【ストーリー】
四十万皐月は母・四十万スイと口論となり、実家である『喜翆荘』を飛び出すと、旅館の庭にあるプールへと飛び込んだ。
ひと泳ぎしていた皐月は突然のシャッター音に驚いて視線を向けると、そこにはカメラを構えた天然パーマの男性がいた。
いきなり写真を撮った彼に怒る皐月だが、旅館に宿泊しているカメラマンの松前綾人は綺麗だったので無意識に撮影したと悪びれない。
家を出て東京に行きたいという皐月は、綾人に自分を買わないかと提案するも、スポーツブラの少女に手を出すつもりはないと笑ってあしらわれるのだった。
『喜翆荘』に業者から翌日に電気工事のため、周辺一帯が日中の数時間停電になるとの連絡が入れられる。
母・松前皐月が恋人と駆け落ちしてしまった事で、母の実家である『喜翆荘』にて住み込みで働くことになった松前緒花は、紆余曲折を経ながらも喜翆荘の仲居としての日々を過ごしていた。
無賃宿泊のため喜翆荘で働くことになった売れない小説家の次郎丸太郎は以前に書きかけていた緒花をモデルにして主人公に描いた『温泉仲居、泡まみれの新人研修』という官能小説を、近所の小学生に安値で貸本として商売しようとしていたが、緒花に見つかって没収されてしまう。
本をゴミ箱に捨てようとした緒花は、そこに書かれていた「私、輝きたいんです!」という以前に自分が口にした言葉を目にして、あの頃の気持ちを振り返るようになる。
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