夏のあらし!春夏冬中(あきないちゅう) 第9話「淋しい熱帯魚」
張り込みをするグラサンは小腹が空いて方舟にラーメンの出前を注文……なんで喫茶店にラーメンを頼むよ。そしてもちろん料理の名前を忘れた伏見やよゐは山崎加奈子に料理について語る。
それは胸弾む美しきメニュー。澄み渡る潮には細やかな航路の如き波が溢れ……
水玉のビキニ水着……
買い出しから戻る八坂一と上賀茂潤。
へばる潤に一はそんな事では大切な人を守れないと告げるも、潤は一人で生きていくから構わないと語る。
一にとって一番大切なのは嵐山小夜子だが、大切な人は一人じゃない。祖父もそうだし、その中には潤も……
マスターがみんなを集め、1ヶ月前の消費期限が切れた生牡蠣を取り出して、タイムトリップで消費期限前に……もうそのネタは何度もやったから。いい加減学習してください。
そして生牡蠣は本当に危険だから。今までの食材で一番命に関わりそうな品だから。
いつまで経っても学習しないマスターに呆れるカヤ・バーグマンたち。
そこでやよゐは閃いた。過去に持って行けば時間を稼げるので、さっき漬けたばかりの漬け物を過去へ……
それは胸弾む美しきメニュー。澄み渡る潮には細やかな航路の如き波が溢れ……
水玉のビキニ水着……
買い出しから戻る八坂一と上賀茂潤。
へばる潤に一はそんな事では大切な人を守れないと告げるも、潤は一人で生きていくから構わないと語る。
一にとって一番大切なのは嵐山小夜子だが、大切な人は一人じゃない。祖父もそうだし、その中には潤も……
マスターがみんなを集め、1ヶ月前の消費期限が切れた生牡蠣を取り出して、タイムトリップで消費期限前に……もうそのネタは何度もやったから。いい加減学習してください。
そして生牡蠣は本当に危険だから。今までの食材で一番命に関わりそうな品だから。
いつまで経っても学習しないマスターに呆れるカヤ・バーグマンたち。
そこでやよゐは閃いた。過去に持って行けば時間を稼げるので、さっき漬けたばかりの漬け物を過去へ……
一と一緒に3日前へ行って白菜の漬け物を天井裏に置いてきました。
味を占めた加奈子も真似してぬか床を過去へ。
今回は珍しく上手く成功。見つからないようにしたのが成功の秘訣か。またぐるぐると同じ漬物をエンドレスで回転させて凄い事になったりするのかと思ったわ。
あらしは洗濯物を……冷蔵庫に隠すという訳の判らない事をしたので失敗。
外に干さなきゃ意味ないわな。
濡れたまま放置されていた洗濯物は匂うが、それを一に無理矢理着せようとするあらし。
冷たいわ、匂うわ
「嫌も嫌よも好きのうちー!」
じっと見ていたのは、あらしと一の関係にちょっぴり嫉妬でもしているのかと思ったら、どうやら違ったようだ。
じゃれつく二人を複雑な思いで見つめる潤。
一と二人っきりの時に二人の関係について訊ねる。
デートもどきは寄生虫博物館など……恋の出来ないあらしの事を思う潤は、もっとちゃんとしたデートをしないのかと訊ねるが、一は自分はいつでも真面目100%であり、あらしは誘われた場所で幸せを計る人間ではないと力説する一に、潤は結構考えているのだとビックリする。
あらしを映画に誘う山代武士。乗り気なあらしに、潤は一にいいのかと訊ねるが、肝心な一は気にした様子もない。
グラサンはあらしに対して敬語を使う山代がおかしいと指摘する。
山代はあらしがなんとなく年上な感じがするのだと語る。しかも実は年上好み。
実際には山代の中で、あらしは過去に助けてくれたお姉さんのイメージが強いからなんでしょうね。
耐えかねた潤は一に夏が終わったらあらしが消えてしまう事を告げてしまう。
一がこのまま何も知らずに夏を終えてしまい、今のままの状態で別れる事になるのを見たくなくなったというところか。
映画を見て、ダーツなどをして楽しんだあらしと山代。
今時の女子高生らしくないあらしを、厳しい親に育てられた山代は逆に良いと語る。
育ちの良さがにじみ出るという山代の言葉に照れるあらしだが、彼女の背景に興味を抱く山代に、あらしはいつかその時が来たら教えると誤魔化す。
赤くなっているのは、やはりこういう台詞にあまり免疫がないからなんでしょうか。一は軽く寝取られモードですよ。
しかし潤に言われなければ、こんな事も全く気に止めない一はまだまだお子様という事なのだろうか。
