百花繚乱 サムライガールズ 第拾弐話(最終話)「さよならの忠」
崩壊する施設の中で、将である徳川慶彦を庇って傷ついたシャルル・ド・ダルタニアンは、慶彦に逃げるように告げながら命を落として。そんなニアに慶彦は自分に命令するなと毒づきながらも、ニアに目を覚ますよう必死に呼びかけ続ける。
ダメ
心の中でマスター十兵衛から、次の契りで存在が消滅する事を教えられた柳生十兵衛。
仮初めの存在である彼女は、大日本の危機を救えるのは真の柳生十兵衛であるマスター十兵衛だけだと納得しながらも、消えたくないという恐怖に怯える。
おつむの弱い十兵衛ですが、序盤にも宗朗に捨てられるのを怖がったりしているので、寂しい事に対する想いは強いのだな。
自分が何のために生まれてきたのかと十兵衛はキスする事を躊躇うが、マスター十兵衛でない十兵衛に礼を語る柳生宗朗に、十兵衛はついにキスを交わす。
自分1人の力では天草四郎の完全復活には足りないと感じる柳生義仙は、十兵衛と生徒達の精気を得ようとする。
これに対して、後藤又兵衛は服部半蔵・直江兼続と共に『チーム愛☆戦士』を再結成して、一般生徒を護る事を決意する。
べーたさんはチーム・愛☆戦士の存在を認めてくれていたんですね。本当にええ子や。
べーたさんと半蔵は自分たちが喩え宗朗と契りを交わしていても、剣姫(マスターサムライ)に慣れなかったのではないかと推測。それは彼女たちの宗朗への想いがゆっきーや千姫に比べて弱いものだったからという事のようだ。
しかしゆっきーは宗朗と付き合いは短いのに、何故マスターサムライになるほど宗朗の事を思うようになったのやら。
ダメ
心の中でマスター十兵衛から、次の契りで存在が消滅する事を教えられた柳生十兵衛。
仮初めの存在である彼女は、大日本の危機を救えるのは真の柳生十兵衛であるマスター十兵衛だけだと納得しながらも、消えたくないという恐怖に怯える。
おつむの弱い十兵衛ですが、序盤にも宗朗に捨てられるのを怖がったりしているので、寂しい事に対する想いは強いのだな。
自分が何のために生まれてきたのかと十兵衛はキスする事を躊躇うが、マスター十兵衛でない十兵衛に礼を語る柳生宗朗に、十兵衛はついにキスを交わす。
自分1人の力では天草四郎の完全復活には足りないと感じる柳生義仙は、十兵衛と生徒達の精気を得ようとする。
これに対して、後藤又兵衛は服部半蔵・直江兼続と共に『チーム愛☆戦士』を再結成して、一般生徒を護る事を決意する。
べーたさんはチーム・愛☆戦士の存在を認めてくれていたんですね。本当にええ子や。
べーたさんと半蔵は自分たちが喩え宗朗と契りを交わしていても、剣姫(マスターサムライ)に慣れなかったのではないかと推測。それは彼女たちの宗朗への想いがゆっきーや千姫に比べて弱いものだったからという事のようだ。
しかしゆっきーは宗朗と付き合いは短いのに、何故マスターサムライになるほど宗朗の事を思うようになったのやら。
十兵衛・真田幸村・徳川千の3人は宗朗に見送られて出陣。
その前に十兵衛は千姫と幸村に真の将となった宗朗と、もう一度契りを交わせば離れていても肌のぬくもりを囓られるほどの更に強い繋がりを得る事が出来ると、契りを結び直す事を薦める。
そういや、十兵衛は第3話で宗朗が将として未熟であるとか、3話ラストに鎖を断ち切った時には少しは判ったか、と認める様子があったので、その頃から宗朗が将として不完全である事を知っていたんだな。
マスター十兵衛には理解出来ない感情が十兵衛の中に満ちる。
未熟な存在ながらも、宗朗を真の将へと導いたもう1人の自分たちに経緯を評して、その思いを胸に抱き続ける十兵衛。
「おぬしを救国の将と見込んだ妾の判断、間違ってはおらなんだな」
「ボクを将として認めてくれたのは、キミが最初だった。
ありがとう、幸村」
幸村は宗朗にお姫様抱っこをされて契りを交わす。
「子供の頃からあんたに目をつけたのは千よ。
そこんとこ、忘れないように」
「忘れません。一度だって忘れた事はありませんよ、千姫様」
千姫は宗朗と手を握りしめながら契りを交わす。
「宗朗……」
「宗朗……」
「……大好きじゃ」
「……だーい好き」
真の契りを交わした二人は更なる力を得て、真の剣姫(マスターサムライ)へと変化する。
襲いかかる敵に、宗朗が指示を出して突撃開始。
幸村が『絶空座』と千姫が『雷皇牙』で道を切り開くと、十兵衛を天草四郎の下へと送り込んで全てを託す。
天草の完全復活には2人の侍のご奉仕が必要であるため、天草は十兵衛と義仙の2人を転生させるも、十兵衛は宗朗と契りを交わしてしまった。そのため、宗朗を堕落させて取り戻そうと考えていた義仙だが、それが叶わぬと知って今度は十兵衛を喰らうことにした。
