スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

相棒-劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 レビュー(ネタバレあり)

 【ストーリー】
中国系マフィアに捕らえられた八重樫哲也(小澤柾悦)だが、そこに突入してきた公安部の磯村栄吾(葛山信吾)たちによって窮地を脱する。だが、磯村は船に仕掛けられていた爆弾によって、マフィアたちとともに命を落としてしまう……

それから7年が経過した。
特命係・係長の杉下右京(水谷豊)は操作する事件もなく時間をもてあましていた。
右京の相棒である神戸尊(及川光博)は、警務部人事第一課・主席監察官の大河内春樹(神保悟志)に呼ばれて、剣道の稽古の相手役を務めていた。彼との賭けに勝利して2本を先取した神戸は約束通りにワインを手に入れて特命係へと戻ろうとしていたが、定例部長会議の存在を知って別のエレベーターで下りることに。
なかなか降りてこないエレベーターがようやく下りてきた時、そこに乗っていたのは一組の男女。
男・磯村はエレベーターの下り態に女の手を引きながら、拳銃を取り出していた。
咄嗟に女を引き寄せてエレベーターを閉じた神戸は、即座に男が降りた11階へと向かう。

時同じくして14階・13階・12階でも続けざまに火災騒ぎが生じた。
混乱の中、磯村は定例部長会議中であった警視庁11階第11会議室に乱入すると、拳銃を手に扉の鍵を閉めてそこにいた警視総監・田丸寿三郎(品川徹)以下、各部長たち計12名を人質として立て籠もってしまう。
籠城した会議室は防弾ガラスを使用した嵌め殺しの窓。
部長たちが人質となる前代未聞の事態に、緊急対策本部が敷かれると、現場の指揮は刑事部参事官・中園照生(小野了)が一任される事となる。
怖じ気づく中園を尻目に、右京と神戸は外から立て籠もり犯の写真を撮る事に成功する。
一方、籠城事件を知った警察庁官房室長・小野田公顕(岸辺一徳)は、部下の丸山秀明(平岳代)からとある情報を手に入れると、自らの計画をここで一気に推し進めようと考える。
立て籠もりながらも何ら要求をしてこない犯人。
小野田からいつまでも手こずっている事を叱責された中園は、更に右京たちの情報から犯人が元警視庁勤務の組織犯罪対策部所属の刑事である八重樫である事を知る。上層部によって退職に追い込まれた彼に対して、中園と大河内は強行突入による犯人捕獲の準備を進める。

右京は神戸と共に、神戸が助けたという女性の存在を捜し、総務部装備課主任・朝比奈圭子(小西真奈美)である事を突き止める。八重樫と警察学校時代の同期であるという彼女から八重樫の情報を聞いていた右京は、窓に外に警察ヘリを目撃して突入に気付いて止めようと走り出す。
SITと機動隊による突入準備を行っていた頃、会議室では八重樫はなかなか情報を得られないでいた。
と、突如として通信部長の松下伊知郎(名高達男)が苦しみもがき始める。松下へと八重樫が駆け寄ったその瞬間、地域部長の鈴木光彦(大森博史)が八重樫へと襲いかかる。彼の動きに触発された他の部長たちも八重樫を取り押さえようともみ合う中、ヘリによって室内がライトに照らされる。
合図を受けて突入したSITと機動隊だったが、銃声が響き渡り八重樫は自ら所持していた銃に被弾して命を落としてしまった。

相手はテロリストと言えども発砲の末に殺害してしまった。
大河内は部長たちのうち誰が発砲したのかを突き止めようとするが、もみ合いの末という事で一様に誰が発砲したのかハッキリとしない。
やがて長谷川宗男副総監兼警務部長(磯村隼)が自分の手が触れた「様な気がする」ので「たぶん」自分が犯人であるという曖昧な証言で名乗り出るが、副総監が犯人では不味いからと鈴木が「じゃあ」自分が発砲したと言い出す。
唖然とする大河内に、「どうせ正当防衛だ」と気に止めた様子のない部長達は、鈴木が撃った事にして事を収めてしまう。

7年前、朝比奈は磯村と共に中国人マフィアを偽装したイスムラ系過激派テロリストが来日するアメリカ国防長を暗殺するという情報を入手し、その検挙に当たっていた。だが、当時麻薬捜査をしていた八重樫が磯村たちの突入前に踏み込んだ挙げ句に捕らえられてしまった。
磯村は朝比奈の反対を押し切ってテロリストの検挙と磯村の救出を実行するが、テロリストの仕掛けていた爆弾によって命を落としてしまっていた。

