黒島譲(阿部サダヲ)はあらゆることの謝罪を行う東京謝罪センター所長。
彼は日本古来の謝罪方法である土下座はあらゆる場面で有効であるが、CMで土下座を超える謝罪が存在すると語る。
case 1 倉持典子の場合
黒島に依頼に来たのは司法書士を目指している帰国子女の倉持典子(井上真央)。
アメリカではとりあえず謝るのは危険であるという考えの持ち主だった。
そんな彼女が車を運転中、交差点で前の車が詰まったことで、横断歩道の上に止まってしまい、歩行者たちから白い眼で見て下がるように言われた。しかしすぐに下がらずに自分が悪いのかを考えた後に、車をバックさせた彼女だったが、ちょうど後方から暴力団の小磯一家の車がきていて、その上に乗りあげてしまう。
怒り心頭の組員たちに取り囲まれる典子だが、それでも自分が悪いかどうかを考え、アクセルを踏んで車を前に走らせたことで幹部の黄村家朗(中野英雄)の車は更に破損してしまった。
黄村の屋敷へ連れて行かれた典子は、運転手(松尾諭)が指を詰めさせられそうになって、初めて「なんか、すみません」と謝罪した。
しかも弁護士の高幡(六角精児)からは呼んでも判らないから読まずに署名しろと、車の修理代400万円を磯一家に借金し、大阪のヘルスで働いて返済するというの誓約書に署名させられてしまった。
続きを読む
スポンサーサイト
theme : 映画レビュー
genre : 映画