他人への憎悪によって力を高める。
義仙の戦いの中、触手に捕らわれた十兵衛は胸から生気を吸収されてしまう。
天草四郎が眠ったままという事は、義仙は天草と契りを交わしたわけでもないのにどうやってマスターサムライとして覚醒したのだろうか? それとも天草はあの状態でも契りを交わす事が出来るのか? まぁ、元々契り=キスなのは宗朗が行った事で、本来の形とは違うらしいけど
しかしご奉仕って……
だが、慶彦の送り込んだサムライたちが駆けつけ、天草四郎の結界が弱まっていく。
窮地にあった半蔵・又兵衛・兼続も窮地を脱する事に成功。
気絶していた千姫と幸村はニアが救い出していた。
慶彦を庇って一度は死んだニアだが、慶彦と真の契りを交わした事で本当の剣姫(マスターサムライ)として復活を遂げていた。慶彦はあくまでも一時的な休戦を謳いながら、外の触手をニアと共に撃退する。
すげぇな、マスターサムライの契り。死んだ人間まで蘇らせちゃうとは。
それにしても国家の存亡の危機に対して、将軍は何してるんだ? 息子は量産型マスターサムライ作ろうとしたり、今もサムライ率いて戦ってるのに、肝心の将軍やらはまるで出てこないけど。
意識を失っていたマスター十兵衛を呼び起こすもう1人の十兵衛。
想いは永遠だと、宗朗の声に耳を傾けるように告げる。
「聞こえるでしょ、お兄ちゃんの声が……
聞こえるでしょ、お兄ちゃんの気持ちが……」
呼び掛け続けた宗朗の声に十兵衛は再び目覚める。
右と左で異なる色を持つ十兵衛は、自らを『二人の柳生十兵衛』と名乗る。
アホの子とマスターの二人の十兵衛が一つとなったという事か。アホの子の方は戦闘力はないけど、宗朗との結びつきが強いから、その力を受けたマスター十兵衛が強い力を発揮出来る、という事なのかな。
桁違いな力で戦いを繰り広げる十兵衛と義仙。
きっとこの時、半蔵がスカウターで能力を測定したら、「ボンッ!」だった筈だ。
真の将の力を得た十兵衛に押される義仙は、天草に呼びかけ続けてその力を一端を得ると、十兵衛の絆を断ち切ろうと力を放つが、力を合わせる事で自らの身を護った仲間たち。
仲間達の力を受けて義仙を追いつめる十兵衛。
「護る!
この国を……
私たちが帰る……あの場所を!!!」
義仙の『無双幻魔』を打ち破ると、限界を超えた力を解放して義仙を道連れに遙か上空へと舞い上がっていき、二人は消滅する。
まさかの大気圏突破……ラスボスは天草四郎じゃなくて、義仙だったのか。
――聞こえるよ……みんなの声が……
――嬉しいなぁ。
一週間後、甚大な被害を受けた武鷹学園塾は未だ復興途中にあり、天草四郎の行方も不明のままであった。
自分たちの信頼と絆が町の傷を癒す日が来ると信じる宗朗。
結局、肝心の天草四郎は死んでいないという事で、2期を作る事になるのか? 今回は復活どころか、まともに姿すら出ていないしなぁ。
そして空に輝く一つの光が……
十兵衛が戻ってきたよ、というラストなんでしょう。
そんなこんなで最終回です。
色々と謎は沢山残ったままとなったお話。
何故十兵衛は本来の天草のところではなく、宗朗のところに現れて彼を将に選んだのか。
十兵衛と違って千姫やゆっきーがマスターサムライになった時には、宗朗が鎖で縛られなかったのは何故なのか。
本来徳川の人間にしか行えない契りを宗朗が行えのは何故か、そして慶彦が調査した時に判明していた宗朗の特殊性とは何なのか、など……
話としては各キャラクターが充分に立っていた事もあって楽しめたけど、1クールで行うにはちょっと物足りなさを感じてしまうかな。
2クール使って、もう少し幸村や千姫との繋がりを時間を掛けて丁寧に描いても良かったのではないかとも思う。
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その前に十兵衛は千姫と幸村に真の将となった宗朗と、もう一度契りを交わせば離れていても肌のぬくもりを囓られるほどの更に強い繋がりを得る事が出来ると、契りを結び直す事を薦める。
そういや、十兵衛は第3話で宗朗が将として未熟であるとか、3話ラストに鎖を断ち切った時には少しは判ったか、と認める様子があったので、その頃から宗朗が将として不完全である事を知っていたんだな。
マスター十兵衛には理解出来ない感情が十兵衛の中に満ちる。
未熟な存在ながらも、宗朗を真の将へと導いたもう1人の自分たちに経緯を評して、その思いを胸に抱き続ける十兵衛。
「おぬしを救国の将と見込んだ妾の判断、間違ってはおらなんだな」
「ボクを将として認めてくれたのは、キミが最初だった。
ありがとう、幸村」
幸村は宗朗にお姫様抱っこをされて契りを交わす。
「子供の頃からあんたに目をつけたのは千よ。
