喜翠荘の代表としてぼんぼり祭の手伝いをする松前緒花。
一緒に準備を行う和倉結名はもう願い事を考えたかと訊ねてくる。
結名は留学したいらしい。理由は外国のホテル事情とかを知りたいからという事なので、旅館経営に関わるつもりはあるようだ。それは福屋を継ぐつもりなのか、例の婚約者と結婚するつもりなのかは判らないけど。
結名は福屋の女将の孫だけど、彼女が継がなかった場合はどうするんだろうか。とりあえずは全く出て来ない両親が継いだとしても、その後は誰か別の人間に明け渡すのかな。
喜翠荘にやってきて毎日を忙しく過ごすようになった緒花は、自分の夢について考える。
大量の予約に人手不足となっている喜翠荘。
四十万縁と川尻崇子は朝食を部屋毎で取るのではなく、バイキング形式に変更することにする。
部屋での朝食を楽しみにしているお客様もいると異論を唱えた押水菜子だが、鶴来民子は板場が廻らないのだから仕方ないと厳しく批判する。
輪島巴がチェックアウト後の部屋の掃除も手が回らない事を指摘すると、崇子は部屋毎の担当も辞めて自分も加わると告げる。
そこにやってきた四十万スイはまた客を取ったのかと呆れる。
これ以上とるなというスイの指示を無視して客を増やし続けている縁は、他の旅館はもっと多くてもやっていると異論を口にするが、全員が集まってあれこれと悩んでいる状態を指摘される。
実際、まともに回せてないから問題が出ているんだよね。他の旅館が回せるのは普段からそれに応じた仕事をやっていて、人手もあるからだろう。
バイキングでも料理を手抜きするつもりはないという富樫蓮二や宮岸徹、巴もサービスを低下させるつもりないと強く反論。
そんな彼らの様子に、スイはぼんぼり祭だけは今までどおりやってもらうという事を条件に、引き下がることにする。
彼らを認めたからではなく、何を言ったところで無駄だと諦めたからだろう。
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