【ストーリー】
年号が昭和から正化に変わる頃、青少年に悪影響を与える有害情報や人権を侵害したり公序良俗を乱す表現を取り締まるという名目で、メディア良化法が制定された。
公共図書館としてシンボル的存在であった日野市立にある日野図書館に、武装したメディア良化法の賛同団体による襲撃が行われた。
図書館員や利用者は殺害され、日野図書館は焼き払われてしまう。
この武装集団への銃器の提供にはメディア良化隊の関与が疑われるも、警察はまともな調査を行わずうやむやとなってしまう。
これを後に人々は『日野の悪夢』と呼ぶ。
表現の自由を守ろうと考えた一部の人々は、メディア良化委員会による検閲に抵抗するため、それまでの図書館法全3章を基礎に『図書館の自由に関する宣言』の主要章題を付け加える形で新たな図書館法を成立させる。
図書館は資料収集の自由を有する
図書館は資料提供の自由を有する
図書館は利用者の秘密を守る
図書館はすべての不当な検閲に反対する
図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る
両者の衝突は激化の一途を遂げ、武装抗争にまで発展するに至る。
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