蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH レビュー(ネタバレあり)
【ストーリー】
2148年――迫り来る宇宙からの脅威『フェストゥム』との戦いで人類を守り、フェストゥムのコアを解放するための作戦『蒼穹作戦』より2年。平和は、守られた筈だった。
だが人類軍によるフェストゥムへの攻撃は未だ続いていた。
人類軍の放った核による攻撃を受けて散りゆくフェストゥム。その中で一体のフェストゥムはある人物の結晶を守ろうとしていた。
竜宮島では13機のファフナーのうち、欠番となる4機を除いて修復作業が完了していた。
喫茶「楽園」のマスター溝口恭介は一騎を店の看板にして、店のメニューには一騎カレー、一騎ケーキなど、一騎の名前を付けた料理を沢山売り出していた。
マークザインのパイロット真壁一騎は同化現象によって視力が低下しているものの、明るいうちは辛うじて日常生活を送れる程度となっており、喫茶店「楽園」で調理担当として働いていた。
だが、一騎は同化現象の果てに肉体が消滅した筈の皆城総士と密かに会話を交わしていた。
そうした穏やかな日常の中、死者を弔う灯篭流しの夜、灯篭を流し出すため開いたシールドの隙間から、竜宮島に一隻の艦が漂着する。
皆城総士に関連していると感じた一騎はいち早く艦へと乗り込むが、そこにいたのは別の青年だった。
更に時同じくして、フェストゥムが襲来して竜宮島を脅かす。
これに対して一騎は11番ゲートからファフナー・マークザインへと乗り込んで出撃する。
襲撃するフェストゥムを迎撃する一騎だが、フェストゥムはファフナーと同じ姿へと変形、人間の兵器と同じ武器を作り出して反撃に転じる。思わぬ攻撃に苦戦を強いられた一騎だが、遠見真矢、羽佐間カノン、近藤剣司らのファフナーの援護によって、フェストゥムの撃破に成功するが、自らも激しい同化現象によって意識を失ってしまう。
一騎はミールと常に繋がっている状態にあり、特殊な状態となっているマークザインに乗り込めば、今度は完全に同化してしまう恐れがある事が判明する。
竜宮島はフェストゥムの次なる襲撃に備え、堂馬広登、立上芹、西尾里奈、西尾暉の4人を新たなファフナーのパイロットとしての訓練を行う。
訓練に当たる剣司は彼らが互いに協力しようとしない事に不安を覚えるが、それらを正す暇なく、フェストゥムからの攻撃が開始された。
新人たちを加えたメンバーで迎撃に当たる竜宮島だが、圧倒的な物量の前に押され続ける。
そんな中、艦に乗っていた少年が目覚める。
人型フェストゥムである彼を追い、岬にある灯台へとやってきた一騎に、青年は笑いかけると、攻撃を続けるフェストゥムに自分が話す時間をくれるように頼む。彼の言葉に応じたように撤退していくフェストゥム。
青年は、人間たちとの対話のために自らを来主操と名乗った。
人類軍との戦いで「痛み」を知った彼らは、痛みを受けないため、竜宮島に投降するように勧告する。
そして自分たちと共に他の人間や、自分たちを責める他のフェストゥムと戦うようにと告げるのだった。
真壁一騎:石井真
来主操:木村良平
皆城総士:喜安浩平
遠見真矢:松本まりか
皆城乙姫:仲西環
近藤剣司:白石稔
要咲良:新井里美
羽佐間カノン:小林沙苗
堂馬広登:佐々木望
立上芹:福圓美里
西尾里奈:白石涼子
西尾暉:梶裕貴
真壁史彦:田中正彦
遠見千鶴:篠原恵美
遠見弓子:ゆかな
遠見美羽:諸星すみれ
要澄美:石川静
羽佐間容子:葛城七穂
西尾行美:京田尚子
小楯保:高瀬右光
溝口恭介:土師孝也
イアン・カンプ:てらそままさき
ジェレミー・リー・マーシー:遠藤綾
真壁紅音:豊口めぐみ
【感想】
TV放映時にメインで戦っていたパイロットたちは大半が死亡、または身体に後遺症を抱えてしまったため、当時のパイロットでまともに現役なのは真矢、カノン、剣司の3人だけ。残りは一騎と新人パイロットたちです。TVシリーズの続編となる作品。
細かいストーリーは前後などうる覚えになっているのでざっくりです。
相変わらず複雑な部分も多い。
どう見ても総士×一騎を狙っているとしか思えない作り。
一騎は総士を助ける事しか見えてないし、真矢は完全に当て馬だよね。
このシリーズの話なので、もっと死人が出るのかと思いきや、誰も死んでないし、誰も身体機能損傷もしていないのは意外だった。
既に人でなくなっている人が二人と、人外生物は消滅はしたが……
敵は進化したフェストゥムで、ファフナーのように変形し、射撃や爆撃などをしてくる。
先の戦いでコアを失ったフェストゥムは、新たなコアとなるものを作り出していくつかの勢力に分断されており、その一部が人類とその他のフェストゥム勢力を倒すために、竜宮島を自分たちの手中に収めようと攻めてくる。
新キャラである来主操は竜宮島に漂着した艦の中に存在した、人型のフェストゥムで、自分たちのグループの代表として、竜宮島に降伏するように告げにやってきたメッセンジャー。
しかし一騎は総士が彼を希望の掛け橋としていると感じているようで、彼と対話して総士の目的を知ろうとする。
その一騎は最初にマークザインに搭乗した後は、今度搭乗すると完全に同化してしまう危険性があるので、最終のマークニヒトとのバトルまで戦闘無しです。
そして今回のカギとなる日野美羽という少女は、日野弓子と日野道生というフェストゥム因子を持つ第1世代同士の親から始めて自然出産された子供であり、一騎同様に常時ミールと繋がっていて、フェストゥムの言葉まで理解できちゃうスーパー子供。
今後こうした子供が増えて来る、ということなのだろう。
見せ場はゼロファフナーと春日井甲洋がコアとなって動くマークフィアーの復活シーンだろうか。
個人的評価:80点


こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします
スポンサーサイト