事件を追跡する右京たちは警察学校当時に同期だった八重樫と朝比奈だが、事件当日に彼女を訪れると銃を取り出して彼女を脅しながら籠城事件に及んだと説明を受ける。更に何ら要求をしなかった八重樫は、意味不明な言葉を口走っていたと長谷川たち部長は口を揃えて証言する。
そうした中で、八重樫の自宅から発見された一枚の写真に映っていた中国系の男が上海系マフィアである、と角田六郎(山西惇)は男の刺青から断定する。

横浜中華街に上海系マフィアの息が掛かった店が未だに存在している、という情報から右京は神戸を連れて中華街で刺青の男の情報を探すが、知っているという男について行くと、彼らは右京たちが裏切り者の刺青の男・曹良明(本宮泰風)の仲間と勘違いして襲いかかってきた。
だが、李華来(江波杏子)の口添えで何とか窮地を脱し、八重樫が曹を探して先ほどのマフィア達に捕らえられた事、そしてその彼も李が助けていた事を知る。

事件の本筋へと近づいて行く右京たちだが、その事を好ましく思わない小野田たちは一連の事件を八重樫の逆恨みによる籠城事件で、八重樫殺害をただの正当防衛として片づけてしまう。
そして同時に掴んだ秘密を盾にして、総監達部長陣を脅迫すると、彼らの計画を推進するための大人事移動を表明する。その先発として唯一のノンキャリアである生活安全部長・三宅貞男(石倉三郎)の懲戒免職が言い渡されてしまう。

尚も事件を調査する特命係と鑑識の米沢守(六角精児)は、八重樫の靴の裏に着いていた物質や彼の携帯電話の情報から八重樫が隠れ処にしていた、廃棄された染料工場へと辿り着くと、そこで病死したと思われる曹の遺体を発見する。
残されていたカルテを下に、右京たちは八重樫が警察の名を騙って連れ出した病院を訪れ、曹が警察病院から送られて来ていたにも関わらず身元不明者として扱われていた事を知る。
しかし肝心の曹の遺体は、残っていた米沢が何者かに気絶させられている間に運び去られてしまう。
曹が公安が上海マフィアに送り込んだスパイだと考えた右京たちは、曹の遺体を持ち去ったのも公安であると睨む。

右京は警視総監たち12人の前で持論を展開し、曹が『影の公安部長』によって送り込まれたスパイであり、意識不明となった彼が知られてはいけない情報を握っていたため、身元不明者として注意を払っていた事を語る。
だがこの時、既に小野田が手を打っていた。大河内が朝比奈と取引をして今回の一件は彼女に横恋慕していた八重樫が振られた腹いせに起こした事件である、という調書を作成してしまっていたのだ。
決定的な証拠もなくこれ以上事件を追及出来ない右京達。
神戸は事件を闇に葬ろうとしている大河内に怒りをぶつける。

だが朝比奈は大河内から得た情報によって7年前の事件の時の裏の公安部長の正体を知り、彼を暗殺しようとする。
それを間一髪阻止した右京達。
7年前、中国マフィアに捕らえられた八重樫を助けるように磯村に頼んだのは朝比奈だった。そのせいで磯村が死んでしまった事を後悔し続けていた朝比奈。
だが警察を退職した八重樫は独自の調査により、一つの真実に至っていた。彼は7年前の事件で死亡した中国系マフィアの他にもう一人現場にいた事を憶えていた。それこそが曹であり、彼の存在が7年前の事件の真相を紐解く鍵だと睨んだのだ。
そして八重樫は朝比奈と協力して入院中の曹を連れ出して工場へと運んだが、曹は意識の戻らぬままに死亡してしまった。
唯一の希望を絶たれた八重樫は部長会議に籠城する決意を固めて事件を決行した。だが、八重樫は朝比奈を巻き込まないために、偶然居合わせた神戸に銃を見せつけて朝比奈を助けさせて1人で乗り込んだのだ。

事件解決のため、右京達だが、そんな彼らの下に届けられた一つの情報から事件は集結へと向かっていく……

公式サイト:http://www.aibou-movie.jp/

・キャスト
杉下右京(水谷豊)
神戸尊(及川光博)
小野田公顕(岸辺一徳)
大河内春樹(神保悟志)
伊丹憲一(川原和久)
角田六郎(山西惇)
米沢守(六角精児)
長谷川宗男(磯村隼)
松下伊知郎(名高達男)
鈴木光彦(大森博史)
田丸寿三郎(品川徹)
三宅貞男(石倉三郎)
丸山秀明(平岳代)
中園照生(小野了)
八重樫哲也(小澤柾悦)
朝比奈圭子(小西真奈美)
磯村栄吾(葛山信吾)
曹良明(本宮泰風)
李華来(江波杏子)
宮部たまき(益戸育江)