夜遅くに帰宅したあらしを、一は強引にデートと称して昆虫を見に連れ出す。
そこで星を眺めるとかではなく、昆虫に走るところが何処までも一という感じか。
あらしに潤から聞いた事を問いただすべきかと自問するが、大切なのはあらしをいなくなろうと、引き留める力がなくとも、追うことが出来なくても、自分があらしを好きかどうかが大切なのだと心を決める。
潤にあらしが消える事を聞いたと告げた一。
あらしは「来年は会わないと思う」と語る。
毎年「方舟」に来るという一に、あらしは来年はきっと来ない、自分に会っても判らないだろうと。
それは記憶が消えるのではなく、非現実的な出来事は、後から発生する現実の出来事に押し潰されて覚えていられなくなるのだという。
全てを忘れて大人になっていくのだ、と。
あらしはこうして今までも同じ少年と2度の夏を過ごした事は無かったという事なんだろうか。
多分今まで出会った子供たちはほとんどが地元の人間でしょうから、顔を会わせる事はあったはずだけど、みんな忘れてしまっていたのだね。
夢でも見ていたような感覚に捕らわれているのだろうか。
一や潤など直接“通じた”人以外に、山代のように間接的に関わった人間でも同じなのかな。山代にとってはあらしはただの人間としか認識しておらず、現実の一部に組み込まれているはずなんだけど。
絶対に忘れないと誓う一に、昔同じように言ってくれた子もいたのだと語るあらし。
「あらしさん! 俺はあらしさんが好きだ!
本気で好きだ!」
「一ちゃん……」
「あらしさん、俺と!」
「ゴメン、一ちゃん……
それ以上はゴメン」
一の想いを受け入れられないあらしに、一は泣きながら走り去ってしまう。
ここに来てかなりのシリアス展開。
1期と同じく後半に重たい話がやってきましたが、1期以上に重たくなったな。
1期で散々、モノローグのように語られていたのは、あらしと一の物語が一夏の物語だという事を考えると、この状況は覆せない可能性が高いのか。
そもそもこの娘たちが何で幽霊になっているのかが一番謎なんですけどね。
男の人に思われると心が温かくなったりするあらしだが、それを自覚する前に夏が終わってしまう。
そしてもし本当に恋だと自覚してしまえば、自分は恋い焦がれ続けて苦しみながら生き続け、死に続ける事になってしまうのだろうと、想い苦しむ。
翌日、表面上は変わらないように振る舞うあらしと一。
真実を伝えた潤は一がどういう行動に出たのか気に掛けるが……
あさりを過去に持って行って欲しいと頼むマスターに、ぎこちない様子で受け入れた二人。
しかし拒絶反応が生じて二人は“通じ”なくなり、跳べなくなってしまった。
“通じる”には互いに心を許しあっている必要があるから、心にズレが生じてしまっている現状では、“通じ”なくなってしまったのだね。
互いに理解しあうしかない訳で、最終的には一が受け入れる形だろうか。それとも受け入れつつも、今後、何か手段を模索していくという展開になるのか。
次回 第10話「昭和ブルース」
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味を占めた加奈子も真似してぬか床を過去へ。
今回は珍しく上手く成功。見つからないようにしたのが成功の秘訣か。またぐるぐると同じ漬物をエンドレスで回転させて凄い事になったりするのかと思ったわ。
あらしは洗濯物を……冷蔵庫に隠すという訳の判らない事をしたので失敗。
外に干さなきゃ意味ないわな。
濡れたまま放置されていた洗濯物は匂うが、それを一に無理矢理着せようとするあらし。
冷たいわ、匂うわ
「嫌も嫌よも好きのうちー!」
じっと見ていたのは、あらしと一の関係にちょっぴり嫉妬でもしているのかと思ったら、どうやら違ったようだ。
じゃれつく二人を複雑な思いで見つめる潤。
一と二人っきりの時に二人の関係について訊ねる。
デートもどきは寄生虫博物館など……恋の出来ないあらしの事を思う潤は、もっとちゃんとしたデートをしないのかと訊ねるが、一は自分はいつでも真面目100%であり、あらしは誘われた場所で幸せを計る人間ではないと力説する一に、潤は結構考えているのだとビックリする。
