の五十嵐波子に呼ばれる。
新キャラ登場。恋愛関係に波紋をもたらしそうな予感です。
遠くにいて仲居の仕事に没頭する緒花とはあまり連絡が取れず、近くで好意を抱いてくれる波子の存在に心揺れていくとかだろうか。
緒花の方は徹に好意を抱かれているけど、今のところ完全に眼中になくてみんちの恋の応援しているし。ただ徹から告白されて悩むというのはありそうだなぁ。まぁ、みんちの事も考えたら緒花と徹がくっつくという展開はないと思うが。そこまでホビロンな娘ではないだろう。

まかないを食べながら緒花が呼びに来た時の様子を嗤いながら語る徹。
自分の揚げた天ぷらを褒める緒花やなこちに喜ぶみんち。
そしてタクシーで帰宅したスイをみんなは表に出て出迎えるのだった。

次回 第十話「微熱」

緒花が風邪を引いてしまうようで、たぶん緒花がいなくても大丈夫だとなこちが励まそうとして、熱で気弱になっているから変に落ち込んでしまうのだろう。

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Author:黒虎
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