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伝説の勇者の伝説 #024(最終回)「遠い日の約束」

世界を相手に戦い続けた黒い勇者は遂に壊れてしまった。
女神達によって南の果てに封印された黒い勇者だが、そこにはもう一つの存在があった。
あまりにも醜くてあまりにも孤独な、寂しがりの悪魔。
復活を望む勇者に彼の望みに応えて、《全ての式》と呼ばれた寂しがりの悪魔は自分を《すべての式を編む者》《すべての式を解く者》の2つに分けると、勇者は《すべての式を編む者》を食べてしまった。
力を得た勇者が世界を壊し続けて触れた世界の中心にあったのは、真っ暗な絶望と孤独と地獄と闇と闇と闇と闇……
世界の全て破壊する事を望む勇者だが、闇によって死んでしまう。苦しむ勇者に、寂しがりの悪魔は《すべての式を解く者》は自分に闇を入れたらいいと告げる。
寂しがりの悪魔は後悔をしなかった。一瞬でも友達が出来たから、一瞬でも友達のために生きる事が出来たから。

寂しがりの悪魔はバカなのです。
最後まで、バカなのです。

ライナ・リュートを殺害しようとするシオン・アスタールの涙は雨に紛れる。常に裏切られ続けてきたライナは、いつかこうなるのではないかという想いがあった。
シオンにならば殺されても良い、そう思えていたライナだが、ライナの死を寂しがるフェリス・エリスの存在によって彼は死ぬ事を拒む。
親友でありながらもライナを殺すと決めたため戦うしかない2人。
シオンは人体実験によって産み出した兵士達をライナへと差し向ける。肉体に触れれば肉体を解かし、どんな攻撃を受けても再生する。
ミルク達が叱咤人体実験を行っていたのはこの兵士を産み出すためのものだったのか。
ライナに使ったのは本来の目的ではなく、ガスタークや周辺諸国と戦うための戦力として産み出されたのだろう。しかしこんな兵士をどうやって倒すんだ? 何か弱点があるのか、それとも再生不能なぐらいにバラバラにすればいいのか。
ライナはそれでもシオンを助ける事を諦めようとしない。
シオンに手を差し出して自分と共に来るように呼びかけるが、シオンはそれに応えない。
ライナを救うため、世界を犠牲にしても、ライナを殺す。
全ての式を解く者=ライナを殺してしまえば、黒い勇者=シオンが彼を喰らう事が出来なくなるという事だろう。
ライナに作り出した黒い剣を突き刺すシオン。
シオンはライナを喰らい、ライナを永遠の地獄を彷徨う時間へと送るという。
この時だけ豹変しているのは一時的にシオンの中の「何か」かが覚醒してしまった状態なのか。

そんなシオンを止めたのはライナの中から現れたライナの母イルナ・リュートルー。
中の人はギブリン。あの時喰われてしまったかと思ったけど、精神体とかだから完全に消滅したわけではなかったんだな。
止めたのは「今はまだ時ではない」から。
全ての式を編む者=ルシル・エリスもその事は承知している。
ライナに対する想いが心を蝕んでいる今のシオンの状態では、誰も救う事は出来ない。
世界も、シオンもライナもルシルも、そしてフェリスも。
他のところはともかく、フェリスのところだけには反応しているのが流石極度のシスコンです。
ルシルがすべての式を編む者というのは、彼の父親が言っていた彼らの屋敷に封印されていたというのがそれだったという事か。フェリスを救うために、すべての式を編む者を自らの中に取り込んだというところだろう。

