奇跡のリンゴ 感想(ネタバレあり)
【ストーリー】
かつて林檎の実は小さく固く食べられるものではなかったが、長い年月をかけて人々の品種改良によって美味しく変わり、100年ほど前に日本に伝来すると、全国各地で栽培が広まった。しかしその生産の難しさから、各農家が諦めていく中、青森県だけが林檎の栽培を諦めなかった。青森県弘前市に生まれた三上秋則は幼い頃から機械を分解してその構造を確かめずにはいられない性格で、おもちゃや時計、テレビまでも分解してしまった。
成長してもその性格は変わらず、もっちゃん(池内博之)から借りたバイクをバラバラに分解して、改造するほどだった。
またある時には、エレキギターのアンプを改造して大出力にするも、出力を上げ過ぎて大爆発してしまう。
そんな秋則は父・三上幸造(伊武雅刀)に叱られてしまうが、秋則の唯一の理解者である母の三上葺子(原田美枝子)は秋則が落ち込んでいるのはなぜ失敗したのかを考えているからだと見抜いていた。
鼠や牛などは笑わず、笑う事が出来るのは人間だけが持つ性能だと考える秋則だが、同級生の木村美栄子はそんな秋則がバカだと笑う。