〈物語〉シリーズ セカンドシーズン #26(最終回) 恋物語 第恋話「ひたぎエンド 其ノ陸」
それは彼女が最初から貝木の事を信用していなかったからに他ならない。
心の闇どころか、誰一人として信用しない闇の心を持つ撫子の本質を見抜き切れていなかったが故の失敗。
撫子の闇の深さを読み間違えていたのか。
北白蛇神社にあふれかえる白蛇。
その中に佇む撫子の姿に、貝木は「美しい」と感じる。
この世の中は嘘ばかりだという撫子に、貝木は彼女が神になっていても誰の願いも叶える事は出来ないと断ずる。
可愛い撫子が嫌いだ、とひたぎに言われた撫子。
彼女自身もそんな自分を嫌いだが、どうしようもない。だから神様にでもなるしか無かったのだという撫子だが、貝木は彼女が神になっても何も変わってはないのだと告げる。
可愛いと言われる事は撫子にとっては苦痛だったわけだから、それ以外の者になりたかったのだろうけど、そうする手段を知らなかった。そこに神様になる、という方法が舞い込んできたから飛びついてしまったのかな。
theme : 〈物語〉シリーズ セカンドシーズン
genre : アニメ・コミック