そこんとこ、忘れないように」
「忘れません。一度だって忘れた事はありませんよ、千姫様」
千姫は宗朗と手を握りしめながら契りを交わす。
「宗朗……」
「宗朗……」
「……大好きじゃ」
「……だーい好き」
真の契りを交わした二人は更なる力を得て、真の剣姫(マスターサムライ)へと変化する。
襲いかかる敵に、宗朗が指示を出して突撃開始。
幸村が『絶空座』と千姫が『雷皇牙』で道を切り開くと、十兵衛を天草四郎の下へと送り込んで全てを託す。
天草の完全復活には2人の侍のご奉仕が必要であるため、天草は十兵衛と義仙の2人を転生させるも、十兵衛は宗朗と契りを交わしてしまった。そのため、宗朗を堕落させて取り戻そうと考えていた義仙だが、それが叶わぬと知って今度は十兵衛を喰らうことにした。
他人への憎悪によって力を高める。
義仙の戦いの中、触手に捕らわれた十兵衛は胸から生気を吸収されてしまう。
天草四郎が眠ったままという事は、義仙は天草と契りを交わしたわけでもないのにどうやってマスターサムライとして覚醒したのだろうか? それとも天草はあの状態でも契りを交わす事が出来るのか? まぁ、元々契り=キスなのは宗朗が行った事で、本来の形とは違うらしいけど
しかしご奉仕って……
だが、慶彦の送り込んだサムライたちが駆けつけ、天草四郎の結界が弱まっていく。
窮地にあった半蔵・又兵衛・兼続も窮地を脱する事に成功。
気絶していた千姫と幸村はニアが救い出していた。
慶彦を庇って一度は死んだニアだが、慶彦と真の契りを交わした事で本当の剣姫(マスターサムライ)として復活を遂げていた。慶彦はあくまでも一時的な休戦を謳いながら、外の触手をニアと共に撃退する。
すげぇな、マスターサムライの契り。死んだ人間まで蘇らせちゃうとは。
それにしても国家の存亡の危機に対して、将軍は何してるんだ? 息子は量産型マスターサムライ作ろうとしたり、今もサムライ率いて戦ってるのに、肝心の将軍やらはまるで出てこないけど。
意識を失っていたマスター十兵衛を呼び起こすもう1人の十兵衛。
想いは永遠だと、宗朗の声に耳を傾けるように告げる。
「聞こえるでしょ、お兄ちゃんの声が……
聞こえるでしょ、お兄ちゃんの気持ちが……」
呼び掛け続けた宗朗の声に十兵衛は再び目覚める。
右と左で異なる色を持つ十兵衛は、自らを『二人の柳生十兵衛』と名乗る。
アホの子とマスターの二人の十兵衛が一つとなったという事か。アホの子の方は戦闘力はないけど、宗朗との結びつきが強いから、その力を受けたマスター十兵衛が強い力を発揮出来る、という事なのかな。
桁違いな力で戦いを繰り広げる十兵衛と義仙。
きっとこの時、半蔵がスカウターで能力を測定したら、「ボンッ!」だった筈だ。
真の将の力を得た十兵衛に押される義仙は、天草に呼びかけ続けてその力を一端を得ると、十兵衛の絆を断ち切ろうと力を放つが、力を合わせる事で自らの身を護った仲間たち。
仲間達の力を受けて義仙を追いつめる十兵衛。
「護る!
この国を……
私たちが帰る……あの場所を!!!」
義仙の『無双幻魔』を打ち破ると、限界を超えた力を解放して義仙を道連れに遙か上空へと舞い上がっていき、二人は消滅する。
まさかの大気圏突破……ラスボスは天草四郎じゃなくて、義仙だったのか。
――聞こえるよ……みんなの声が……
――嬉しいなぁ。
一週間後、甚大な被害を受けた武鷹学園塾は未だ復興途中にあり、天草四郎の行方も不明のままであった。
自分たちの信頼と絆が町の傷を癒す日が来ると信じる宗朗。
結局、肝心の天草四郎は死んでいないという事で、2期を作る事になるのか? 今回は復活どころか、まともに姿すら出ていないしなぁ。
そして空に輝く一つの光が……
十兵衛が戻ってきたよ、というラストなんでしょう。
そんなこんなで最終回です。
色々と謎は沢山残ったままとなったお話。
何故十兵衛は本来の天草のところではなく、宗朗のところに現れて彼を将に選んだのか。
十兵衛と違って千姫やゆっきーがマスターサムライになった時には、宗朗が鎖で縛られなかったのは何故なのか。
本来徳川の人間にしか行えない契りを宗朗が行えのは何故か、そして慶彦が調査した時に判明していた宗朗の特殊性とは何なのか、など……
話としては各キャラクターが充分に立っていた事もあって楽しめたけど、1クールで行うにはちょっと物足りなさを感じてしまうかな。
2クール使って、もう少し幸村や千姫との繋がりを時間を掛けて丁寧に描いても良かったのではないかとも思う。


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theme : 百花繚乱サムライガールズ
genre : アニメ・コミック