聖痕のクェイサー #23「致命者サーシャ」
「この日を待ち続けたぞ、致命者サーシャ。
共に来い。貴様と俺とで神となるのだ」
「断る!」
即答で拒否するサーシャ。
黄金のクェイサーは今日までの試練をよくぞ乗り越えたと笑うと、最終試練としてサーシャたちを黄金の膜で閉じこめる。
中に閉じこめられたのはサーシャ、まふゆ、テレサ=ベリア、エカテリーナ=クラエ(カーチャ)、桂木華の5人。
エリザベス、藤臣弼、仙道六実の3人は外に置いてけぼりにされた。
他のアデプトの使徒に至ってはもはやただ高みの見物ですよ。
神の下で待っていると水の聖堂へと入った黄金のクェイサーを追い掛けるサーシャ。そんなサーシャを追い掛ける残りの3人。
グレゴリィサーシャの前でオーリャの遺体の入った棺を粉砕してしまう。
「二度も……二度も殺したな!!」
怒りに震えるサーシャに鮮血の剣を産み出させる事に成功したグレゴリィ。
彼らの前にサルイ・スーの生神女のイコンが出現する。
まんまと罠に掛かったサーシャによってついに登場したイコン。
ああ、鮮血の剣の役割は別に入口を開けるだけではなかったのですね。