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テガミバチ 第十二話「赤と緑のリボン」

家を出たところで捨て猫を見つけたザジは心惹かれるも、相棒(ディンゴ)のヴァシュカで手一杯なので見て見ぬふりをしようとするも、見捨てきれずにひとまずミルクを与える事に。
クールに振る舞っていても、冷徹になりきれないところが彼らしいですね。

ハチノス館のテガミバチたちは年に一回の聖なる夜の配達をするために招集される。
聖なる夜は北の地方に伝わるも女帝を祭る祝い事で、ごちそうを食べて人の幸せを祈る日でもある。聖なる使者と呼ばれる二人一組の赤い服を着た老人が子供達にプレゼントを配り、一つだけお願いを聞いてあげるというもの。
ハチノスでは毎年慈善団体からの寄付で、北部地方の恵まれない子供にプレゼントを配っている。
テガミバチたちは聖なる使者に扮してプレゼントを配り、お願いを叶えているようだ。
聖なる夜自体を知らないラグ・シーイングは、新人テガミバチという事で、ザジとのペア。
前回、ザジとコナー、ジギー・ペッパー以外の現役BEEを知らなかったラグですが、今回はハチノスのBEEと沢山出逢っていますね。会話していませんけど。これで全部なのだろうか。しかしみんな小さい事を考えると、年齢もかなり低そうだ。
アリアがあの年齢で副館長などをしている事を考えると、BEEはそれなりの年齢で次第に仕事の内容が変わっていくという事だろうか。

今回、ニッチはお留守番。
特別な配達という事でニッチに説明しようとする
ザジとラグが届ける事になった館長のラルゴ・ロイドですが、当然のように納得しない。
そこでアリア・リンクが変わってラグがBEEとして色々な任務を経験している事を説明し、ザジの相棒(ディンゴ)であるヴァシュカも留守番していると伝えられ、相棒(ディンゴ)仲間として一緒に帰りを待つことになりました。
「相棒(ディンゴ)の友よ、今は待つ時なんだな」
ヴァシュカが直ぐに懐いたのは、本能的にニッチの強さを悟ったから服従したのだろうか。
雪深い山の中を目的の家へ向かう二人。
ザジは転んだラグに注意を促しつつ、自分も転ぶも、虚勢を張ってみたり。ツンデレくんは色々と面倒くさいな。
ソーニャ・マルメードの家を訊ねたザジはやる気なさげ。
聖なる使者の来訪を喜ぶソーニャはプレゼントに喜ぶも、願い事は何もない。何でも良いというラグに、ソーニャは二人に一緒に晩ご飯を食べてもらう事に。
一人暮らしだったソーニャは、薪割りなども全部一人でやっています。
孤児であるソーニャですが、両親がいないというのはそれほど珍しい事ではないらしい。つーか、さらりとザジも両親がいない事を告白していますけど……
ラグの場合はおばさんに育てられたので、ソーニャやシルベットに比べたら苦労はしていないのでしょうね。

お菓子でも食べて待っているように伝えられたラグだが、一人で準備を続けるソーニャに耐えられずに手伝う事に。ザジの受取人に干渉しすぎという言葉も全く耳を貸す気ありませんね。そういうザジもなんだかんだで冷たくなりきれない人だけど。
雪かきの途中で、買い物があるというソーニャをザジに任せ、ラグは引き続き雪かき。
聖なる使者を信じていたソーニャですが、ザジに聖なる使者ではなくテガミバチだという事を明かされても、まるでショックを受けた様子もなく受け入れてますね。
心が逞しいのは、幼くして一人で暮らしているというのもあるのか。

村ではソーニャに対して村の人の反応は明らかに冷たい。
そんな態度にほんの少しだけ顔を曇らせるも、直ぐに明るく振る舞うソーニャ。
ソーニャが買い物のため、ザジから離れた一瞬に、村の男がザジに話しかけてきて、ソーニャには近づかない方が良いと忠告して足早に去ってしまう。
この手のパターンは、ソーニャが不幸をもたらす子供で、両親もそのせいで死んだとかいうのがパターンですね。
七面鳥の丸焼きなど、豪華な食事を振る舞うソーニャ。ラグはご馳走を喜んで食べるが、ザジは村人の様子が気になっていた。
むしろこの娘がこんな状態でどうやって生活費を稼いでいるのかが気になるところだ。買い物をしている以上は、自給自足ではなく何かしらお金を稼いでいるのだろうが、村で働けているとは思えないし。

