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薄桜鬼~碧血録~ 第十九話「天道の刃」

負傷した土方歳三に代わって新選組を率いて会津へと入った斉藤一は、会津藩主・松平容保と謁見する。
容保は会津では最後まで戦い抜く決意を語り、斉藤に正木時茂たち30名の部下を任せるが、洋装に左刺し刀である斉藤に反発を覚える。
そんな彼らに持論を明確にする斉藤。
身なりが大切な時も確かにあるわけですが、今の状況はそうした事に拘っている状況ではないという事。

そんな訳で会津戦争です。

白河口の戦いでも斉藤の言葉に従おうとしなかった正木たちだが、斉藤が身を挺して生きて戦い容保を護ることこそが忠孝であり武士の道であると、獅子奮迅の働きを見せて彼らの心を動かした。
彼らもまた新政府軍と戦う前に近藤勇と同じ。
大鳥圭介は融通の利かない会津藩士を愚直だと呆れるも、斉藤はその愚直さこそが彼らが信じるに値する証であると言い切る。
斉藤の活躍に武士の魂は形あらずと、彼を慕う正木たちは洋装を取り入れて、斉藤に従うようになってくれました。
移り変わる戦いを目にしていないため、昔ながらの戦い方や精神論でなんとかなると信じて疑わず、結果的に時代に取り残されてしまった。
斉藤は少し前までの自分たちの姿だからこそ、彼らに真っ向から向き合ってくれたのだろう。そして容保は彼らの古い考えに危惧を覚えていたからこそ、斉藤たち新選組なら変えてくれるかもしれないと斉藤に預けたのかもしれない。
猪苗代で土方が雪村千鶴と共に新選組に合流を果たすも、間もなく二本松も陥落する。

会津を守るため、母成峠の戦い。
3000対800という圧倒的な戦力差ながら、大鳥指揮下で善戦を果たすも戦線を維持する事は出来ずに撤退を決意。
状況は悪化し正木は自分たちが敵を足止めして、斉藤達新選組を逃がす決意を固める。
「キミはまた死に急ぐつもりか」
「貴公は前に言った。
 命の捨て所を間違えるな、と。
 今こそ、我ら命の捨て所。
 必ず、戻って容保公を御守り下さい。
 そのため我ら、盾となります!
 これが会津武士の魂……
 会津を……容保公をお頼み申します」
斉藤の語った命の捨て所は未だという柾木に反論出来ない斉藤は彼の意思を汲み、彼に任せて撤退を決意する。

大鳥は会津藩は限界と仙台へ撤収する事を指示する。
それは容保の意向でもあるという言葉に、総督としての命令であるという大鳥に逆らえない土方は、近藤の時の二の舞だと悔やむ。
斉藤は新選組から離隊して。正木との約束を守るためにも自らが残り、戦い続ける事を決意する。
最後まで戦い続けると言っている容保ですが、結局彼は降伏勧告に応じて降伏する事になります。
ちなみに白虎隊が登場するのも、この戦。

仙台へは山南敬助と藤堂平助が先遣隊として偵察へと向かう。
藤堂はすっかり山南の監視役で、常に千鶴たちと別行動なので影薄いなぁ。羅刹になってからまともに戦闘にも加わってないし。

斉藤は土方に武士の魂の拠り所である「誠」の旗を掲げる許可を得る。
「離れていても、俺たちの誠の旗の下に一つだ!
 それを忘れるな……
 死に急ぐんじゃねぇぞ……」
「気遣い感謝致します」
「お前達が俺に託した新選組、最後まで見届けてやるよ」

斉藤に別れを告げる千鶴は、斉藤に死なないで欲しいと頼む。
実質的な別れ。
斉藤は言葉通りに死にませんが、千鶴とはこれでお別れになるのかな。
千鶴はもうまったく笑顔を見せることが無くなってしまってますね。江戸を離れて以来、必死か泣きそうな表情しかしていないような気がする。

慶応四年九月 会津高久村。
進軍する新政府軍の前に誠の旗を掲げた斉藤が一隊を率いて立ちはだかる。
「新選組、斉藤一!
 誠の旗に誓って、ここから通さん!!」
数多くの会津藩士が新政府軍の銃弾に倒れる中、新政府軍へと斬り込んでいく斉藤。
さもあのまま散ったかのようですが、斉藤は生きてます。
会津藩の降伏後も戦い続けたものの、投降して捕虜となっているのでもう出番はないかな。

次回 第二十話「散ずる桜花」

雪村綱道が生きていた? あの時、遺体は出てきていないしな。しかしあれで死んでないって、原田はとんだ犬死に……
藤堂平助が死んでしまうという事は、山南が綱道の持つ変若水(おちみず)を得るため、彼に鞍替えしてしまうのかもしれないね。
幾ら何でも犬死にという事はないから平助は山南と相打ちというところかな。



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