シオンはライナと共に過ごす幸せな日々を夢見る。
しかし前へ進まなければならないから、シオンはライナを殺そうとする。
今ライナを殺さなければ、シオンはライナ=全ての式を解く者を喰らい、ライナを永遠の地獄に閉じこめる事になる。
しかしシオンはライナを殺す事が出来ない。
そしてシオンは心をもう一人の自分へと明け渡す。
シオンはライナを置いて歩み始める。
ライナを殺して救う事も、殺さずに救う事も出来ないシオンは、かといってライナを永遠の地獄に送り込む事も耐えられず、別人格に逃避してしまったのか。
こちらの人格は世界のためにライナを永遠の地獄に送り込む事を仕方ないと思っている人格なんだろうな。

目覚めたライナは監獄の中にいた。
立ち入り禁止となっている監獄を訪れた一人の少女……
そして同じ頃、脱走しようとしていたライナの独房の天井を破壊してフェリスが現れる。
天井にあんな大きな穴を開けるとか、フェリスの剣術すげぇな……
「お前は一体何をしている!?」
シオンからライナを死んだと伝えられ、死んだと思いながらもライナを探し続けていた。
ようやくライナを見つけ出したフェリスは、シオンが「ライナを殺した」と言いながら泣きそうな顔で笑った事を伝える。
フェリスもライナと同じでシオンに殺せる筈がないと信じていたからこそ、本当に死んだかも知れないと思いつつも、生きていると思って探し続けてきたのか。

シオンは、ローランド帝国は禁忌の術にて産み出した兵士を率いてネルファ皇国へと進軍を開始した。
ネルファの民を皆殺しにしている彼だが、国中が彼を世界を手に収める「英雄王」と讃えている。
「間違っている。誰もがみな、シオンも、みんなも、国中が……」
泣きじゃくるフェリスを抱きしめるライナは「大丈夫だ」と安心させる。
脱走したライナはフェリスと共にローランドを脱出して、シオンを止めるための方法を捜し、何が起きているのか真実を解き明かす旅へと出る。
2人の逃亡を助けるキファ・ノールズはライナの無事を祈りながら追っ手の兵士の目を引きつける。
キファはなんで自分も橋を落としてから逃げなかったのかと思いきや、追っ手がライナを追わないようにするためだったのか。

「なあ、シオン……
 俺はお前にずっと感謝してたんだ。
 俺はずっと死んでたんだ。
 生きてるけど死んでた。
 自分が化け物だから……
 誰かの側にいる事は出来ないし、誰かを愛したりする事も出来ないし、
 生きる意味なんて無いって、全部諦めてたんだ。
 けどさ、俺はお前に救われたんだよ。
 心底救われた。
 いっつもそれを感謝しててさ……
 そうは見えなかったかもしれないけど」

進軍を続けるローランド帝国。
先陣に立って戦い続けるクラウ・クロム。
軍を指揮するミラン・フロワード、カルネ・カイウェル、ラッヘル・ミラー。
独立して戦うミルク・カラードたち「忌破り」追撃部隊。

「俺は、それを返したいと思ってる。
 だから、今お前が何に巻き込まれているのか知らないけど、俺はお前のところまで行くよ。
 お前を救うために!」

レファル・エディア率いるガスターク軍とローランド帝国の決戦が始まる。

「必要な者は全部手に入れて、お前のところに行く。
 だから、それまでお前は覚悟して待ってろ。
 あの時、俺を殺せなかった事をお前に後悔させてやるから。
 1人で勝手に絶望して、何もかも背負い込んで、泣きそうになってるお前の所に行って、俺は!
 俺はお前に……お前に……
 最高の親友を持ったって言わせてやるからさ。
 だから俺も前へ進むよ、シオン。
 必ずお前を救う。
 お前を諦めてなんかやらない!!」
そして彼らの旅と戦いはここから始まる。

まぁ、原作が途中ならこんな感じだろうな。
かなり設定が複雑化しているので、正直アニメだけではかなり情報不足な感じが最後まで否めない。やはりこの手の設定厨の作品はアニメ化するとどうしても無理が生じるなぁ。
2期はなさそうかな。あったとしても原作が終わるか、ある程度キリの良いところまで話が出来ないと無理っぽいし。


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