アリス・イン・ワンダーランド レビュー(ネタバレあり)
【ストーリー】
だが、その父が死んでしまい、母と姉と過ごして19歳となったアリス(ミア・ワシコウスカ)は母に連れられて、亡き父の会社の取引相手であり父の会社を買い取ってくれたとある貴族のパーティに出席する事となる。気乗りがせずにコルセットを付けたりオシャレもしないアリス。
そんなアリスを慕う貴族の息子ヘイミッシュ(レオ・ビル)。
アリスはそこで彼から求婚を受けるという秘密を知ってしまう。
悩むアリスは友人から年老いても結婚せずにいる伯母のようになりたいのかと諭され、求婚相手の母から遠回しに息子の事を聞かされたり、姉の旦那の浮気現場を目撃したり、結婚しない伯母が王子様を待っているという話しを聞かされたりする。
結論の出ないまま、アリスはついにみんなの前でヘイミッシュからプロポーズを受ける事になるが、決断出来ないアリスは答えを出さないまま、アリスの視界に現れた服を着たウサギを追い掛けてしまう。
白ウサギ(マット・ルーカス)を追い掛けるアリスは、ウサギの飛び込んだ木の洞へと入り、深く深く落下していく。
アリスが辿り着いたのは、扉が沢山ある、でもどれも開かない部屋。
唯一ある鍵で開いた扉は小さすぎて通ることが出来ない。
しかしアリスがテーブルの上の小瓶に入った飲み物を飲むと、あっという間に身体が小さくなってしまった。
これでようやく出ることが出来ると思ったが、扉の鍵がまた閉まっていた。しかも鍵はテーブルの上に置いたままで取ることが出来ない。アリスが今度はテーブルの下にあったケーキを少し食べると、身体がみるみる大きくなって今度は天井に頭が着くほどになってしまった。
アリスはそこで鍵を手にすると、もう一度小さくなる薬を飲んでようやく部屋からの脱出に成功する。
部屋を出たアリスの前にふとっちょの双子のトゥィードルダムとトゥィードルディー(マット・ルーカス)や眠りネズミ(バーバラ・ウィンザー)、ドードー鳥(マイケル・ガフ)などが姿を見せる。
何がなんだかよく判らないまま、彼らに連れられてアブソレム(アラン・リックマン)の下へ案内されたアリス。
今は赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)が支配する暗黒の時代だと語る。
アリスはそこで預言の書を見せられ、彼女が<フラブジャスの日>に<ヴォーバルの剣>でジャバウォッキー(クリストファー・リー)を退治してこのアンダーランドの世界を救うと教えられる。
彼らの言う事を信じられないアリスは、これをただの夢だと思い込む。
そこにハートのジャック(クリスピン・グローヴァー)がトランプ兵を率いて現れた。
夢だと思い込んで危うくバンダースナッチに殺されかけたアリスは、タルジーの森に逃げ込み、姿を消せる不思議なチェシャ猫(スティーヴン・フライ)と出会う。
チェシャ猫に連れられたアリスは奇妙な帽子屋マッド・ハッター(ジョニー・デップ)の下へと案内される。
アリスの姿に大喜びのハッターたちの下にもジャックたち女王の手下が迫る。
ハッターは機転を利かせてジャックから逃れると、アリスとハッターは白の女王(アン・ハサウェイ)の城へと向かう。
道中、ジャバウォッキーを退治したくないというアリスに怒るハッター。
かつて白の女王に使えていた由緒ある帽子屋だった彼は、赤の女王の襲撃を受けて多くの仲間が殺されてしまったのだ。
二人に更に赤の女王の追っ手が迫り、ハッターはアリスを自らの帽子に乗せて逃がして捕らえられてしまう。
一人きりとなったアリスは預言の書に従わず、ハッターを救助するため、赤の女王の城へと向かう事を決意するのだった。
【キャスト】
アリス・キングスレー:ミア・ワシコウスカ
帽子屋 (マッド・ハッター):ジョニー・デップ(平田広明)
