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CASSHERN Sins -キャシャーン Sins- 第15話「死神ドゥーン」

血を流し、水辺の上で力尽きたように倒れたドゥーン。

そして滅びが身体を蝕み続けている現在、ルナを殺したキャシャーンに対する憎悪だけで動き続けていた。

甦るキャシャーンの記憶。
記憶の中で、返り血に染まるキャシャーンは自らの手についた血を「ルナの血」と呟く。
自らの手でルナを殺した、その真実と改めて向き合う事になるキャシャーンの心は揺れる。
這って進むドゥーンは、キャシャーンたちの襲撃の際に自分が何を掴もうとしたのか、それを思い出せないでいた。
ドゥーンは遂に滅びが脳にまで進行してきて、記憶に障害が発生しているという事か。

ルナを捜して涸れた大地を進むキャシャーンとフレンダーと行動を共にするリューズは、キャシャーンに大丈夫なのかと問い掛ける。
転倒し欠けたリューズを助けたキャシャーンが彼女の身を案じると、リューズは自分が勝手に着いてきているだけなのに気遣われるのが変だと笑う。
これは実はリューズの身体にも滅びが来ているというフラグなのだろうか。

枯れた大地を抜けきることなく力尽きたロボット達。そんなロボット達の中に、まだ動くロボットが存在していた。それはボロを纏い必死に這い進むドゥーン。
「死ねない……この手が何かを掴むまで」
必死に生きようとしているドゥーン。
リューズはもうすぐ最後の時を迎えようとしている彼が、こんな場所でも誰かに看取って貰えるのは幸せだと呟く。
だが、彼が何を掴もうとしているのか、誰のために行きようとしているのか、気に掛けるリューズ。

リューズに休むように告げるキャシャーンに、キャシャーンの事が判らなくなっていく。もっと心ないただの殺戮兵器だと思っていたという彼女に、キャシャーンは自分でも良く判らないという。
「ただ、人は守るべき者ができると、弱くなるのかもしれない」
普通のアニメなら、守るべきものが出来ると強くなるというのですが、このアニメでは真逆となりました。殺戮兵器が守ろうとすると、それを気に掛ける分弱くなるのだろうね。

多くのロボットが朽ちる野原をヘルメットを被って駆けるリンゴ。
なんでも出来そうだというリンゴに、オージは何をしたいと問い掛ける。すると、リンゴは逆にオージのしたい事を訊ね、二人は悩み続ける。
と、リンゴが突然ヘルメットを脱ぎだし、オージはそんな事をすれば苦しいのではないかと驚く。
「大丈夫だよ……風が、気持ちいいんだもん」
全身で風を感じるリンゴ。
ヘルメットを外すと楽だが、息が苦しいとい笑うリンゴ。そんなリンゴに出来る限りの事をしてやりたいと望むオージ。
リンゴのヘルメットは何なのだろうか。空気が薄い?

自分でも判らない「何か」を掴むため、朽ち果てようとしている身体で尚も先へ進もうとするドゥーン。何故そこまでして進もうとするのか、どうして進めるのか、疑問を抱くリューズとキャシャーン。だが、ドゥーンのフードが外れ、その顔をみたリューズはこのロボットの正体が、かつて姉のリーザと共にルナの護衛をしていた、最強のロボット死神ドゥーンである事に気付いた。
「そして、誰よりもルナを慈しんでいた……
 ……ルナの守人……
 死神ドゥーン」

破壊の限りを尽くした自分と戦い、尚も生きていた者がいたという事に驚くキャシャーン。
リューズは今も彼がルナを守り続けようとしているのかもしれないという。

そこに突然襲いかかってきたロボット軍団。
キャシャーンの命を狙う彼らと戦うキャシャーンとリューズ。
その戦いを目にしたドゥーンは、消えかけた記憶の中に残されたルナを殺したキャシャーンの姿を思い出す。
胸をキャシャーンに貫かれて血の海に沈むルナ。
ルナのためにキャシャーンと戦い、傷を負わせながらも力及ばなかったドゥーン。
「ドゥーン……あなたは死神なんかじゃないわ。
 あなたは私の守神……
 ドゥーン、生きるのです」

ルナの最後の言葉を思い出したドゥーンは再び立ち上がると、死神としてキャシャーンに戦いを挑む。
「敵だ! お前はオレの敵。ルナ様を奪ったにっくき敵だぁ!」
死神としての力を振るい襲いかかるドゥーンと戦い続けるキャシャーン。二人を必死に止めようとするリューズだが、共に争いを止めずに戦い続ける。
争う必要などない、生き延びる事が出来た二人が何故戦うのか、リューズには理解が出来ない。
キャシャーンの前に力及ばず敗れたドゥーンは最後の時までルナに思いを馳せる。
ドゥーン、遂にキャシャーンの事を思い出したようです。守り神とまで呼んでもらえるドゥーンは幸せなんだろうね。よほど信用していたという事の現れ。


「今日もまた、生きたいと願う人が集まってくる」
そのルナは白き塔で滅びから逃れようとするロボットや人間を受け入れていた。
「自ら……滅びに向かう人もいる」
そしてまた塔の中へと姿を消す。

戦いに敗れて尚、這いずりながらもキャシャーンと戦おうとするドゥーンに、リューズはルナが生きているのだと告げる。
ドゥーンはその言葉でキャシャーンとの戦いの後の記憶を呼び覚ます。
「泣かないでドゥーン……私は生きなければいけないの。
 死んでいったみんなのためにも」

あの日、ドゥーンが掴もうとしたのはキャシャーンではなく、彼の前から去っていってしまったルナだった。
「この手が、求めるものは……
 ルナ様」

あれだけ胸に大きな穴が開いていながらも死ななかったのは、キャシャーンと同じ不死身の身体を持っているからという事なのか。キャシャーンが不死身なのはやはりルナの血を浴びた事と関係しているのかな。

リンゴはオージに自分のしたい事を語る。
それはオージの望みを叶える事だと告げる。
そんなリンゴの言葉に「嬉しいなぁ」と笑うオージ。

ルナを求めて、滅びの進む身体でまたも這いながら先へと進むドゥーン。
「あなたは、守るものが出来ると弱くなると言ったけど、違うわ。
 守る者ができると、優しくなれるのよ」

キャシャーンの言葉を儚げに訂正するリューズ。
ドゥーン、まだ生きてた!! この先もまた出番があるのか、今の状態だとかなり妖しいのですけど。
守る者の為に強くなるのではなく、優しくなれるという締めだった。

絶望と死の果てに人が求めるものは、愛する者の姿なのかもしれない。


己が存在するために、守るべきものがそこにある
次回 第16話「信じる力のために」

次回はディオの話。
バルカンとマルスというブライキング・ボス軍団最強のロボット戦い、負けちゃうらしい。一度負けながらもリベンジで倒すという展開なのだろうとは思うけど。
キャシャーンは今回リンゴたちがいた場所にようやく到着。車の分、二人の移動が早かったようです。

前回からの新エンディングって、雰囲気的に新009を思い出すね。

どうでもいいんですが、今から「バスカッシュ!」とかいうアニメの番宣が始まってる。
放映開始2009年4月からのアニメに、どんなけ力を注いでるんだ。
少し面白そうではあるけどさ。

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Author:黒虎
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年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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