CASSHERN Sins -キャシャーン Sins- 第6話「高い塔の女」
【ストーリー】
ポーカーに興じるネジ・バネ・ボルト・プラグの4体のロボット。
そこに現れるキャシャーンに対して、カード勝負を挑むも、相手をしようとしないキャシャーンに苛立ち、襲い掛かる。だが踊るように軽やかに彼の攻撃を躱す。
彼らの去った後、キャシャーンの前に女性ロボットが現れる。
彼女はネジたちと共にかつてはこの工場で働いていたロボットのリズベル。だが、世界が滅び、ネジたちは働く事を止めた。
だが、未だ働き続ける彼女はキャシャーンを塔へと案内する。
塔から見る景色を美しいという彼女の目的は、塔のテッペンに鐘を造る事だった。
鐘の音を聞けば、滅びを迎えたこんな世界にもまだ美しいものがある、そう感じてくれるのではないかと思っているのだ。
だが、鐘を造るには材料が無かった。金銀銅といった材料は勿論、綺麗な鉄も手に入らないため、彼女の望む物を生み出す事はできない。
リズベルは真新しいボディを持つキャシャーンに惹かれる。
鐘の音を聞いて欲しいというリズベル。鐘を造るための材料は既に集まっているのだと、キャシャーンを鉄工所へと案内する。
凍てついた蝋燭のあるその場所で、リズベルと向き合うキャシャーンの意識が遠のく。
意識を失ったキャシャーンを機械でスクラップにして鐘の材料としようとするリズベル。
だが、寸前で機械は破壊されてしまう。
キャシャーンは意識など失っていなかったのだ。
このままクズになるのなら、鐘の材料になってみんなのためになるべきだと欲するリズベル。
一度はそれを良いと思い、受け入れようとしたキャシャーンだが、「月と言う名の太陽」を殺した自分には何かするべき事があると思い直したのだ。
キャシャーンを手に入れようと襲い掛かってくるリズベルだが、敵うはずもない。
彼女にクズとして破壊された者たちの「生きたい」という思いは考えなかったのか、と告げてキャシャーンはフレンダーと共に塔から去る。
キャシャーンの耳に鐘の音が届く。
それはリズベルが作った鐘。だが、彼女の望む美しい音色とは程遠い鐘の音に、満足できないでいた。
何度も何度も打ち鳴らす鐘の音を、煩いとネジたちがリズベルの下へとやってくる。
何か作る必要なんてもう無いのだと主張する彼らは、リズベルを塔から落下させてしまう。
リスベルは地面へと叩きつけられる。そして塔が崩れ、鐘が彼女へと落ちてくる。
鐘の下敷きとなったと思われた彼女を、キャシャーンが救い出す。
リズベルの鐘の音を聞いたキャシャーンは、この滅びた世界で初めて「美しい」と思えるものを聞いたと告げる。
リンゴとオージが塔へとやってくる。
いつものようにポーカーに興じるネジたち。
リンゴをリズベルが迎えると、塔へと案内する。
景色を「綺麗」だと感動するリンゴに、リズベルは鐘を鳴らして見るかと問いかける。何処にも存在しない鐘を鳴らすリズベル。
「もう鐘は要らない……心のなかで鳴らせるから」
希望を与える女がいた。
絶望の世界に滅びながら。
次回 第7話「希望の讃歌」
今回、その他のロボットであった4体に珍しく名前が付いていましたね。かなりやっつけくさい名前のつけ方ではありますが。
「滅び」を迎えているこの世界に絶望しているロボットや人間たちの中にあって、美しいものを求め、希望を求めていたリズベル。
きっと彼女は未来を求めているのだろう。
しかしその為に他の者を犠牲とし続けてきていた。
その事を知り、リズベルは本当に美しいものというのを見付ける事が出来たのかもしれない。
そしてキャシャーンは彼女と出会った事で、少し未来を見据える事が出来たのではなかろうか。
徐々にラストがバッドエンドではない話が増えてきました。
これが最初の頃なら、確実にリズベル死亡だったよな。
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アニメ 感想 レビュー
リズベルは真新しいボディを持つキャシャーンに惹かれる。
鐘の音を聞いて欲しいというリズベル。鐘を造るための材料は既に集まっているのだと、キャシャーンを鉄工所へと案内する。
凍てついた蝋燭のあるその場所で、リズベルと向き合うキャシャーンの意識が遠のく。
意識を失ったキャシャーンを機械でスクラップにして鐘の材料としようとするリズベル。
だが、寸前で機械は破壊されてしまう。
キャシャーンは意識など失っていなかったのだ。
このままクズになるのなら、鐘の材料になってみんなのためになるべきだと欲するリズベル。
一度はそれを良いと思い、受け入れようとしたキャシャーンだが、「月と言う名の太陽」を殺した自分には何かするべき事があると思い直したのだ。
キャシャーンを手に入れようと襲い掛かってくるリズベルだが、敵うはずもない。
彼女にクズとして破壊された者たちの「生きたい」という思いは考えなかったのか、と告げてキャシャーンはフレンダーと共に塔から去る。
キャシャーンの耳に鐘の音が届く。
それはリズベルが作った鐘。だが、彼女の望む美しい音色とは程遠い鐘の音に、満足できないでいた。
何度も何度も打ち鳴らす鐘の音を、煩いとネジたちがリズベルの下へとやってくる。
何か作る必要なんてもう無いのだと主張する彼らは、リズベルを塔から落下させてしまう。
リスベルは地面へと叩きつけられる。そして塔が崩れ、鐘が彼女へと落ちてくる。
鐘の下敷きとなったと思われた彼女を、キャシャーンが救い出す。
リズベルの鐘の音を聞いたキャシャーンは、この滅びた世界で初めて「美しい」と思えるものを聞いたと告げる。
リンゴとオージが塔へとやってくる。
いつものようにポーカーに興じるネジたち。
リンゴをリズベルが迎えると、塔へと案内する。
景色を「綺麗」だと感動するリンゴに、リズベルは鐘を鳴らして見るかと問いかける。何処にも存在しない鐘を鳴らすリズベル。
「もう鐘は要らない……心のなかで鳴らせるから」
希望を与える女がいた。
絶望の世界に滅びながら。
次回 第7話「希望の讃歌」
【感想】
今回、その他のロボットであった4体に珍しく名前が付いていましたね。かなりやっつけくさい名前のつけ方ではありますが。
「滅び」を迎えているこの世界に絶望しているロボットや人間たちの中にあって、美しいものを求め、希望を求めていたリズベル。
きっと彼女は未来を求めているのだろう。
しかしその為に他の者を犠牲とし続けてきていた。
その事を知り、リズベルは本当に美しいものというのを見付ける事が出来たのかもしれない。
そしてキャシャーンは彼女と出会った事で、少し未来を見据える事が出来たのではなかろうか。
徐々にラストがバッドエンドではない話が増えてきました。
これが最初の頃なら、確実にリズベル死亡だったよな。


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theme : キャシャーンsins
genre : アニメ・コミック