食事を終えたものの雪が吹雪いてしまい、二人はソーニャの家で雪が止むまで避難することになり、その代わりソーニャに届けた本を読んであげる事になりました。
が、よりによって本を読んだのがラグなので、読んでいる本人が感動で泣きじゃくるという展開へ。こんな子に感動するような本を読ませてはダメです。
号泣するラグとソーニャに呆れるザジ。
絵本作家になりたいというソーニャ。家に家族の写真と一緒に飾ってある絵もソーニャが描いたものだったようです。
その後もトランプしたり、歌を歌ったり、絵を描いたりして過ごした3人。
配達ってこの1件だけなんでしょうか? それとも他は全部回ってきたとか?

横になっていた3人。
ザジにお願いをきいてくれて嬉しかった笑うソーニャ。外は吹雪も止み、明日には無事に帰れそう。
ソーニャが村に降りず、山の中で一人で住んでいることを気に掛けるザジ。
鎧虫に両親を殺されたソーニャに対して、村人は親を鎧虫に殺された子供が鎧虫を呼び寄せるかもしれないと恐れているらしい。
「そんなわけないだろう!」
「でも村の人たちはそう信じてるもん!」
思わず声を荒げるザジに、ソーニャは村人に反抗するわけには行かず、極力村へ行かなければ良いだけだ語る。
家に両親の想い出がいっぱいだから淋しくないのだと語るソーニャ。

ザジは両親が鎧虫に殺されたという話を聞いて、自分の過去を思い出す。
両親を鎧虫に襲われたザジの身を案じた人々だが、ザジは決して泣こうとはせず、両親が目覚めた時のためにとずっとスープを持って待ち続けていた。
改めて何故テガミバチとなったのか、考えるザジ。
ザジも両親を鎧虫に殺されているから、ソーニャに感情移入してしまっているのですね。
ザジの方は彼女みたいに村人に冷遇されるという事は無かったのでしょうけど。

翌日、帰ろうとするラグたち。ザジはソーニャに話しかけようとするが、村に鎧虫が現れたと村人が報せに駆けつけてくる。
鎧虫ポイントから降りてきた鎧虫クワントロに襲われる村。村の男は、昨日ソーニャが村に降りてきたせいだと責め立てる。
「違う! 親が鎧虫に殺されたからなんて、全然関係ねぇんだよ!」
「しかし」
一喝するザジに動揺する村人。
「見てろ、俺が絶対仕留めてやる。
 それで文句ねぇだろ!」
ザジの怒りに村人は何も言い返せない。。
グレン・キースと似ている鎧虫で、弱点も同じ。
なんだかんだで熱い青年ですよ、ザジ。
普段は自分が感情移入しないように、自分自身に必死に言い聞かせているのでしょうね。

ラグに心弾で注意を引きつけさせ、上から頭を狙うザジ。
「撃ち出す散弾は“悪意”の欠片。
 響け、俺の憎悪……青棘!!」
ザジの心弾は心の欠片じゃないんだ。みんな微妙に違うのかな。そういや、オープニングで見る限りアリアはバイオリン型の心弾を使うみたいだし。

無事に鎧虫を撃退したザジ。
「鎧虫はココロに寄ってくる。
 おそらく、村に配達されたプレゼントに反応したんだな……
 ソーニャのせいじゃねぇ!!」
ザジの怒りの言葉に動揺する村人達。
「もしまた鎧虫が出たら、俺を呼べ!
 何度でも倒してやる! 何度でもだ!!」
熱く語るザジにラグは驚き、ソーニャは微笑む。
ソーニャは二人との別れ際に手首に自分の緑のリボンを助けてくれたお礼として巻いた。
しかし本当に逞しい子供です。
今回の一件で流石に村人もソーニャを冷遇する事は無くなるのかな。

仕事へ向かうザジは、お皿に入れたミルクを子猫に与え、ソーニャのリボンを子猫の首に巻いた。
雪がシズカに降り注ぐ。

ラグがソーニャの自宅を撃って両親の想い出を見せてあげるとかいう展開があるかと思いきや、全編ザジのお話だったか。

次回 第十二話「約束の大地」

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年中無休で貧乏人です
語学力はサッパリ。記憶力はトリです。感性もイマイチです。故に高尚な表現によるレビューなどは期待出来ません、あしからず。

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