あらしを映画に誘う山代武士。乗り気なあらしに、潤は一にいいのかと訊ねるが、肝心な一は気にした様子もない。
グラサンはあらしに対して敬語を使う山代がおかしいと指摘する。
山代はあらしがなんとなく年上な感じがするのだと語る。しかも実は年上好み。
実際には山代の中で、あらしは過去に助けてくれたお姉さんのイメージが強いからなんでしょうね。
耐えかねた潤は一に夏が終わったらあらしが消えてしまう事を告げてしまう。
一がこのまま何も知らずに夏を終えてしまい、今のままの状態で別れる事になるのを見たくなくなったというところか。
映画を見て、ダーツなどをして楽しんだあらしと山代。
今時の女子高生らしくないあらしを、厳しい親に育てられた山代は逆に良いと語る。
育ちの良さがにじみ出るという山代の言葉に照れるあらしだが、彼女の背景に興味を抱く山代に、あらしはいつかその時が来たら教えると誤魔化す。
赤くなっているのは、やはりこういう台詞にあまり免疫がないからなんでしょうか。一は軽く寝取られモードですよ。
しかし潤に言われなければ、こんな事も全く気に止めない一はまだまだお子様という事なのだろうか。
夜遅くに帰宅したあらしを、一は強引にデートと称して昆虫を見に連れ出す。
そこで星を眺めるとかではなく、昆虫に走るところが何処までも一という感じか。
あらしに潤から聞いた事を問いただすべきかと自問するが、大切なのはあらしをいなくなろうと、引き留める力がなくとも、追うことが出来なくても、自分があらしを好きかどうかが大切なのだと心を決める。
潤にあらしが消える事を聞いたと告げた一。
あらしは「来年は会わないと思う」と語る。
毎年「方舟」に来るという一に、あらしは来年はきっと来ない、自分に会っても判らないだろうと。
それは記憶が消えるのではなく、非現実的な出来事は、後から発生する現実の出来事に押し潰されて覚えていられなくなるのだという。
全てを忘れて大人になっていくのだ、と。
あらしはこうして今までも同じ少年と2度の夏を過ごした事は無かったという事なんだろうか。
多分今まで出会った子供たちはほとんどが地元の人間でしょうから、顔を会わせる事はあったはずだけど、みんな忘れてしまっていたのだね。
夢でも見ていたような感覚に捕らわれているのだろうか。
一や潤など直接“通じた”人以外に、山代のように間接的に関わった人間でも同じなのかな。山代にとってはあらしはただの人間としか認識しておらず、現実の一部に組み込まれているはずなんだけど。
絶対に忘れないと誓う一に、昔同じように言ってくれた子もいたのだと語るあらし。
「あらしさん! 俺はあらしさんが好きだ!
本気で好きだ!」
「一ちゃん……」
「あらしさん、俺と!」
「ゴメン、一ちゃん……
それ以上はゴメン」
一の想いを受け入れられないあらしに、一は泣きながら走り去ってしまう。
ここに来てかなりのシリアス展開。
1期と同じく後半に重たい話がやってきましたが、1期以上に重たくなったな。
1期で散々、モノローグのように語られていたのは、あらしと一の物語が一夏の物語だという事を考えると、この状況は覆せない可能性が高いのか。
そもそもこの娘たちが何で幽霊になっているのかが一番謎なんですけどね。
男の人に思われると心が温かくなったりするあらしだが、それを自覚する前に夏が終わってしまう。
そしてもし本当に恋だと自覚してしまえば、自分は恋い焦がれ続けて苦しみながら生き続け、死に続ける事になってしまうのだろうと、想い苦しむ。
翌日、表面上は変わらないように振る舞うあらしと一。
真実を伝えた潤は一がどういう行動に出たのか気に掛けるが……
あさりを過去に持って行って欲しいと頼むマスターに、ぎこちない様子で受け入れた二人。
しかし拒絶反応が生じて二人は“通じ”なくなり、跳べなくなってしまった。
“通じる”には互いに心を許しあっている必要があるから、心にズレが生じてしまっている現状では、“通じ”なくなってしまったのだね。
互いに理解しあうしかない訳で、最終的には一が受け入れる形だろうか。それとも受け入れつつも、今後、何か手段を模索していくという展開になるのか。
次回 第10話「昭和ブルース」


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