Youtube動画:予告CM


 【感想】
そんなわけで映画第2作目。
第1作目よりもずっと《相棒》という作品らしい仕上がりになっていると思われる本作。
どたばたと走りまわってアクションシーンがあるというよりも、あくまでも冷静に分析していくという印象。
もちろんあちこちと掛け回っているのだが、右京というキャラクターは走りまわっているという印象を与えない。
今回の事件は犯人は序盤で判明して、終盤版は何故八重樫が事件を起こしたのか、そして裏の公安部長は誰であり、それをどう立証するのかというところにスポットが当てられる。
手に汗握るという展開は少なめでじっくりと見る事が出来る作品だと言えよう。
お話は序盤は笑いどころも沢山あり、終盤からは謎を解きながらシリアスに、そして人情を絡める如何にもという感じです。

今回の見どころはスタイリッシュな右京と怒りを露わにする神戸、そして葛藤を続ける大河内の3人の姿だろうか。
ビルの外壁を足にロープを引っ掛けただけの状態で颯爽と降りていく右京の姿は凄いものがある。周囲が慌てふためくだけで、当の本人は何事もなかったかのように振る舞うのがこの右京というキャラクターを良く表している。
ただ、右京さんがあんな危険を冒さなくとも、窓はカーテンが締められたりしていなかったんだから、離れたビルから望遠レンズを使ったカメラで撮影すれば済む話ではなかったのだろうか。

江波さんが演じた李はもっと重要なファクターかと思っていたらそうでも無かった。何故この程度の役割にこの人を起用したんだろうか。

犯人? と言っていいのか判らない今回の敵役は見るからに怪しげなキャストが3名ほど並ぶのであからさまです。このうちの誰かか、3人が共犯だろうと思っていたら案の定だし。

石倉さんは相変わらず中間管理職ではないが、不遇な立ち位置が似合うな。唯一のノンキャリアという設定があったので、何かしらあるとは思っていましたが。

ラスト直前には意外な展開が待っている。(以下、かなりのネタばれのため反転)
まさか本編で活躍している岸辺一徳役の小野田官房室長が殺害されてしまうとは思ってもみませんでした。刺されても死なないと思っていたのに、まさか死亡してしまうとは、という感じです。本人も刺された時に「殺されるのなら杉下にだと思っていた」と言っていましたが、確かに殺さないまでも右京が何か不正を暴いて追い詰めるなどの展開があるのかと思っていたのに。
TV本編では時期から出番が亡くなるんでしょうが、殺された事については触れるのかな。ある程度説明がないと、映画を見ていない人は「何でいなくなってるの?」という感じになってしまうよね。
小野田たちが目指していたのは『警察庁』を『警察省』への引き上げで、そのために部長クラスの人事を一掃しようとしていたのか。確かにそうする事で組織力は強まるかもしれないが、同時に政治家などに対する摘発などは従来以上に出来なくなるよね。今でも大概出来ていませんけど。


丸山の出頭により証拠不十分となった長谷川たちだけど、三宅が逮捕された事で彼の自白を得られるのではと思っていたら、やはり右京もそう考えていたようでそういうところをキチンとフォローするのがこの作品らしい。

この作品はやはり全体的にやや年齢層が高い客が多い。
ただし20代、30代も少なくなく、上は70・80代と思われる老人までいるので、かなり幅広い層に人気がある事が窺える。この辺が踊る大捜査線との大きな違いだろう。
とにかく派手さと熱血ぶりを前面に押し出す騒がしい踊る大捜査線に比べて、スタイリッシュで落ち着いた捜査を行う相棒は高齢層にも見やすいのではないか。

どうでもいいが、隣の席で見ていたおばあちゃんは序盤から爆睡……鼾までかいていて、一緒に来ていた爺さんに何度も起こされてました。ばあちゃんの方はそんなにこの作品のファンじゃないのかな。それともかなり寝不足だったのか。

個人的評価:88点

にほんブログ村 映画ブログへ ←良かったらクリックして下さい




こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします
スポンサーサイト

theme : 相棒-劇場版2-
genre : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

黒虎

Author:黒虎
アニメや音楽・映画などの個人的主観に基づいた感想をつらつらと駄文で書き綴っています。

趣味はアニメ・音楽・カラオケ・映画。
大阪在住の関西人。

年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

リンクはフリー。トラックバックは基本的に本館(http://adam666.cocolog-nifty.com/blog/)の方へお願いします。

いつでも里親募集中










ブログランキング・にほんブログ村へ

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログパーツ
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
株式会社 藤商事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。