赤の女王:ヘレナ・ボナム=カーター(朴?美)
白の女王:アン・ハサウェイ(深田恭子)
芋虫 (アブソレム):アラン・リックマン(土師孝也)
白ウサギ:マイケル・シーン(塩屋浩三)
チェシャ猫:スティーヴン・フライ(茶風林)
ジャバウォック:クリストファー・リー
三月ウサギ:ポール・ホワイトハウス(大川透)
眠りネズミ:バーバラ・ウィンザー(京田尚子)
ハートのジャック:クリスピン・グローヴァー(藤原啓治)
トウィードルダム,トウィードルディー:マット・ルーカス
ドードー鳥:マイケル・ガフ
ヘイミッシュ:レオ・ビル
Youtube動画:
お話は19歳に成長したアリスが赤の女王と対立するお話。
6歳の時にも来ているけど、アリス本人はすっかり忘れてしまっているという事で、物語としては続編をイメージしているようです。ワンダーランドはアリスが勝手に名付けたもので、本当はアンダーランドという名前という設定。
日本ではあまり鏡の国の方はメジャーではないので、ジャバウォックは馴染みではない存在なんですよね。
初の正式な3D映画鑑賞でしたが、3D眼鏡が痛かった。眼鏡の上に3D眼鏡を掛ける形になったのですが、終盤は耳の上が圧迫されて痕がついてしまっていたほど。3D眼鏡はもう少し眼鏡を着用しているユーザーの事を考慮して作って欲しい。
正直3Dでなくても良いかな、と思えた作品でした。3Dである必要性のようなものはまるでなかったよね。
序盤は『不思議の国のアリス』そのままに、小さくなったり大きくなったりしています。
内容的にはバトルを描きつつ、アリスと帽子屋の恋愛話でした。
でも、マッド・ハッターはまったくもってイカレた帽子屋ではなかったよね。
赤の女王の圧制で、陽気さを失ってしまったという事のようだけど。
白の女王はなぜそんなに慕われているのかが最後まで判りませんでした。
「殺生はしない」と誓っているから殺さないと言いつつ、最後の赤の女王に対する白の女王の非道さはかなりのものです。
大勢を虐殺してきたから仕方ないとは言え、実の姉に血も涙もないよね、白の女王。
白の女王はみんなに慕われている女王様だけど、すごく心優しいという訳ではないという事か。
ジャバウォックと戦うアリスの件にしても、自分は「殺生をしない」と誓っているから戦わない。だからあなたが戦って殺してとか無茶振りだし。
正直、かなり身勝手な女王様にしか見えないというか……
一番いい奴はバンダースナッチだったというオチ。
会社を買い取った叔父さんは、父親を殺して会社を奪い取ったとかいうドロドロの展開もなく、純粋にいい人でした。そこまで描いていたら別の作品になるしね。
個人的評価:66点
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何がなんだかよく判らないまま、彼らに連れられてアブソレム(アラン・リックマン)の下へ案内されたアリス。
今は赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)が支配する暗黒の時代だと語る。
アリスはそこで預言の書を見せられ、彼女が<フラブジャスの日>に<ヴォーバルの剣>でジャバウォッキー(クリストファー・リー)を退治してこのアンダーランドの世界を救うと教えられる。
彼らの言う事を信じられないアリスは、これをただの夢だと思い込む。
そこにハートのジャック(クリスピン・グローヴァー)がトランプ兵を率いて現れた。
夢だと思い込んで危うくバンダースナッチに殺されかけたアリスは、タルジーの森に逃げ込み、姿を消せる不思議なチェシャ猫(スティーヴン・フライ)と出会う。
チェシャ猫に連れられたアリスは奇妙な帽子屋マッド・ハッター(ジョニー・デップ)の下へと案内される。
アリスの姿に大喜びのハッターたちの下にもジャックたち女王の手下が迫る。
ハッターは機転を利かせてジャックから逃れると、アリスとハッターは白の女王(アン・ハサウェイ)の城へと向かう。
道中、ジャバウォッキーを退治したくないというアリスに怒るハッター。
かつて白の女王に使えていた由緒ある帽子屋だった彼は、赤の女王の襲撃を受けて多くの仲間が殺されてしまったのだ。
二人に更に赤の女王の追っ手が迫り、ハッターはアリスを自らの帽子に乗せて逃がして捕らえられてしまう。
一人きりとなったアリスは預言の書に従わず、ハッターを救助するため、赤の女王の城へと向かう事を決意するのだった。
【キャスト】
アリス・キングスレー:ミア・ワシコウスカ
帽子屋 (マッド・ハッター):ジョニー・デップ(平田広明)
赤の女王:ヘレナ・ボナム=カーター(朴?美)
白の女王:アン・ハサウェイ(深田恭子)
芋虫 (アブソレム):アラン・リックマン(土師孝也)
白ウサギ:マイケル・シーン(塩屋浩三)
チェシャ猫:スティーヴン・フライ(茶風林)
ジャバウォック:クリストファー・リー
三月ウサギ:ポール・ホワイトハウス(大川透)
眠りネズミ:バーバラ・ウィンザー(京田尚子)
ハートのジャック:クリスピン・グローヴァー(藤原啓治)
トウィードルダム,トウィードルディー:マット・ルーカス
ドードー鳥:マイケル・ガフ
ヘイミッシュ:レオ・ビル
Youtube動画:
【感想】
ルイス・キャロルが1865年に発表した物語『不思議の国のアリス』と、続編『鏡の国のアリス』のヒロインであるアリス新たな冒険。お話は19歳に成長したアリスが赤の女王と対立するお話。
6歳の時にも来ているけど、アリス本人はすっかり忘れてしまっているという事で、物語としては続編をイメージしているようです。ワンダーランドはアリスが勝手に名付けたもので、本当はアンダーランドという名前という設定。
日本ではあまり鏡の国の方はメジャーではないので、ジャバウォックは馴染みではない存在なんですよね。
初の正式な3D映画鑑賞でしたが、3D眼鏡が痛かった。眼鏡の上に3D眼鏡を掛ける形になったのですが、終盤は耳の上が圧迫されて痕がついてしまっていたほど。3D眼鏡はもう少し眼鏡を着用しているユーザーの事を考慮して作って欲しい。
正直3Dでなくても良いかな、と思えた作品でした。3Dである必要性のようなものはまるでなかったよね。
序盤は『不思議の国のアリス』そのままに、小さくなったり大きくなったりしています。
内容的にはバトルを描きつつ、アリスと帽子屋の恋愛話でした。
でも、マッド・ハッターはまったくもってイカレた帽子屋ではなかったよね。
赤の女王の圧制で、陽気さを失ってしまったという事のようだけど。
白の女王はなぜそんなに慕われているのかが最後まで判りませんでした。
「殺生はしない」と誓っているから殺さないと言いつつ、最後の赤の女王に対する白の女王の非道さはかなりのものです。
大勢を虐殺してきたから仕方ないとは言え、実の姉に血も涙もないよね、白の女王。
白の女王はみんなに慕われている女王様だけど、すごく心優しいという訳ではないという事か。
ジャバウォックと戦うアリスの件にしても、自分は「殺生をしない」と誓っているから戦わない。だからあなたが戦って殺してとか無茶振りだし。
正直、かなり身勝手な女王様にしか見えないというか……
一番いい奴はバンダースナッチだったというオチ。
会社を買い取った叔父さんは、父親を殺して会社を奪い取ったとかいうドロドロの展開もなく、純粋にいい人でした。そこまで描いていたら別の作品になるしね。
個人的評価:66点


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